転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~ 作:Yuukiaway
《プリキュア・フォースヴァルカン》!!!!!
「!!!!!」
オオガイの腹に、フォースの拳が2発同時に炸裂し、そこから放たれた
オオガイの巨体は吹き飛ばされ再び外枠に激突する。
「…………… グッ!!」
「「!!」」
フォースは膝を着いた。
それに驚いてカイとハッシュが彼女に駆け寄る。
「リ、リナ!!!」
「……今はフォースって呼べって言ったろうがよ………って言いてぇとこだがやっぱ3分間位じゃァ回復もたかが知れてるか……………
………あの鬼野郎はどうなった………?」
フォースの視線の先ではオオガイが既に立ち上がっていた。 その腹にはフォースの先の攻撃の跡がありありと刻まれている。
「…………!!! ………チクショー……………!!!!
3分貯めた力を全部乗せてブチ込んだつもりだったんだけどよ……………!!!!」
その言葉の後にフォースの姿は元のリナの姿に戻った。
「……………!!!!
キュアフォース!! お前の力は十分に分かった。 お前ほどの脅威を見過ごす訳にはいかない。
今ここで始末す
「やあッッッ!!!!!」 「!!!?」
オオガイが話している最中にブレーブが上空から
(!!! 躱された!!!)
「ハッシュ君!! リナちゃんはどうなったの!?」
「ブレーブ! 今 力を出し切って変身が解けちゃった所!!」
その時ブレーブのアタマによぎったのはリルアが仲間になった時の事だった。
リルアと同じようにリナもまた
そしてリルアはそれからしばらく目を覚まさなかった。
(それなら リナちゃんはもう………!!)
リナはもう戦えない。
そう理屈ではなく直感で結論づけた。
「キュアブレーブ!!!!」
「!!!!」
ノーモーションで飛んできたオオガイの拳を咄嗟に身を引いて躱した。
「俺に一度飛ばされた敗残兵が一体何の用だ? 弱小勇者。」
「!!!
……… 《守り》に来たの。」 「!?」
「……ここに来るまでにあなたが生み出したチョーマジンは全員片付けた。
「………………」
「残ってるのはあなただけ!!
この龍の里は絶対に渡さないよ!!!!!」
ブレーブは鋒をオオガイに向けた。
その目には明らかな決意が籠っている。
「……………。」
ガシッ 「!?」
ハッシュがブレーブの肩を掴んだ。
「ハッシュ君!?」
「意気込んでる所 悪いけどブレーブ、リナを連れて下がっていて欲しい。
まず1つ報告しなきゃならないのは、カイさんが僕らの仲間になるって言ってくれた。」
「え、 ホントなの!?」
「うん。 それから、後でギリスに報告して欲しい事がもう1つできた。」
「!?」
「僕は、キュアフォースの
「!!!?」
ハッシュはヴェルドの隣に立った。
「ヴェルドはまだ戦えるでしょ!?
僕と君でヤツを止めるよ!!!」
「……英断だな。
最高の少数精鋭部隊の完成だな!!!!」
ヴェルドも乗り気でハッシュの隣に構えた。
「……随分嬉しそうだが、すぐに水をかけられることになるぞ。
その部隊はこれから空中分解するんだからな。」
オオガイの言葉は気にも留めず、ハッシュはヴェルドに小声で尋ねる。
『……ヴェルド、君の
『《
けど射程は短い。 使うにしてもぶん殴らなきゃ届かねぇな。』
『接近戦特化か。 なら何も問題は無いね。 動きを僕に合わせてくれれば!!』
『それなら任せろ。
お前の
それから俺は
『………分かった。』
「……作戦はまとまったか?
それとも
オオガイがそう言い終わった直後、ハッシュとヴェルドが同時に地面を蹴り飛ばしてオオガイに急接近した。
「ハッシュ!
「分かった!!!!」
「!!!?」
《プリキュア・ヘラクレスインパクト》!!!!!