転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~   作:Yuukiaway

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95 明かされる秘密! 加入希望者の決断!

「マスター! 遅くなりましたッス!」

 

ミーアが陽気な笑顔を浮かべてギリス達の元に近づいてきた。

ハッシュとの通話が終わって夜が明け 依頼を受けるためにギルドに来ている。

 

「……………」

「ん? どうかしたんすか?」

 

ハッシュから昨日言われた事をリルアにも相談し、既に決断は済ませている。

 

「なあミーア、お前に一つ言っておかなければならない事がある。」

「?」

「話したいから昨日の食堂に来てくれないか。」

 

 

***

 

 

「んで、なんスかその話したい事って。

もしかして採用かどうか決まったんすか?」

 

ミーアが運ばれてきた水を口に運びながらギリスに聞いた。

 

「それはまださきの事だ。しかし今から話す事はそれに関係することかもしれないな。」

「? どういう事ッスか?」

 

リルアも同意の会釈を送り、ギリスは重々しく口を開いた。

 

「単刀直入に言うと、俺たちは()()()()()()()()()()。」

「? 普通のギルドじゃない?」

 

「お前は知っているか?

突然発生する魔物の報告を。」

「ああ。それなら聞いた事あるッスよ。

それがどうかしたんスか?」

「………一般的には知られていないが、この世界は今 裏から牛耳ろうとしている組織が存在しているんだ。 その組織が怪物を生み出しているんだ。

俺達はそいつらと戦うために作られたギルドなんだ。」

「マジっスかそれ!!?

でもなんでマスター達が?!」

 

「………信じて貰えるか分からないが、俺達はその組織の頭に出し抜かれて世界から存在を消された【魔王】なんだ。」

「…………………………………………………………………………

!!!!? 魔王!!!!?」

 

「驚くだろうが、ちゃんと証拠もある。

俺を解析(アナライズ)してみろ。」

「? あぁはい。

??!!!」

 

ミーアの目に入って来たのはギリスの正式な情報 《ギリス・クリム》ではなく《ギリス=オブリゴード=クリムゾン》の情報だった。

 

「………それでお前に求めたいのは、その組織や怪物達と戦ってくれるかと言うことだ。

そしてお前、戦ウ乙女(プリキュア)になる気は無いか?」

「プ、戦ウ乙女(プリキュア)!?

それってあのギルドネームの最後の……!!?」

「ああ。 うちの名前はそこから取ってある。それでどうだ? もちろん無理にとは言わないが。」

 

「………う〜〜ん……………。

結構かっこよさそうで興味は正直あるんスけど やっぱりその戦ウ乙女(プリキュア)の事をちっとも知らないから何とも言えないんすよね……………」

戦ウ乙女(プリキュア)は 一般に認知されてないだけで立派な職業の1つだ。それこそ俺の【魔王】やお前の【ビーストテイマー】と同じようなものだ。」

 

ミーアはしばらく吟味するように唸り、それから論点を広げる。

 

「……もし自分が『戦ウ乙女(プリキュア)になりたくないけどここに入りたい』って言ったらどうするッスか?」

「それはもちろん歓迎する。

今は1人でも戦力が必要だからな。 その点お前はかなり優秀な弓の腕を持っている。

その腕をヤツらと戦う事に活かしてくれるならそれこそ願ってもない事だ。」

 

「………そうっスか。

なら、その戦ウ乙女(プリキュア)になるかはまだ決めないけど研修は続けてもいいッスよね?」

「もちろんだ。」

 

緊張が解れたのか少し表情を緩めてミーアは質問を続ける。

 

「それで、今日はどんな依頼をやるんスか?」

「今日も魔物の討伐をやろうと思っている。」

「………その、魔王や戦ウ乙女(プリキュア)ってそういう普通の事もやってるんスね。」

「ヤツらは人知れず 世界を裏から狙っている。俺達もそうやって普通のギルドの活動をやりながらヤツらが生み出す魔物達を【助けて】いるんだ。」

 

 

 

***

 

 

ギリス達がミーアに戦ウ乙女(プリキュア)の事を打ち明けている頃、《そいつ》は木の上からヴェルダーズに報告していた。

 

「はい。 こっちは準備出来ました。

2人の魔王と言っても所詮は過去の遺産で今は弱体化してるんでしょ?

なら首を取ってくるくらい造作もない事ですよ。」

 

『…………おう。 龍の里の事はこちらに任せろ。 お前にはそっちを任せる。

抜かるなよ。 【ハジョウ・タチバナ】』

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