転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~ 作:Yuukiaway
「マスター! 遅くなりましたッス!」
ミーアが陽気な笑顔を浮かべてギリス達の元に近づいてきた。
ハッシュとの通話が終わって夜が明け 依頼を受けるためにギルドに来ている。
「……………」
「ん? どうかしたんすか?」
ハッシュから昨日言われた事をリルアにも相談し、既に決断は済ませている。
「なあミーア、お前に一つ言っておかなければならない事がある。」
「?」
「話したいから昨日の食堂に来てくれないか。」
***
「んで、なんスかその話したい事って。
もしかして採用かどうか決まったんすか?」
ミーアが運ばれてきた水を口に運びながらギリスに聞いた。
「それはまださきの事だ。しかし今から話す事はそれに関係することかもしれないな。」
「? どういう事ッスか?」
リルアも同意の会釈を送り、ギリスは重々しく口を開いた。
「単刀直入に言うと、俺たちは
「? 普通のギルドじゃない?」
「お前は知っているか?
突然発生する魔物の報告を。」
「ああ。それなら聞いた事あるッスよ。
それがどうかしたんスか?」
「………一般的には知られていないが、この世界は今 裏から牛耳ろうとしている組織が存在しているんだ。 その組織が怪物を生み出しているんだ。
俺達はそいつらと戦うために作られたギルドなんだ。」
「マジっスかそれ!!?
でもなんでマスター達が?!」
「………信じて貰えるか分からないが、俺達はその組織の頭に出し抜かれて世界から存在を消された【魔王】なんだ。」
「…………………………………………………………………………
!!!!? 魔王!!!!?」
「驚くだろうが、ちゃんと証拠もある。
俺を
「? あぁはい。
??!!!」
ミーアの目に入って来たのはギリスの正式な情報 《ギリス・クリム》ではなく《ギリス=オブリゴード=クリムゾン》の情報だった。
「………それでお前に求めたいのは、その組織や怪物達と戦ってくれるかと言うことだ。
そしてお前、
「プ、
それってあのギルドネームの最後の……!!?」
「ああ。 うちの名前はそこから取ってある。それでどうだ? もちろん無理にとは言わないが。」
「………う〜〜ん……………。
結構かっこよさそうで興味は正直あるんスけど やっぱりその
「
ミーアはしばらく吟味するように唸り、それから論点を広げる。
「……もし自分が『
「それはもちろん歓迎する。
今は1人でも戦力が必要だからな。 その点お前はかなり優秀な弓の腕を持っている。
その腕をヤツらと戦う事に活かしてくれるならそれこそ願ってもない事だ。」
「………そうっスか。
なら、その
「もちろんだ。」
緊張が解れたのか少し表情を緩めてミーアは質問を続ける。
「それで、今日はどんな依頼をやるんスか?」
「今日も魔物の討伐をやろうと思っている。」
「………その、魔王や
「ヤツらは人知れず 世界を裏から狙っている。俺達もそうやって普通のギルドの活動をやりながらヤツらが生み出す魔物達を【助けて】いるんだ。」
***
ギリス達がミーアに
「はい。 こっちは準備出来ました。
2人の魔王と言っても所詮は過去の遺産で今は弱体化してるんでしょ?
なら首を取ってくるくらい造作もない事ですよ。」
『…………おう。 龍の里の事はこちらに任せろ。 お前にはそっちを任せる。
抜かるなよ。 【ハジョウ・タチバナ】』