転生することになりましたがオリ主とか興味ないので安心して暮らせる特典をいただきました   作:BサインからCサイン

1 / 20
初めまして、BサインからCサインです。今日から頑張っていきたいと思います。


転生先は中国

みなさん初めまして、私の名前は「諸葛慶(しょかつけい)」と申します。

 

名前からわかる通り、私は三国志で有名な「諸葛孔明(しょかつこうめい)」さんの子孫のようです。諸葛慶孔明と言ったところでしょうか。

 

生まれたから日に、頭に生えていたであろう毛が全て顎に行ってしまったような外見をした私のおじいさんに『お前はかの有名なしょかつこうめいの子孫じゃ、立派に育って歴史に名を残すような偉大な人物になれ』と何度も何度も言われました。

 

 

でもそんなこと知りません。

 

 

おじいさんがどう言おうが家族がどれだけ期待していようが私にはまったく関係ありません。

 

もとより、私は危険なことは嫌いですし戦争だってしたくありません。孔明さんが偉大な軍師だったことは知っていますがそれを私にまでやらせるというのはおかしくないですか?

 

そもそも私は争いが嫌いです。好きな言葉は『平和』でしたし喧嘩などは被害が及ばない位置で本を読んでその場が終わるのを待っていました。私は平和主義者、争いは好まないのです。

 

 

悪く言えば臆病です。

 

 

そんな私ですが私には誰にも話していない秘密があります。それは私が転生者だということです。

 

ある日、目が覚めたら神様がいていきなり転生してよと言われました。なんでも私には『オリ主』とやらになってもらいたいそうです。

 

でもそんなこと知りません。私は戦闘なんてしたくないですし血を見る争いなんて行いたくないんです。オラオラ言いながら殴る人や気を放つ某サイヤ人みたいにはなりたくないのです。

 

 

というわけで私はそこでいくつか『特典』をもらいました。好きなラノベやアニメから複数自由に選べるとのことで、チートはダメのようですがね。まあ複数OKとのことだったので数個ほどもらいました。神様はその様子を面白げに見ておりいましたが。

 

残念でしたね。私が選んだ特典はこれからの人生を安心して安全に暮らせるための物です!一見戦闘で大活躍した能力だって有効活用をすればどうとでもなるんです、私は安全な暮らしを求めているのです。吉良○影さんのように!吉良吉○さんのように!

 

おっと、取り乱してしまいました。そして私は転生したというわけです。『数個の特典』を得て。

 

 

そして生まれた家柄は中国に存在する諸葛家。転生したときは不安だらけでした、主に治安や生活について。

 

ですが実際はそんなことはありませんでした。結構住みやすかったですし治安が多少悪くても全然平気でした。記憶のおかげで勉強なんてしないもすると一緒ですし、中国語も問題なく話せましたしね。もちろん日本語だって話せますよ?

 

諸葛家は本物の諸葛孔明の一族の模様でした、家から古文書やら扇やらでてきました。あと母さんが血を受け継いだようですが私の方が『力を持っている』とのこと。

 

その正体が特典によるものだとしたら私は孔明さんに謝りたい。

 

 

閑話休題

 

 

転生してからは母さんとおじいさんおばあさんの三人暮らしが始まりました。父さんは生まれた時から見たことがありません。離婚でもしたんですかね?まあ悲しくもなんともなく普通に暮らしていましたけれども。

 

学校に通えば本を読んで終わるのを待つのみ、家に帰ればおじいさんが拳法やら戦術やら教えようとしてくるので夜中まで時間を潰します、私が隠れれば見つかる心配はないのです。まあ結局は帰るまで待っていたということでしたが……。

 

おまけに休みの日は山とかに連れて行かされましたね。子供に何をさせるんですかまったくもう。本当にあれは死ぬかと思いました。

 

 

なにはともあれ、このまま過ごしていけば普通の社会人として生きて安心していきていけそうと思いました。さて、転生してから早十六年。転生する前を合わせれば四十年ほどになりますこの年、

 

家族が死にました。

 

 

そして神様、あなた私のこと嫌いでしょ?

 

 

いやもう本当に驚きましたよ。中国の学校から帰ってきてみれば家は全焼、家族は全員燃えてしまいました。一軒家が燃えているのに他の家に被害がないのはなぜでしょうね?誰ですか火をつけたのは、私の寝床が燃えてしまったじゃないですか!

 

それから私は孤児となり、そして学校へいこうにもお金が足りないのでそのまま放浪の旅に出ることにしました。え?その考えはおかしいですって?だって中国にいてもしょうがないじゃないですか、お金もないですし寝る場所だって当然存在しません。ぜーんぶ燃えてしまったんですよ?

 

これぞ本当の焼失。……悲しくなってきました。

 

というわけで旅へ出ることに、特典もありますしよっぽどのことでは苦労しないはずです。

 

強盗奴隷商人殺人鬼詐欺師893厨二病患者までどんとこい!

 

とりあえず目的も何もないので新たな家を探しましょうかね。

 

まずは中国から出ることを目標に、がんばります。

 

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 

旅へ出ようと歩き出した数日後。中国からいまだに脱出できていません、というか中国面積が広すぎなんです。

 

地図もなく宛のないまま歩くのも疲れるだけでしたので万里の長城にでも行きましょうかと考えていた私のもとに一人の青年がやってきました。名前は曹操というらしいです。変な槍を持っていました。

 

この時点で私のフラグはビンビンに立っていた気がします。

 

 

といっても気づくわけもなかったのですがね。

 

 

曹操と諸葛孔明。同じ三国志に登場する中国の英雄です。自己紹介に私の名前を伝えたらいきなり機嫌がよくなり英雄の子孫が~とかを話されました。いや、ここ街中ですよ?通行人のみなさんがこっち見ているじゃないですか恥ずかしい。

 

少しは相手のことも考えてください。コミュニケーションの取り方くらい学校で習ったはずでしょう?

 

そう言うと曹操はもの凄い勢いで落ち込んでしまいました。確信をついてしまったようです、もしかして退学とかされてしまったんでしょうか?それとも学校に通っていない?

 

いずれにせよ、周りからの視線が増えてらっしゃる……。このままでは私に変なレッテルが貼られてしまいます。

 

ま、まあ立ち話もなんですのでとりあえずそこの中華点へ入りましょう、元気出してくださいよ。飲茶からいなら奢ってあげますから。ね?おかしいかもしれませんが中国の店なのですから中華店で問題ないのです。

 

なんとか復帰した曹操を連れて店に入り話を聞くこと数十分。なんでしょうこの曹操、とてもフレンドリーな方でした。過去に敵同士だったはずの二家の子孫がこんあ関係っていいのでしょうか?

 

曹操はどうやら私と同じく英雄の子孫のようです。奇遇ですね、私も諸葛孔明さんの子孫なんですよ~。こう言った辺りからもう会話のスピードがはねあがりました。なぜでしょうね?

 

会話も打ち解けてきたところで突然曹操さんが真剣な顔でこう言いました。

 

「『禍の団(カオス・ブリゲート)』にこないか?」

 

聞いてみたところ『禍の団』というのはテロ組織のようです。曹操はその中の『英雄派』のリーダーらしい、英雄派というのは文字通り私たちのような英雄の子孫などが集まっている派閥のこと。

 

ええー……テロ組織って。争いごとばかりじゃないですか、それに私は戦闘はあまり……え?給料も出る?テロ行為には積極的に参加しなくていいから英雄派に来てほしい?

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

わかりました、禍の団に入りましょう。あと先ほどの言葉を忘れないでくださいね?それとちゃんと英雄派ですからね、三食昼寝つきベットも可でお願いします。そう言うと曹操は満足した顔でうなずいてくれました。

 

……別に給料に目が行ってしまったとかそんな理由じゃないですはい、衣食住の全てが整った環境に名前だけでも加入しておけば平和に過ごせるかなぁと思っただけです。テロリスト?派閥で目的が違うのですから私には関係ないはずです。

 

そして店をあとにして禍の団のアジトに向かうことに。あ、ところでさっきの槍ってなんなんですか?神器?神滅具?なにそれカッコイイです。私も欲しいですね、球○川くんみたいな。

 

今更ですが、テロリストに加入して安心して暮らせるのかと聞かれたらNOです。ですが、まあ英雄派に入っておけばそう問題もおきないでしょう。活動方針なんて知りませんが、もしも危険性のあるところでしたら成人後に脱退すれば問題ありません。

 

成人すれば安定した職につくことができるので。

 




これからよろしくお願いします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。