転生することになりましたがオリ主とか興味ないので安心して暮らせる特典をいただきました 作:BサインからCサイン
大変長らくお待たせしました。
もはやこの小説の存在など忘れている方ばかりでしょうね。言い訳はしません。
しかしこれからも、できる限り更新していきたいと思います。
前回のあらすじ
保険室のせんせー
どうもみなさん、なんだか長い間これを言ってなかった気がしますが気のせいでしょう。諸葛慶です。
部活顧問という訳でもなく、担当教科がある訳でもなく、たまにやって来る生徒の相手をしているだけで給料が手に入るという天職についた私。
もうこんな毎日ならエブリデイ…間違えたエンジョイしていたいと思っていました。
先日、いつもより早く執務を終わらせ予定よりも早くマンションに帰ろうと思っていた矢先の出来事です。
諸葛、見ちゃいました!謎の美少女に告白されている兵藤一誠くんを!
即OKを出した兵藤くん。デートの約束をとりつけて今にも天へ飛んでいきそうな表情でスキップで帰っていきました。
そして兵藤くんが去っていくのを確認した美少女さんは背中から黒い翼を生やし飛んで帰りましたとさ、めでたしめでたし。
どうして堕天使がいるんですかねぇぇ…町の管理はどうなっているんですか悪魔さんや。
ああそういうことでしたか、あの教会はそういうことだったんですね。
悪魔の私有地に教会建てて住む堕天使ってなんでしょうね。よっぽどのドMか自殺願望があるんでしょうかあの堕天使。
いったい何が目的なんでしょうねぇ…そこまでして彼氏が欲しかったのか。
堕天使サイドは異性に飢えているのでしょうか。私、気になりません。
正直、あの堕天使が何をしようと私には関係ないんですよ。
厄介ごとに私を巻き込みさえしなければ。
もしあの堕天使が兵藤くんに一目惚れしようと、もし兵藤くんが強力な神器所持者でソレを狙っていようと、私に関わらなければ大いに結構なんです。
やらなくてもいいことならやらない。やらなければいけないことなら手短に。
よし、これからは兵藤くんにあまり関わらないようにしましょう。
間接的な被害もこの世にはありますからね…普通の一般人を装っておけば、堕天使も何もしないでしょう(フラグ
曹操へ特に異常なしと報告をし、私は眠りについた。
変な報告をして騒がせる必要ありませんからね、堕天使が人間に告白したなんて、正直誰得です。
☆☆☆
翌日、私は休日をショッピングをしながら過ごしていました。
力仕事をする訳でもなく、物騒な武具の訓練の相手をする訳でもなく、白龍皇に喧嘩をふっかけられる訳でもない、まさしく私が望む平和な平日を過ごしていました。
…過ごして…いたのになぁ。
「なんだ貴様は…こいつの仲間ではないな。ただの人間のようだ…だが見られたからには逃がす訳にはいかんな」
「諸葛先生!逃げてください!」
あ、ありのままに起こったことを説明しましょう!
私はショッピングの帰りにどうせですし夜は外食にしましょうと歩いていたら公園で兵藤くんが堕天使のおっさんに襲われていた。な、何を(ry
なぜこんなことになっているんですか。この前の美少女堕天使はどうしたのですか!
お父さんですか!その人は美少女堕天使のお父さんなんですね!(錯乱)
…いえ落ち着くので諸葛慶焦っては何も解決しないのです。2、3、5…ふぅ、やはり素数は効きますね。
さて状況を整理しましょう。目の前には無傷の兵藤くん、そして兵藤くんに光の槍をいまにも放たんとしているおっさん堕天使、この状況から兵藤くんはなんらかの理由で彼に狙われていることがわかりました。
そして私も証拠隠滅のため標的にされたということですね。
どうして人外はこうも物騒なのでしょうか。そのバイオレンスな思考回路はいったいどうなっているのでしょう、いえ知りたくもありませんが。
「クク…そうか貴様はこいつの教師か。哀れな人間だ…生徒が悪魔だと知らずに教鞭を振っていたわけか」
「あ、悪魔?悪魔ってなんだよ、俺は人間…」
堕天使の言葉に兵藤くんが反論するも、途中でハッと気づいたように静かになっていく。私も会話から状況を察しました。
堕天使は兵藤くんを悪魔だと思っている…対して兵藤くんは自分が悪魔なのか知らない、という感じでしょうかねぇ。それか堕天使の勘違いか、ですね。
ふむ…どうしましょうか。
「とぼける必要は無い。貴様はそこの教師と一緒に殺してやる―――――まずは貴様からだ、人間」
堕天使が私に光の槍を投合する。
いや効かないんですけどね、服がバリアーになるので。
「ちゃんと力を込めましたか?衝撃も感じませんよ」
「なっ体で私の槍を受け止めただと…!?」
槍を防がれた事に驚きを隠せない堕天使、私は一瞬で堕天使の懐へ潜り込みます。
距離が縮まる。そう、堕天使は能力の射程距離内に入った!
「『ヘブンズ・ドアー(天国への扉)!』」
堕天使の体を本にする!しかし今回は読みはしません、命令を書き込ませてもらいます!
『自分の住んでいる場所に戻る』
『諸葛慶なんて知らない。思い出すことさえない』
命令を書き終わると堕天使は飛んで去っていく。
まぁ例の教会でしょうが。
「ふぅ…大丈夫でしたか兵藤くん」
「諸葛先生…あなたはいったい…」
呆けた顔で私を見る兵藤くん。
私からしたらなぜ貴方が悪魔だったのか知りたいですよ。
まぁ記憶を読めばすぐわかるでしょうが…生憎、時間のようですね。
「それに関しては、また今度ということで。遅過ぎる御迎えも来たようですしね」
「えっ……?」
振り返る兵藤くん、視線の先には紅の魔法陣が展開されていました。
そして魔法陣から紅の髪を靡かせる女性が現れ―――――――る前に私は逃げる!
公園から去るのに一秒もかかりません。
堕天使は排除しました、兵藤くんは間に合いませんでしたがそれでも構いません。
なぜなら会話する前に逃げてしまえば問題ないのですから!
まぁどうせ明日学校で会うんですけどね。
あぁ…平穏な学園生活、カムバック。