転生することになりましたがオリ主とか興味ないので安心して暮らせる特典をいただきました   作:BサインからCサイン

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一件落着

 

前回のあらすじ

 

 

さあ、お仕置きの時間だよベイビー

 

 

私の前で眠ったように倒れているレイナーレ、さて彼女をいまからどうしましょうか。

彼女はプライドの高い堕天使のようですしここは精神攻撃でいきましょう。

額に肉を書くか顔に髭を書くか…恥ずかしい恰好をさせるのもいいでしょうし、意識のある状態で人間イスにしてあげましょうか…

 

「キサマ!ここで何をしているッ」

 

「レイナーレ様から離れろ!」

 

そう思っていた矢先、入り口から他の堕天使が私を睨み付けていました。

人数は全部で三人…後ろの神父たちを合わせれば三十人くらいでしょうか。

 

あ、そういえば『神の不在証明』解除したままでした。

まぁ別にいいですけど、どうせ時間の問題だったでしょうし。

 

「なにって、刑罰でしょうか?私の平穏を邪魔したことに対するお仕置きです」

 

「ふざけるな!」

 

「別にふざけていませんよ…ドーナシークさん、そこの仲間を連れてとっととこの町から出てってくれませんか?私としては彼女で気が済みましたし、貴方たちが何もしなければ私も手は出しませんよ」

 

先日出会ったおっさん堕天使ことドーナシークさんに話しかける。

すると黒髪の堕天使と金髪ツインテールの堕天使がドーナシークさんを驚愕し睨み付けました。

 

「ドーナシーク、お前まさか裏切ったのか!?あいつの仲間だったのか!」

 

「違う!あんなやつ知らん!カラワーナ、ミッテルトも俺に槍を向けるんじゃないッ」

 

放っておいても勝手に自滅してくれそうですねこの人たち。

まぁドーナシークさんからすれば私は初対面でしょうしね。彼は私を知ることも思い出すこともできないのですから。

 

「じゃあなんでアイツがアンタの名前を知ってるんすか!?アンタうちらの前で「逃がした敵は一人もいない」とかほざいてたじゃないすか!」

 

「うわーそんなこと言ってたんですか。職場の女性に恰好つけたいがためだけに嘘つくとかナイですねー引きますわー」

 

「黙れ!俺はキサマなど知らんと言っとるだろが!」

 

いい加減頭にきたのか光の槍を構え叫ぶドーナシークさん。

 

「あいつの言っていることは無視しろ!レイナーレ様は気絶しておるだけだ…外傷がない。」

 

「「ハッ」」」

 

飛翔し光の槍を向ける堕天使と、光の剣を構え襲い掛かろうとする神父たち…うぁ面倒くさい人たちですねぇ。

いいでしょう、忠告を無視するならば貴方たちも同罪です!

 

しかい私、多対一ってそんなに得意じゃないんですよね…とりあえず距離をとりますか。

 

「上に逃げたぞ!」

 

空中に跳び、襲い掛かる神父と光の槍の攻撃をかわす。

しかし当然そこには槍を投げた堕天使が飛んでいるわけで、私の真後ろにはツインテールの堕天使――――――ミッテルトさんが待ち構えていました。

 

「うちの目の前に跳んでくるとかちゃんと周りを把握するっす!飛べもしないのに生意気っすよ!!」

 

「いえ、そこに貴女がいたから跳んだんです」

 

ヘブンズ・ドアーでミッテルトさんを本に変え素早く命令を書き込む!

内容は『槍をありったけ神父たちに投げつけろ!』

 

「なっミッテルトさごほっ」

 

「なぜ私たちをぉぉぉ」

 

ミッテルトさんの光の槍が雨となって神父を次々に串刺しにしていきます。

勿論魔力消費を考えさせずに投げさせているのですぎに魔力が切れるでしょう。

これでほとんどの敵が処理できました。えげつない?利用できるモノを利用しスムーズにしただけですよ。

 

「キサマ何をしたァッ!」

 

「数が多かったので代わりに相手してもらったんですよ…っと」

 

二人の堕天使が投げた槍を身体をひねらせ服で受ける。

槍は服に防御され弾かれました。火力が足りませんね火力が。

 

「私の槍がいとも簡単に弾かれただとッ」

 

「バリアーを破るには貴方たちの槍では火力が足りないようですね。ちゃんと力を込めて投げたんですか?」

 

まぁいままで『服をバリアーにする能力』が破られたことはありませんけどね。

破られるような相手に出会いたくはありませんが。

 

そこで魔力が切れたミッテルトさんが床に落ちていきます。

ついでに足場になってもらいましょう、堕天使ですし落ちたくらいで死にはしないでしょうがね。

ミッテルトさんを足蹴にして再び跳び上がる私。

 

そのまま驚愕していたドーナシークさんとカラワーナさんを順番に両手の爪で攻撃です!

 

 

喰らえっ残虐非道の必殺拳!南斗水鳥拳ッ

 

 

勿論そんなワザは使えません。

私の爪では切り裂くどころか貫くこともできません。短いし強くないので。

しかし傷をつけるくらいの事はできる!

 

「フッこの程度の反撃とはな。やはり人間、生温いぞ!おいカラワーナ、二人がかりで攻撃するぞ!おいカラワーナ!」

 

「うぅ…」

 

ドーナシークさんが呼びかけるも、カラワーナさんは動かない。

いえ動けない。なぜなら今の彼女は翼を羽ばたかせるので精一杯なのですから、そしてそれはドーナシークさんも同じことです。

 

「ぐ、なんだ…体の動きが鈍く…思うように動かん!?」

 

「確かに私は攻撃力が弱く、武器に頼ることもあります。ですがね、戦いで勝つ事に力は必要ないのですよ。戦いたくはありませんけどね」

 

次第に羽ばたくこともできなくなり、落ちていく堕天使二人。

まったく疲れさせてくれましたね…はぁ。

 

「こ…この私が…人間ごときに…」

 

「う、動かん…体が、動かせない…!」

 

「おや!まだ喋れたんですね。受け身がとれない状態で落ちて意識があるとは。まぁそこのミッテルトさんも呻いていますけど意識はありそうですしね」

 

体が動かなくなる病気にかかっているというのに…人外の種族はやはりしぶといです。

まぁこの人たちも忠告無視して来た訳ですし、レイナーレさん共々お仕置きの刑に処すことにしましょうか。

 

意識があるだけレイナーレさんは幸せでしょうね。

起きた瞬間に絶望するでしょうが。

 

「ひっ!や、やめろ…私に何をするきだ!?」

 

「く、来るな…俺のそばに近寄るなァーッ」

 

「はーい大丈夫ですよーすぐに終わりますからねー怖くないですよー」

 

「「やめろおおぉぉぉぉぉぉぉぉ」」

 

堕天使処すべし、慈悲はない。

さあ、お仕置きの時間ですよベイビー。

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

俺の名前は兵藤一誠。

家族やみんなからはイッセーって呼ばれてたりする。

生まれて初めて告白されたと思ったらその子が堕天使だったり、死んだはずが生き返ったり、オカルト研究部の部員が全員悪魔だったり、そして俺も悪魔になってオカルト研究部に所属したり、最近俺の周りは非日常な出来事ばかり起きている。

 

いや別によかったんだけどね!

死ぬのは嫌だったし、部長も副部長も巨乳で美人でエロいし、小猫ちゃんは可愛いし、木場はイケメンで許せんけどいいやつだし、顧問の諸葛先生も美人だし。

あれ俺って勝ち組?そんな話をしたら松田と元浜に殴られた。

 

閑話休題

 

悪魔になった俺は今日もチャリをこいで契約取りをしていた。部長が言うには俺の魔力が少な過ぎで魔法陣が使えないらしい。チクショウ!

そして今日会うはずだった契約者は…死んでいた。

 

悪魔と契約していたらから、それだけでなんの罪もない人間は白髪の神父フリード・セルゼンに殺されたんだ。

そして俺はフリードに殺されかけた所をアーシアに庇われた。

俺が悪魔で自分がシスターでもアーシアは俺の事をいい人だって庇ってくれたんだ。

 

最後は駆けつけてくれた部長たちに助けられ俺は無事生きて帰ることができた。

でもアーシアは置いていくことしかできなかった。

手を引いて一緒に連れていくことができなかった。

 

部長は堕天使や教会関係者に近づいてはダメだと言う。いくらアーシアが心優しい聖女でも、彼女を救うことは堕天使を敵に回すことになってしまうからだ。

俺が寝てるいまごろ、アーシアはどうしているんだろう。

ひょっとしたら、あの堕天使や神父に酷いことをされているかもしれない。

 

…やっぱり、俺には彼女を見捨てることなんてできない!

すみません部長!俺、アーシアを助けにいきます!

 

 

空は真っ黒の中俺は走る。

教会まで必死に走り、何度も恐怖で引き返そうとしたけど踏み止まってやっとの思いで着いた。

そこで俺が見たのは…

 

正座状態で膝に重たそうな岩を乗せ

 

亀甲縛りで体を固定され目隠しをされ

 

それぞれの名前をマジックで書かれたスクミズを着て

 

目隠しの上にも顔に髭や眉毛、額に肉と落書きされ

 

「わたしたちはわるいだてんしです」と書かれた看板を首から下げている…えーと

 

 

「何があった!!?」

 

 

思わずツッコミを入れてしまうくらい可哀想な恰好の堕天使が四人いた。

 

「誰ですかこんな夜中に…おや兵藤くん、こんな所へどうしたんですか?」

 

「イッセーさん!」

 

教会の扉が開くとアーシアが俺の胸に飛び込んできた。

そしてその様子をにやにや見る諸葛先生…いやいやいやなんで諸葛先生がここに!?

聞けば堕天使がアーシアを使った悪事を企んでいたから何か起こる前に対処しに来たとのこと。

まさかこの四人を一人で!?やっぱりこの先生ただ者じゃない気がする。

ただ何故あんな姿にしたんだろうか…気になって仕方ないけど、雰囲気ぶち壊すわけにもいかないからそこを聞くのは我慢しよう。

 

「でもよかったんですか?堕天使に手を出した諸葛先生が狙われるんじゃ…」

 

「問題ありませんよ。そこの堕天使たちは単独で動いていましたから、堕天使の組織が動くことはないでしょう」

 

なんだそうだったのか…よかった。

 

「さて、もう夜も暗いですし帰りましょう。アーシアさんの事は明日、部長さんたちに説明すればいいでしょう」

 

そう言って諸葛先生は教会から去っていく。ってちょちょちょっと待ってください!

 

「アーシアはまさか、俺の家に泊めるんですか!?」

 

「私よりも歳の近い兵藤くんの方がいいと思いましたが…嫌でしたか?」

 

「イッセーさん、私がイッセーさんの家に来るのが嫌なんですか…?」

 

涙目の上目づかいで不安げに俺を見つめるアーシア。

くっ女の子のダブルコンボを受けて断れない男はいない!

 

そして諸葛先生に「間違いは起こさないように」と一言もらい俺はアーシアを連れて家に帰った。ちなみにラッキーイベントは無かったよ!それが現実だよね!

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

堕天使たちに思いつく限りの精神的屈辱を味あわせている途中、アーシアさんが教会へ帰ってきました。

途中まで白髪の神父が一緒だったらしいですが、堕天使たちの姿を見ると少し話してどこか行ってしまったらしいです。

何が起こったかわからないアーシアさんに事情を説明していると外から声が聞こえました。

 

一緒に外に出て見てみるとそこには堕天使四人の前で驚愕している兵藤くんの姿が。

兵藤くんの姿を見てアーシアさんは兵藤くんに抱き付きました。おおう青春ですね。

 

どうやら兵藤くんはアーシアさんが心配で助けに来たようです。

勇気は認めますが仲間を引き連れもせず敵のアジトに殴り込むのは無謀と言わざるを得ませんね。まぁ私が先に来てたので何も問題は無かったですが。

 

その後、兵藤くんにアーシアさんを押し付げふんげふん!

アーシアさんを任せ私は家に帰りました。

男の家に女の子を泊めて大丈夫かと思いますが大丈夫です。『次の夜まで兵藤一誠と間違いを犯さない』と書き込んでおきましたからね。

私ってば本当教師してますね。

 

こんな夜中ですしグレモリーさんに説明するのは明日でいいですよね。

明日グレモリーさんには何か言われるかもしれませんけど、私は何も悪いことしてませんし怒られることはないでしょう。

 

堕天使たちは明日また様子を見にくるまで放置しておきましょう。

『意識が眠ることはないけど手足を動かすことはできない』って命令を書き込みましたし大丈夫でしょう。

 

 

 





帰って来たフリードが見たもの

レイナーレ「な、なによコレ!?何も見えないじゃない!どうなってるの!?それになんだか肌寒いんだけど」

ミッテルト「うぐっ…膝が痛いっす」

カラワーナ「くっなぜ私がこんな恰好を…!」

ドーナシーク「殺せ…もういっそ殺してくれ…」

フリードは四人をからかって逃げました。
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