転生することになりましたがオリ主とか興味ないので安心して暮らせる特典をいただきました 作:BサインからCサイン
前回のあらすじ
はぐれ悪魔討伐(仮)
どうもみなさん、諸葛慶です。ただいま私はとてつもなく恐ろしい事態に直面しています。
討伐する悪魔を間違えてしまいました。
いやもうこれはいけません。マズイ、非常にマズイです。あのあと曹操から詳しい事情を聞いたところ、今回私が倒しにいった悪魔はSS級悪魔『黒歌』でした。そして私がヘブンス・ドアーで見た記憶によれば私が倒した悪魔は中級悪魔『ジャガル』だったのです。ここまで言えばこの事態がどれほどマズイものかおわかりでしょう?
このままでは私があの悪魔の生命保険を払うことになってしまいます!
…間違えました。コホン、このままでは私いえ、私たち英雄派が悪魔に狙われてしまう可能性が高いのです。人間に悪魔が殺された___いえ、『恐らく』生きている『はず』なので『たぶん』倒されたと報告されるでしょう。
そうなってしまったら悪魔たちは私を危険視すると共にありとあらゆることを調べあげることでしょう。そうなれば禍の団や英雄派が存在していることもばれてしまい、ここは襲撃されるでしょう。
私の安全はどこへ行ったのでしょうか。悪魔たちに追いかけられ逃げながら生涯を終えるなど私いやですよ?なんのための転生ですか。
とりあえずあの悪魔を探しさないといけません。さきほどの森へ急がなくては!
……いません。どこにも見当たりませんでした。悪魔の形の凹みのできた地面と広がる森のみ存在しています。ああ……もうだめです、お終いです……。せめてヘブンス・ドアーで記憶が消せていれば……あ。
記憶消したことわすれていました。
なーんだしっかり記憶消していたじゃないですかー。もう、私ってばド忘れしちゃってーまったく。すっごく焦っちゃいましたよ、もう気にする必要はありませんね。あ、証拠隠滅のためにこの凹みは元に戻しておきましょう。
危うくバットエンド突入するところでした、ふー危ない危ない。にしても今日は疲れましたね。早くアジトに戻ってご飯をいただくとしましょうか。
そういえば何か忘れているような………んー。なんでしたっけ?
☆☆☆
翌日。いつものように起きた私は曹操を(無理矢理連れて)治療室へと向かいました。昨日助けた女性、黒歌さんの様子を確認するためです。
よく考えてみれば問題はまだ解決していなかったのです。私が間違えて倒してしまった悪魔の方はいいとしてももう一人、そう、『助けた本物のはぐれ悪魔』のことを私は忘れてしまっていたのです!
別に助けたことは問題ではありません。むしろ良いことです。ですが、助けたあとのことが重大なんです。私は昨日彼女に
もしダメと言われれば、彼女は再び路頭に迷うことになり、襲われる日々が続くのかもしれません。聞いた話によれば彼女は『主殺し』で有名なんだとか、危険な存在なのです。ランクSS級ということはかなりの実力をお持ちなのでしょう。そんな危険な分子をここに置いておけば私たちにもその危険が伴う訳です。
ですが、それでも私はみなさんを説得したいと思います。彼女が襲われている光景は胸糞が悪くなりますし、私が追い出したせいで殺されたなんて思ったら眠れません。
私の安心で安全な暮らしを邪魔するのは許しません。なので私の安らかな眠りを保ち続けるために彼女をここで匿おうと思います。
とりあえずまずは彼女のことから知ろうと思います。話を聞いていればどういう人物なのか見えてくる筈です。鳴かぬなら、鳴くまで待とう、ホトトギス。もし話さないのならば話すまで待ちます。抵抗して襲ってくるのならばヘブンス・ドアーです。
そして治療室へ到着しました。まだ寝ているもしくは目を覚ましているの二択でしょう。普通ならここでドアを開けて入るでしょう。ですが私の隣には男である曹操がいます。よくアニメなら部屋に入って『読者サービス』なことになるのでしょうが。
私はそんなことは絶対にしません!こういうときの対抗策、それは『ノック』です!
これをすることによって中にいる人物がいるかどうか、返事があるかどうかでどういう状況かわかるのです。ああなんて素晴らしいシステム!これを考えた人物は表彰されるべきだと思いませんか?
男女どちらであろうと勝手に部屋に入ると怒られるんですよね、母親の部屋に勝手に入ったときは殴られました。手に持っていた封筒はなんだったのでしょうね?
コンコンコンとノックをします。ですが返事はありません、まだ寝ているのでしょうか?今度はもう一度、大きくノックをします。……返事がありませんね。仕方ありません曹操、またあとで来るとしましょ____
___中から大きめの私の服を来た女性が出てきました。しかもそのせいで胸の部分が少し露出しています。
な、何を言って(ry。ノックをしたのにこんなことが起きるなんて!フラグ回避は不可能だとでも言うのですか!とりあえず曹操の首を捻って目を逸らさせました。
とりあえず女性から目を逸らしました。私は洗い縫い直した着物を差し出し、着てくれるよう頼みました。着物は着てもらいましたが二人揃って叩かれました。解せぬ。
それから数秒後、黒歌さんに中に入らせてもらいました。曹操は許可がでませんでしたから廊下で待機です。落ち込まないでくださいよ曹操……。
私は部屋に入りました。彼女は窓付近の壁にもたれかかっています。恐らく警戒しているのでしょう、私も同じ行動を取ると思いますから。まあ、それは置いておきましょう。まずは自己紹介からですね。
おはようございます、よく眠れましたか?黒歌さん。……ああ、そう警戒なさらず。あなたを捕まえたり殺す気はございませんので。私?私は禍の団英雄派所属の諸葛慶と申します。
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それから私と黒歌さんは話しあいました。といっても私はほとんど何も話してはいないんですけどね、黒歌さんは私に自分のこと、はぐれ悪魔になった理由を話してくれました。
どうやらあなたも苦労なされたようで……あかん、涙でてきた。妹守る為にってあなた、なんて健気なんでしょう…。それで悪魔に追われる身に……。平和に妹と暮したかったんですよね、わかりますよその気持ち。だというのに……悪魔は非道ですね!政治が悪い、これは政治が悪いですよ完全に。
なんですか!『悪魔の駒』なんてシロモノ作って人を悪魔にできるようにしたくせに法律がなってないじゃないですか!主を裏切った悪魔は全ての勢力に狙われるぅ!事情ってものがあるでしょうが!有無を言わさず悪魔になった人は嫌でもその人に仕えなきゃいけないじゃないですか、主が悪くても言い分も聞いてもらえずに殺されるなんて……魔王は何をやっているんですか!?そんなんで平和になると思っているんですかまったくもう!黒歌さんかわいそうじゃないですか!
これは人間でいうなら詐欺ですよ!
『五十万金貸してやるから後でしっかり返せよ。いつでもええからな』
↓
『遅いわワレェ!利子つけて二百万はらってもらおうか!』
みたいな!!
だいじょうぶです黒歌さん、あなたがここで暮らせるようにみなさんに頼んできますから。迷惑がかかる?ここは給料も高いし設備もそれなりにいいですから安心して暮らせますよ。それにまた襲われるようなことがあったら私が守ってあげますから。一緒に平和に暮らしましょう!
彼女は了承してくれました。ならば私がすべきことは一つ!おーい曹操ー!