やったー! 自由だー!
何せ父親はあのっ、あのあんちきしょうのドブ臭いゲロカス野郎ですからねっ!
僕の母さんは慰み者として使われて僕を身籠ったので、当然父親はいないし、母親は超放任主義です。
幸いに、ホンッッットに幸いに僕の顔立ちは母親似で、母はそれなりに善人だったので、
もしブレイン似だったらこうはいかなかったでしょうね。というか僕が堪えられず自殺します。アレに似た顔立ちとか、罰ゲーム通りこして最早拷問だろうが。
それはさておき、ウルティアのことで動き回る際にこういう境遇は少し楽です。
一般家庭に生まれようものなら十年近くも行動に多くの制限を設けられますからね。流石にこの世界でも年端もいかない子どもを放浪させる親はかなり特殊です。
かくいう今世の僕の母も、許してはくれませんでした。
えっ? じゃあどうしたかって?
アクマゲームで僕の記憶を奪いましたが?
楽しかったなあ、
僕の悪魔の能力が知れたのも良い収穫でした。
今回は使わなかったけど、結構
結果こそ失敗だったけれど、活用法を見出だし、『使い勝手が悪い』で済ませた
まあその辺のことは置いといて、取り敢えず今後の方針でも話しましょうかね。
残念ですが今回はウルさんには死んで頂きます。
流石に前回のがちょっとトラウマで···え? 何があったって?
実は前回、僕がちょっとドジっちゃって最悪な展開にしちゃったんですよね。
ほら、原作でインベルの術で殺し合った二人がいたでしょ? あれがグレイとジュビアじゃなくてウルとウルティアになったという···。
生存ルート時で、僕の性別が女なこともあって簡単にウルティアと友達になってウルとも親密な間柄になった時があったんですよ。
その時にウルティアの父親を探る意味もあってウルの過去を詮索してたんですけど、彼女、『魔法は子どもの時から何となく使えた』と語りました。
『師匠は?』『魔導士ギルドに所属したりは?』って聞いたら彼女、『いや、適当に独学で』って···。
かっけえ! 僕もそんなこと言ってみたい! 僕たちにはできないこと平然とやってのけるッ! そこにシビれる! あこがれるゥッ!
まあそんな訳で、基本的に同じ技・同系統の技を封殺する彼女ですが、大抵の技は初回なので効いちゃいます。
効いちゃったんです、アイスロック。
殺り合っちゃったんです、ウルとウルティア。
はい、結構精神的ダメージがでかいので、今回は死んで頂きます。億が一にも同じ展開にはしない(核パスタの意思)。
話を戻しましょう。今後の方針でしたね。
今回の僕の能力、アクマゲームですが、元ネタとはちょっとだけ違った要素があるみたいです。
何でも、僕の持つ鍵はオリジナルで、これを人間の左胸に刺して(本当に刺さりはしないよ)回すことで鍵の
因みにゲームに負けた時は僕のオリジナルは
と、こんなところですが、今回重要なところは誰かを、今回の場合はウルティアを
前回説明しましたよね、アクマゲームは
つまり! ウルティアがラストエイジスを使っても寿命を取り立てさせることでどうにかなるという訳さ!
ディマリアはアルバレス編前にどうにかしておきましょうかね。アクマゲームで勝って絶対服従させておきましょう。伊達に何万年と生きていませんよ。ディマリアくらいなら多分勝てます。
絶対服従させても『命令しなければ』そのままですし、このくらいの干渉なら運命の修正力は働きません。
というか、トゥエルブはゼレフ、オーガスト、アイリーンの三人がいるので使えませんが、運命の修正力が働かないパターンとして
バレなければ問題ありません。
まあ能力値的に可能なのはアズマとエリックくらいなんですけどね。他の人は高確率で
アズマ似のDJとか、エルザとルーシィがフュージョンしたみたいな名前のエルザ似の人とか···。
また脱線してるよ···。
まあそんな訳で、暫くはウルティアが億が一にも負けないように、そして命を取り立てるのに抵抗がないように悪人を絶対服従させて回ろう、というのが方針でした。
それが何でこうなったんでしょうか···。
今、僕は鍵を使っていて閉鎖空間の中にいます。
(鍵を失わず)閉鎖空間を解くためには、ゲームに勝つ必要があります。
しかし現在、ゲームを挑める相手はただ一人。
トゥエルブにスパイを作れない障害の一人──
──緋色の絶望 アイリーン・ベルセリオンその人である。
あっ、詰んだ。
アズマ似のDJ
エデンズゼロに出てくるドラッケン・ジョー
エルザとルーシィがフュージョンしたみたいな名前のエルザ似の人
同じくエデンズゼロに出てきエルシー・クリムゾン
です。
ドラッケンって何となくアズマに似てません? 若しくはアルカディオスに。
因みに現時点で決まっているもの
・主人公の悪魔の能力
・アイリーン戦のゲーム内容
以上!
さて、どういう経緯でアイリーンさんにしかゲームを挑めないシチュで鍵を使ったのか、考えないとなぁ。
そして何気に未だ主人公の名前が出ていないという···。