龍騎士   作:無課金系指揮官

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はーい、更新です。

今回は訓練パート開始編です。
さぁ!ドラグーン君のアーツを教える人は誰だろう?

では、ゆっくりしていってね!


第9話:アーツの特訓?

休日あけとなり、最早日課の一部となった朝のグラニとフェンの訓練を終えて訓練所側の休憩所にて報告書等々書類を端末で作成していると、人影が一つ近付いて来たので端末からその方向に視線を上げるとそこには、白い服装を来た少女が立っていた。

 

「おい、そこのお前!」

「なんですか?そして君は?」

 

そう聞くとその少女は偉そうに胸を張りながら話し始めたがその身長的に苛つくより可愛いいといった感じだ。

 

「俺様はイフリータだ!」

「はじめましてだね、イフリータ。俺はドラグーンだ。それで何用だ?」

 

俺がそう聞くと、彼女は懐から出した紙を確認しながら話し始める。初めてのお使いかな?

 

「なんだったけな...そうだ、ドクターの奴が呼んでたぞ!訓練所に向かってくれ!」

「ドクターが?そうか、ありがとうなイフリータ」

 

俺はそう言って訓練所に向かって歩き始めた。

 

訓練所に入ると、特徴的な黒フードと見慣れない何やら杖を2つ持った天使...いや堕天使がいた。

 

「ドクター」

「あぁ来たかドラグーン」

 

何の為に呼び出されたのか何となく察しはついたが一応確認の為にドクターの方に視線を向けると、彼女は困った様に頭をかいた。

 

「んー、私も詳しくは分かってないんだけどね、彼女が君の話をしたらアーツ訓練をしたいって言ってきてね」

 

ドラグーン、君アーツ制御下手でしょ?と続けるドクター。

 

「まぁ、そうですね...」

 

俺の良くない反応を見た堕天使はヘラっと何処か掴みどころの無い顔で此方に手を伸ばしてきた。

 

「取り敢えずよろしくね?私はモスティマ、しがないトランスポーターさ」

「ーよろしくお願いします。モスティマさん」

 

伸ばされた手を握り返しているとドクターはそれじゃあ後は任せたよと訓練所を後にした。ドクターを訓練所から出るまでそちらを見送っていた俺は扉が閉まると同時に嫌な気配を感じ、そちらに全力で槍を振り抜いた。

 

爆音、どうやら範囲攻撃系のアーツであった様だ。撃った張本人に声をかける。

 

「いきなりですね、モスティマさん?」

「......これ位どうって事ないでしょ?」

 

俺は真意を聞きたいのだが、返ってきたのはそんな軽い言葉とアーツであった。それも問題ないので槍で迎撃すると彼女は一瞬眉をひそめた、まぁ直ぐに元の顔に戻った。

 

「ーー今のは本気の攻撃なんだけど?」

「それはもう一つの杖を使ってから言うものでは?」

 

ってこれアーツ訓練じゃなくね?俺は自身の身体能力だけでアーツ斬ってるし...でもアーツ使ったらこの訓練所ヤバいよな?と思考しつつモスティマさんが放ってくるアーツを切り伏せていると、攻撃が止んだ。

 

「ん?」

 

俺は不思議に思い首を傾げるとモスティマさんはやや呆れつつ口を開いた。

 

「ドラグーン、君ってアーツ使う状況ってある?」

「ありますよ?」

 

即答で答えると同時に脳裏に蘇るのは、あの化け物共であった。そう言えばあの化け物共の時は周りの被害考える必要無かったな。

 

「ふーん、そっか」

「???」

 

そう言って俺に背を向けて出て行こうとするモスティマさん。アーツの訓練は?

そう思いつつ彼女を見ていると、扉の前でこちらに振り返り構えを取った。

 

「ー行くよ」

「っ!?!?」

 

それと同時にモスティマさんは2つのアーツユニットを使いアーツを放ってきた、これは無理ー!

俺は反射的に防具に付いているアーツユニットを起動した、それと同時になりふり構わず全力でアーツを行使し槍に纏わせ、それを投擲したー!

 

「ぅらっ!」

「!!?」

 

アーツ同士がぶつかり、今迄ではあり得ない爆音と爆風そして衝撃波が訓練所を埋め尽くした。

 

 

「いっつつ......」

 

俺が目を覚ますと目の前が瓦礫であった。そりゃそうか。まずは身体の状況を確認する。

 

「特に問題ないか...ある意味加減してくれたのかな?」

 

じゃあ次は窒息する前にこの瓦礫の間から出なきゃな。そう思い近くの大きな瓦礫に手を触れた。

 

「これなら平気かな?ーーせやっ!!」

 

俺はガス欠気味なので躊躇なくアーツを行使して目の前の瓦礫を吹き飛ばした。するとそこに見えるのは外の世界ー

 

「うわーお......」

 

そこには面影が無くなった訓練所の姿があった。ざっと見た感じ、区画自体は大丈夫だか、中にあった建物等は全て破壊された様だ。

 

「始末書物だなこりゃ...」

「ガス欠だとその位の威力なんだね」

 

俺は驚きながら振り返るとそこには結構ボロボロなモスティマさんが立っていた。うん、命に別状はなさそうだ。

 

「ガス欠ならそうですね。...大丈夫でしたか?」

「死ぬかと思った...かな?」

 

槍がぶつかってたら危なかったとモスティマさん。それは大丈夫だ、当たらない位置に投げたからな。うん全然威張れないな。

 

「うん。大体分かったかな。じゃあ明日からキッチリやるからよろしく」

「あ、はい。よろしくお願いします」

 

頭を下げつつそう言うと満足そうな顔をしたモスティマさんが何かを思い出した様で、あっと声を出した。

 

「因みに今回はお咎めはないと思うよ」

「...へっ?」

 

じゃあ解散と言って彼女は訓練所跡から出ていった。

 

「取り敢えず、始末書と報告書を作って、瓦礫をまとめておくか」

 

その日は瓦礫を集める仕事と報告書、始末書の作成で一杯一杯になるのであった。因みにヴァルカンさんから借りていた槍なのだが...ボロボロだった。明日頭を下げなければ...

 

諸々の作業が終わった後、日付が変わった位に俺はドクターのいる執務室へと足を運んだ。勿論頭を下げる為だ。入室して書類データを渡し頭を下げた。

 

「すみませんでした!」

「あ、ははは...大丈夫。モスティマから聞いてるから」

 

多分、きっとと続けるドクター。聞くとどうやらアーミヤには事後報告だそうで......

 

「大丈夫か?それ...?」

「大丈夫だ問題ない」

「それはー「何が大丈夫なんですか?ドクター?」っ?!」

 

それは駄目なやつーと茶化そうとしたがその前に若い女性の声が入った。振り返るとそこには目が笑っていないアーミヤCEOが立っていた。

 

「ドクター?」

「すみませんでした」

 

一言で凄いスピードでアーミヤCEOの目の前まで移動したドクターは土下座をしていた。アーミヤCEOはそんなドクターをチラ見した後、俺の方に顔向けた。その顔はいつも通りの可愛いい笑顔であった。目はまだ若干笑っていないが。

 

「ドラグーンさん、報告書は」

「はい、報告書と始末書は今ドクターに渡しました」

「では、本日は上がって良いですよ。キチンとモスティマさんから報告受けてますから」

「は、はい」

 

凄味を出しつつそう言ってくるアーミヤCEOに何故か許されたので退室しようとするがふと暑い視線を感じそちらに向くとそこにはドクターが助けを求めている顔をしていた。

 

「失礼します」

 

済まないドクター、成仏してくれ。俺はキチリと頭を下げ執務室を後にした。

その後廊下を歩き自室に着くと前に何故か人だかりが出来ていた。

 

「えっ何で?」

 

するとその中の一人がこちらに気が付き近付いてきた。彼女は確か医療オペレーターの確かフィリオプシスさんだったっけな?何時だったかサリアさんに医務室で治療受けた際に注意していた人だったはず。

 

「目標人物発見。医務室への移動を要請」

「はいっ?何故です?」

 

現在の時刻は深夜である。なので救急以外はやって無いはずなので一応聞いて見ると、隣にいた茶髪のお嬢様雰囲気全開のフェリーン族の女性があからさまにため息をついた。

 

「何故って、貴方今日訓練所を粉々にした片割れですわよね?ーーにしては無傷そうね」

「モスティマさんには加減して貰いましたから、瓦礫も運良く当たりませんでしたし」

 

そう答えるとお嬢様はなる程と呟いた後、クルッと背を向けて歩き出した。何が聞きたかったんだ?そう思いつつ見送っているとふと立ち止まり

 

「好意は受け取るべきですわ」

 

そう言い残して今度こそ足早に歩いて行った。すると暫く会話に入ってこなかったフィリオプシスさんがズイッと近付いてきて

 

「連行開始ー」

「あ、あのフィリオプシスさんー?!」

 

結構容赦なく引っ張って来た。変に抵抗するのも変だなと思い俺は医務室へと連行されたのであった。

 

 

その後またサリアさんに説教&身体検査をして貰った。

 

「今後は直ぐに医務室に来るように」

「了解.....」

 

因みに、フィリオプシスさんは医務室に着いてから、別の用事があったようで今はサリアさんと二人っきりである。

 

「ふむ、では終わりだ。何か不調があったら何時でも来る様に」

「了解。では失礼します」

「ドラグーン」

 

診察が終わったようなのでとっとと退室しようとすると呼び止められた。なんだろうと振り返るとそこには少し緊張?しているサリアさん。

 

「...この前は助かった」

「あぁ、買い出しですか?別に気にしなくて良いですよ」

 

そう言うとサリアさんは首を横に振る。えっ買い出しでは無いとすると...?

 

「あっ、二日酔いのドリンクですか?」

「...そうだ」

 

頷きそのまま顔を俯かせるサリアさん。あぁお世話になったのは本人だった訳か。

 

「約にたったなら良かった。ではおやすみなさい」

「ああ」

 

俺はそう言って医務室を後にした。




相変わらず序盤は書きたい事多すぎて、話が進まない筆者です。

次回から色々特訓が待ってる.......筈です。

ではまた次回お会いしましょう!
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