執筆時間は錬成しましたっ!
ではゆっくりしていってね!
2020/11/21追記
おかしい表現の修正しました。
モスティマさんとの模擬戦?があった翌日。俺は朝早くに起きてグラニ、フェンに今日の特訓は少し変わると連絡した。
まぁ急な連絡になって申し訳ないなと思いつつ訓練所で彼女達を待っていると二人仲良く来た。
「あっ、ドラグーン教官!」
「おはよう。連絡は確認したか?」
「はい。しかし何故?」
早朝で悪かったと続けると二人とも頷いた。しかし、どうしてかやはり気になるようで、フェンが聞いてきた。
なので、俺は背に隠していた槍を彼女達に見せると二人ともにギョッとした。
「昨日、モスティマさんとの模擬戦で加減出来なくてな」
「えぇ......これ、ヴァルカンが打った槍だよね?」
グラニの言葉に頷くと、最早驚きを通り越して呆れた様だ。
「と言う訳で、申し訳無いが今日の特訓は二人の組手のみになってしまう」
「はーい」
「了解です」
まぁ、二人同士の組手はこの頃やっているのですぐ様用意にかかった。
「では、よろしくお願いします!」
「掛かって来なよ!」
ーーーーー
あれから模擬戦→反省会を2,3回繰り返し、何時もより早めに訓練を終え俺は鍛冶場に急いだ。
「失礼します」
「ん?ドラグーンか、どうしーー」
鍛冶場に入ると返事をしながら此方を向いたヴァルカンがふと俺の持っている槍を見て目を細めた。大体予想はついたようだ。
「すまない。昨日モスティマさんと模擬戦をした際にやってしまった」
なるべく簡潔に伝え頭を下げるとヴァルカンはため息を一つした後に
「......そうか」
「ととっ」
その言葉と同時にヴァルカンが丁度手に持っていた物を投げてきた。反射的に受け取り確認する。これはー
「直ったのか」
「丁度な。直した箇所は駆動部と穂先が消耗していたから新しくしておいた。何かあったらまた言ってくれ。あとその槍を返してくれ」
「分かった。ありがとう」
壊した武器は溶かしてまた別の鉄製品にするそうだ。にしてもよく怒られなかったな?
「その武器をあそこまで使える奴がこの予備の槍なら予測出来るだけだ」
口ではそう言うが顔は若干曇っていた。そうだよな自身が打った武器が模擬戦でボロボロになったらそうなるよな。
「すまない」
「......その謝罪は受け取ろう」
暫くの沈黙の後ヴァルカンはそう言った。まぁそう簡単に許してもらえないか。そう思っていると、ヴァルカンは少し此方を見つめた後に軽いため息をした
「今度作る武器のテスター」
「?」
「それでチャラだ」
それだけ言って炉の方に歩いていくヴァルカン。
「ありがとう。ではまた何かあったら端末に連絡ーー連絡先置いておくな」
返事は無かったが、最悪部屋隣だから聞いて来るだろうと納得して鍛冶場を後にした。
それから直った棒の調子を確認する為に訓練所へ向かい丁度訓練の合間だった様で、担当教官に許しを貰い隅っこで慣らしを始める。
「直したのは駆動部って言ってたよな?」
軽く棍の状態で振ってみるが明らかに振りやすい。普通にそこらへんでメンテナンスする店では経験上、中々出来ない事何だか予想を超えて来たな。
「次は槍にーーーはっ?」
シャンという軽快な駆動音と共に変な感触も無く変形が終わった。
「...正直舐めきってたな」
これは今すぐにでも更に調整を頼みたくなってきた。そう思いながら型やら技をやっていると、端末の着信が鳴った。すぐに確認するとそこにはドクターという文字が出ていた。
「はい、ドラグーンです」
[ドラグーン、今どこにいる?]
「訓練所ですよ?」
俺がそう答えると、今から昨日壊した訓練所に迎えとの事だったので、急ぎ向うとそこにはモスティマさんが瓦礫の上に座って此方を見ていた。
「結構速い到着だね。連絡先知らなかったからドクターに頼んだんだ」
「いえ、此方も配慮が足りてませんでした」
若干警戒しつつ返事をすると彼女は乾いた笑いをしてから此方に近付いて来た。
「まぁ私はあまりここに居ない身だからね」
「ドクターから軽く聞きました。トランスポーターですもんね」
ドクターから先程モスティマさんの仕事については軽く聞いた。長距離の運び物を良くやっているらしい。理由は何か感的に聞かないほうが良さそうだ。
「それで修行内容ですよね?」
「そうそうーー」
俺の言葉にモスティマさんはえーととわざとらしくポケットを探った後、2通の手紙を取り出し此方に渡してきた。
「こっちが修行内容。基本毎日やってね。それでこっちは君宛の手紙だよ」
「進捗報告は?手紙でも書けば?」
「そうだね、そうしようか」
にしてもそもそもあまりここに居ない人が俺の訓練見るのかが少し疑問に思うが気にしないでおこう。
「じゃあ今日は見れるから早速やろうか」
「はい」
取り敢えず杖を持ってと言われたので持つ。
「これはアーツ制御の練習をする為の杖でね。アーツを起動すると光るんだ。試してみて」
「はい....おぉ」
アーツを使うと杖の先端に付いてる石がチカチカとひかり始めた。
「うわぁ、これは酷い」
「元々適正がギリギリですからね」
「適正無くても使えるんだね」
稀に居るんだっけそんな人と続けるモスティマさんに頷く。
「それで、点滅を減らすように頑張れば良いんですか?」
「そうだね。結構根気が必要だけど頑張って」
「了解...っとと」
かなりキツイなぁ.....やはり身体を動かすのが好きだなと思った。
ーーーーー
「まぁそろそろ良いかな?」
「ぜぇ.....ありがとうございました」
単純作業とはいえ、やはり慣れない物をやるのは疲労感が凄かった。倒れ込んでる俺をモスティマさんは笑って見下ろしていた。
「ふーん、ドラグーンって根気あるね」
「メリットの方が多いので......ひぃ」
地べたに這いつくばっている俺に近付いてくるモスティマさん。
「ほら、そろそろ昼食時だよ?」
「ど、どうも」
手を差し伸べてくれたのでその手を取り立ち上がる。これを毎日やるのか
「これどこでも出来ますね」
「そうだね。まぁ一応自室内でやるのはオススメしないよ」
「了解」
最悪爆発するからねと続けるモスティマさん。うん先に言ってくれてありがたかった。
それから昼食をそのままの流れでモスティマさんと取った。世間話を少ししたのだが、まぁ結構な聞き上手なところもある様でつい話し込んでしまった。
「おっとすみません。つい話し込んでしまいましたね」
「おぉ本当だ。じゃあ私はこれでーー」
芝居かかったようにそう言って席を立ち食堂を後にするモスティマさんを見送って俺は机に頭をつけた。
「これを毎日かぁ」
今日は見られていたのもあって根性でどうにかしたが、明日から基本的に一人でやるであろう事実に気が付きやる気が失せる。
誰だって苦手分野を好き好んでやる奴は居ない。
「頑張るかぁ.....」
一週間やって何も変わらなかったら、術師オペレーターの誰かに聞こう。俺は心の中でそう決めて、席から立ち上がり食堂を後にした。
自室に戻りながら端末でフェンとグラニに武器が直ったので通常通りにやるとメッセージを送り、その後道草を食いながら帰宅する。
「そう言えば俺宛の手紙があったな」
懐にしまっていた手紙の内、修行内容と書かれていない方の封筒を確認する。確かに俺宛の様だ。送り主はー
「書いてねぇな」
書き忘れかね?俺は中身を確認する。するとそこにはこう書かれていた。
「『元気にしてるか?イノシシドラゴン。俺は元気にしてるぜ』か」
その一文が書かれているだけであった。
「あの人からか。相変わらず送り主書くの面倒くさがったな?」
俺をイノシシと表するのは一人しか居ないな。
返事はどうしようかね?
「出さないときっと来るよな、それは面倒くさいから書くか」
俺はいつも用意している便箋を取り出し、席に座った。
「相変わらず元気そうで良かったです。こちらも元気でやってますよ。こんなもんで良いか」
いい加減イノシシドラゴン呼びは辞めてほしいところではあるけどね。どうせやめねぇし。
「っとと、そろそろ午後の訓練だ」
俺は封筒にちゃちゃっと宛先、送り主を書いて中に書いたものを入れ武器を持ち自室を飛び出した。
「向う途中に配達を頼むか」
そう呟いて俺は人に当たらない様に廊下を駆け抜けた。
少し早い気がするけども、彼の武器が帰ってきました。
ここからは、若干術師オペレーターとの絡みが増えるかも?
感想・評価お待ちしておりますっ!
では、また次回お会いしましょう!