龍騎士   作:無課金系指揮官

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17話目ですっ!

真面目回が続いております
ほのぼのしたいなぁ←

ではゆっくりしていってね!


第17話:危機契約っ!その1

俺はドーベルマンさんの言葉を聞き、詳細を彼女から聞こうとしたがドクター本人に聞いてくれと言われてしまったのでドクターに連絡した。

するとドクターは部屋に来いとの事だったので、今ドクターの仕事部屋に直接向かっている。

 

「どうぞー」

「失礼します」

 

仕事部屋に着いて入室許可を貰い入室すると、そこにはドクターは座っておりもう一人右側にあるドクターの机より少し手狭ではあるが、仕事はできるであろうデスクにて椅子に座りながらノートパソコンに何か入力しながら此方を見ている紫髪の龍族...チェンであった。

 

「...ドクター、明日の任務についてなんですがーー」

「あーうん。今から説明するんだけどその前に一つ聞いていい?」

 

チェンは入室者が俺と分かったらすぐ作業の方に戻った。それを視界の端で見つつドクターに聞こうとしたら先に質問がある様だ。

 

「何ですか?」

「危機契約って知ってる?」

 

危機契約ー

それは天災トランスポーター達によって結成された非政府組織だ。

スローガンもあったがなんだったか。誰でも良いから命を救えって感じだった筈。まぁ俺も傭兵時代に何度か巻き込まれる形で参加した事がある。

 

「何度か参加した事があるので知ってるな」

「それなら詳しい說明は必要無さそうだね。明日からその任務に付いてきて欲しいんだ」

 

なる程ロドスも危機契約やってるんだな。まぁシャイニングのおかげでかなり身体の調子も良いし、参加するのは良いけれど...

 

「何故俺?俺より強い人ならロドスにも居るだろう?」

 

そこで仕事してるドラゴンとかな。そう心の中で続けつつそう言うと、ドクターは

 

「その強い人達からの推薦だよ。推薦来た人達が誰かも知りたい?」

「...いや、いいや。予想できるから」

「まぁ今日の秘書のご友人からの熱烈な推薦かな」

 

いいと言ったのにドクターは少し回りくどい言い方で呟く...鬼の方だったか。

 

「まぁ、どうしても嫌なら入れないけど」

「いや出るよ。丁度試したい事もあるしな」

 

メンテした棒の調子とかアーツ特訓の成果を見たいからなと続けるとドクターはよしっと小さくガッツポーズをした。

 

「じゃあ詳細を端末に送るから確認しておいて!」

「了解。では失礼しました」

 

そう言ってドクターの部屋から出ていく。

 

外へ出ると丁度開けると目の前に小さい黒兎とそれに絡んでいる長髪のフェリーン族が立っていた。

 

「アーミヤ社長、こんにちは。そちらの方は?」

「あっ、ドラグーンさんこんにちは。こちらはーー」

 

アーミヤ社長が何か言おうとする前にそのフェリーンはコチラに手を差し伸べつつ口を開いた。

 

「私はブレイズ。貴方の事は色んなオペレーターから聞いてるよ。よろしくねドラグーン教官?」

「よろしく。ブレイズさん」

 

そう言って握手をする。彼女の手はーー強い人の手だな。そう思っているとどうやら彼女も何かを感じ取ったのか、凄く機嫌が良くなった。

 

「へー!これは噂以上!」

「そちらこそ、結構な修羅場を越えて来てるっぽいですね」

 

人懐っこい顔をしながら、握手した後話しかけて来るブレイズさんにそう答えるとキョトンとした。何か変なこと言ったか?そう思っていると暫くの沈黙の後、彼女は何かを思い出したかのように口を開いた。

 

「そうだ、次の任務ーー危機契約ではよろしくね」

「ブレイズさんも出るんですね。よろしくお願いします」

 

よろしくねー。と言いながらドクターの部屋に入っていく。その後ろにアーミヤ社長も続いて入って行こうとするが、その前にふとコチラに視線を向けてきて

 

「今回の作戦。よろしくお願いします」

「こちらこそ」

 

そう言って今度こそ部屋に入っていく社長を見送り、俺は一息ついた。

 

「よしなら準備とかしなきゃな」

 

そう呟いて俺は足早に自室への道を歩いて行く。

 

自室に着いて棒の整備やら防具の点検等々をしていると時間が結構経っておりそろそろ夕飯時になった頃であった。机の上に放っておいた端末が震える。何かあったのだろうか?と確認するとメッセージが届いていた。差出人はーー社長であった。

 

「内容はー?顔合わせと懇親会?」

 

件名にはそう書かれていたので内容を読み解いて行くとどうやら今回の危機契約にて参加するメンバーを集めて文字通り顔合わせを行うようだ。因みに飯代はドクター持ちとの事ーー。

 

「色んな会社が混じってるからなのかね?」

 

俺のイメージ顔合わせは当日にやるのか基本的だったのでその対応に若干新鮮味を感じつつ端末を閉じる。無論参加するとの返事をしてからではあるが。

 

「よし、じゃあ行くか」

 

一応棒を持って自室を出る。会場は食堂だ。

 

 

食堂に着くと立食ビュッフェ形式となっておりもう既に結構な人数が集まっていた。そこに近づいて行くとクロージャが受付をやってるらしくバインダーを片手にコチラに近付いてくる。

 

「ドラグーン来たね」

「お疲れ様クロージャ」

 

労いの言葉を言いつつ彼女に近付いて行くと彼女は首を横に振りながら何時もの事だから大丈夫と返してきた。

 

「それに、私も食べれるしね〜役得役得!」

「納得してるなら何も言いません」

 

ワーカーホリックだよなこの人も...そう心の中で思っていると、ドクターが此方を確認したのか声をあげた。

 

「注目!」

 

それと共に静まる食堂、良き統率力だな。そんな謎上から目線をしつつ話の続きを聞く。

 

「私が危機契約に参加するのはこれで3回目で、何だかんだ皆馴染みの面々だと思うけど、今回新たに一人のオペレーターが参加する事となりました!なのでキチンと交流してね!」

 

じゃあ懇親会開始ー!と言う声で始まる顔合わせてか自己紹介せずに始まるんかいっ!?俺はまず飯を取りに行くべきか、それとも挨拶まわりをしたほうが良いか悩んでいるとコチラに近付いてくる一人のオペレーターがいた。

 

「ホシグマ」

「今回はよろしくお願いしますね?ドラグーン」

 

そう仕事モードで言ってくる彼女。本当にメリハリがしっかりしてる人だ。

 

「こちらこそ、よろしく。まぁどんな立ち位置に居るか分からんがな」

「そうですね」

 

ホシグマとそんな感じで話していると、昼間会ったチェンが誰かを引き連れて歩いて来た。

 

「ホシグマ、速いぞ」

「隊長が遅いからーーおや珍しいですね。貴女が共に来るのは」

 

チェンと共に来たのは、紺色長髪の女ループスであった。チェンは肩をすくめながら経緯を話し始める。

 

「そこで彼の事を話したら是非話したいとな」

「テキサスだ。よろしく頼む」

「これはご丁寧に。ドラグーンと申します、よろしくお願いしますテキサスさん」

 

テキサスさんの挨拶に返すと彼女は少しだけ眉を上げた。一瞬苛ついたのかと思ったがどうやら違うようだ。

 

「テキサスでいい。では失礼する」

「あっ、行ってしまった」

 

何か気に触ることしたかね?と悩んでいるとチェンが何時もあんな感じだぞと伝えてくれた。なる程そういったタイプか。ん?彼女を見ていると服についてるマークに目が行ったあのマークって確か

 

「ペンギン急便?」

「ん?あぁそうだな」

 

となるとあの人も結構はっちゃける人なのか。バイソン坊からは余り聞かない所から察するにそこまで問題児って感じではないのかな?

 

「それでチェンは何か用事があるのか?」

「別に用事がある訳ではないぞ?だか明日は共に最善を尽くそう」

「ああ。そうだな」

 

それを伝えに来ただけだとチェンは言って足早に去っていく。それを見送った俺とホシグマはふと顔を合わせ苦笑いをする。

 

「あれが俗に言うツンデレ的な奴か?」

「それを隊長の前では言わないで下さいね。機嫌が悪くなりますので」

 

ホシグマはそう言って明後日の方向を向く。あ、目が死んでいた。これはよっぽど面倒だったんだな。

俺は今後は思っても口には絶対出さないと約束をする。ホシグマはありがとうございますと丁寧に言い自分もこれにてと歩いて行った。

 

「そう言えば、今回のオペレーター一覧って分かるのかな?」

 

せめてどの職業がいるのかくらいは知りたいな。そう思い端末を調べてみると、ふとアーミヤ社長からメールが届いていた。それを読むとどうやら今回俺しか特殊オペレーターは居ないそうだ。マジか、他の特殊オペレーターと少しは接点欲しかったんだがな。

そうな事を考えていると今度はフィリオプシスさんとシャイニングが来た。

 

「ドラグーン教官、発見。今回の作戦ではよろしくお願いします」

「いえ、こちらこそ。作戦中どうなるか分かりませんがよろしくお願いします」

 

フィリオプシスさんは俺の返事を聞くと満足そうに微笑んだ後ーー

 

「zzzzーーー」

「...」

 

そう言えばサリアさんから少し聞いたな、鉱石病と種族によるものだって。倒れ込むことはなさそうだし気にせずもう一人の方にも挨拶しなきゃと思いシャイニングの方を向くと、彼女は凄くニコニコしながら

 

「治りきって無いのですから、絶対に無理はしないように」

「大丈夫だ問題「もし無理した場合は医療チームの面々に身体の事をバラします」絶対に無理はしません」

 

うん弱みを握られるのは久々だなぁ。呑気にそんな事を考えてはいるがきっとフィリオプシスさんが寝てたから言えた事だよな...起きてても暴露するとか無いよな...?そう意思を向けながら彼女の方を向くと

 

「ふふっ」

「復帰しました...?シャイニングさんどうかしましたか?」

 

丁度良く起きたフィリオプシスさんの言葉に何でもないですと答えるシャイニング。しかし俺は冷や汗が止まんなかった。

 

「じゃあ俺はご飯取りに行きますね!失礼します!」

 

そう言って頭を下げ二人を置いて俺は食事を取りに行った。

 

因みにそれ以降はブレイズさんに絡まれドクターに助けて貰うまで飲まされたのであった。




危機契約が終わるまでに上げようとしていたのに...とっくの昔に終わってしまった。

このお話では次で危機契約が終わる予定です。

評価・感想お待ちしてますっ!

ではまた次回お会いしましょう!
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