ゆっくりではありますが更新して行きますので暖かく見守って下さい。
では危機契約の作戦当日ですっ!
それでは、ゆっくりしていってね!
ブレイズさんに絡まれ飲まされた翌日。俺は早朝から龍門の郊外の見晴らしの良い高台の少し後方、高い崩壊しかけのビルの屋上に立っていた。高台には遠距離オペレーターと医療オペレーターが待機しているのが見える。
「そろそろ作戦開始時刻か」
その呟きと同時に眼下に広がる広場を駆ける猟犬が数匹出てきた。まぁ作戦概要はドクターから聞いていたが、ここまでほぼ予定通りか...
「怖い程の頭だな...」
そこらの名軍師クラスじゃこれは歯がたたないかも...いやいやそれは無いか?そんな事を考えていると先程から猟犬やらをザックザックと屠っていた先鋒オペレーターであるテキサスであったが、猟犬が更に大量に出てきたと同時にドクターから通信が来た。
[ホシグマ、今です!!テキサスの前に]
[了解!!]
バッチリなタイミングでホシグマがテキサスの対応仕切れない部分の敵を受け止めた。うへぇホントにギリギリだったぞ!?
[ドラグーン!そろそろ術士が来る!]
「了解」
ドクターの鋭い指示が飛んでくる。それと同時に俺はビルから飛び降り指定場所まで走った。陣取るは高台
「ドラグーン現着、これより作戦行動に移る」
それと同時に棒を槍に変形させる。よーし調子はかなり良いっと!!目の前にある安定して立つことも難しそうな建物奧にフード姿の術士を発見したので俺は迷わずその術士に向って槍を振り抜いた。久々にやるがこれがこの槍の真骨頂!伸びる刺突!!
しかし俺は二つ失念していた。この伸びる刺突は俺のアーツの使い方の一つで刺突する時に起きる風をそのまま届けると言った物であったと忘れていた事、そしてアーツ制御なるものを不器用なりにある程度物にしていた事である。その結果ーーー
「っ!?!?」
「.....は?」
相手術士が跡形もなく消えた。えった力み過ぎた???何時もはこれくらいだったはず...
そんな感じに考えていたのだが、その時ドクターの指示で後方支援を開始したシャイニングから通信があった。
[ドラグーン、くれぐれも今までの様に使わないように。威力が桁違いになる筈ですよ。既に遅いみたいですが]
「...あっ」
シャイニングに治療受けてたの完全に忘れてたわ。なら力加減しないと直にガス欠になりかねないな。と思っていると俺の攻撃範囲に入った敵が見えた。
「よーしこんな物かなっ!」
今度は上手く行ったようだ。通過した敵はどんどん消えていく。そしてあれから暫く経つとまたドクターからの指示が来た。
[敵重装兵に苦戦してるから援護しに行って!]
「高台から降りてですか?それとも高台から援護?」
どっちも出来そうな立ち位置に居たので聞き返すと即答で降りてとのお達しが返ってきた。
「了解!」
さてとこっからはチーム戦か。久々だが上手く行くといいなとと思い戦いが激化している広場へと急いだ。
「斬!!」
広場に近付くとチェンの鋭い声が聞こえる。それと同時に赤い斬撃が届くがそれをギリギリ耐えきったのか、重装兵の攻撃がチェンに迫るー俺は迷わずその重装兵に接近しその武器を持っている肩目掛け一撃を放った。
「「させない!!」」
その時一迅の風と炎が融合し、相手の右半身をエグリとった。炎結構な威力だなただの風がここまでの破壊力になるとは。
「チェン無事か?」
「...モーマンタイ」
そいつは良かったと言おうとしたら猟犬が俺目掛けて噛みつこうとして来たので回避した。するとチェーンソーがその猟犬を両断した。
「いやぁ、凄かったね!さっきの一撃!」
そこに現れたのは昨日の酔いどれ...の面影は一切ないロドスのエリートオペレーターのブレイズさんであった。
「いえいえ、あれはブレイズさんの炎が凄かっただけですよっ!」
後ろから抜けそうな猟犬の首元を槍で穿ち黙らせる。おっと後3匹ー抜けそうだったが、そこに現れたのはテキサスさんとサリアさんであった。
「ドラグーン、援護を」
「チェン、ホシグマ、ブレイズ回復するぞ」
俺はテキサスさんの要請に頷き彼女の援護をする。その間にサリアさんが負傷兵の手当をする。そして復帰した三人がこちらまでやって来て
「テキサスとドラグーン交代だ」
「了解」
「おう」
うーんまだ怪我もしてないが、これ危機契約だしな。あとドクターの作戦の一部なので一旦下がった。するとサリアさんの姿は無かったが高台からシャイニングの回復が俺へと飛んできた。
「なる程、セーフエリアか」
[そう言うことですね]
俺の呟きを聞いたのかシャイニングはそう返す。それと共にドクターからの連絡が来た。
[ドラグーン、急いでサリアの援護!結構まずそう!]
「っ!場所は!」
[ドラグーンの初め居た通路!]
俺は駆け出した。結構な近場にあったので直に戦闘場所についた。そこには複数の上級術士を一人で受け止めてるサリアさんが立っていた。
「くっ...まだだ!」
「ドクター!技使用許可!」
[良いよ!やっちゃえドラグーン!]
許可もおりたので、ボロボロのサリアさんに向け通信を入れる。
「この一撃受け止めれるもんなら受けとめて見やがれーー!![伏せろ!]」
ー激槍!!
俺はトップスピードで伏せたサリアさんの上を飛びこえ、敵の攻撃をも追い抜くスピードで敵に全力で槍を振り抜いた。
暴風が周囲の瓦礫を撒き散らしビルの表面をメッタメッタに傷つけた。技が終わった後に敵の姿は無かった。
「...ふぅ」
一応周囲の警戒をしつつサリアさんの方を向き口を開く。
「大丈夫か?」
「あぁ...助かった」
サリアさんはそう言うと同時に警戒を再開しようとしたとき不意に彼女の重心の軸がずれるのに気が付いた。
「っ!」
「サリアさん!」
俺は咄嗟に彼女を支える事が出来たのだが、その体制が少し不味かった。まぁ焦ってたのもあるんだが、少し抱き寄せる感じになってしまったのだ。
「〜?!すまない。もう大丈夫だ」
「えっ、はい」
サリアさんは少し焦って直ぐに離れた。怒ってる感じじゃなくて良かったぁ。
[作戦終了!皆周囲警戒しながら返ってきて!]
「了解......サリアさん帰りましょうか」
「......」
俺は通信にそう返事をしてサリアさんに話しかけたが、彼女は何かを考えて居るようだった。これ通信にも気付いてない感じか?
「サリアさん?」
「!何だドラグーン」
相当深く考え込んでいたようだ。俺がもう一回声掛けをするとサリアさんは少し驚いた後そう返してきたので、通信が来ていた旨を伝えると少し申し訳なさそうにして
「すまなかった。帰るか」
「そうですね」
サリアさんと共にドクター達が待つ地点まで歩いて行く。はぐれのマフィアやらレユニオンやらとの交戦は特に無く無事に合流地点まで到着する。すると周囲警戒していたブレイズさんがこちらに気が付いたのか手を振りつつこちらに近付いてきた。
「お疲れー!君達が最後だよ!」
「お疲れ様です。ブレイズさんは元気ですね」
俺はそう返事をする。サリアさんは挨拶もせずにブレイズさんの方に近付いて行きーー医療アーツをつかった。
「怪我の報告はしっかりやれ。いざという時それが命取りになる」
「あはは〜ありがと!ーーほら乗った乗った!帰るよ!」
あっ話題をそらした。まぁ特にここに居ても意味無いので俺は輸送車に乗り込む。サリアさんは愚痴愚痴と説教的な事をブレイズさんにしつつ後から乗り込んできた。
乗り込み終わり席につくと同時に車が発進した。それから暫く俺は報告書を記入を始める。周りは何やら話をしているようだが、まぁ特に声掛けてこなければ俺には関係無い話なのだろう。
「ふぅ...」
「報告書書くの速いな」
俺の作業をチラ見していたのか隣に座っていたテキサスが話しかけて来る。
「そうですか?」
「あぁ」
まぁ傭兵にしては速いのかもしれないなぁ。俺はそう返すとテキサスはそうだなと言って自身も報告書を書き始めたようだ。暫く眺めてると終わったようだ。やっぱり俺より早かった。
「二人共よく書けるね。私はそんなに早くかけないよ」
そんな光景を見ていたブレイズさんはどんと胸を張りながらそう言ってきた。うんそれは別に胸を張る事じゃない。
「ブレイズ、今回はキチンと期日までに出してね?」
「...はーい」
ドクターに注意を受けうだれるブレイズさんを背景に俺は今回の作戦を振り返っていた。
「ギャァァァ」
ブレイズさんの断末魔が邪魔してマトモに出来なかった。
次回から話が進んでいきます(予定)
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また、次回お会いしましょう!