まだヒロイン決まってないです
まぁ、まだ大丈夫でしょう←
では、どうぞ!
入室と共に言われた言葉に俺は困惑を隠せなかった。それを察したのかその白衣?の女性の隣に立っていたコータス族の少女が
「ケルシー先生っ話が跳躍し過ぎです!先ずは自己紹介でしょう!」
「...そうだったな。ケルシーだ。ここの医療部門のリーダーをしている」
ケルシー先生か、医者と言うのはどんな場面でも会うと気力が無くなるな。それにしてもこの人が医療部門のリーダーと言うなれば、このコータスの少女は何者なんだ?
「私はアーミヤといいます。ここロドスのリーダーです」
「...ドクターから聞いたと思うが、流浪の....傭兵?をしてるドラグーンという」
疑問に思っていると、向こうから自己紹介してくれた。
ーこの少女がここの社長さんでしたか。少し若いと思いつつも自身も自己紹介をする。
「はい、それでケルシー先生が仰っていたのは、貴方の戦闘をドクターから聞いたので是非スカウトしたいのですが」
アーミヤ社長はどうでしょうかと、首を傾げている。その姿はとてもかわい....いや、その前に返事をしないとな。
「まぁ、流浪人としてそちらの要望は嬉しいのですが、私も仕事の最中でして。今すぐは難しいですね」
申し訳ないと答えると、アーミヤ社長は何か閃いたという顔になり
「それなら、またその仕事が終わったら、是非ともロドスに来てください」
「そうですね。えーとお話はこれで終わりですか?」
「はい。ではこれから数日貴方が過ごす部屋にご案内しますね」
ついて来て下さいと社長は言った。社長自ら案内なんて、何でそんなVIP対応なんだろうか。そうかドクターはこの会社にとっては重要人物だったからか。それを救った俺は一応重要な人....になるのかな。
そんな事を思っていると、ある部屋に通された。結構広いな。
「ここです。一般のオペレーターさんと同じ部屋になってしまうのですが」
「十分ですよ」
あのまま荒野に居たら、地べたに寝そべる事になっていたからな。と心の中で答える。
そうしていると、部屋の説明が始まった。
「こちらがルームキーです。お手洗いと、シャワー室はこの扉の向こうにあります」
「了解です」
成程、まぁホテルみたいな感じかな。一人用にしては少し広いが、住む事を考えると良い感じかもしれないなと思った。
「一応何かありましたら、こちらの端末で呼んでください。一応艦内の見取り図もありますが、ここは複雑なので」
「あ、ご丁寧にどうもありがとうございます」
俺がそう言うと、社長はでは失礼しますと言って部屋を後にした。そうしたら先ずは端末を弄ってみるかな。
先程まで持っていた荷物を部屋の隅に置き端末を手にとって見始めた。
「えーと?地図は何処だ?.....っとこれか」
取り敢えず、地図さえあればどうにかなるだろうと思っていた俺は目の前にある迷路を理解するのに時間を要した。
「...成程、これは暫く端末持ちながらの移動になりそうだ」
思っていた数倍迷路となっていた。これは龍門に着くまでには到底覚えれないなと思った。
それから、色々内部にある施設の詳細等を見ているとグゥゥーと音が聞こえてきた。
「....食堂って使えるのかな?」
さて、そこら辺は聞いて無かったな。もしくは俺が聞いて無かったか。どちらにしろ確認しないとと思いおれはアーミヤ社長に通信しようと思ったがー
「これは、メッセージ機能か?」
ならば丁度いいだろう。社長さんは忙しいだろうからな。もし返事が来なくても、最悪の保存食料はあるからな。でも温かい飯が食えるのならばそちらの方が良いに決まっている。
そう思いメッセージをアーミヤ社長に送る
>アーミヤ社長、ドラグーンです。一つ質問があるのですが、食堂は私は使えるのでしょうか?
お時間がありましたら返答していただけると幸いです。
「っと、こんな感じで良いかな?」
送信っと...じゃあ取り敢えず、腹の虫の我慢が聞くまで武器のメンテナンスでもやって時間潰しでもするかな。
「....って、先ずは武装系を取りに行かなきゃな。えーと場所は...っと」
うん。これは良い時間潰しになるな。俺はそう思い部屋を後にした。
ーーーーー
あれから何度かスタッフさんに場所を確認しながら、ガレージに向かい武器を持ち部屋に戻り整備をしていると端末が震えた。
「...ん?あっ」
そこにはメッセージの着信を知らせていた。確認するとそこにはこう書かれていた。
>ドラグーンさん。アーミヤです。食堂の方には連絡してありますのでどうぞお使い下さい。
「おぉ...!それは良かった!」
俺は感謝の意を伝え、端末片手に食堂に向かった。正直あと五分遅かったらあのクソマズ携帯食料を食べていた。
早速端末片手に基地の中を歩いていると、何やら良い匂いがしてきた。
「ここが食堂か」
さてとカウンターに行くかな。メニューは一般あるから面倒だし日替わり定食でいいや。メニューを適当に決めいざカウンターに居る人に声をかける。
「日替わり定食一つ」
「はーいっ!まいどっ」
カウンターにいたウルサスの少女が元気よく答えパパっと作り...って速いな?!
「はいっ!出来たっ!」
そう彼女が渡してきたのは、極東の料理達であった。俺が驚いていると、目の前の料理人はニコッと笑い
「君、多分そっちの生まれでしょ!」
「....ありがとう」
何故バレたのか等々気になるが、好意は受け取ろう。それに並びだしちゃったからな。
俺はいそいそと空いてる席を探した。どうやら混んでる時間だったようだ。探していくと運良く奥のカウンター席が空いてたのでそこに座る。
「頂きます...上手いな」
うん。これは普通に飯屋が開けるレベルだな。満足しながら食べ終わり、食後のお茶を飲んでいると声をかけられた。
「すまないが、少し時間良いだろうか?」
「...どちら様ー」
ですかと問おうとしたら、そこに立っていたのは昼間に共闘した般若の鬼だった。
「私はホシグマという。あの時は助かった」
そう言って手を出してきた。
姿は同じだがその砕けた言葉遣いに少し違和感を感じたが、どうやら仕事中とプライベートでキチンと分けれているタイプの人なんだなと思った。
「俺はドラグーンだ。こちらこそ助かったよ」
俺は立ち上がり彼女の手を握った。って結構力強いな流石鬼というところか。握手が終わり要件は何なのだろうと思っていると、彼女は本題に入った。
「要件は私と戦ってほしい」
「...なるほどね」
理由は何となく分かった。大方俺の力を見たいとかそんなんなんだろうな。俺は目を伏せて残ったお茶を飲み干し、彼女の方を向く。
「どこでやるんですか?流石にここで始めるのは気が引ける」
「!なら付いてきてくれ」
ホシグマの案内のもと、俺は訓練所に着いた。因みに武器はキチンと持ってきた。
「おっ来た」
訓練所に入るとそんな声が聞こえた、声のしたほうを見るとそこには監視場所みたいな所に入っているドクターとケルシー先生、それに龍族の女性...他にもポツポツと立っていた。
「あまり驚かないんだな」
「まぁ、予想出来てましたし」
ホシグマの言葉にそう返すと彼女はそうかと言って訓練所の中心に向かった。俺も少し彼女から距離を開けて後をおう。
「じゃあ、始めるぞ」
「はいよ」
ホシグマは般若の盾をコチラに向けた。俺も部屋から持ってきた棒を槍にせず構える。
「「.......」」
静寂が両者の間に流れた。ここまでの御仁と相対するのは久々だし、油断せずに行こう。
そしてその静寂が続くと思われた瞬間に俺達は同時に動き出した。
「「ーーーー!」」
ーーーーー
ーーーー
ーーー
訓練所が一望できる管理所にて、私はアーミヤやケルシー、それ以外にもその場にいた面々で眼下を見守っていた。
そこには、緑髪をした長身の鬼と、同じくらい長身でその手には棒を持った龍が相対して気を探っていた。
「始まりませんね。ドクター」
あの状態でかれこれ数分が経過しているので、アーミヤがそう言ってきた。私はそうだねと答える。すると凛々しい女性の声が後からした。
「それだけ互いに隙が無いからだ」
「チェンさん」
そこにはホシグマの上司であり友人のチェンが腕を組んで立っていた。
「だが、そろそろー始まったな」
「「!」」
チェンがそう言うと同時にものすごい爆音が聞こえた。急いで眼下を見下ろすと戦闘が始まっていた。
開始から展開されたのは、ホシグマの盾による猛攻であった。彼女と作戦に出て何度も見た頼もしさがある。そんな攻撃が続く。しかしー
「凄いな、ホシグマの猛攻をああも上手くいなすとは」
「そうですね。ドーベルマンさんはどうも思いますか?」
チェンの一言に同意しながらアーミヤはロドスの教官であるドーベルマンに意見を求めた。彼女は少し悩んだ後に口を開いた。
「ふむ。ドクターから聞いた限りだと奴の獲物は槍だと聞いたが?」
「確かあの棒の先端が展開して槍になる筈」
そう言えばなんで初めから使わないんだろう?私が悩んでいるとチェンがいる方からため息が聞こえた。
「ドクター。すまないあれはまだ『じゃれ合い』だ」
「はい?」
チェンが言った意味が分からなかった。だってあれだけ激しい攻防だよ?!考えている事が分かったのか今度はケルシーが口を開いた。
「確かにその様だな。実際ホシグマが般若を使ってないだろう?」
「...あっ」
そこまで言われて、ふと先程ホシグマに頼んだときを思い出していた。確かあの時彼女は般若を使わなければ勝てないとまで言っていた...!そう革新した時に、ドーベルマンがニヤつき呟いた。
「始まるな」
それと同時にホシグマが般若を起動した。あの何時も頼もしくも恐ろしい般若が浮き出ていた。そしてそれを見た彼も棒を槍に変えていた。
「...アーミヤ。声は聞こえないのか?」
「!はい今つけますね!」
チェンの言葉にアーミヤは若干焦りながら音声をオンにした。
[はぁぁああ!]
[しっ!]
全てを押し潰さんとすふホシグマの攻撃を上手くかいくぐり、接近し攻撃するドラグーン。しかしそんなドラグーンも徐々にホシグマの攻撃を受けていく。
「ふむ...」
「ケルシー先生?」
そんな時、ケルシー先生が何も言わず立ち去ろうとしたのでアーミヤが引き止める。すると彼女は一言
「彼を雇うかどうかはアーミヤとドクターに任せる」
そう言って、部屋を後にした。思った以上に時間が掛かったからかな?と思っているといつの間にか戦闘音が消えていた。
「最後だな」
「そうだな」
チェンとドーベルマンがそう言った。
そこには、開始時と同じように構えている二人の姿があった。
そして、今度は両者ではなくドラグーンのみ動き始めた。そしてーーー
思わず耳を塞ぐほどの爆音があたりに響き渡った。
「どうなった....?」
ドーベルマンの声は若干焦っていた。確かにこれだけの爆音何方かが怪我をしている事だってあり得る....!そう思い煙が晴れるのを待っているとそこから出てくる人影がーー2つ。
[予想以上でしたよ。ホシグマさん]
[本気を出していないのによく言う。あとホシグマで良い]
[なら俺の事もドラグーンで良い]
二人ともボロボロではあれ、普通に談笑していた。それを見た瞬間ホッと胸を撫でおろした。
「じゃあ、これにて解散かな?」
「そうですね。...ホシグマさん、ドラグーンさんお疲れ様でした!今日はこれから一応手当を受けてから帰って下さい!」
私の一言に頷きながらアーミヤは下の二人に業務報告をしてもう一度コチラを向いた。
「ではドクター、ドーベルマンさん、チェンさん。夕飯でもどうですか?」
うん。アーミヤがそう言うのは良いんだけどさ、それ絶対彼の事について話し合うだけだよね?
仕事はやだなーと思いながら、私はアーミヤの後をついて行った。
何故試験(戦闘に?)なったんだろう...?
勝手にキャラが動くのは仕方がない事だなっ
次回は、龍門に着けると良いなぁ
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