龍騎士   作:無課金系指揮官

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第三話です。

まだまだ執筆速度が遅くリハビリは長くなりそうだと思う今日この頃でございます。

では、ゆっくりしていってね!


第4話:入社

バイソン坊と話しをした日から早数日、俺はある所目指し相棒を走らせていた。

 

「さらば龍門。また来るぜ」

 

良い場所が多いからなと思いなら龍門の近くに止まっている移動都市に目を向ける。

 

「さてと、受かると良いなぁ...」

 

その呟きは風に乗り何処かに吹き飛ばされていった。

 

その後送られてきた試験概要の通りに乗艦する前に受付のおっさんに一報入れると、更に詳しい艦内図が渡され

 

「時間までにその場所に待機するように」

「了解しました。ありがとうございます」

 

図を見ながら、相棒を指定された駐車場へ停め時間を確認。移動時間も想定して思った以上に余裕が無く少し足早に目的地である会議室の前に立った。

 

「まぁ集合時間前だから誰も居ないのかな?」

 

中に入るか悩んだが、一応廊下で待機する。暫く経つと後ろから声を掛けられた。

 

「貴方がドラグーンさんですか?」

「あ、はいそうです」

 

話しかけてきた人物は人事部のお偉いさんの様だった。簡単な筆記試験をするみたいだ。ヤバいな俺は学校に行っていないので独学でどこまで食らいつけるか心配であったが、どちらかと言うと結果は良かった様でお偉いさんの口角が少し上がったのを確認した。

 

「試験は以上です。では次は面接に移りますが、よろしいでしょうか?」

「はい、大丈夫です」

 

予想通りに面接が始まったので、履歴書の通りの答えと質問を答えていった。内容はまぁ傭兵としての経歴の確認と出身地の話程度であった。ーにしてもそれも確認程度で終わってしまった。

 

「はい。ありがとうございます。では結果をお伝えします」

「...ゑ?」

 

今結果と言いましたか?はぇ?困惑している俺に人事部主任はにこやかにこう答えた。

 

「合格ですよ。そもそも人柄は前確認してましたしね」

「???」

 

その後困惑している俺に対して人事部主任は優しく今後の予定を組み上げていってくれた。因みにそもそもこの試験は本当に確認作業であった様だ。アーミヤ社長から俺の名前があったら一報入れろと言っていたそうだ。これは俗に言うコネ入社かな?と思いつつ今後の予定を見ながら、現在部屋に向かっている。流石に前回居候した所では無かったが、まぁこの付近なら何となくわかるのでサクサク歩いて行く。

 

「ここだな?うん間違いない」

 

一人部屋なので借りたキーでロックを開け中に入る。

 

「よーし、荷ほどきするかな」

 

と言っても正直物は殆ど無いんだけどね。まぁ長く居そうだから少しづつものを増やしていくかな。

 

「よし、終了っと。早急に必要なのは武器ラックかな」

 

無造作に立て掛けるよりそっちの方が良いだろうと思い、買い出しに向かおうと扉の前に向かうと同時に呼び鈴がなった。

 

「は~い、どちら様で?」

 

俺は聞こえているか分からないが、そのまま扉を開くとそこにはアーミヤ社長が立っていた。

 

「ドラグーンさん。今大丈夫ですか?」

「?はい大丈夫ですが」

 

何の用だろうか?今日の予定は特に無かったはずと思ったが社長は少し申し訳なさそうにした後状況を話し始めた。

 

「今からドクターの所に一緒に来ていただいてもいいでしょうか?」

「あぁ成程。良いですよ」

 

多分時間の記入ミスか何かだろう。特に今から急いでやたなきゃならない事は無いのでそう返すと、社長はホッと安心したのか息を吐いた。

 

「では、準備が出来たらお願いします」

「何か必要な物はありますか?」

 

その問いに社長は暫く悩んだ後

 

「では、何時も戦う状態でお願いします」

「了解」

 

何時も戦う恰好となったら今着ているのがそうだし、後は部屋に置いてある槍を持ってっと。俺は忘れものが無い事を確認した後に、部屋を出た。

 

「それでは、行きましょう」

「了解です」

 

 

その後特に何の話も無く廊下をひたすら歩いて行く。まぁたまに職員の人達にアーミヤ社長が声を掛けられていた程度であった。その時は特に話題に入らない様に軽く自己紹介をするかしないか程度の会話だけしていた。

そんなこんなで歩いて行くと、アーミヤ社長はある部屋の扉の前に立ち止まった。

 

「ここです。私に続いて入って来てくださいね」

「あ、了解です」

 

何かさっきから了解ですとしか答えてないので、ロボット感があるけどそれは仕方がないのだ。緊張しているんだよ。

まぁ、向こうは特に何も思っていないのか入室した。

 

「失礼します。ドクター連れて来ましたよ」

 

アーミヤ社長の言葉に黒いフードによって顔は見えないが、うん気配があの時のドクターだな。どうやら影武者ではなさそうだ。彼女は下に向けていた顔を上げた。

 

「あぁ、アーミヤ。お疲れ様。あと...」

「初めまして。いやお久しぶりです。この度特殊オペレーターとして配属になりました、ドラグーンです。これからドクターの下でお世話になります。よろしくお願いいたします」

「「......」」

 

上司に対する言葉遣い....合っているだろうか?暫くぶりに使ったので少々間違っているかもしれないなと思いながら頭を下げるが、帰って来たのは沈黙であった。

 

「...っは!頭を上げて良いですよ!ドラグーンさん!」

「え~と、あの時のドラグーン...さんですよね?」

 

何時まで頭を下げてればいいんだろうと考えていると、先にフリーズから復帰したのかアーミヤ社長が慌てて顔を上げてと言ってきた。なので頭を上げるとドクターが困惑したような声音で聞いてきた。

 

「そうですよ?何かありましたか?」

「いや、あの...何時も通りで良いですよ?」

 

流石に時と場合によるけどとドクターは言ってきた。その言葉に隣に居たアーミヤ社長も項いた。ありゃ?気を使われている?まぁ向こうがそう言っているならお言葉に甘えるとしますかね。

 

「んんっ!じゃあ普段はこれで行かせて貰うわ。よろしくな」

「はい。よろしくお願いします」

 

俺の言葉に頷きながら、そう言うアーミヤ社長。うん彼女の言葉遣いは多分癖なのかな?因みに後ろでドクターも頷いている。

 

「じゃあ、これで今日の予定は終わりですかね?」

「うん。...ん?」

 

俺の言葉に頷きながら答えるドクターであったが、突然鳴った端末をタッチして話し始める。まぁスピーカーモードなのでまる聞こえである。

 

[ドクター!輸送隊がレユニオンに襲われています!]

「今動ける部隊はー!」

 

ドクターの目がコチラの方を向く。詳しく言うと俺とアーミヤ社長を見ていた。

 

「ドラグーン。突然で悪いけど、今の体調的にあの時と同じ位の力出せる?勿論無茶言ってるのは分かるけどー」

「ードクター。今は貴女にこの槍を預けよう。さぁ命令を」

 

ドクターの言葉を遮り槍を展開して言葉を紡ぐ。それで理解をしたのか、ドクターは一言感謝の言葉を言い隣にいるアーミヤに視線を送る。

 

「行きましょうドクター。一応今出れる人達を集めました」

「うん。まずはハンガーまで移動しよう」

 

状況把握は移動しながらねとドクターは足早に部屋を後にした。




いきなり出撃となった不運なドラグーンはどうなるのか!?

では、また次回お会いしましょう。
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