第1話 ~俺、転生?
やぁ皆さん初めまして。俺の名は○○、そこら辺にいる三〇代のおっさんさ。
…実は俺、かなり困っているんだよね。…自分の名前の他に、自分自身が何者なのかよく分からんのだよ。普通に生活をしていたような気がする、ちょいと昼寝して目覚めたら見知らぬ場所。更に自身の姿を見て驚く、…だいぶ若返っているっぽい。微かに残る記憶では飲食店勤務のおっさん、…それが六歳ぐらいのガキんちょになっとる。しかもボロを着てみすぼらしい、…どうなってんだ?
…よく分からんから色々と調べてみた、…たかが知れているけれど。
先ず最初に俺の名は無いようだ、…何故無いのか? それは独りぼっちの放浪者だから。…簡単な話、俺は孤児らしい。さ迷って見付けた村で気付いたんだよね、…何かハードじゃね?
更に更に、何処から来たのか分からん孤児故に歓迎はされない様子。気味悪がられている、…まぁ気持ちは分かるが傷付くよね? とりあえず、早々に立ち去った方が良いかも知れんな。俺は愛想笑いしつつ頭を下げながら村の外へ、…そして直ぐ様ダッシュでその場を後にした。
村から逃げるように山の中へ、…そこで一人考える。これはアレじゃなかろうか? 異世界転生とかっていう超常現象。詳しくは知らない、知らないがそれ以外では説明がつかないと思う。三〇代おっさんの記憶が前世かどうなのかは知らない、知らないがその記憶とその他雑学っぽいことしか思い出せない。雑学と言っても浅い、知識無双っていうのは出来ないと断言出来る。所詮は下民の飲食店勤務、三〇代のおっさんに何が出来るというのだろうか? …料理しか出来ねぇよ。
超常現象・異世界転生か…、知識の無いおっさんを対象にするなよマジで。…まぁ仕方なしに新たな人生を送らなきゃならない、そのことだけが分かる不親切な現象。どうしろっちゅーねん!! と一人キレる俺に謎の閃きが…。
そういえば何かで見たな? こういう時はステータスを確認すると、それがお約束であると。…本当にマジでよく分からんが他に方法が思い付かない、…よって見るだけ見てから考えましょう。ある程度のゲームはしてきたからな、…ステータスから道が拓けるかも知れん。
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名前:○○
クラス:孤児
LV:1
HP:10
力:3
魔力:1
技:4
素早さ:3
運の良さ:20
守備力:2
魔法防御力:1
移動力:3
所持金:0G
所持アイテム
なし
指揮官:☆
所属:なし
武器LV
剣E
槍E
斧E
弓E
杖E
炎E
雷E
風E
光E
闇E
スキル
なし
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…見てみたけれど、強いのか弱いのか全く分からない。分かるのはただ一つで運が良いってこと、…孤児なのに。後は器用貧乏ってヤツか? 何となくだがEって一番低いレベルだよね? …う~ん、運が良いだけの雑魚ではなかろうか? まぁガキんちょだから仕方がないとは思うけれど、…独りぼっちの俺の人生はハードに決まりだね! こんなんで新たな人生を謳歌出来るんか? …不安だぜ。
………にしても、何かこの世界を知っているような気がするのは気のせいか? …ステータスに見覚えがあるようなないような? …思い出そうとしても思い出せん。思い出せんならそれでもいいか、それよりもこれからどうするのがベストか考えよう。何もないこの身一つでどうすれば、…とりあえずは生きるを目標に頑張るしかないかな?