(い、一体何なんだこいつは……………!!!!
こいつがここの《転生者》なのか………………!!!?)
「おん? なんやワレ。《転生者》やないかい。
しかも昨日来たガキとは違うみたいやのぉ?」
(僕の正体に気付いた!? って事はやっぱりこいつが………!!
それにこのしゃべり方は…………!!!)
哲郎はその
(って事はこいつは僕と同じ
「おい
(
って事はやっぱり…………!!!)
哲郎は自分の立てた仮説が真実味を帯びていくのを頭で実感する。そして同時にここで何人もの少女が徒に殺されていた(であろう)という事実が怒りをふつふつと滾らせる。
それでも哲郎は頭を冷静にさせて
「も、申し訳ございません!!!!
私の信仰心が足りないばっかりに侵入者の存在を許してしまって…………!!!」
「なら話ァ早いやないか。そのガキとっとと摘み出せや。 ケツァ拭いたるさかい。」
「か、畏まりました!!! 直ちに!!!」
(
それとも殺す以外の対処法でもあるのか!?
例えば、僕の記憶を消す方法とか……………。)
「!」
マリナは目を見開いて哲郎に向かって来ている。そしてその手にはなにかの薬品を染み込ませたであろう布が握られている。
その立ち姿だけで『自分の口に布を当てて眠らせる』という作戦が手に取るように分かる。
見開かれた目は哲郎を凝視していた。
『今ここで自分を撃退するしかない』と強く心に決めた目だ。
「うわああああああ!!!」
「…………………………………………」
(………たとえ弟さんに不幸があったとしても、何かにすがる道しか無かったとしても、それでもあなたに同情する事は出来ません。
ドゴッ!!! 「!!!!」
マリナが哲郎の口目掛けて伸ばした布を握った手を躱し、それに合わせて首筋に手刀を振り下ろした。痛いと感じる暇も自分が倒されたと感じる暇も無く白目を向いて倒れる。
哲郎は倒れる彼女を受け止めた。そこにはなんの感情も無かった。
「…………お仲間が一瞬で倒されたって言うのに表情一つ変えないんですね。」
「お仲間ァ? 笑わせんなや。
何が悲しくてそんな
「………………… (あなただって人間
人型の植物の魔物の
「………ってかワレ、何処の馬の骨や?
何処でここの事を聞き付けおった? この
「………僕の名前は
ここへはとある人から依頼を受けて来ました。それで貴方達の事を掴んでここまで辿り着いたんです。」
「……そうか。 で、昨日ここに
「……彩奈さんは僕の友達の一人です。彼女のおかげで貴方の存在を知る事が出来ました。
それと、僕も二つ聞きたい事があります。
………この宗教団体から《卒業》した人達はみんな行方不明になっています。彼女達を殺してその血を飲んでいたのは貴方ですね?」
「………そうや。
っちゅうたらどうすんねん?」
「……………………………」
哲郎は昂る頭を冷静にさせて話を続ける。
「………ならもう一つ、
…………貴方の仲間に派手な格好で傘をさした人形使いの女は居ますか?」
「せやから 居る っちゅうたらどないすんねやって聞いとんねや。 答えろやカス。」
「……………里香を知ってるんですね。 それなら僕の取る行動は一つです。」
「……………」
哲郎は構えを取って目の前の
「この場で貴方を倒して、貴方の後ろに居る人達の事を全て教えて貰います!!!!」
「………
調子乗っとんちゃうぞ クソガキが。」