IS Let's make you a happy days   作:AK74

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ISの8巻買ってみました。
それで思ったことは一つ。

一夏ァ!!!テメェ表でろや!!!!

です。はい。
いやぁ、こんな殺気を覚えたのは久しぶりのことでしたよ~。

でも、まぁ、楯無さん可愛かったから一応良かったです。
そうでなければ多分今頃8巻はゴミ箱の中に・・・

あと千冬さんマジ強すぎ。



 第十五話

「義兄さん。全然攻撃できてないよ?このままだと私の勝ちになるけど」

 

「そう思うなら、この弾幕をどうにかしろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッ!!!!!」

 

「あ、それは無理」

 

 あの日から数週間。

 放課後俺はアリーナで地獄を見ていた。

 

「えいえいえ~い♪」

 

「どぅわぁぁぁぁぁぁぁっ!!??」

 

 簪のISから放たれる軽く50はいってそうなミサイルの雨に、毎分約2000発の弾丸を打ち出すリヴォルヴァーカノンが6門。

 はっきり言って白騎士にはオーバーキルすぎて笑えない。

 とてつもない追尾性能を誇っているミサイルに狙われる中、リヴォルヴァーカノンの一斉射撃を受けるような状態だから、白騎士の速度をもっても避けきれず被弾が積み重なってガリガリエネルギーが削られていく。

 その姿はまるで空中要塞のようで、数馬あたりが見たらきっと涙を流すに違いないと思える重火力。

 ゲームとかで重火力のゴリ押しはよく使っていたけど、実際だとここまで怖いとは思わなかったよ。

 簪のISが完成したから初陣に戦おうぜというノリが言えなかったかもな・・・・・・

 

「義兄さん?そろそろ本気出していい?」

 

「え゛!?今までのが本気じゃないィ!?」

 

 簪のトンデモ発言ここにあり。

 というかこれで本気じゃないってどんだけ・・・・

 

「うん。この機体初めてだったから。でもそろそろ慣れてきたしとっておきの単一仕様能力を出しちゃうよ」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

 簪のISが最初から単一仕様能力を使えるように作られていたからそれくらいは知っていたが、慣れたくらいで単一仕様能力が使えるものか?

 

「ねぇ義兄さん?私の単一仕様能力には5種類のモードがあるんだけど・・・・・・・どれがいい?」

 

「どれもヤダ!!!!!」

 

「じゃぁモード02のミサイル砲ね」

 

 拒否権というものは無いみたいだ。

 ミサイル砲とは名前だけで、とんでもない火力とかいう罠があるようにしか思えないのは俺だけじゃないはずだ。

 

「起動。[規格外武装(オーバーウェポン)]モード02,MULTIPLE PULSE」

 

 簪がその言葉を呟くと、名前負けしていない規格外の武装が展開される。

 両サイド合わせて10個のミサイルコンテナがあり、ISを覆い尽くすくらいデカイ。

 下手すればIS並みの大きさくらいあるんじゃないだろうか。

 

――――警告、[規格外武装(オーバードウェポン)]モード02,MULTIPLE PULSEにロックオンされています。数およそ130。

 対射撃武装用システム[心眼]起動します

 

 白騎士が警告を出し、[心眼]が起動。 

 視界に、130近くあるとされるミサイルの軌道予測ラインが現れた。

 これのおかげでセシリアのビットを避けきることはできたんだけども、

 

(今更なぁ・・・・・・)

 

 はっきり言って、単一仕様能力というくらいだから絶対都合よくいかないはず。

 [心眼]は便利なんだけども、あくまで軌道予測であって自動回避はしてくれない。

 つまり、1対1なら反則な性能を誇るが、弾幕には弱い。

 ようするに数撃ってなんぼである簪のISにはめっぽう弱いということだ。

 何事にも弱点はあるという訳なんだろうね。いい事知った。

 

「私の勝ちだよ。義兄さん?」

 

「は、ははは・・・・・」

 

 直後、俺に向けて放たれた大量のミサイルに飲み込まれエネルギーが一瞬にしてゼロ。

 というかオーバーキル過ぎる[規格外武装(オーバードウェポン)]とやらは、俺を蹴散らすだけでは飽き足らず、アリーナをしばらく使い物にできなくした。

 つまり半壊ということ。

 

・・・・・・・・強すぎないか?

 

 

 

 

 

 

 そんでもって次の日。

 クラスの奴等がしでかした仲直りパーティーみたいなののおかげで、以前よりは女嫌いが治ってきたこの頃。ついでにセシリアと仲直り?はした。

 最近は凪沙とのことでおちょくられることが多くなったけどな。

 

「うっす」

 

「あ、織斑くん!ちょっと来て!!」

 

 教室入ってかけられた第一声がこれ。

 ホンの最近までビクビクしていたのが懐かしいくらいだ。

 なんだかその女子の覇気?がすごかったから行ってみると、このチラシを見て!!と言わんばかりに押し付けられる。

 なんだよ一体?と思いつつチラシを見る。

 

「へぇ・・・クラス代表トーナメントか。面白そうじゃん」

 

 どうやら5月末に行われるみたく、それぞれのクラス代表の総当り戦をして勝ち星が一番多いクラスが優勝というらしい。

 たしか1年は5クラスまであるから、5回戦うことになるのか。

 というか総当たり戦ならトーナメント言わないよな? 

 

「違う!トーナメントのことじゃなくてここを見て!!」

 

 ・・・・・なんだか勢いがすごいことになっているし、怒られた。

 理不尽だ。

 指をさされた所を見る。

 

 クラス代表トーナメント

 優勝賞品 食堂デザート半年無料券!!(2品までが適用範囲)

 

 優勝できなくてもデザート5割引券5回分!!

 

 

 き、興味ねェ・・・・・・・・

 デザートとか好きじゃないし、というか甘いもの全般あまり好きじゃないわー。

 だから、チョコとかキャラメルとかは食った試しがない。もちろん金平糖とか飴玉とかも。

 チョコあたりはまだしも、こんぺいとうとかあたりの砂糖の塊食ってなんになるんだろう?普通に砂糖舐めたほうが早いと思うんだけど。

 え?氷砂糖?あんなの論外だ。

 というか、興味ないというのがモロに顔に出ていたらしく―――

 

「興味ないって思っているでしょ!?これは私たちからしたら死活問題だから!」

 

 ガチで怒られた。よく見ればほかの女子もうんうんと頷いている。

 なんだよ一体・・・?デザートと聞けば太る!!と言ってたよな?

 お前ら何者?

 

「お、おう・・・・・・」

 

 こんな返事しかできないのは仕方ないと思いたい。割と本気に。

 

「いっちー絶対優勝してね?・・・・・・デザート食べ放題・・・・・・じゅるり」

 

 ちょいまて本音。ヨダレがすごいことになっているぞ。

 ・・・・・・あれ?本音?今来たばかりだよな?なのになぜにずっとそこにいたとばかりに馴染んで「きょっち~」とか言ってる訳?

 改めて本音の凄さを実感できたね。

 

「といってもよ。俺が簡単に勝てるわけないんじゃないか?他のクラス代表と違って基礎知識から遅れてるけど?」

 

「だいじょーぶ!専用機持ちは1組以外にはいないからいっちーの独壇場だぜ!(キラッ★)」

 

 ヘェ・・・専用機持ちはこのクラス以外にはいないから平気と言いたい訳か。

 でも、上手い人は訓練機でも専用機持ちと互角に持ち込む人もいるくらいだから油断はできないだろうし、実のところISの操縦はちょっと苦手だ。

 だから、セシリアを逆転で倒したのはがむしゃらでどうやって動かしたかあまり覚えてない。やっぱりまだまだ素人だ。

 

「ねぇねぇいっちー」

 

 こそこそ話をする時みたく本音が口に手を当てて俺の耳に近づける。

 

「(なっちー、甘いもの好きみたいだよ?)」

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

 

「さて、と。今日の放課後にアリーナの使用許可でも取ろうかなー」

 

「織斑くん頑張ってねー」

 

 優勝して凪沙あげようとか思ったわけじゃないからな。

 決してそんなことは思っていない。思ってないったら思ってない。

 大事なことなので2回言いました。 

 俺はそこまで単純なやつじゃない・・・・・・・・ハズだ。

 そう信じたい。

 

 

 

 

 1組の教室の外にて。

 

「う、嘘でしょ・・・・・・!?あの一夏が普通に女子と会話してるですって・・・?」

 

 首から上だけをひょっこりと壁から出している、ツインテールが特徴の女子が一夏のことを見て感激していた。

 なにせあの一夏だ。

 大の女嫌いの一夏が普通に会話しているなんて。

 

「一夏ぁ・・・あたしは嬉しいわ・・・(涙)」

 

 一夏のその姿を見て少女は感激の涙を流した。

 その姿は我が子の成長に喜ぶ母親そのもの。IS学園(ココ)で何があったのか少女には到底分からない過去の出来事だが、一夏にとってプラスに働いたのは確かと言えた。

 だが、そこでそこまで女嫌いの一夏と仲のいい少女はどうなんだと突っ込んではいけない。

 ちなみにだが少女がそのことを聞いたときの返答にキレて、一夏をボコボコに叩きのめしたとだけ言っておくことにする。

 その光景を見ていた親友たちは、「”暴君”が叩きのめされる光景は・・・・・・・」と口を揃えて言うほどだから、かなり怖かったのだろうと思われた。

 

「鳳。感動しているところのようだが、邪魔だ」

 

 ドゴスッ!!という音と共に振り落とされるお年玉、もとい拳骨。

 

「なぁっ!!??ち、ち――「(ギロリ)」織斑先生!?」

 

 少女が振り向けば、自身が知る限りで2番目に強い人物。千冬がそこにいた。

 自分の知る限りじゃここまできっちりはしておらず、かなりだらしな――

 

「何か失礼なことを考えていただろう?それと私は織斑ではない。雪片だ馬鹿者」

 

 バシィ!!と音を立て、今度はアルティメットウェポンによる一撃を受ける。

 しかし、少女にとってその一撃よりも優先すべき出来事がある。

 

 ”織斑ではない。雪片だ”

 

「え?ま、まさか?」

 

 ニヤリと、千冬が満足そうに笑みを作り左手を少女に見せつけるように、自身の顔の横にだす。

 その手の薬指には銀色で一粒の宝石があしらわれている指輪が。

 世に言う結婚指輪と言われるものがはめられていた。

 

「その通りだ」

 

「えぇぇぇええええええええええええええええええええッ!!??け、結婚してたぁああああッ!?」

 

「「「「「「「「「「――――――――――――――――――ッ!!??」」」」」」」」」」

 

 朝のIS学園に衝撃が走った。

 

「お相手は誰ですかッ!!」

 

 ちなみにだが、入学から数週間が過ぎているのにも関わらず、千冬が結婚しているという事実が広まっていないのは千冬自身の言動によるものだ。

 学園では織斑と呼ばせ、プライベートで雪片に戻る。

 つまり、学園で騒がれるのを防ぐためなのだが、諸事情により隠すのは終わりにしたらしい。

 余談で結婚した際雪片になった理由としては、相手の性を名乗りたいがゆえの他人にはほとんど見せることのない、千冬の乙女ゴコロからくるものだ。

  やはりなんだかんだ言って千冬も女なのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ん~?なんだか廊下が騒がしいな。何かあったのか?」

 

「私に聞かないでよ義兄さん。なんでも知っているわけじゃないんだよ?」

 

「ははは。違いないな」

 

―――――織斑先生が結婚していたですって!!??

 

「「「「「「えっ?」」」」」←1組の生徒

 

「「えっ(ほえっ)?」」←簪、本音

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・マジで?」←一夏

 

「「「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」」」

 

「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」

 

「いつの間に結婚してたんだぁぁああああああああああああッ!!??」

 

「「「「「「「知らなかったのッ!!??」」」」」」」

 

 千冬は実の弟である一夏にすら結婚していたことは黙っていたらしかった。

 恐るべし。

 

 

 

 

 

 

「結婚してからどれくらいですか!!??」

 

「ん。5ヶ月だ」

 

 

 




久しぶりに簪の登場+大暴れ。
いったい誰がこんなことを・・・・
まぁ、自分が悪いんですけどね。


思い切ってオーバードウェポンを出してしまいました。
ACにはまってしまったので・・・・・・・
許してください。
だって大火力と言えばACくらいしかなかったんです(言い訳)


一応元ネタなので、本家のとは違うところが多いです。
名前はそのままですが

MULTIPLE PULSEの本家との違いは、全方位じゃないところ、
射撃ユニットがミサイルポッドになっているところです。
山嵐の強化版と見てくれて問題ないと思います。

あと5種類あると言っていますが、全てのオーバードウェポンではなく
開発段階でボツになったのも含めて5種類なので。
今のところGRIND BLADEは出す予定なしです。
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