IS Let's make you a happy days   作:AK74

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記念すべき(?)更識さんちの日常第二弾です。

ここまで更識家をギャグ一家にした二次創作はないと断言できそう。


 第二十話

 極東と呼ばれる小さな島国の某所に建つ、日本でも屈指の豪邸。

 そこには古より日本の裏を支えてきた、更識家が住まいとしていた。

 更識の当主は代々”楯無”の名を受け継ぎ、楯無の名をもってして更識家を束ねる。

 そして16代目となる現当主の楯無もまた、自身の妻とともに部下たちを絶対なるカリスマ性で束ねており、部下たちからの信頼もまた高い。

 16代目楯無はそれだけでは終わらない。

 武芸にも抜きん出た実力を保有しており、その強さは人をも超えると言われ、全てにおいて歴代最高の楯無とされている。

 だが、いくら優秀とは言え結局のところは人でしかないため欠点など探せばさがすほどある。ここで挙げるなら、よく言えば考え方が柔軟、悪く言うならば子供っぽいところがそうだ。

 そんな当主を持ちながらも更識家は、代々仕える布仏家とともに暗部の家とは思えないほど賑やかに、日々を送っている。

 

 が、結局の所ぶっちゃけてしまうと、古より日本の裏側を支える対暗部用暗部(笑)更識家(馬鹿共の集まり)ということに集結されてしまうのである。

 更識家に住む者(男ども)は見た目は大人、心は子供、その名も~~で基本説明できてしまうのであった。

 

 そして今日も現楯無(歴代最高の救いようのない大馬鹿)による会議が始まろうとしていた。

 

 

 

 

「諸君。皆手元に資料はあるな?これより会議を始める」

 

 更識家の一角にあるとてもとても大きなホール。

 そこに更識家、布仏家全員が集まり厳格な雰囲気が漂っている。何故か薄暗い。

 そんな中、楯無はステージの上で普段のおちゃらけた様子もない、キリッ(`・ω・´)(ドヤ)と立っていた。そしてスーツをきっちり着込む本格仕様。

 

[ハッ!]

 

 そして男たちも楯無に向けひざまづく。

 何処かのアブナイ宗教のように見えるが、これがれっきとした更識の会議だ。

 きちんと後方には女性陣もおしゃべりしながら居る。

 

「よろしい。では、手元の資料を見てくれ。まずは目次だ。今回の議題は3つ―――」

 

 

 全員に配られた資料に書かれている目次それは。

 

 

 一つ、ポケモンで一番可愛いのはどのポケモンか。

 

 一つ、なんか一夏くんと凪沙が晴れてくっついたらしい。

 

 一つ。、じゃあ、子供の名前どうする?

 

 

 なんかもう更識家大丈夫かと言いたくなるような内容だが、安心して欲しい。

 やるときゃやるのである。

 

 ・・・・・・そのやる時というのはほとんど来ないが。

 

 

 

「ポケモンが世に出て早17年!!アニメ、カード、様々なるゲームにポケモンは存在する!!大人だろうと楽しめるそれはもはや神ゲーと呼ぶのにふさわしい!!そこで我々はッ!!最強に可愛いポケモンを決めようではないかッ!!諸君、どんどん上げていけ!!そして決めるのだ!!」

 

「ブイゼル命!!」

 

「いやいやいや!!ポッチャマじゃなかったらなんと申す!!

 

「ハァ!?てめーは何を言ってんだよ!!ポケモンで一番なのはプリンだろうがッ!!あの歌っている姿を見てみろ!癒されるぞ!!」

 

 数分後。

 ホールは混沌を極めていた。

 胸ぐらつかみあげ怒鳴るもの、ガンの付け合いをするもの、自分の意見を押し通そうとするもの。

 皆が皆好き放題やっているおかげで、既に会議とかそういう概念はどこにもない。おそらく宇宙の彼方のブラックホールにでも飛ばされたのだろう。

 既に会議というレベルを超えている。

 一方男どもが好き放題やっている中女性陣といえば・・・・・・

 

「一夏くんと凪沙ちゃんがくっついたんですね~」

 

「いやぁー青春ですね~」

 

「ですね~。お似合いでしたからねぇ二人は」

 

「どっちがリードしてるんでしょうね?」

 

「何言ってんの?凪沙ちゃんに決まってるわ!!」

 

「わかるわかる!!一夏くんに失礼ですけど、引っ張っていく感じには見えませんしね~」

 

「それに凪沙ちゃんってリードされるよりする側ですものね~」

 

「だがそれがいい(ドヤ)」

 

「ドヤ顔WWW」

 

「ぷはぁー!!ビールうめー!!」

 

[飲んでる!?]

 

「私の酒が飲めないっていうのか~」

 

「イヤそういう問題じゃないと思う」

 

「うるせー。あのアホどもほっとけばどーにでもなるわ。ベテラン舐めるな~」

 

[なら貰う]

 

「いいね~いいね~」

 

 なんだかんだで更識家の一員であった女性陣。でもやるときゃやるのである。主に暴走しすぎた男どもを止める事とか。

 つまりこの程度騒いだくらいじゃ止めるまでもないということである。

 

 

 一方その頃。

 

「プリンが最強というのに意義は認めん!!」

 

 という男がいたり。

 

「バカ野郎!!トゲピーが一番だ!!」

 

 反論したりする奴。

 

「アホンタラゲ!!ミュウが一番だろうが!!!!」

 

 ぶん殴って意見を通す野郎もいた。

 

「ふげしッ!?」

 

 ぶん殴られ壁に頭から突っ込むのももちろん居る。

 更識家の会議というのはこういうもので、16代目楯無になって以来一度たりとも平和的に終わったことはない。

 平和的に話し合い解決するのが会議というのにも関わらずだ。

 

「馬鹿どもが!!ポケモンで一番可愛くて最強なのはピカチュウに決まっているのだ!!!」

 

 ステージの上に立ち、マイク片手に熱演中の人物が一人。

 司会であるはず楯無だった。

 司会がこれじゃあ、まとまらないのも無理はないはずだろう。現に凪沙が面白半分で司会をやったときは面白いくらいに平和に終わったのだから。

 

「ッ!?貴様!何を言うか!!」

 

 もはや、当主に敬意を払うということはない。

 

「さっきから聞いていれば何をしている貴様らぁ!!ピカチュウが一番じゃないと言うのならば何が一番なんだ!?現にアニメでも前作通して出演中だろうに!!サトシ君が最初にもらったのもピカチュウだ!!意義は認めん!!」

 

「卑怯だぞ!!司会のくせに調子に乗るなよ!!!」

 

「は!?司会とて参加者だ!!発言の自由があるのだよ!!文句があるなら私に勝ってから言え!!」

 

「ふざけた真似を・・・・!!いいだろう!!受けて立つ!!」

 

「フハハハハハハハハハハハッッ!!!手持ち全てピカチュウで迎え撃ってくれる!!私のピカチュウ魂舐めるな!!」

 

「だからどうした!!こっちはミュウ6匹で挑んでくれる!!!」

 

 さっとDSを懐から取り出し、ポケモンやる雰囲気じゃねえだろと言う様子で通信プレイを始める二人。

 その間にも、最強に可愛いポケモンは何かと拳と拳が飛び交う話し合い(という名の喧嘩)が現在進行形で進められていた。

 ちなみに、楯無はあまりにもピカチュウが好きすぎて、今までに発売されたピカチュウグッズはある一点を除き、全て購入済みと言う本格仕様。

 しかもそれはコレクターのごとく3つずつ揃っている。

 ある一点と言うのは生産数わずか100枚と言う超激レアのポケモンカード特別仕様のピカチュウだ。現在ソレを入手することは不可能で、もし買おうとするのならば、たとえボロボロになっていようとも1万は下らないと言われる品物。新品が見つかれは途方もない金額になること間違いなしだろう。

 

 つまり楯無は世界最強のピカチュウコレクターなのである。

 もしも、特別仕様のピカチュウカードを手に入れられるならば、100万出すと豪語してやまないのだ。

 世界のどこを探してもここまでのピカチュウ好きはいないはずだろう。

 

 

「ぎゃあああああああああああああああああああッ!!!???一匹も倒せないでいるだと!?」

 

「ハッ!!??出直してくるんだな!!ボルテッカー!!」

 

「うそ、だろ・・・・・・・・・・・?」

 

 モブキャラその一。完全敗北。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・・・・・・さて。少し大乱闘を起こしてしまったことを反省して、きちんと会議をしようか」

 

「「「「「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」」」」」」

 

 あれからしばらく、ステージ上にはボロボロの楯無がいて、ホールにはやっぱりボロボロの更識家の人物が。

 拳と拳ではなく、血を血で洗うまでに発展したのだから仕方ない。

 

 ちなみに皆が、楯無に向け誰が原因だこの野郎と睨みつけているが、平然としていた。否、気づかないようにしていた。

 やっぱり歴代最高の救いようのない大馬鹿だった。

 先代が見たら悲しむ通り越して笑うことだろう。ソレはもう盛大に。笑いすぎて泣くかもしれない。

 

「えー。続いての議題だが、三つ目だ。二人は高校生でまだ早いと思うだろうけれども、念入りに準備しても問題はない。ということで上げて欲しい。できれば男の子と女の子の両方だ」

 

 もうなかったことにしたい楯無。だがソレは叶いそうにもない。

 

「つうかよー?分家が黙ってねえんじゃね?よその訳もわからん餓鬼を婿に迎えることはどゆーことじゃあ!!なんて。そこはどうすんだ?」

 

 その質問はとてもごもっともな事だ。

 普通ならば分家や、ほかの大きい家から嫁もしくは婿を迎えるのが当たり前だ。しばらく前に来たわけのわからん顔だけの男とかがそうだ。

 しかし、楯無のやろうとしていることは、伝統と言われているものを壊そうとしている。

 ぶっちゃけてしまえば、更識家全員がそんな伝統くそくらえと唱えている。伝統なんざ頭の固い新しいことをしようともしない年寄りのすることだとすら考える始末。

 ある意味斬新な一家である。

 

「馬鹿め。そんなの知らん。子供は親の人形じゃないじゃないか。子供は親のいうことを聞いてればいいっていうのは頭の固いジジババの考えることだろうに」

 

 さらっとちょっとだけいいこと言った楯無。

 しかし、ドヤ?という表情のせいで台無しだが。

 

「お前さんがそんな事を言ってもなぁ」

 

「で?何か問題でも?第一、分家ってもあのちっちゃい家だけじゃないか。あそこの長男なんか気に食わない。凪沙を嫁にもらいたいとか身の程をわきまえて欲しいね。次男は簪を貰う言い出しやがって。ころされたいのかな?簪にはもう好きな人がいるというのにいい度胸だよなぁ」

 

 親バカ楯無ここに降臨。認めた男にしか娘を嫁にやらんという人物。

 

「オイ。ここで親バカ見せるな」

 

「ん゛ん゛!さてそろそろ案も固まったことだろう。こればかりは女性陣、も・・・意見・・・を」

 

 楯無が言葉に詰まるのに疑問を抱き、全員が後ろを向く。

 そこには・・・・・・・

 

 

 

「くぉら~。さけもってこーいなぱーむははははははああは」

 

「も、もう飲めない・・・・・」

 

「ん~?かおがあおいぞ~?」

 

「う・・・・ry(あまりにも見苦しいため削除)」

 

「うわぁ!はいてるぅ♪」

 

「あはははははははははハハハハハハハハ八八八八八八八八八八888888888888888888888888!!!!!!」

 

「馬鹿め馬鹿め馬鹿め馬鹿め馬鹿め馬鹿め馬鹿め馬鹿め馬鹿め馬鹿め馬鹿め馬鹿め!!(某エクスキャリバーのごとく)」

 

「もっと酒よこせーーーーーーーーッ!!」

 

「よわい、よわすぎるぞきさまぁ!!!・・・・・・(あまりにも見苦しいため削除)」

 

 でっろんでろんに酔いつぶれた女性陣の姿が。

 一部酔いすぎて女性としてどうかという人物もいるが。

 

「・・・・・・諸君。平和的に話し合おう」

 

「「「「「「「「「「「賛成」」」」」」」」」」

 

 

 もちろん、このあと大乱闘更識ブラザーズが開催されたのは言うまでもないだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ちなみに、IS学園では。

 

「貴方が愛人になればいいでしょう!?」

 

「黙れ小娘!!お前が愛人で我慢すればいいだろうが!!!!」

 

 と、少々ずれたことを言い合う教師と生徒だったり。

 

「ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!????」

 

 アイアンクローを決められて、頭蓋骨からベキベキと聞こえてきそうになっている既婚者。

 

 

「貴様が織斑一夏か。認めない、貴様など認めるものか」

 

「ヘェ?偉そうな事を言うなぁ。喧嘩なら言い値で買ってやるよ。いくらだ?ぜってぇにかってや

る」

 

「ふん。好戦的なのは嫌いじゃないな・・・・!」

 

「そうだな。俺も嫌いじゃない・・・・・・!」

 

 そして、喧嘩を起こしそうな二人がいたとか何とか。

 

 

 今日も今日とてIS学園は平和だった。

 

 一部を除く。

 

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