ご存知の方はお久しぶりです。
どうも、海原 翻車魚です。
以前に告知した新規の二次創作の投稿です。
あちらにも二次創作に負けない様に書いていきたいと思っています。
挨拶はここまでにします。
それでは、本編へどうぞ。
悪夢。
見ない方が幸せと言われる悪夢。
この夢は、かの岩窟王の埒外の領域だ。
基礎の魔術も出来ない一般人の私には、夢の中の安全すらありはしない。(いや、本来ならあるのだ。あるのだが。)
夢の中で手放したのは、虹の輪。
「うわあああああああああああああああ?!!!!」
腹の底から声が出た。
自分の声に驚いて目が覚める。
自分の汗まみれの手を握っては開いてを繰り返し、ようやくあの惨劇はどうしようもない悪夢だと理解できた。
「どうしたマスター!?」
扉越しに私を呼んだのは、地球の叫びの代弁者もといオカンことアーチャーのエミヤだ。
「あ、ああ……。」
茫然自失となった私の肩に手を添え彼は、
「一体どうしたんだ?」
優しい声音でそう聞いた。
「悪夢を見たの……。」
オカンが淹れた紅茶のおかげでどうにか絞り出せた言葉がそれだ。
「ふむ。」
紅茶をもう一口。あの夢の悪寒がほどけていくのを感じた私は、また言葉を紡いだ。
「例えて言うなら、あまりプレイしないサブ垢で大当たり引いちゃった悪夢。」
「ぶううううぅぅぅぅぅぅ?!!!」
エミヤが口の中の紅茶を吹き出した。あまりにもキレイな吹き出し方で思わず虹でもかかるのではと考える程に。
「君、またかね?」
「うん、また。」
『また』だ。
私にはこれと同じことが以前にも起こっていた。
あまりにもショッキングでやらかした年は覚えてないが、今回と同じ様に夢の中でとある年代の女王を結ばれるはずの縁によって呼び出したことがあった。
スカサハ=スカディである。
その時は、叫んで起きたと思ったら清姫が目の前にいて気絶したとこを賢王によって保護されたというのが顛末だった、はず。
後になって私の元にもスカサハ=スカディは来た。
今は私のスタミナ回復待ちの時間が彼女の休憩時間となる程に重宝している。
今回の悪夢はアルトリアキャスターを引いてしまった夢だ。
しかも、解決してきた特異点から見つかった聖晶片とダヴィンチちゃんからもらった聖晶石を全て注ぎ込んで引いたのに魔術使いのアルトリアは来てくれなかったショックを解消しきれていない時というバッドタイミングで見た夢だ。
「実る召喚もあるとは思うが、夢でのそれはやめておきたまえ。君の場合、もう何回か同じことが起きる気がするからね。」
エミヤのこの一言がフラグなのか、はたまたどこぞの油田で結んだ縁が災いしたのだろうか。
別の日。夢の中の私は、またしても輪状の虹を見てしまい夏の装いをした月の蝶を呼び寄せてしまっていた。
その夢から覚めた私は、
「ダブルでゼパった…。」
という謎の一言を呟いていた。
いかがでしたでしょうか?
『この作品は面白い。もっと書いて!』や『続きはよ』、『こうしたら面白そう』などの意見が御座いましたら感想にてやんわり教えていただけると幸いです。
(筆者は嬉しい感想が来ると喜んで次を書きます。)
ここまで読んで頂き有り難う御座いました。
次回でお会いしましょう。
(余談ですが、HFが尊すぎて言葉が出なかった筆者です)