やります(迫真)
捕獲したフォレストウルフを実験室に移動させ、五体だけを隔離することにした。理由としてはキメラの製作と賢者の石の精製をするからだ。
先ずは五体のフォレストウルフを使用しキメラを作ろうと思う。残りの十五体は石を作る為に使うので今は放置しておく。
「キメラの造形はどんなふうにするべきかね。一種しか居ないと頭や脚、尻尾なんかを増やすくらいしか出来ないが、、、まぁ良いかな、初めてやるから失敗したらしたでうま味はあるし、なんなら再利用すれば良い。『叡智』があるから造形は以外の失敗はほぼないだろうからね」
ケルベロスみたく頭を増やすかね。知識は有るが経験がないから実験あるのみだからね。
キメラは複数体を使用する為、素材となった個体よりレベルが高くなることが多いらしい。よっぽど下手でもなければ強くすることができるだろう。フォレストウルフのレベルは以下の通りだ。
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フォレストウルフ レベル:11、9、13、10、9
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ベースは一番レベルの高い個体にしよう。
キメラを作る為にはベースにする個体と合成する個体に錬成をかけ、合成する個体を分解してベースの個体に混ぜ込むイメージが必要になる。
慣れてくれば変質や付与などを使用し強化個体にすることが出来る様になるだろう。早速始めてみようか。
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第三者視点
薄暗い地下空間に赤色の光とともに肉が崩れる音、骨の砕ける様な音が響いている。部屋の中央には少年と崩れる4体の狼と崩れ、砕けた肉体を取り込み姿を変える一体の狼がいた。狼は体をより大きく、強靭な造りに変え、新たな頭を一つ生やし苦しげな声を上げていた。やがて赤色の光は消え、狼と一人の少年のみが残り他の狼達は欠片すら残らなかった。
少年は口角を上げ嬉しそうな表情で喋り出した。
「成功だ!初めて作ったにしてはかなりいい出来じゃないか!途中から変質も使用してみたがより強くなった!なんとなくだがコツも掴んだからな、次回はより上手くいくだろう。初めて作った記念に名前を付けよう!頭が二つ有るからお前はオルトロスから取ってオルソーだ!」
少年はそう言うと双頭の狼に近づき片方の頭を撫でた。オルトロスと名付けられた狼は体長は5メートル、高さ2メートルは有るだろう。新たに作られた生命は、自身を作った主人に頭を下げて服従するのだった。
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主人公視点
いやー初めてのキメラ製作は興奮したね!あの後違和感覚えて調べてみたけれどどうやら転生時に精神を弄られてるぽいね。倫理観や戸惑いなんかの部分を変えたらしい。多分、転生して生き物や人を殺すことになっても大丈夫な様にだろうね。
それは置いといて、俺の作ったキメラのオルソーについて解析をかけたところレベルが24になり種族がフォレストオルトロスになってた。
この世界にオルトロスなんて種族が居ないのは確認済みなのでユニーク個体と言うことになる。これからもオルソーをベースに強くしていこうと思う。
次は賢者の石の精製実験をしよう、といってもフォレストウルフから魂を抽出して圧縮しながら物質として構築していくだけなので、正直オルソーを作るより簡単な気がする。
だからパパパッと作って終わり!解析!
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賢者の石(劣化)
伝説に存在する賢者の石だが魂の質が低いため性能が低下している。
本来の7割程度の性能をしている。
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劣化してるかー。本来なら人間なんかの知能の高い種族を使用するから経験値の総量でダメだったみたいだね。
次は森にいる他の種や複数個の石を合成したりしてみようかな。
【フォレストウルフ】
世界のあらゆる森林地帯に存在する種、基本的に10から20体の群れで行動しており、一体一体は強くはないが群れになると危険度が増す。
【フォレストオルトロス】
主人公の実験により新たに産まれた種、フォレストウルフは2メートル程度の大きさしかないが、オルソーは5メートル近い大きさをしている。体の巨体化に合わせて筋肉や骨、毛皮、内臓などの機能が向上しており、巨体の割にかなり敏捷が高く魔法関係を除けば高ステータスを誇る。オルソーは主人公に服従を示している。