指揮官はつらいよ~美女美少女ばかりの職場でいかに性欲を発散するか~ 作:サモアの女神はサンディエゴ
皆のマッソーは輝いているかい!!
最近まで筋肉の宴で謝肉祭と思っていた作者は反省の意味を込めて懸垂を30回の2セットしてきたよ!!
ジムトレーナーさんに話したら爆笑されたね!!
さて今日は筋肉を更に癒してマッソーの更なる発展を目指すよ!!
それはレッツマッソー!!
指揮官です。
今日は週に二回ある大浴場が使える日なので、広いお風呂を求めて来ました。
中でも重桜式の大浴場は人気があり、前世でいう温泉の浴場みたいな開放感溢れる露天風呂や打たせ湯につぼ湯なんかが完備してある素晴らしい場所です。
「ふぁぁぁぁぁ………まさに命の洗濯だぁ」
婦女子には見せられない部分をおっぴろげにして、夜空の見える露天風呂の丸い石で囲まれたへりの部分に背中を預けてリラックスする。
最近は筋肉を虐め過ぎて疲労が溜まってきていたので、この大浴場が使える日をとても楽しみにしていた。
「前世が日本人だった身としては、やっぱり広いお風呂は嬉しいよなぁ」
頭に畳んだタオルを乗せて目を閉じると気分は上々。
目を閉じていると一度行ったことのある温泉宿を思い出す。
「風呂上がりにお酒を飲みながら会席料理なんてのも乙だったけど………そんな贅沢出来る訳ないよな」
というか指揮官としてここに着任しているのに、酒を飲んで指揮が出来ない状態になるとか言語道断である。
なので少し寂しいが、紅茶やコーヒーで我慢するのが筋というものだろう。
「それに酒なんて飲んだ日には………赤城とか隼鷹に大鳳が怖い」
介抱するフリしてそのままお部屋にお持ち帰りされた後、気が付けば既成事実を結ばれていたなんて事に………
「……そうなったら母港が吹っ飛ぶかもな」
怖や怖やと肩を摩り、湯船に浸かっているにも関わらず急に冷えた背中を震わせながら想像を打ち切る。
せっかく皆で協力して盛り上げた母港がそんな不祥事からの不和で吹き飛ぶのだけは避けたい。
ここがそんなくだらない理由で堕ちたら、セイレーンに呆気なく人類が滅ぼされるだけだろう。
「これからもマッソー神を信仰して皆の健やかなる毎日を祈ろうか」
俺が信仰するマッソー神。
俺に危機的状況を打破する知恵を筋肉から教えてくれるありがたい神様である。
と言っても筋肉を見ていると危機的状況の時に、不意に知恵が思い浮かんでいるからそう言っているだけなんだが………
「まぁ、筋肉で解決出来るんならやっぱりマッソー神が宿ってるとしか思えないんだよなぁ………」
自分の両腕の筋肉を眺めながらマッソー神が宿って居そうな場所を考えて………やめた。
「身体を鍛えて筋肉を育ててれば、それがマッソー神の信仰になるさ」
どこにいるか分からない神様の居場所を特定するよりも、更なる信仰として筋肉を鍛える方がよっぽどご利益がありそうだ。
そう思って腕を暖かいお湯に沈めていった。
「ここが重桜のお風呂ね、素晴らしい場所だわ」
「ん?」
不意に後ろから声が聞こえてきた。
おかしい、今日は俺だけがこの大浴場を使える日のはずだ。
誰もいない場所で声が聞こえる筈がない。
「っ!!??指揮官!?何故女湯のここに貴方がいるの!!!!」
はい、幻聴なんかじゃありませんでした。
どおしてだよおおおおお!!!!
振り向かなくても分かる。
俺が大浴場を使える日にKAN-SENが入ってきてしまっている事に。
隠す物が貧弱なタオル1枚しかない時に限ってラブコメの波動が発動とか聞いてないぞ!!
とりあえず落ち着け………Coolになるんだ俺!!
安易に振り向かず、そのまま声を掛けてみる。
「今日は俺が大浴場を使える日のはずなんだが……」
「そ、そうなの?今まで寮のシャワーしか使わなかったから知らなかったわ」
どうやらこの声の主は俺が大浴場を使える日という事を知らなかったらしい。
ならばこれは単なる事故だ。
「そうか、普段使わないのなら仕方ないな」
「本当に申し訳ないわね指揮官。私もそういう事をしっかり把握しておくべきだったわ」
よしよし、このまま当たり障りのない会話でやり過ごして彼女には悪いが俺が出て行った後に入浴してもらおう。
「なら、せっかくだからご一緒させてもらおうかしら?」
はい?(困惑)
今なんと仰いましたか?
ここでそう来ます!?
なんで出て行ってくれないんだよ!!
そんな事したら股間の聞かん坊が暴れちゃうだろ!!
「隣、失礼するわね」
あ、オワタ\(^ω^)/
よりによって俺の横に美しく透き通るような白い肌を惜しげも無く晒す、鉄血の戦艦 ティルピッツがゆっくりとお湯に入ってきた。
「はぁ……これがお風呂………こんなに気持ちが良いなんて知らなかったわ」
たわわなお胸様を両腕で隠しながら手で掬ったお湯をそのお胸様に掛けていくティルピッツ。
お湯に当てられてほんのり赤みの差した頬と温かいお湯の気持ち良さで潤んだ瞳が妙に色っぽい。
お願いマッソー………息子抑えられない(落胆)
真横でそんなんされたら童貞の俺にはヤバ過ぎるって!!
見ろよこれ!!(見せられない)
スタンディングオベーションの仰角最大の状態だぞ!!
こんなん見られたら俺の社会的地位は吹っ飛んじまうよ………
「あぁ…こんなに気持ち良いのを今まで知らなかったなんて………損していたわ」
言い方!
ちょっとエロいんですよ!!
これちょっと童貞の俺を殺しにかかってませんかね?
「指揮官もこの気持ち良さを楽しみに来たのね?私と一緒にゆっくりと楽しみましょう?」
ヌンっ!!!(童貞が即死する音)
なんで言葉だけでそんなにエロいの?
心臓ドッキドキで血液循環の速度がウォータージェットみたいなんですけどぉ!?
とととととりあえず、お湯に関心がいってる間になんか言っとかないとこっち見られたら俺の主砲も見られちまう。
「あぁ、ここのお風呂は最高だからな。向こうにあるつぼ湯や打たせ湯なんかもオススメだぞ?」
「そうなの?ならそれも試してみたいわね」
後ろの方にあるつぼ湯や打たせ湯を指差すとティルピッツも振り返って興味深そうにそちらを見ていた。
振り返って見えた彼女のうなじに股間の紳士が『これもまた素晴らしい!!』なんて反応しているが、今はそんな事に構っている暇は無い。
「一緒に楽しみたいところだが、そろそろトレーニングするつもりなのでな?」
「こんな時間に?まぁ貴方らしいわね指揮官」
クスクスと楽しげに笑うティルピッツはどこか納得したような雰囲気で夜空を見上げた。
よし、今だ!!
俺はすかさず頭に置いていたタオルを股間に当てて湯船から立ち上がる。
そしてしっかりと腰に巻き付け………主砲が邪魔で巻き付けられない!?
そんな風に悪戦苦闘していると不意に後ろからお湯の滴る音が聞こえる。
「今度はゆっくり一緒にお風呂に入りましょう指揮官」
脇腹から手を通すように抱き着かれて柔らかな二つのナニかを背中に押し付けられながら、ティルピッツに後ろからそう囁かれた。
そして一瞬力を入れてギュッと抱き締められると、そのままティルピッツは離れて行った。
…………………ほげぇぇぇぇ(魂消失中)
ティルピッツの大人な色気に当てられた俺はしばらくその場で立ち尽くしてしまったのだった。
こんなん無理やん…………
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「あぁ………勿体ない事をしたわ」
目的のつぼ湯に入りながら目を閉じて反省する。
指揮官がお風呂に入っていたとは知らずに来てしまい、予期せぬ混浴となってしまった。
それでもどうにか勇気を振り絞って彼の隣に座ってみたが、気恥ずかしくてどうしても彼の方を見る事は出来なかった。
「好きな人と共に居るというのは難しいのね」
孤独なる北欧の女王が聞いて呆れる。
共に在りたいと願う想い人の前ではただの小娘のようで、思ったように話せないのだから………
「もっといっぱい話せればいいのだけれど………」
唯一出来た事は逞しい筋肉を持つ指揮官の背中に抱き付けた事だけ。
あんなに雄々しく傷だらけの大きな背中を見て思わず抱き着いてしまったけれど、それだけが今回の出来事で最高に良かった事だった。
「もっと余裕を持って指揮官と話したかったな………次こそはしっかりと指揮官を見て話さなければ」
孤独なる北欧の女王と呼ばれた私を唯一孤独から解放して共に戦ってくれた指揮官。
貴重な存在だからと戦場に出されずに置き物と化していた私を、明るい光のある暖かな表側へ引っぱり出してくれた彼に必要とされた時の心地良さ。
そして、その凍ってしまった心すらも溶かして暖めてくれた彼に恋をしてしまった私は、どうしても彼を前にするとそこらの小娘と変わらなくなってしまう。
「恥ずかしくはあるけれど、一緒に居られるのは嬉しかった」
お湯を掬って顔に掛ける。
閉じた瞼の奥に指揮官の背中が焼き付いていた。
「今度はもっと長く一緒に居たいわね指揮官」
あまり浮かべる事の無い笑みを自分でも気が付かずに浮かべながら、その時を想像しつつお風呂を楽しんだ。
次こそはしっかりと指揮官とお話出来る事を願って。
という訳で筋肉の癒し回だったね!!
やはりお風呂は良いものだ!!
湯船に使って筋肉を解すと次の日にはマッソーの最高記録が更新されていたりするものだよ!!
この素晴らしいマッソーには素晴らしい癒しを!!
それでは皆もマッソーマッソー!!
追記
会席料理と書いてある部分はこれで正解なのでマッソー!!
懐石料理はお茶を楽しみつつ食べる料理の事であり、会席料理はお酒を飲みながら楽しむ料理なのだ!!
昨今では混同して量が少ない方を懐石料理と指す事が多いが、実際の使い方としてはお酒の席で振る舞われる方を会席料理と言うんだぞ!!
皆もお酒は程々にして楽しむのだマッソー!!
友人にアズレン小説書いてるのがバレて言われた一言「史実側、宇宙人に侵略されている歴史にも居るんでしょこの指揮官?それってどんな感じなん?」これはいる?
-
いる
-
いらない
-
マッソー