指揮官はつらいよ~美女美少女ばかりの職場でいかに性欲を発散するか~   作:サモアの女神はサンディエゴ

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マッソーへの道も筋トレから!!

地道に頑張る積み重ねこそが筋肉を鍛える上で大切な事だ!!

今日は積み重ねてやっている事についてのお話。

それじゃあレッツマッソー!!




第11話 ジョギングとフォックスハウンド

指揮官です。

 

今日はほぼ日課となっている母港の外周をジョギングしています。

朝の光が目に入る時間帯に走るのはとても気持ちがいい。

段々と温まってくる空気を感じ取りながら走るこの時間は、俺のその日のモチベーションを上げる要因として重要な役割を担っているのだ。

 

「やっぱり身体を鍛えるのは最高だ」

 

一定のリズムで足を動かしていく単純な作業にも思えるジョギングだけれども、身体の状態や筋肉の発達具合を自己判断するのにも使える実に便利な運動の一つなのである。

 

まぁ問題があるとすれば………

 

 

 

「はぁっ…はぁっ…はぁっ…はぁっ……指揮官!!」

 

 

 

俺の後ろで息を切らしながら着いて来るワンちゃんくらいか。

 

「無理にペースを合わせようとするなフォックスハウンド。それじゃあお前が倒れるぞ」

 

「ぼ、ぼくは………けほっ……指揮官の……はぁっ…はぁ……護衛だから!!」

 

ロイヤルの駆逐艦 フォックスハウンドはとても苦しそうだ。

それもそのはず、俺の走るペースはフォックスハウンドにとって全力疾走に近い速さなので、いくら体力があるKAN-SENでもかなりキツいはず。

しかも今彼女は艤装を付けていないとはいえ見た目通りの少女としての体力ではないにしても、俺に合わせられる程ではないのだ。

 

「ふぅ………仕方ないか」

 

「はぁっ…はぁっ…はぁっ………も、もう……やめるの?まだいつもの距離………走ってないよね?」

 

一度立ち止まってフォックスハウンドが追いつくのを待つ。

追いつき汗を滝のように流して息も絶え絶えにしながらフォックスハウンドは、両手を膝に当てて前傾姿勢のまま顔だけ上げてそう言う。

ちなみにフォックスハウンドは改装を済ませており、前まで小柄な駆逐艦にしてはある方だと思っていた胸部装甲が巨峰というか霊峰と言える大きさになっている。

 

 

 

何が言いたいかというと………

 

 

 

汗で服が張り付いてエロいんだよ!!!!!

 

 

 

改装すると服装が北半球丸出しで生地の薄い服になるので、余計に胸を強調したように見えてしまう。

そこにヒラヒラとしたフレア超ミニスカートにニーソックスとの絶対領域とか………

 

 

 

マジエロい(確信)

 

 

 

更に煩悩を直撃する要素に彼女の性格は人懐っこいワンコなのだ。

あの霊峰で人懐っこいワンコのように構って構ってされるとか…………

 

 

 

真っ白に燃え尽きちまうぜ…………

 

 

 

てか今現在も股間の紳士がムクムク起き上がりながら『ん〜、最高ですねぇ』と言い始めているのだ。

とりあえずフォックスハウンドに知られる前に偽装として彼女の視線に合わせるよう、片膝を折ってズボンにスペースを作ってそこに股間の紳士を隠しておく。

 

これで安心だ。(慢心)

 

息が整ってきたフォックスハウンドを見つつ、無性に頭を撫でてやりたくなるのを堪えながら口を開く。

 

「護衛だというのは分かるが、それじゃあお前が先に潰れてしまって意味がないだろう?」

 

「うぅぅぅ………でもぉ……」

 

若干涙目で悲しそうな表情をするフォックスハウンド。

ゾクゾクっと何かイケナイ扉を開きそうになるが、不屈のマッソーでそれを抑え込んだ。

 

「だいたいお前が護衛の時はいつもそうだ。何故俺に合わせて走ろうとする?他の皆は自転車(ロードバイク)や車に乗って追いかけて来るから、それを真似て来ればいいだろう?」

 

「………うん」

 

ますますしょんぼりしてきたフォックスハウンドが可哀想過ぎてこれ以上の説教をしたくはないが、ここは心を鬼にして話さなければいつか致命的な失敗をする事になる。

それによって俺が傷付けばフォックスハウンドに消えない心の傷を負わせてしまうことにもなるのだ。

だが、どうしてフォックスハウンドは俺を追いかけるようにして走るのだろうか?

その理由を聞いてみない事にはこの問題は解決しないだろう。

 

「なぁフォックスハウンド、なんで俺の後に着いて走って来るんだ?理由を教えてくれよ」

 

「…………」

 

いつも明るい笑顔を振りまくフォックスハウンドが俯いたまま喋らない。

いったいどうしたものかと考えていると、不意にフォックスハウンドがこちらにゆっくりと近付いてきた。

 

「フォックスハウンド?」

 

俺が声を掛けても反応しない。

そして俺のすぐ側まで来ると………何も言わずに抱きついてきた。

 

 

 

なん……だと……!?

 

 

 

二つの霊峰がムニュリと形を変えて押しつぶされながら、俺の目の前に映る。

股間の紳士が『キター(゚∀゚)ー( ゚∀)ー(  ゚)ー(  )ー!!!!!』と喚いているのも気になるが、それより先にフォックスハウンドの様子がおかしいのを一番に解決しなければならない。

 

 

 

股間の息子よ、だから収まってろ!!

 

 

 

全身の筋肉に力を込めて股間の紳士を抑え込んだ俺は、改めてフォックスハウンドの顔を見た。

そして改めて見たフォックスハウンドは………泣いていた。

 

「どうしたんだ?いつも明るいお前はどこに行ったんだ?」

 

「ごめんなさい指揮官………ぼく……ぼくは……」

 

まるで捨てられた仔犬のように震えて泣くフォックスハウンドは嗚咽が混じって上手く話す事が出来ない状態だったが、それでも俺に何かを伝えようとしているのが分かる。

そんな彼女に俺は頭を撫でながら落ち着くのを待っていた。

 

 

 

「………指揮官」

 

「ああ、どうしたフォックスハウンド?」

 

 

 

あれからしばらく泣き続けたフォックスハウンドを頭を撫で続けながら慰めていたら、ようやく収まったのか少し躊躇する様子で俺に話しかける。

俺はそんなフォックスハウンドに自分で出来る精一杯の笑顔で優しく向き合った。

 

赤く腫れた目をしながらフォックスハウンドは………俺の肩に頭を乗せて、まるでぬくもりを感じ取ろうとするかのように頬擦りを始める。

そんなフォックスハウンドの行動に驚きつつも、俺は股間のバッキャローが反応しないよう細心の注意を払って受け入れた。

 

「ぼくね?最近指揮官から距離を置かれた気がして………嫌われたんじゃないかと思ったんだ」

 

「え?」

 

「だって改装が終わってから指揮官はぼくが前みたいに抱きつこうとしても、押し止めて離れて行くし………」

 

思い当たる節はあった。

彼女の改装が終わってから前の外見からかなり変わってしまい、特にそのお胸様が霊峰へと変わってからというもの………股間の俺がわっしょいわっしょいとお祭り状態になりかけたからだ。

それから彼女が抱きつこうとしてもそれをマッソー神のお告げを使って回避していた覚えがある。

 

「いつもは笑顔で抱きつかせてくれたのに………ぼくは指揮官に嫌われる事しちゃったのかなって………走ってる指揮官を見てたらそのまま置いていかれるんじゃないかって……そう思っちゃったんだ」

 

「フォックスハウンド………」

 

確かにあの頃はロリコンではなかったし、駆逐艦にしてはあるお胸様が当たるのを役得役得なんて考えでフォックスハウンドが抱きついてくるのを受け止めていた。

しかし、改装が終わってからの彼女の霊峰は完全に俺を煩悩で苦しめてくるのが分かる程のご立派様だったので、彼女の抱きつきに答えられなくなってしまったのだ。

 

「指揮官、ぼくは何が悪かったのかな?指揮官が嫌な思いをするような事をしたかな?教えてよ………指揮官」

 

悲痛な表情でそう言うフォックスハウンドに俺は………

 

 

 

「フンッ!!!!!」

 

「指揮官!?」

 

 

 

フォックスハウンドから頬を離して自分の頬を思いっきりぶん殴った。

口の中で鉄の味が広がる。

恐らくざっくりと自分の歯で口の中を切ったのだろうが、フォックスハウンドが感じた痛みはこんなものではすまないはずだ。

唾液と混ざって粘つくソレを戒めとして飲み込んで、俺はフォックスハウンドをしっかりと抱きしめた。

 

「ごめんなフォックスハウンド、俺が悪かった」

 

「指揮官?」

 

オロオロするフォックスハウンドに俺はしっかりと目を見て話す。

 

「改装が終わってからのフォックスハウンドはかなり魅力的な大人の女性に見えてな?大人になったお前に安易に抱きつかない方が良いと勝手に俺が思っていたんだ」

 

「………え?」

 

「本当にすまなかった、俺の中で勝手に決めつけてしまってお前を傷つけてしまったんだ」

 

彼女達KAN-SENは良くも悪くも純粋だと自分で理解していたはずだった。

いや、理解していたつもりになっていただけだったんだ。

改装で成長した姿になっても彼女達は純粋なままで、俺が身体的特徴から勝手に決めつけてしまっていただけで心理的な変化はなかった。

 

「フォックスハウンド、俺はお前を嫌ってなんかいないさ。お前の明るさに救われたことだってあるんだ」

 

「そう…なの?」

 

小首を傾げてキョトンとするその姿は改装を受ける前のままだ、そんな純粋無垢な彼女の姿が煩悩まみれになりそうになった時に俺を正気に戻してくれた事があったのだ。

イラストリアスのスーパーBIGお胸様に悩殺されそうになった時に、底抜けに明るい笑顔で抱きついてきたフォックスハウンドにアニマルセラピーを受けて九死に一生を得ることが出来た事があった。

 

「だからもう一度謝りたい。本当にすまなかった」

 

「うん……うんうん!ぼくは指揮官に嫌われてなかったんだね?今まで通りに指揮官に抱きついて良いんだね?」

 

あの底抜けに明るい笑顔のフォックスハウンドが戻ってきた。

目をキラキラさせて俺を見ている。

 

「ああ、もちろんだフォックスハウンド。」

 

「指揮官大好き!!」

 

嬉しそうに頬擦りしながらそういうフォックスハウンドは、今までの暗さが嘘のように元気が良かった。

 

 

 

………でも考えてみればフォックスハウンドに悩殺されそうになる可能性が高くなったのでは?

 

 

 

男に二言は無いが、少し早まったかもしれん…………

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

「えへへへへ〜♪嬉しいなぁ〜♪」

 

指揮官に嫌われてた訳ではなかったと分かってとっても嬉しい。

とってもとっても嬉しくて笑顔が止まらなくて、ついつい声に出ちゃう。

 

「指揮官はこれからも抱きついてきて良いって言ってたし、大好きな指揮官にまた抱きつける♪」

 

指揮官に抱きつくと、とってもいい匂いがして頭がクラクラする程気持ち良くなれるし、あの匂いを嗅いでないとお腹が切なくなる。

これから指揮官の匂いをドンドン嗅いでもっと気持ち良くなろう!!

よく分からないけどそれが良い事だと感じているし、自分がそうしたいと強く願っている事なのだから。

 

 

 

「………ふざけんな!!こんなの無理に決まってるだろ!!!」

 

「ん?」

 

 

 

夢見心地から目の前の貧相な"人間"に意識を戻す。

ロイヤルの本土から送られて来た指揮官候補生らしいのだけど、母港から離れた出島で試験を受けさせられているが煩いのだ。

一応フォックスハウンドだけじゃなくて他のKAN-SEN達も試験官として来るみたいだけど、今日はワンワンが試験官をする日。

 

「だいたいこんな無茶苦茶な試験は有り得ないだろ!?」

 

「そうかな?」

 

「当たり前だ!150kmの距離を5時間以内で走り抜けろとか、ダンベル250kgを持ち上げるなんて……指揮官のする事じゃないだろ!?おまけに精鋭の工作員部隊と単独で交戦して生き延びるなんて無理だ!!」

 

「………」

 

本土からは指揮官以外の候補生を擁立したい思惑があるみたいだけど、こんな貧弱な"人間"じゃあ指揮官にはなれない。

 

「君はこの程度出来ないの?」

 

「あ、当たり前だ!!お前、俺の事をバカにしてんのか!?こんな理不尽な事をして良いと思っているのか!!」

 

激昴した"人間"がフォックスハウンドに詰め寄って来るけれど………貧相すぎる身体のせいで迫力が無さ過ぎる。

 

「くっ、KAN-SENを指揮するだけなのに必要の無い事ばかりするなんてナンセンスだ!俺は帰らせてもらうぞ!!」

 

全く迫力の無い"人間"を興味も無いのでただ見ているだけだったけれど、何故か勝手に怯んで帰って行ってしまった。

これで100人目の候補生がこの試験を合格出来ずに去っていった訳だ。

 

「おかしいなぁ………そんなに難しい試験じゃないはずなんだけどなぁ………」

 

普段から指揮官がしている事を簡単にしたモノを試験にしているだけなのに………

 

 

 

「ぼくの指揮官はできたよ?ぼくの指揮官なら簡単にできたよ?」

 

 

 

やっぱり"人間"は指揮官になれない。

 

 

 

ぼくの指揮官は彼だけなんだ。

 

 

 

あぁ、指揮官は………ぼくの指揮官以外いらないね。

 

 

 





日常的に続けている事って大事なんだね!

筋トレを毎日しているのに、しない日があると身体を動かしたくなってくる時とか皆もないかな?

自宅で出来る筋トレもあるから皆もマッソーを磨いてみよう!!

感想に増帽筋を道具無しで鍛える方法について聞かれている方がいたけど、うつ伏せに寝て身体を海老反りにして10秒キープする運動を5セット続けるといいよ!!

慣れてきたら秒数を増やしてカッコイイ首周りを作ろうね!!

それでは皆もマッソーマッソー!!

友人にアズレン小説書いてるのがバレて言われた一言「史実側、宇宙人に侵略されている歴史にも居るんでしょこの指揮官?それってどんな感じなん?」これはいる?

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