指揮官はつらいよ~美女美少女ばかりの職場でいかに性欲を発散するか~   作:サモアの女神はサンディエゴ

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今日も一日感謝のマッソー!!

前話での女性の呼び方の指摘で更なる筋肉の飛躍を感じた作者だよ!!

指摘してくれた人にマッソー神からのプレゼントであるマッソー神のポージング写真集が夢の中で送られる予定だ!!

それを見て更なる筋肉の高まりを極めてみてくれ!!

きっと気に入るはずさ!!

さて、今日は頑張りたい事についてのお話だ!!

それではレッツマッソー!!




第13話 試合と瑞鶴

指揮官です。

 

現在命の危機を感じております。

酷く晴れ渡った青空の下。

たまには前世 日本人らしく和を感じる重桜の道場でトレーニングをしようと思ったのがいけなかったのでしょうか?

目の前で紅蓮の焔を纏った刀を避け続けて既に15分が経過していますが、周りに誰も居ないので止めてくれる人がいません。

 

「ふっ、はっ、よっ………そりゃ!!」

 

「うわっ!?全部避けた上に反撃まで?!………ますます燃えてきたよ!!」

 

隙を見て素早く頭に卵を割れない程度の威力でチョップをしようとするが、紅白の着物を着た彼女は満面の笑みで回避して刀を正眼に構え直すと再び斬りかかってくる。

しかし、仮想の敵として戦った伝説の傭兵とサイボーグ化した雷の化身に比べれば遅く感じてしまう。

 

「そこだ!!」

 

「きゃん!………また負けたぁ………」

 

確かに太刀筋が鋭いのだが、如何せん彼女の性格ともあいあまって素直過ぎて避けるのが簡単なのだ。

今のだって彼女が刀を振り下ろした瞬間に半身になりながら避け、距離を詰めて軽くおでこにデコピン(小指)をしただけである。

 

ちなみにこの勝負既に5回目だ。

 

戦績は5戦5勝であるのだが、刀なんて生身で受けたらいくら何でも死ぬわ!!

マッソー神への信仰として筋肉を育てている俺だからこそ、この勝負が成り立っている訳なのだが………それを彼女は気が付いているのだろうか?

 

「そろそろ終わりにするか?」

 

「うぅぅぅ………もう一勝負!!もう一勝負だけだから!!」

 

………この負けず嫌いも筋金入りか。

 

しかし、これ以上はさすがにやばい。

 

 

 

ああ、そうだ………俺(の股間)がヤバい。

 

 

 

だって………コイツ丈の短いスカートで立ち回りを続けていたからパンチラし放題だったし、着物の前を閉じずに大きく開いて着ている為に胸元が大解放されてお胸様がほぼモロ見えである。

本人が自分の魅力に気が付いてない節もあるので本当に童貞からすると見る場所に困るんだよなぁ………

 

「ねえ良いでしょ指揮官!もう一度、もう一度だけだから!ね?」

 

「………はぁ、もう一度だけな?」

 

「やったぁ!よーし、今度こそ一本取ってみせる!!」

 

重桜空母 瑞鶴が正眼に刀を構え直した。

それを見て俺は構えを取る。

前のシャドートレーニングから少しファイティングポーズを変更した俺は、肩幅に足を開いて少し腰を落とす。

その状態で左足を少し前に出して半身状態を取って両手を顔の高さまで上げて構える独特の構えを取った。

 

大きく深呼吸をする。

 

丹田から全身の筋肉に酸素が行き渡るようなイメージで力を込めていく。

パワータイプの俺にはスピードで勝負する事が出来ない。

なら、ダンスで鍛えた洞察力や観察力を存分に活かして最低限の動作で相手の攻撃を避けていくのが現状できる戦術だと考えた。

瑞鶴が刀を振り下ろす瞬間にその軌跡を視認してその剣の腹を左手の指先のマッソーでそっとなぞって俺の体から逸らす。

 

「まだまだぁー!!」

 

「……そこだ!!」

 

振り下ろしから斬り上げて来る刀を今度は右手の指のマッソーでいなしてずらした。

 

この間俺はその場から動かない。

両足の踵は上げたまま、つま先に力を込めて一瞬の隙を見て解き放つ準備をするのだ。

 

「なんで当たらないのよ!!」

 

「ふぅっ!……ここだ!」

 

ヒートアップしてきた瑞鶴とは対称的に俺は冷静に彼女の動きを見極めていく。

 

「あーもう!!!こんのぉぉぉぉぉ!!」

 

「………来るか」

 

瑞鶴が刀に焔を宿して大きく振りかぶる。

 

 

 

この瞬間を待っていたんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!

 

 

 

大振りの技を仕掛けに来る瞬間はどうしても隙を晒す羽目になる。

相手が体勢を崩したり、疲弊してもいない状況で放てば特にそれは顕著と言えるのだ。

ヒートアップしている瑞鶴はそれに気が付いていない。

 

「もらったぁ!」

 

「甘いぞ瑞鶴!!」

 

振り下ろす瞬間に溜めていた力を爆発させて一気に瑞鶴に接近する。

急に仕掛けてきた俺に目を白黒させる瑞鶴の鼻先にデコピン(人差し指)で攻撃した。

 

「あう?!」

 

瑞鶴はその場で後ろ向きに倒れる。

 

ん?

 

そんなに力を込めたつもりは無かったんだが………

 

「いたい………」

 

涙目の瑞鶴が刀から手を離して鼻を抑えていた。

 

「すまんな瑞鶴、少し力を込めすぎた」

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁん!また負けたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

「うおっ?!ビックリした………」

 

心配して近寄ってみたら鼓膜が破れそうになるような大声を瑞鶴が出して悔しがっている。

というか本気でビックリしたわ。

 

「そんなに悔しかったのか?」

 

「当たり前じゃない!私はKAN-SENで戦う為に生まれてきたんだよ?人間の指揮官に負けるなんて面目丸潰れじゃないの!!」

 

堰切ったようにように捲し立ててくる瑞鶴の迫力にたじろぎつつも確かにそうだよなぁと共感した。

彼女達KAN-SENは戦う為に生み出された存在だ。

たとえ幼い姿であったり、見惚れるような美女美少女であったとしても本質は軍艦の化身と言ってもいい存在である。

 

それを生身の人間である俺に限定的な模擬戦であっても負けるのは自分のアイデンティティを揺るがすような事なのだというのもだ。

 

だがな?

 

「瑞鶴」

 

「なに指揮官?」

 

唇を尖らせて拗ねた様子の瑞鶴の頭を撫でながら俺は苦笑しつつ答える。

 

「お前は俺が努力しなかったとでも思うのか?お前達と共に戦う為に俺だって死に物狂いで自分を鍛えてきたんだ。………俺だってお前達と一緒にいたいから誰にも負けないように頑張ってきたのさ」

 

「指揮官…………」

 

結局の所、それに尽きる。

前線で皆と一緒に銃を片手に戦う事は出来ない。

だが共にある為の努力をやめようとした事は無いし、自分で出来る範囲で彼女達のサポートとなるような後方支援や工作員等の不確定要素によって彼女達が縛られないように自衛能力を磨いてきた。

 

「それにな?俺だって男だ。カッコイイ所を見せたくなるもんさ」

 

「………ぷっ!何それ!」

 

悪戯っぽく笑いながらそう言うと瑞鶴は大輪の花を思わせるような笑顔を見せてくれる。

心底面白いと思ってくれたようで何よりだ。

 

「………いつかさ」

 

「ん?」

 

ひとしきり笑った瑞鶴が笑顔のまま立ち上がって俺に近寄って来る。

そして俺の目の前で止まって後ろ手で手を組んで俺の事を下から覗き込みながら

 

 

 

「絶対に一本取ってみせるから、その時は私のお願いを聞いてもらえる?………これはその前の前金みたいなものだから………んぅ」

 

 

 

そう言って俺の頬にキスをしてきた。

 

 

 

…………………………へ?

 

 

 

「今度はこっちにするから覚悟しててよ指揮官!!」

 

頬を上気させた瑞鶴が人差し指で自身の唇を撫でながら道場を後にして行った。

あまりの急展開に脳みそが処理しきれない………いや、童貞拗らせた俺にはそれを認識するのを拒んでいる。

 

 

 

俺、瑞鶴にキスされたのか?

 

 

 

ホォワァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!

 

 

 

道場で立ちすくんだ俺はキャパオーバーでしばらく動けなかった。

 

 

 

頬っぺ越しだけど、瑞鶴の唇は柔らかかったなぁ………

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

「うぅぅ…………まだ顔が熱い………」

 

指揮官に大見栄を切って頬にキスまでした。

道場を出てすぐに母港で一番高い丘まで全力疾走する。

そうでもしないと胸の中の心臓の音を、指揮官に聞かれそうな気がして恥ずかしかった。

 

「はぁ……指揮官………」

 

丘に登ってすぐに見つけた原っぱの上で服が汚れるのも気にせず寝転がる。

 

まだ………心臓が飛び出しそうなくらい震えてる。

 

自分でした事に身悶えしそうになるのを堪えて空を見た。

でも、思い浮かぶのは指揮官の事ばかり。

 

「ああもう!どうしてあんな事言っちゃったんだろう………でも」

 

 

 

本当は指揮官の唇に自分の唇を重ねたかった。

 

 

 

口には出せないが、自分の唇を指先で触れながら心の中で呟く。

最初は頼りになるお兄さんみたいな印象だったのに、沢山の戦場を共に駆け抜けて行くうちに気になる人になっていた。

いつも母港で指揮官が居ないか視線を彷徨わせる事が多くなり、一日逢えないだけで気分が沈む。

最初はこの感情を理解出来なかったけれど、今日の道場での悪戯っぽく笑う指揮官を見てて気が付いた。

 

 

 

私は指揮官が好きなんだって。

 

 

 

気恥ずかしくて身悶えが止まらなくなるけど、私は指揮官に恋をした。

こんなに甘酸っぱいものだなんて知らなかったし、自分が恋するなんて考えてもいなかった。

でも、指揮官を狙うライバルは数多くいる。

 

「………約束したんだ。一本取ったらお願いを聞いてくれるって」

 

衝動的に頬にキスをしてしまったけれど………本番はこれからだ。

一度決めたらやり遂げる。

だって私は負けず嫌いで何事も真っ直ぐ全力で前に進んで来たのだから。

 

 

 

「強敵はいっぱい。一航戦やグレイゴーストだって狙ってる………でも負けない!!」

 

 

 

強敵がなんだ!!

 

 

 

指揮官に相応しい魅力的な女性になって隣に共に在る。

 

 

 

私はあの美人で凄い翔鶴姉の妹なんだ!!

 

 

 

どんな困難にだって負けてやるもんか!!

 

 

 





という訳で頑張りたい事についてのお話だったね!!

最近作者はボールペン講座で字を書く練習を頑張っているよ!!

職場でミミズが這ったような文字で読めないと言われて今頑張っているけど、最初の1ページ目で心が折れそうだよ!!

皆も今頑張って見たいことをやってみよう!!

それでは皆もマッソーマッソー!!

友人にアズレン小説書いてるのがバレて言われた一言「史実側、宇宙人に侵略されている歴史にも居るんでしょこの指揮官?それってどんな感じなん?」これはいる?

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