指揮官はつらいよ~美女美少女ばかりの職場でいかに性欲を発散するか~   作:サモアの女神はサンディエゴ

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アズールレーン3周年おめでとうございますマッソー!!

いやぁ素晴らし過ぎて今日は10kmジョギング中はアズールレーンの曲ばかり聞きながら走ってたよ!!

もちろん皆もキャラソンとか聞きながらマッソーするよね?

同じ目標を持つ人とかと一緒に走れれば更にマッソーに磨きがかかるよ!!

今日はそんな同じ目標に頑張るお話だよ!!

それではレッツマッソー!!



第15話 テニスで知るクイーン・エリザベスとウォースパイト

指揮官です。

 

たぶん今日が一番ヤバい日だと思います。

何故なら賞品と書かれたタスキを掛けられて、母港の福利厚生施設であるテニスコートの一角に設けられた日差しの建てられた場所で椅子に座らされてますから。

 

「どうぞ、お茶をお持ち致しましたよ?」

 

「………頂こう」

 

ロイヤル巡洋艦 ニューカッスルに入れてもらった紅茶を、ゆっくりと口に運んでもう一度状況を確認しよう。

 

きっかけは………シャングリラへの謝罪としてショッピングの荷物持ちをしに母港の商業区画に出かけた後だったか………

 

 

 

「という訳でテニス大会を開催するわ」

 

 

 

急に執務室に入ってきたロイヤル戦艦 クイーン・エリザベスに開口一番そう言われた。

 

「………どういう過程でそうなったんだ?」

 

全く過程の見えない結論に首を捻りながら、クイーン・エリザベスを見ると胸を逸らしつつ説明する。

 

「貴方がユニオンの空母とデートしてたのを多数のKAN-SENが目撃していたのを皮切りに、普段からコミュニケーションが取りずらいと皆からの陳情が上がったの。だから各陣営ごとにコミュニケーションを取るのを目的とした会食を開く事になったから、その順番決めとしてテニス大会の順位で決める事になったのよ」

 

陳情まで上がるとは…………

確かにこの母港はかなり広い上に在籍しているKAN-SENの数もかなりのものだ。

 

「会食とテニス大会の件は了解した。普段からコミュニケーションを取る時間が少ないのは問題だな………戦場で戦ってくれる皆の望む事はできるだけ叶えないとな」

 

「うんうん、さすが私が見込んだ指揮官ね?男ならそのくらいどっしり構えてくれなきゃ」

 

弾けるような笑みを浮かべたクイーン・エリザベスが腕を組みながらそう言うと、傍に控えていたロイヤル戦艦 ウォースパイトが大きめの紙袋をこちらに渡してきた。

それが何なのか分からず困惑したが、悪い物では無いだろうとすぐに受け取って………

 

「指揮官専用のテニスウェアと当日に貴方が掛けるタスキよ?陛下と私が選んだテニスウェアだからしっかりと着こなして来るようにね?」

 

「………マジか」

 

賞品と書かれた派手なタスキと白色が眩しい短パン半袖のテニスウェアが入っていた。

自慢ではないが鍛えてる俺の身体でこのテニスウェアはミスマッチな気がするが…………

 

「私とウォースパイトが貴方の為に選んだテニスウェアは気に入ってくれたかしら?………いつか貴方と一緒にテニスを出来ないかと思ってたからちょうど良かったわ」

 

「ええ、陛下とその時を楽しみにしていますよ指揮官?」

 

二人が楽しみにしてんだ、なら答えてやらないと。

紙袋からテニスウェアの上を取り出して自分の身体に重ねてみる。

 

「似合ってるか二人とも?」

 

「完璧よ!」

 

「ええ、素晴らしいわ」

 

笑顔で二人に問いかけると即答だった。

二人の反応的にこれなら大丈夫そうだ。

…………そしてずっと気になっていたんだが

 

 

 

「………二人はなんでテニスウェアを着てきたんだ?」

 

 

 

二人は何故か揃ってテニスウェアを着ていた。

というかウォースパイトは自身の願掛けみたいなものでスカートを履かない主義らしいが、テニスウェアまでスカートを履いてないので純白のフリル付きパンツ丸出しだ。

 

「ふふん!私達も当日参加するのよ?でも大会前に最初に指揮官には私の可憐なテニスウェアを見せてあげるわ」

 

「ええ、陛下とお揃いのテニスウェアを着てきたのよ?どうかしら?」

 

「………そうか、よく…似合っているぞ?」

 

俺がそう言うと彼女達はうんうんと頷いてますます笑みを深めていく。

というかさすがにウォースパイトのパンツ丸出しは如何なものかと思うんだが………

 

「ああ、指揮官?私のアンダースコートはどうかしら?ヴィクトリアスにお願いして作ってもらったのよ?」

 

「アンダースコート?」

 

「そう、下着が見えないように下着の上に着る専用の下着よ?」

 

結局下着なのか(困惑)

たぶん前世の知識から考えるに見せパンみたいなものだろうか?

男の俺がそれに対しての感想を言っていいのだろうか?

 

「ちなみに陛下も私と同じ物を履いているわ」

 

「そうね、見られても大丈夫な下着だもの。特別に指揮官に見せてあげるわ!」

 

「え?……ちょっ!?」

 

そう言ってスカートを捲り上げるクイーン・エリザベス。

そこにあったのは

 

 

 

スケスケレースのシルクパンツだった。

 

 

 

アンダースコート履いてねぇじゃねえか!!!

クイーン・エリザベスは全く気が付いていない。

隣のウォースパイトはこちらを向いているので、クイーン・エリザベスの大事な部分が晒されている事に気が付いていなかった。

 

「どうかしら?高貴な私にピッタリでしょ?」

 

「お、おう」

 

「ふふ♪指揮官も照れているのですかね?」

 

「まぁそうだな………」

 

自慢げな二人に掛ける言葉も思い当たらずに上の空でそう言うと今度は二人揃って後ろを向く。

 

「後ろ側も中々のデザインですよ?」

 

「ヴィクトリアスの素晴らしい裁縫能力が生かされて、高貴なる私に相応しい出来栄えよ?」

 

「???!!!!!」

 

そして晒される臀部を覆う布は…………

 

 

 

限りなくヒモに近かった。

 

 

 

というかプリンプリンなお尻丸出しなんですけどぉ!!!???

最低限必要な部分しか布ねえじゃんよ!?

その張りのある柔らかそうなお尻に俺の息子が急にサービスエース打ちたそうに構え始めてんですけど?

 

「この辺りに陛下とお揃いの刺繍を入れてもらっていますよ?」

 

「いくら大会だといっても見えない部分にも優雅にオシャレをするのがロイヤルの矜恃よ!!」

 

腰を回る紐を指さすウォースパイトにスカートを持ち上げたままのクイーン・エリザベス。

 

 

 

この状況はいったい何なんだ(困惑)

 

 

 

とりあえず、これ以上は息子がストレートに勝負を決めてきそうなので、筋肉で抑えている間に感想を言って隠してもらおう。

 

「す、凄いオシャレだな?」

 

「ふふ〜ん♪分かってるじゃない♪」

 

「指揮官の率直な感想は良いですねぇ♪」

 

お尻丸出しで満足そうな声で喜ぶ二人とは対称的に俺は股間の息子が暴発しないか凄まじく不安だった。

というかシミ一つ無いあんな綺麗でプリンプリンとしたお尻を見た事ないわ………

 

「それじゃあ指揮官に衣装を見てもらった事だし、そろそろ戻るわね」

 

「ええ、大会の準備を進めるとしましょう」

 

「ああ、頼んだ………」

 

我慢に我慢を重ねてなんとか耐えきった俺は、笑顔で帰っていく二人にただただそう返す事しか出来ない。

 

 

 

「…………お尻って凄いんだな」

 

 

 

心を掻き乱す対象が胸やうなじだけでなく、お尻にもあるという事を知った俺は………思わずそう呟いてしまったのだった。

 

そして大会当日、俺はクイーン・エリザベス達の用意してくれたテニスウェアを着て大会の挨拶をして用意されていた席で試合を見ようとしていたのだが………

 

「目のやり場が…………」

 

何故かクイーン・エリザベス達のアンダースコートを俺が褒めたという話が母港中に広まっており、皆揃ってテニスウェアを着てアンダースコートが似合っているか俺に見せて聞きに来るトンデモない事態に発展して大会どころではなくなっていた。

 

「ふふふ♪さすがの貴方様でも堪えますか?」

 

ニューカッスルがいたずらっぽい笑みを浮かべながら、クスクスと笑っている。

冗談じゃないよ全く………童貞の俺には美女美少女達から下着の評価をさせられるなんて高難易度過ぎて全身の筋肉が強ばっちまう。

というか股間の聞かん坊がハッスルタイムに入ってそれどころではなかったのが一番ヤバかった。

隠す為にずっと座り続けて俺の尻もそろそろ限界だ。

 

「勘弁してくれニューカッスル。俺には荷が重過ぎる案件だったよ…………」

 

「そうですか?それは困りましたね………」

 

「ん?」

 

ニューカッスルが急に俺の前に来て少し照れた様子で頬を染めながら、ゆっくりとスカートを捲り上げる。

 

「私のアンダースコートもご確認して頂きたかったのですよ?」

 

「…………」

 

 

 

ブルータス、お前もか……………

 

 

 

安易な気持ちで褒めた事を後悔してようやく収まってきたはずのバカ息子の再稼働を抑えつつ、今後の目標として女性を褒める前にちゃんと自分の首を絞める事にならないか確認をする事にしよう。

 

 

 

股間に悪過ぎてヤバいんだよ!!!

 

 

 

今夜また夢精したらどうしよう……………

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

「上手くいったわね?」

 

「ええ、充分過ぎるくらいには」

 

クイーン・エリザベスとウォースパイトは、ニューカッスルにアンダースコートの感想を求められて狼狽えている指揮官を遠くから見つつ小声で話す。

 

今回の件は全て仕組まれた事だった。

 

確かに指揮官とのコミュニケーションが少ないという声があったが、筋トレ中やジョギング中に気さくに挨拶して話しかけてくる彼に皆はだいたい満足しているのだ。

しかし、彼女達KAN-SENにはどうしてもそれだけでは満足出来ない事がある。

 

それは指揮官が自分達の事を異性として見てくれているかが気になっているという事だった。

 

「デートをしていたユニオンの空母からの聴取では、指揮官は私達を女性としては見てくれているとの報告があがっていたけど………実際に確認しないと不安になるわ」

 

「陛下の仰る通り、私達の一方的な想いだけではあの方をここに留めるのは難しいですからね」

 

二人の脳裏に浮かぶのはセイレーン大戦時に全身に包帯とガーゼを当てられながらも、血染みをボロボロの軍服に滲ませながら指揮を取り続ける指揮官の姿。

その眼はギラギラとしたまるで野生の獣のような威圧感を持って敵のいる方角を睨むその姿はまさに修羅。

 

まるで自分の命など歯牙にもかけず、むしろ囮の駒としてすら使う命知らず。

聞けば天涯孤独の身の上で失う物が無いからこその捨て身とも呼べる戦法だった。

 

「そんな彼に惚れちゃったのよね………」

 

「私もですよ陛下」

 

命を粗末にするその姿勢に憤りすら感じていた。

しかし、話を聞けばその憤りはすぐに消え去ってしまう。

 

「俺は徴兵でここに来て、何も知らずに前線で戦ってきた。適正があったから指揮官になっただけで、戦術や作戦の立て方なんてものは一度も教えて貰えなかった………だが、それでも俺みたいな奴に付き従ってくれる奴らがいる。そいつ等や俺達の後ろで怯えている連中の為にも俺は前に出るんだ。それしか知らないのもあるが、そうやって皆で生き延びてきたんだ」

 

見れば周りにいる人達はとても若く、そして銃の持ち方すらちゃんと知らない人達ばかりだった。

おそらく彼等は捨て駒として編成された人達なのだろう。

 

その痛々しさに思わず涙がこぼれそうになったが、堪えて指揮官に

 

「あなたのやり方は賛成出来ないし認めないわ!でも任せなさい!!私達が一緒に戦って守ってあげるわ!!」

 

「私も陛下と共に貴方を……貴方達と戦いましょう」

 

杖と剣を掲げながら宣言した。

 

「………すまない、ありがとう」

 

宣言を聞いた指揮官はしばらく目を閉じた後に、頭を下げながら私達に礼を言う。

その姿勢はとても好ましいものであり、精一杯戦い続けた彼の心からの感謝だった。

 

「上層部の連中の裏をかいて指揮官を生き延びさせてきたけど、それにしたって呆れた連中よね?」

 

「ええ、あれ以上に私達KAN-SENの心を震わせる最高の指揮官は居ないというのに……」

 

何度暗殺計画を阻止して指揮官を守ってきたのか分からない。

彼らにしてみれば指揮官は使い捨ての駒で、これ以上は必要無い存在だったのだろう。

 

「今回の件で指揮官には私達と深く結びついてもらわないとね?」

 

「我等KAN-SENと共にある為にも少しでも意識してもらわなければ…………」

 

自然と微笑みながら指揮官を見つめ続ける。

互いに恋する殿方へと熱い視線を向けながら。

 

 

 

二人の企みはこれからも続く。

 

 

 

その姿はかつての母国の外交のように裏をかいて全てを自身の利益となるようにしてきた時のように。

 

 

 

その企みが実を結ぶまで、指揮官への苦難は続くのである。

 

 

 

 





という訳で目標を持って行動する事は良い事だよ!!

目標があれば誰だって素晴らしい筋肉でマッソーになれる!!

マッソーへの道へ皆も目標を立ててみよう!!

それでは皆もマッソーマッソー!!

友人にアズレン小説書いてるのがバレて言われた一言「史実側、宇宙人に侵略されている歴史にも居るんでしょこの指揮官?それってどんな感じなん?」これはいる?

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