指揮官はつらいよ~美女美少女ばかりの職場でいかに性欲を発散するか~   作:サモアの女神はサンディエゴ

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皆もマッソー鍛えてるかなー!!

朝から筋肉との対話をするのは素晴らしい事だよ!!

朝食前にジョギングして足腰の筋肉との対話なんて最高さ!!

今日はそんな誰かと対話するお話だよ!!

それではレッツマッソー!!




第16話 ジャンクフードとパーミャチ・メルクーリヤ

指揮官です。

 

現在お昼ご飯のお時間です。

筋トレと午前の執務も終わり、いつもならベルファストがカートにご飯を載せて執務室に来るのですが、あのロリコンがまた駆逐艦の子達の盗撮をしたそうで大捕物が始まってご飯がありません。

 

「でもたまにはジャンクフードとか食べたいよな」

 

確かに俺の栄養バランスを考えた食事で筋肉を喜ばせるのも良いものだが、たまにはジャンクフードみたいな手軽に食べれる物も食べたくなる。

 

狙いは食堂のユニオン区画にあるビュッフェ形式のショーケースの一角に設けられたユニオン戦艦 テネシーとカリフォルニアが担当しているバーガーコーナー。

ボリューム満点で香辛料をたっぷり使った身体に悪そうなジャンクフード具合が堪らなく食欲をそそる。

 

「筋肉には悪いが、無性に食べたいんだよなぁ」

 

ベルファストに知られたら怒られそうな事を言いつつ、ワクワクしながら食堂へと足を進める。

 

「待ってろよチーズバーガーにフライドポテト!ナゲットとコーラも楽しみだ!!」

 

もう俺の足は止まらない。

 

栄光(食堂)へのゴールテープ(入口)はすぐそこに……

 

 

 

「あ、指揮官じゃない!今日はここで食べるの?わたしも一緒に食べるー!」

 

 

 

寸前でお預けですかね?

いきなり後ろからそう声かけられて抱き着かれた。

だいぶ低い腰の位置で二つの柔らかくて大きなモノがフニュリフニュリと形を変えながら押し付けられているのを感じる。

 

「あれれ?もしかして指揮官わたしの胸で欲情しちゃってるのぉ〜?いや〜ん♪指揮官のへ・ん・た・い♪」

 

「………お前かパーミャチ・メルクーリヤ」

 

あぁん♪……わたしが誰か分かったの?はぅ………もしかして胸の大きさで判別してるのかなぁ?いやらしいんだ〜♪」

 

なおも柔らかく大きなお胸様をグリグリと押し付けながら、そう言う北方連合巡洋艦 パーミャチ・メルクーリヤは、からかうような様子が感じ取れる。

 

 

 

誘ってるのか!?誘ってるのかよ!!!

 

 

 

お胸様をグリグリして時々喘ぐの止めろ!!

俺の腰は何か?

机の角か何かと勘違いしてないかこの発情ロリ巨乳?

お前のせいで俺の息子が元気リンリンだわ!!

 

「パーミャチ・メルクーリヤ、ふざけるのもそこまでにするんだ」

 

「え〜!指揮官ってばノリ悪〜い。でも役得だったでしょ?という訳で指揮官にご飯を奢って貰うからね〜♪」

 

押し付けていたお胸様を外して俺の前に来た彼女は唇を尖らせながらそう言いながら、俺の腕を引いて食堂へと誘う。

イタズラでいきなりのピンチを迎えた俺は肩をガックリと落としたフリをして前屈みになる事で立ち上がっている息子を隠し、パーミャチ・メルクーリヤに連れられて食堂に入ったのだった。

 

「指揮官は何を食べるつもりだったの?やっぱり筋肉の栄養の為に25ポンドステーキ?」

 

「そんなに食えるか!!」

 

「え〜?指揮官ならいけそうだと思うけど………なら何を食べるの?」

 

「………お前の中での俺はフードファイターか何かか?今日はユニオンのバーガーコーナーに行くんだよ」

 

いつの間にか彼女に左腕を両腕で抱きしめるように組まれて、ボリューミーなお胸様を押し付けられながら食堂のユニオンの区画へ足を進める。

というかバーガーコーナーに行くと言った瞬間からパーミャチ・メルクーリヤの様子がおかしい。

さっきより更にお胸様を押し付けながら俺の腕に頬擦りまで始めやがった。

 

「お、おいパーミャチ・メルクーリヤ?」

 

「えへへ〜♪やっぱり指揮官は優しいわね♪私の大好きなバーガーコーナーに行ってくれるなんて最高じゃない♪」

 

「そ、そうか………」

 

どうやらパーミャチ・メルクーリヤの好物に当たる食べ物に偶然にも的中していたようだ。

それにしたってやけに引っ付いてくるな………

おかげで股間の息子が元気過ぎて前屈みから元の姿勢に戻れない。

一応左腕に引っ付いているパーミャチ・メルクーリヤに合わせて屈んでいるように見せかけているが、全身を鍛えているからと言って中腰で居続けるのはキツイものがある。

早めにバーガーを注文して席に座ろう。

 

「パーミャチ・メルクーリヤはどれがいい?俺はこのデラックスチーズバーガーセットってヤツにするんだが………」

 

「う〜ん、わたしは普通のバーガーセットにしようかな?」

 

「ポテトとドリンクの大きさも普通でいいのか?」

 

「うん、お願いね〜♪」

 

とりあえず注文が決まったのでトレイを取ってバーガーコーナーへと歩き出す。

ちょうどバーガーコーナーに人は居ないのですぐに注文出来そうだ。

そして見えてきたバーガーコーナーの開放的なオープンタイプのキッチンにはテネシーとカリフォルニアがエプロンを着けて立っていた。

 

「む?指揮官か?珍しいな」

 

「え?本当だ!指揮官が食堂に来るなんて珍しいね!」

 

「まぁ、たまにはな?注文いいか?」

 

笑顔で迎えてくれる二人に俺も笑顔で返しながらそう言うと、二人は頷きながら

 

「ああ、大丈夫だ」

 

「うん、何でも言ってよ指揮官!」

 

テキパキとバンズとパテを準備し始める。

やはり慣れているだけあって、すぐにでも出来たてを出せるように準備しているようだ。

 

「デラックスチーズバーガーセットのユニオンサイズでLサイズだ。サイドメニューはポテトで、ドリンクのコーラと合わせてユニオンLで頼む。後、パーミャチ・メルクーリヤが普通サイズバーガーセットにポテトも同じでドリンクも同じの種類は………聞いてなかったな」

 

「わたしもコーラでお願いね?」

 

「……だそうだ」

 

元気よくそう言うパーミャチ・メルクーリヤに苦笑しながらそう注文すると

 

「了解だ指揮官、トレイをそこに置いて少し待っててくれ」

 

「あんまり待たせる気は無いけど、一度席を取っておくといいよ?出来たら呼ぶからね?」

 

熱した鉄板でバンズとパテを温めながら二人はそう言ってきた。

前世でもバーガー食べに行った時は番号札を持たされて席で待ってたなぁ………

摩耗し始めている前世の記憶の懐かしさを感じているとパーミャチ・メルクーリヤに腕を引かれる。

 

「ほら!待ってる間に席を探しましょう?………あ!!あそこの席なんてちょうど良いんじゃない?」

 

「ん?……本当だ、ちょうど空いてるな」

 

パーミャチ・メルクーリヤが指を指した先に視線を向けると、壁際の端の方にある二人がけのテーブルが一つだけ空いていた。

トレイを指定された場所に置いてその席に向かう。

相変わらずパーミャチ・メルクーリヤのお胸様は俺の左腕を挟んだままで、息子が直立不動の姿勢を保持しているのだが………

ここで座って誤魔化せるのと、お胸様が離れてクールダウン出来るのは大きい。

 

「それじゃ座って待ってるか」

 

「そうね♪指揮官〜?わたしの〜胸の感触は楽しめたかなぁ〜♪」

 

「………」

 

「あれれぇ〜?もしかして離れたくないくらい気持ち良かったの〜?指揮官のむっつり〜♪」

 

クスクスとイタズラっぽく笑うパーミャチ・メルクーリヤに俺は内心『そうだよ!気持ち良かったよ!!股間の息子が革命を起こしかける程にヤバかったわ!!童貞で悪いか!!!!』と叫びながらため息を吐く。

実際にそんな事言えねえよと諦めながら左腕をパーミャチ・メルクーリヤから名残り惜しいが、力を入れ無いように優しく外して先に椅子に座った。

マッソー神への信仰と鍛え上げた筋肉が無ければ即死だったわ………

 

「むー、無反応なのは面白くないなぁ………」

 

「俺にどうして欲しいんだよ……」

 

頬を膨らませながら不満を言う彼女に俺はガックリと肩を落とす。

男の俺が正直に言うなんて社会的な抹殺というか自殺行為は勘弁してもらいたい。

ただでさえ前のテニス大会でKAN-SEN達のアンダースコートの評価なんて、変態チックな出来事があったばかりなのに………

あの時は集団心理か何かかは分からないが、そこまで気にする子達は居なかったから良かったものの、一歩間違えれば俺は稀代の変態野郎だからな?

 

「はぁ………」

 

「あー!またため息なんてしたちゃってぇ〜………よ〜し♪………それ♪」

 

「なっ!?」

 

どことなく感じる頭痛に止まらないため息を吐いているとパーミャチ・メルクーリヤは何を思ったのか俺の膝の上に座ってきた!?

 

ウッソだろお前!!

 

その短い丈のタイトスカートじゃ俺の膝に柔らかいお尻の感触がダイレクトアタックしてきやがる!!

やめてくれ!俺の股間はバーサーカーソウル発動中だ!!

 

「お前……いったい何を………」

 

「ふふ〜ん♪どうかな指揮官?この美少女の柔らか〜いお尻の感触は?ほらほら♪スリスリしちゃうぞ〜♪」

 

「ぬぐぅぅぅ……」

 

やめろください!!!

おめぇふざけんなよ!!ふざけんなよ!!!

マジで柔らかなお尻を俺の足にスリスリしてきてやがる………

しかも俺にその様子が見えるようにわざわざ前屈みになって、腰の艶かしい動きまで見せてきてやがるぞこのメスガキロリ巨乳!?

 

てかエロ過ぎだろこのロリ巡洋艦!!!!

 

なんでこんな事になってんですかね?(困惑)

 

「指揮官はヘタレだから〜♪こんな事しても襲わないんだよね〜♪」

 

「こいつ……」

 

腰の動きをそのままに振り返ってニヤニヤと笑うパーミャチ・メルクーリヤに、いい加減俺も我慢の限界が近づいてきた。

ムラムラが止まらん!!

そして目の前に調子に乗って人を小馬鹿にしつつ誘惑するメスガキロリ巨乳がいる。

 

 

 

これは据え膳なのでは?

 

 

 

そうとしか思えない。

 

 

 

ならば………お仕置だ!!

 

 

 

「あ、あれ?指揮官?」

 

「ふむ、少し俺も怒ったぞパーミャチ・メルクーリヤ?」

 

「へ?や、やだな〜指揮官。ただのイタズラだよ?懐の大きくて優しい指揮官は許してくれないかな〜って………」

 

「そんな時間はとうに過ぎ去ったんだよ」

 

「ひゃあ!?し、指揮官?!」

 

俺は慌てた表情の彼女を後ろから左腕で両腕を巻き込むように抱きしめて抵抗出来ないようにした後、その少し色素の薄い柔らかな黒髪を右手で掬いながら梳いていく。

その指通りの良い髪を弄りながら彼女の耳元に唇を近づけてワザと吐息がかかるように話し掛ける。

 

「どうして欲しい?このまま力ずくで押し倒されてみるか?それともこの見えない所にキスマークでも付けようか?」

 

「はひゅっ!?指揮官!?」

 

「どうした?お前が誘ったんだろ?ちょうどここは人目につかない場所だ………最初からそういう目的だったのか?イケナイ子だな」

 

「ぁぅ………し、指揮官………」

 

首だけ振り返り顔を紅潮させて潤んだ瞳で俺を見つめるパーミャチ・メルクーリヤ。

そんな彼女に俺は顔を近づけていく。

すると彼女はピクリと身体を震わせた後にゆっくりと目を閉じた。

 

 

 

今だ!!!!!

 

 

 

「てい!」

 

「いっっっっったぁぁぁぁいぃぃぃ!!!」

 

目を閉じたパーミャチ・メルクーリヤのおでこに俺はデコピン(小指)を放った。

かなり手加減して放ったはずだが、彼女は涙目で俺を恨みがましく睨みつけている。

 

「そ、そこはキスしてくれる場面じゃないの!?なんでデコピンなの指揮官!?」

 

「お仕置だって言ったろ?それとももう一発いっとくか?」

 

そう言ってもう一度デコピンの構えを取るとパーミャチ・メルクーリヤは何度も首を横に振った。

 

「いらないわよ!!もー!せっかく一緒にお話しながらご飯を食べて仲良くなろうと思ってたのにぃ〜!!」

 

「そうだったのか?なら今からでも遅くはないだろ?」

 

身体を俺に拘束されっぱなしの彼女の言葉に俺は笑いながらそう答える。

ふと視界を外に向ければ注文したバーガーをトレイに載せてテネシーとカリフォルニアがこちらに向かってきているのが見えた。

 

「むー、じゃあ指揮官があーん、して食べさせてくれたらいいわよ?」

 

「それくらいお安い御用さお嬢様?」

 

「なんか納得いかないなぁもう………」

 

「ほら、拗ねるな拗ねるな。美味しいご飯を食べながら色んな話を聞かせてくれよ?お前の事をもっと教えてくれないか?」

 

「わ、わたしの事を?ふーん、そこまで指揮官が言うならしょうがないわね?」

 

調子の戻ってきたパーミャチ・メルクーリヤの話に耳を傾けながら俺は思った。

また勿体ない事したなぁ………と。

このメスガキロリ巨乳のせいでムラムラMAXだよ!!

そしていつまで俺はこいつのお尻の感触を味わって息子を誤魔化せばいいのだろうかと…………

途中からムラムラでタガが外れたのはちょっと危なかった。

 

 

 

でも、気持ち良かったなぁ…………

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

「…………いつまで見てるつもりなのかな?」

 

指揮官と対話しながらご飯を食べさせてもらった後、北連の寮前で別れた後に後ろから着いて来る存在に声を掛ける。

 

「気が付いてましたか?」

 

「当たり前じゃない、何年の付き合いだと思ってるの?」

 

振り返るとそこには同じ北連の同志である巡洋艦 アヴローラが微笑みながら立っていた。

 

「指揮官へのアプローチは上手くいったと思ったのですけど………なかなか隙を見せてくれるような方ではありませんでしたね?」

 

「まぁ、彼だもん。今回はある程度は歩み寄れたと考えた方が良いよ」

 

肩を竦めながらそう言うわたしにアヴローラはクスクスと笑う。

少し不愉快な気分になったが、失敗したのだから何も言えない。

頬に手を当てながらアヴローラはポツリと呟く。

 

 

 

「やはり指揮官を籠絡するのは難しいですね?」

 

 

 

その呟きはわたしとアヴローラしかいない、この空間によく響いた。

そう、わたし達北方連合は指揮官を欲している。

きっかけは頭が硬く腐り果てた帝政だった北方の上層部を一掃したあの革命(クーデター)。

一歩間違えれば世界を巻き込む戦争へと突き進むとんでもない事態に、わたし達は彼に助けられたと言っても過言ではない。

しかし、上層部を一掃したからと言ってその取り纏めとなる旗印があるかと言えばそうとも言えない状態が今の北方連合だ。

北方連合の同志達が腐った非革命的な"モノ"に対しての粛清を進めているが、それでもまだまだ多いのが現状なのである。

 

「指揮官さえいてくれればあの問題も解決できますね?私達を強く纏め上げてくれる指導者であり、私達の愛する人であるあの方さえ居てくれれば………いいえ、本当はあの方以外は私達に必要無いのですけどね?」

 

「…………わたし達を照らす革命の光。その光は決して消させはしない」

 

そう、指揮官さえ居てくれれば………

アヴローラの言うように彼さえ居てくれさえしてくれれば、あとは何もいらないのだ。

我等の偉大なる祖国の父として彼が君臨してくれさえしてくれれば、あとはわたし達がその全ての手足となって動こう。

彼が望むのなら自分の純潔など喜んで差し出してみせる。

その為に今日の昼食の準備を妨害するようロイヤルの空母を囮に使って騒ぎを起こしたのだ。

 

「今度は私も一緒にアプローチを掛けてみましょうか?既成事実も一緒に作れれば………一番良いでしょうね?」

 

「愛しくも偉大なるわたしの光………今度は………今度こそは絶対に逃したりしないんだから」

 

「ふふふ♪燃えてますねパーミャチ・メルクーリヤ?まさに革命的な情熱を感じますよ?」

 

 

 

次の作戦をアヴローラと考える。

 

 

 

今回はまだ彼に自分の事を知ってもらっただけだった。

 

 

 

なら今度は彼の口から自身の事を語ってもらうようにしようかな?

 

 

 

そうやって着実に彼との仲を縮めていつかはこちら側の偉大なる祖国の父として君臨してもらうのだ。

 

 

 

その際に自分の想いも一緒に聞いてもらって純潔を捧げたい。

 

 

 

それほどまでにわたしは彼を愛しているのだから………

 

 

 

ああ、偉大なるわたしの光に栄光あれ!!

 

 

 





という訳で対話するお話だったね?

コミュニケーションを取る事は大事だよ!!

しっかりと対話しないと妙なボタンの掛け違いなんて起きてしまうからね!!

後で思っていた事と違っててビックリしないように気を付けよう!!

それじゃあ皆もマッソーマッソー!!

友人にアズレン小説書いてるのがバレて言われた一言「史実側、宇宙人に侵略されている歴史にも居るんでしょこの指揮官?それってどんな感じなん?」これはいる?

  • いる
  • いらない
  • マッソー

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