指揮官はつらいよ~美女美少女ばかりの職場でいかに性欲を発散するか~   作:サモアの女神はサンディエゴ

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全身の筋肉輝いてますか!!

マッソーは毎日の磨かないと衰えるばかりだ!!

しかも取り戻すのにかなり時間が掛かってしまうんだ!!

今日はそんな取り戻すお話だよ!!

それではレッツマッソー!!



第20話 弛みとシェフィールド 加筆修正版 追記あり

指揮官です。

 

最近凄まじく弛んでいる気がしてなりません。

気が付けば見目麗しいKAN-SEN達に翻弄されて狼狽えるばかり………

今までマッソーで乗り越えられた事が何故か通用しなくなってきている事に焦りを覚えてしまう。

 

「やはり………弛んでいるのか」

 

起床時間よりかなり早く目が覚めた俺はそんな事を考え自身の腕を見ながらそう呟く。

最近はマッソー神のお告げが上手く来ていない気がするのは間違えではないはず。

やはり原因は………筋肉との対話が減った事だろうか?

 

「最近はKAN-SENとのコミュニケーション不足をクイーン・エリザベスに指摘されて、彼女達に積極的に話しかけて筋肉との対話の時間を減らしてしまったからなぁ………」

 

もしやマッソー神からのお告げが来ないのは筋肉に対する姿勢が成っていないからか?

それは由々しき事態だ。

 

「マッソーを敬愛する俺が筋肉に対して不誠実な対応を取るなんて…………言語道断だ!!」

 

今はまだベルファストが俺を起こしに来る前の時間だ。

ならば先に執務室へ行って執務を終わらせ筋肉との対話を始めるのがいいだろう。

 

「筋肉の衰えは待ってはくれない………今しかないんだ!!」

 

早速着替えて執務室へ全速前進だ!!

警備艇の隊員時代に慣れた早着替えを使って速攻で着替え終わり、全身の筋肉をフル活用する事で可能となる足音を極限まで無くす走り方を使い玄関へと駆け抜けた。

 

ああ……今の俺の筋肉は輝いている。

 

そんな事を考えながらふと今日の見廻り当番は誰だったかを考えた。

そして昨日ベルファストに聞かされていたメイドの名前を思い出す。

 

今日の見廻りメイドはシェフィールドか………

 

ロイヤル巡洋艦 シェフィールド。

彼女はかなり優秀なメイドでロイヤルメイド隊の中でも隠密行動を得意とするKAN-SENだ。

俺の記憶が正しければかなりの探知能力を持っており、ベルファストが起こしに来る前に俺が勤務時間外に仕事をしようとしている事がバレてしまう。

 

「………それだけは避けないとな」

 

バレたらベルファストからの有難いお説教と勤務時間外に仕事をした事による罰則として、一日何もさせてもらえなくなる刑が待っている。

 

あの刑は恐ろしいものだ………

 

トイレ以外の行動を全てメイド隊に取られて何もさせてもらえなくなる。

食事では常にあーんされるし、飲み物も自分で飲めない。

読みたい本は読み聞かせられて暑さ寒さを感じたらすぐに気温調節されるのだ。

その間筋トレも禁止なのだから苦痛以外の何物でもない。

まるで自分が何も出来ない幼児になったかのような錯覚をしてしまうのだ。

 

「メイド隊が皆揃って女神のような微笑みを絶やさずに奉仕し続けるから尚更怖い」

 

俺の世話をする事が天職であるかのような振る舞いに、俺自身が何かあるのではないのかと勘ぐってしまいそうになる程に彼女達は甲斐甲斐しく世話を焼いてくれる。

 

………絶対に見つかってたまるか!!

 

幸いにも俺の私室から執務室までの距離は近い。

全身の筋肉に感覚を行き渡らせマッソーセンスを発動し、細心の注意を払いながら周辺に誰も居ない事を確認して玄関から外に向かって駆け抜けた。

 

「よし、シェフィールドは居ないな?」

 

まだ日が昇る前の星が瞬く空の下、マッソーセンスで周囲を警戒する。

そして近くの茂みに身を潜めて目が暗闇に慣れるのを待った。

 

…………どうやらここにはシェフィールドは居ないようだ。

 

もしかすると執務室周辺を巡回しているのかもしれない。

注意を怠らないようにしなくては…………

 

「電灯なんかは避けて通らないと………こんなんでバレたらシャレにもならん」

 

腰を低く鍛えた筋肉で姿勢を保持して身体のブレを抑える。

茂みを越えてしまわないように電灯の明かりを避けて大きく迂回しながら執務室へ進んでいく。

ここまでシェフィールドに出会っていない事が奇跡のようだ。

 

「目的地まで………あと少しだ」

 

執務室までの距離はもうあと少し。

このまま執務室へ入って今日の内に見なければならない書類へサインと変更点の確認に演習等の通達事項を書けば今日の仕事は終わりだ。

セイレーンとの戦いが小康状態の今だからこその仕事の少なさに、不謹慎ながら感謝してしまいそうになってしまった。

 

「それさえ終わらせてしまえば、もう一度私室に戻ってベルファストが起こしに来るのを待てばいいだけだ」

 

適当に仕事をする振りをして終わったと言えば、その後は念願のマッソー神へ捧げる筋肉との対話を思う存分出来るのだ。

全身の筋肉が喜びに震える。

 

「よしよし、ここから執務室のある建物へ………っ!?」

 

電灯地帯を越えて執務室のある建物へ進んでいたら………建物前にシェフィールドが巡回していた。

しかも艤装を展開して探照灯まで使って周辺を巡回してやがる………

 

「流石メイド隊の中でも隠密が得意なだけはある………死角になりやすい場所や人が隠れられそうな場所を重点的に照らして警戒してるな」

 

隠密に長けているというこ事はその逆もまた然り。

いやらしいまでに完璧な警備だ。

 

「だが、それは普通の人間であればの話だがな」

 

シェフィールドの居る場所から東側に切り立った崖がある。

母港を一望できるその場所は下の海に機雷等を多数設置された危険地帯。

そこなら気が付かれずに建物へ近づけるはずだ。

 

「ボルダリングの経験は無いが、大戦時に崖から滑落しそうになって必死に上がった経験があるし大丈夫だろう」

 

あの時は陸上で指揮を執っていた際、突然の敵襲を受けて味方を撤退させている最中にセイレーンの艦載機からの空爆で吹き飛ばされて、転がっていった先が崖だった。

無我夢中で掴んだ崖の側面に生えていた木を掴むことで九死に一生を得て、崖を登り撤退したのだ。

 

「あの時はまだマッソーを極めていなかったのもあって鍛えていなかった事に随分後悔したもんだ………よっと」

 

崖の側面にある僅かな隙間に足を掛けながら降りて行く。

僅かな隙間に指を掛けてマッソーセンスで崩れそうな足場などを避けて進むと、案外簡単にスルスルと進めて建物の裏側へ回れた。

 

「やはり持つべき物は筋肉だな!!」

 

指の力だけで身体を支える事などマッソーを持つ者なら他愛もない。

次に行うのは建物への潜入だ。

 

「確か3階の最上階の窓が少し立て付けが悪くて、鍵が閉まらないので今度フレームから取り替えるとか言っていた気がする………」

 

ベルファストがその為の改修工事の許可を求めていたから、おそらくそこが狙い目だろう。

幸いにもレンガ造りの建物には指をかけるスペースがあるので指の力と腕力だけで登れる。

また筋肉の見せ所が来た!!

このマッソーならば立て付けの悪い窓を開けて中に侵入出来るはずだ。

 

「あまり時間を掛けていられないな………シェフィールドが巡回してくる可能性がある」

 

外に設置されている配管の強度を確かめるが、体重をかけるには脆くてすぐに折れそうだった。

ならば最初に窓枠に足をかけて壁を登るのが一番ベストな選択だ。

 

「ふっ!………窓を割らないように気をつけなければ………」

 

建物の最上階まで登るのは困難を極める。

しかし、レンガの隙間に指をかけて少しずつ確実に登っていく。

腕の上腕二頭筋に上腕三頭筋、前腕伸筋群と前腕屈筋群がうねりを上げる!!

身体を持ち上げる毎に掛かる負担が俺の筋肉を熱くさせていくのだ。

こんなにもマッソーが輝いているのは久しぶりではないだろうか?

 

「ぬぅぅ……あと少し……………はぁっ!!」

 

最上階の窓のヘリに指をかけた俺はそのまま一度窓に鍵が掛かっていないか確認すると、普通に開いていたのでそのまま身体を窓の中へ入れて音を立てないようにその場にしゃがみ込んだ。

 

 

 

完璧な潜入だ!!

 

 

 

思わずガッツポーズを決めたくなる程に完璧な潜入だった。

後は執務室へ向かい今日の仕事を済ませるだけ。

 

「おっと、忘れないように窓を閉めておかないとな」

 

上手くいった事で上機嫌な俺は音を立てないように窓を閉める。

 

 

 

「そうですね。しっかりと閉めておいてください」

 

「ああ、そうだな」

 

 

 

……………あれ?

俺って一人で潜入してたんじゃなかったっけ?

恐る恐る振り返るとジト目でこちらを見つめるシェフィールドがそこにはいた。

 

「朝早くからご苦労様ですご主人様。普段とは違うルートでわざわざ崖を渡って来るなんて………とうとう頭の中まで筋肉になられましたか?」

 

「あ、いや、筋トレの一環で………」

 

「ちなみに既に見張りをしていたダイドーからご主人様が、私室から出て行ったと連絡を受けております」

 

「oh......」

 

バレバレやんけ……

俺の潜入バレバレやん!!

という事はなんだ?

俺はバレていた行動に完璧な潜入とかイキってたって事か?

 

「ご主人様が茂みに隠れていたのも筋肉で身体が大き過ぎてすぐに分かりました」

 

「…………不覚」

 

「落ち込むのは構いませんが、今からメイド長が来ますのでさっさと執務室に向かって下さい」

 

シェフィールドの辛辣な言葉に反応出来ない程に落ち込んだが、ここは神妙にお縄に着くのが良いだろう。

シェフィールドに先導されながら執務室へ向かう。

トボトボと後ろを着いて歩いていると彼女がチラリと振り返る。

 

「ご主人様のお好きな業務は今からして頂いても構いません」

 

「本当か?」

 

一筋の光明が見えた。

もしかすると罰則は無くて筋トレが………

 

 

 

「業務が終わり次第、罰則を受けて頂きますので」

 

 

「ダヨナー(棒)」

 

 

 

その光明はただの誘蛾灯でした。

 

 

 

多分デロデロに甘やかされるんだろうなぁ…………

 

 

 

ロイヤルメイド隊って目のやり場に困ってたまらんのだがなぁ…………

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

「はい、ご主人様♪あ〜んして下さい♪」

 

「じ、自分で……」

 

「はい♪あ〜ん♪」

 

「あ、あーん…………」

 

実に楽しそうに食事を食べさせる小さいベルファストことベルちゃん。

流石のご主人様も小さい子に食事を食べさせられるのはかなりツラいモノがあるらしい。

 

「ご主人様!ダイドーがお飲み物をお口に………どうぞ♪」

 

「ああ、ありがとうダイドー……」

 

もはや諦めの境地にあるように見えるご主人様はダイドーから飲み物を飲まされている。

まったく、こうなる事が分かっているはずなのに何故懲りないのかが分からない。

 

「大手柄でしたねシェフィールド?」

 

「そうですね。ご主人様が最近よく自身の筋肉を意味もなく動かしている回数が多かったので、とても分かりやすかったですから」

 

「ふふふ♪貴女くらいですよ?ご主人様をそんなに観察している人は」

 

「………別にそんなに見ている訳では」

 

ベルファストに指摘されなくても分かっている。

気が付けばご主人様の事を見つめている事くらいは………

 

「では食事が終わりましたら私が指揮官様の御本を読み聞かせ致しますね?」

 

「待ってくれハーマイオニー!!それはまだ読んでいない新刊で………」

 

「Hey!指揮官!!ハーマイオニーが終わったら次はケントがこっちの本を読み聞かせしてあげるね?」

 

「そんな………」

 

ご主人様の狼狽えぶりは見ていて面白い。

ただそれだけなのだ。

 

「………まだご自身の事を許せませんか?」

 

「っ!?…………そうなのかも知れませんね」

 

不意にベルファストに言われたソレは…………

 

 

 

大戦時の指揮官が崖下に落とされた時のことだ。

 

 

 

あの時の哨戒任務でセイレーンの空母を落とした後に、帰る場所を無くした艦載機達がご主人様達を襲ったのだ。

 

帰る場所を無くした艦載機に未来は無い。

 

いずれ墜ちる未来の筈だった。

 

しかし、そう思って見逃した艦載機達が近くで戦っていたまだ無名だった頃のご主人様達を襲い、そして危うくご主人様を無くすところだった。

 

「私は………まだあの日を夢に見ます」

 

「シェフィールド………」

 

「もしあの時のご主人様が助かっていなかったら………私達KAN-SENの殺し合いの引き金を引いたのは間違いなく私だと」

 

「…………」

 

あの時の慢心が仕えるべき主を殺していた。

そんな事になれば………私は死を選ぶだろう。

だから…………ご主人様から絶対に目を離さない。

慢心などは一切しない。

全ては敬愛するご主人様の為に………

 

「誇らしきご主人様………この万年筆を落として壊してしまいました………どうかこの卑しきメイドに罰を」

 

「なにぃ!?…………それクイーン・エリザベスからの誕生日プレゼントだったんだが………」

 

「これはもう元に戻らないにゃ………旦那様、どうするにゃ?」

 

「なんか良い言い訳を一緒に考えてくれチェシャー………なるべくシリアスが怒られない方向でだな」

 

何やらメイド隊では無い者もいつの間にか紛れ込んでいるが、ご主人様に奉仕している様子なので放置しておく。

カーリューとキュラソーがご主人様に奉仕したいロイヤルのKAN-SEN達も巻き込んで罰則をする方が良いと言って招いていたけれど………

まぁ見ている限りはご主人様の罰となるから良いだろう。

 

ニューカッスルやグロスターにエディンバラとグラスゴーも彼女達と一緒にご主人様のお世話をしたいKAN-SEN達を呼びに行っているのでここには居ないが、聞きつけた他の陣営の者達も押し掛けてくるかもしれない。

 

「シリアス………またご主人様にご迷惑を御掛けして………」

 

ベルファストがシリアスのやらかしに気が付いてご主人様達の方へ向かって行ったのを見届ける。

ご主人様の為ならば、私は己が持つ全てを使って遮るモノや危険に晒す存在を排除しよう。

その為に私は今生きているのだから………

 

 

 

「ロイヤルメイドの名に誓い、全ての害虫に鉄槌を」

 

 

 

全てをご主人様の為に。

大戦時に上層部よりご主人様へと向けられた暗殺者へ鉄槌を下した時に口ずさんだ言葉…………

今の私はあの時より少々鈍っているのかもしれない。

そうでなければご主人様が計画した時点ですぐに気が付いた筈なのだ。

 

「取り戻さなければ………ご主人様を御護りする為にも…………」

 

幸いにも力を取り戻すのに必要な経験値はいくらでもこちらに向かって来る。

ならばその全てを噛み砕いて吐き捨てて見せよう。

 

 

 

「お慕いしております………ご主人様」

 

 

 

大切なモノを護る為なら容赦はいらない。

 

 

 

これはあの時に護れなかった貴方を今度こそ護る誓いなのだから…………

 

 

 





という訳で取り戻すお話だよ!!

作者も昔一度肩を脱臼して動かせなくなってからのリハビリでなかなか動かない肩と衰えた筋肉を取り戻すのにかなり大変だったよ!!

皆も取り戻したいモノなんかはいっぱいあるんじゃないかな?

筋肉なんて鍛えるだけじゃ取り戻せない事もあるから皆も気を付けようね!!

それと感想でマッソーが休息かなと聞いた君!!

今回のネタ提供ありがとう!!

最近筋肉成分が欠乏して萎むところだったよ!!

やっぱり筋肉を書かないと調子が狂っちゃうね!!

それじゃあ皆もマッソーマッソー!!

追記

指摘があった通りチェシャーはロイヤルメイド隊では無いマッソー………

あの旦那様呼びと身の回りの世話をしたがる所がメイドっぽいのだけれど、正式なロイヤルメイド隊では無いマッソー………

でもなんか混ぜても違和感無さ過ぎて、修正前の話にいつの間にか居たのだマッソー。

加筆修正したので許して欲しいマッソー………

友人にアズレン小説書いてるのがバレて言われた一言「史実側、宇宙人に侵略されている歴史にも居るんでしょこの指揮官?それってどんな感じなん?」これはいる?

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