指揮官はつらいよ~美女美少女ばかりの職場でいかに性欲を発散するか~ 作:サモアの女神はサンディエゴ
メリークリスマス指揮官諸君!!
聖夜と呼ばれるクリスマスだよ!!
子供や恋人に家族と一夜を過ごす楽しい夜!!
中には仕事で忙しい人もいるだろうね!!
でも少し休憩しながらクリスマスを楽しもう!!
作者も自宅で筋トレしながらクリスマスを母港の皆と過ごす予定さ!!
皆のお陰で取り戻せた絆を噛み締めながら聖夜を過ごすんだ!!
今回はそんな楽しんで過ごすお話だよ!!
それではレッツマッソー!!
指揮官です。
昨日はクリスマスパーティに参加していました。
はい、言い方から分かるようにクリスマスパーティに着慣れないスーツを着て参加していたんですよ。
いつの間にかネクタイは無いし、スーツは着崩して胸元を大きく開いていやがるぞ………
「………これはいったいどういう事だ?」
現在地は昨日クリスマスパーティをしていた母港の多目的ホール。
ダンスの練習なんかでもよく使うホールを、ロイヤルメイド隊が飾り付けをして即席パーティ会場にした場所。
そこの1番奥に俺用に用意したであろう前世の価値にして諭吉数百人のソファーに足を組んで肘掛に左肘を着き、その上の手で頭を支えるような格好で俺は座っていた。
「全く記憶が無い………」
楽しいパーティに参加して母港の皆とクリスマスを満喫していた筈なんだが.......
おかしい。
俺は酒に酔っても記憶が残る方であり、こんな風に酒に溺れるような事は無かった筈だ。
「無視しておきたかったが………一応声を掛けるべきだよな………明石」
「うにゃぁ!!し、し、し、指揮官?!起きたにゃ!?」
俺の前にある赤いテーブルクロスで装飾された食べ物を満載した机の影に隠れる重桜の工作艦 明石が絶賛挙動不審な態度でこっちをチラ見していたので声を掛けた。
というかこの反応を見るに絶対なんか知ってるぞコイツ。
緑髪のロリ猫娘である明石は黒と赤のリボンとフリルたっぷりパーティドレス姿で涙目になりながらフルフルと震えており、庇護欲が湧き立てられそうになるが腹筋に力を入れてそれを無効化する。
さて、今回のコイツはいったい何をやらかしたんだ?
とりあえず第一被疑者の取り調べをしなければな………
「ごめんなさいにゃ!許してにゃ!赤城達に4万ダイヤ渡されてつい………薬を盛っちゃったんだにゃ☆」
テヘペロって感じで緩く言ってるがギルティだな。
俺は無言でソファーから立ち上がって明石の側まで歩くと軽く、そう軽く明石の頭を左手で握って持ち上げる。
「ぎぃにゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!ごめんなさいにゃ!ごめんなさいにゃぁ!!許してにゃぁ!!出来心だったんだにゃ!!」
萌え袖の腕と白ニーソの足をバタつかせながら、色気のいの字も見えない程にパンモロ(緑と白のストライプ)しつつ暴れる明石にお仕置しながら周りの惨状を改めて確認した。
パーティ会場全体にうちの母港に所属しているKAN-SEN達がパーティドレスを着たままゴロゴロと床に転がっている。
そして皆揃って恍惚の表情を浮かべたまま意識が無い。
「………おい明石、いったい俺に盛った薬ってのはどんなヤツなんだ?」
「言うにゃ!言うにゃ!!だから離してにゃ!!!本当に反省したから離してにゃぁぁぁぁぁぁ!!!」
「………ほらよ」
「うぅぅぅ………自業自得とはいえ酷い目にあったにゃぁ………でもなんだかだんだん気持ち良くなったような気がしたにゃぁ………」
さめざめと泣く明石を床に下ろした俺は明石に視線を合わせる為に、片膝を付いて視線の高さを合わせる。
なんか小声でボソッと言ったような気がするけど、それよりもまずはこのパーティ会場の惨状の切っ掛けであろう薬について聞かなくては。
「し、指揮官?ちょっと近いにゃ………明石、そんなに見つめられると照れるにゃ」
「む?そうか?これならどうだ?」
「ああ、勿体ない事したにゃ………コホン、それくらいで大丈夫にゃ。えっと……指揮官に使ったお薬は………酔いを少しだけ深くするお薬なんだにゃ」
「酔いを深くする薬?」
「そうなんだにゃ。普段から指揮官はウィスキーを7本くらい飲んでも酔った状態には見えないんだにゃ………だから赤城達が酔っ払った状態を作り出してそのまま性なる夜へと持ち込もうとしたんだにゃ」
「頭痛くなってきた………」
つまり明石の話を纏めるとこうか?
赤城達が薬で強制的に酔った俺をクリスマスの性夜へと引きずり込もうとしたって事か?
………何気にヤバ過ぎだろこれ。
俺の貞操が危うく貪り喰われる所だったわ。
最近の重桜の過激派達は既成事実を作ろうとしててマジで笑えない事態が多過ぎるんですが?
お陰様で筋肉との対話の時間が増えて、腕の太さが2Lのペットボトルより少し太いくらいまでサイズアップしたんだよなぁ………
本当に昔憧れたヒーローみたいな肉体になってきたもんだ………
正直思考放棄しようか迷う案件なのだが、この母港の最高責任者としてこの事態を収集しなければならない。
酔っ払った俺がいったいどうやってこの惨状を作り上げたのか?
そこを確認しなくては。
「それで?酔っ払った俺はどうやって皆をこんな状態にしちまったんだ?」
「それはだにゃ………」
「それは?」
目を泳がせながら言い淀む明石。
………なんか嫌な予感がするぞ?
というか目を泳がせてるように見える明石だが、萌え袖から指を出してイジイジしながら内股を擦り合わせてモジモジしている。
それに上目遣いでこちらをチラチラ見ながら少し頬を赤くしているぞ?
何故だ?
「指揮官は………皆のご主人様になったのにゃ」
……………………は?
理解不能だわ。
皆のご主人様?
それはロイヤルの呼び方的なアレか?
というか何だそれは?
「う〜ん………なんて説明すればいいのかにゃ………」
「………本当にろくでもない予感しかしないんだが?」
「とにかく昨日の指揮官は酔っ払った影響でとんでもない事を仕出かしてたのにゃ」
「本当に頭が痛い………筋トレしにトレーニングルームに行こうかな………」
「………一応聞くかにゃ?」
「………………………………………………おう」
非常に億劫なのだが………聞くとしようか。
昨日の聖夜にいったい何があったのか本当に聞きたくはないが聞くんだ。
後でめちゃくちゃ後悔しそうだなコレは…………
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「指揮官のワインに薬を入れたにゃ。これで指揮官は酔っ払ってしまうのにゃ♪」
「良くやったわ明石。これで指揮官様とのクリスマスの夜は更に熱く………うふふふふ♪」
「………少し卑怯な気もするが、アイツを癒す為にも少しは女の味を覚えて貰わないとな………だが私も滾ってきたぞ!!」
明石の報告に一航戦の二人が怪しく嗤う。
「本当は私一人で指揮官様を御癒しになりたかったのに………」
「隼鷹だってそうよ?でもオサナナジミの隼鷹も彼を癒す為なら協力しないといけないよね?」
大鳳と隼鷹はそう言って残念そうにしてはいるものの、これから起こる出来事に胸を膨らませていた。
「お姉さんはいつでも良いわよ?指揮官をいーっぱい甘やかせてあげるんだから♪」
「うんうん♪これもお姉ちゃん特権ってヤツよね?先に酔い潰れちゃった瑞鶴の代わりに先にお姉ちゃんが味見してあげなきゃね♪」
愛宕に翔鶴が不敵に嗤う。
これから起こるとっておきの一大イベントを前に機嫌がとても良い様子だ。
そう、これは聖なる夜に行われる性なる性夜なのだ。
明石はダイヤを貰ってホクホク。
赤城達は指揮官を喰らっ……癒せてホクホク。
どちらも損をしない公平な取引なのだ。
「それじゃあ明石はこの辺りで失礼するにゃ♪赤城達は指揮官と楽しむと良いのにゃ〜♪」
「ええ、パーティを楽しみましょう………うふふ♪」
パーティの雰囲気に当てられて笑顔で薬を入れたワインを飲む指揮官を横目にしながら作戦が成功をした事をほくそ笑む。
さあ、ここからが本番だ。
計画としては薬の影響で酔いが深くなった指揮官を介抱する名目でパーティ会場から赤城達が連れ出す。
そして邪魔の入らない重桜の寮内へ運び込み、そのまま性なる6時間を迎えるという訳だ。
いつも控えているロイヤルメイド隊も、このパーティの給仕や調理に裏方の仕事で忙殺されてここに居ない。
まさに今が絶好のチャンス。
でも一つ懸念がある。
「指揮官のアルコール耐性が高そうだったから身長と体重から推測して測った量の3倍を盛ったけど…………まぁ指揮官だから大丈夫にゃ♪」
「「「「「「え?」」」」」」
まぁ指揮官は筋肉の塊だから大丈夫だろう。
というかなんで皆こっちを見ているのだろうか?
「クハハ………クッハハハハハハハハハハハハ!!アーッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!」
「「「「「「「!!?!??!!!」」」」」」」
いきなり大きな笑い声がパーティ会場に響き渡る。
その笑い声に今まで和気あいあいとしていた会場は静まり返った。
皆の視線が集中するその先に居るのは………妖しげな雰囲気を醸し出し、ソファーに深く腰掛ける指揮官。
明らかに様子がおかしい。
「ご、ご主人様?如何なさいましたか?」
裏方で忙しいベルファストの代わりに会場で監督をしていたシェフィールドが、指揮官に恐る恐る近寄って様子を伺う。
普段無表情で何事も動じないシェフィールドだが、あまりに様子の違う指揮官に狼狽えていた。
「……………シェフィか」
「!!????!!??!?」
シェフィールドの目が見開かれる。
普段は感じないようなむせる程の色気を感じさせる声色を含んだ声で、決して呼ばれない愛称で指揮官から呼ばれた。
それだけで最早異常事態だ。
「シェフィ、どうした?お前らしくもないぞ?」
「…………ご主人様」
ソファーからゆっくりと立ち上がってシェフィールドに歩み寄る。
いつの間にかスーツも着崩して胸元が………筋肉で盛り上がった大きな胸板と艶かしい鎖骨に首筋が見えていた。
彼女は指揮官から発せられる謎の圧で動けそうにない。
そしてその距離が0になった瞬間………
「ほら、その顔をよく見せろシェフィ」
「………ふぇ?」
右手で流れる様な顎クイ。
それはこの母港の全てのKAN-SENが憧れる指揮官からの少女漫画や雑誌で見た夢みたいな行為。
もはやシェフィールドに正常な思考回路は残っていなかった。
「綺麗な目だな………もっとよく見せてくれ」
「は、はい……」
右手で顎クイをした状態のまま左手で髪を梳きつつ、その頬を優しく撫でる。
「どうした?動かないと………その唇を奪うぞ?」
「……………………………はぅ」
シェフィールドは顔を真っ赤にして失神した。
それを見た指揮官は優しく床にシェフィールドを寝かして、顔をこちらに……いまだに動けないKAN-SEN達に視線を向けられている。
「さあ、夜は………長いぞ?」
見た事も無い艶やかな、そして凄味を感じさせる笑みをこちらに向けていた。
そこから始まる蹂躙劇。
赤城と加賀の一航戦は二人揃ってあの太い腕で抱きしめられながら耳元で何かを囁かれてそのまま撃沈。
大鳳は壁ドンからの密着で首元にキスマークを付けられてそのまま轟沈。
隼鷹は大鳳にした事に憤慨して怒っていたが、怒ったまま後ろを向いたのが運の尽きで、そのまま後ろから抱きすくめられて耳を甘噛みされながらの囁きで沈没。
愛宕と翔鶴に至っては甘やかそうとして逆にデロデロに甘やかされて逆襲に合ってしまう。
そんなこんなをしている間に重桜が誇るヤベー奴らが速攻で堕ちてしまった影響は凄まじく、そこからはまさに釣瓶打ちと言っても過言ではない。
もはや全ての陣営のKAN-SEN達が指揮官による蹂躙を止める事は出来なかった。
その惨劇の最中、明石はなにしてたかってにゃ?
明石はそこのテーブルクロスの下に隠れてたにゃ
………し、指揮官?その手は何にゃ?
む、無理にゃ!!あんなの止められないにゃ!!!
というか…………ちょっと明石も口説かれたかったと思ったり…………にゃにゃ!?アイアンクローはやめてにゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
という訳で楽しんで過ごすお話だったね!!
皆は楽しいクリスマスを過ごせたかな?
作者もジムでクリスマス筋トレパーティを楽しく過ごさせてもらったよ!!
皆で筋肉を讃えながら楽しい一時だったよ!!
今年も残り少なくなってきたけど、マッソーを極めながら楽しく過ごしていこう!!
それでは皆もマッソーマッソー!!
友人にアズレン小説書いてるのがバレて言われた一言「史実側、宇宙人に侵略されている歴史にも居るんでしょこの指揮官?それってどんな感じなん?」これはいる?
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いる
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いらない
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マッソー