指揮官はつらいよ~美女美少女ばかりの職場でいかに性欲を発散するか~   作:サモアの女神はサンディエゴ

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最近少し暖かくなってきて筋トレするには持ってこいな季節だね!!

こんなに暖かくなってきたら保温式のスウェットを中に着て更に体温を上げながら汗をいっぱい出そう!!

汗の分だけ素晴らしいマッソーが作られるんだ!!

今日はそんな何かを作るお話だよ!!

それではレッツマッソー!!



第32話 サイクリングとアーク・ロイヤル

指揮官です。

 

今日はサイクリングを楽しんでおります。

仕事が昨日のうちに全て終わってしまい、追加の仕事も無かったのでとあるKAN-SENに誘われて自転車に乗って母港の外周を走りながら風を感じているのですよ。

しかもこの日の為に用意してもらった、黒いライダースーツとミニバイザー付きハーフヘルメットを被っているので雰囲気が出てテンションも爆上がりですな。

あ、ちょうど止まって待っていたら件のKAN-SENが追い付いて来ましたね。

 

 

 

「閣下ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!」

 

 

 

土煙を上げながらこちらに向かってくるロイヤル空母 アーク・ロイヤル。

自転車競技なんかで付けるヘルメットとピッチリとした黒いインナーに青色の袖無しタンクトップと短パンを穿いた彼女が、これまた同じような青色のロードバイクを全速力で漕ぎながらこちらに向かってくるのが見えた。

はて?そんなに早く漕いだ記憶は無いのだが?

 

「コヒュ〜……コヒュ〜………や、やっと…ヒュ〜…追いつき…ヒュ〜…ました………」

 

「お、おう……大丈夫か?」

 

「ヒュ〜………ヒュ〜…………しばし………お待ち……を………」

 

「無理するなよ?」

 

追いついて俺の横に止まった全身汗びっしょりなアーク・ロイヤルはロードバイクのハンドルに腕を載せたまま、肩どころか全身を震わせるように粗く、そして苦しげに新鮮な空気を取り込む。

そのお陰で服の上から分かる形の綺麗で大きなお胸様が重力に逆らわずに下を向きながら大きく揺れているので俺としては眼福だ。

 

あれ?これは俺に対する御褒美回ですかね?

 

「か、閣下……閣下がご用意されたその自転車は……」

 

「ん?これか?ユニオンのリノが重桜の夕張と一緒に造ってくれたんだよ。どうだ、カッコイイだろ?」

 

「それは………本当に自転車なのですか?」

 

息が整ってきたアーク・ロイヤルが俺の自転車を見ながら首を傾げる。

ヒーローマニアのリノと創作活動ならお任せの夕張がタッグを組んで造り上げた俺の魔改造自転車。

大まかに形を説明するとバイク版バッ〇モービルのバ〇トポッド(人力エンジン)の蒼色版である。

リメイク版バット〇ンの〇ットモービルが損傷して脱出する際に出てくるバイクなのだが、その機関部を人力で漕げるようクランクとペダルを追加した物が俺の自転車なのだ。

もちろんヒーローマニアのリノが監修したので機関砲やワイヤーアンカーなどの秘密道具まで完備しており、有事の際には漕ぐ為のクランクを強制排出して内蔵されている三角形の小型の高出力リアクターがエンジンの代わりになるとか………

それに伴ってブレーキも前輪を油圧式ダブルディスクブレーキに、後輪がドラムブレーキのほぼほぼ前世のスポーツカーなんかと同じシステムを採用しているのでどれだけ速度を上げてもしっかりとブレーキが作動して大丈夫なのである。

 

なかなかのオーバーテクノロジー過ぎる一品だなこれ。

 

というか普通にこれ凄すぎるんだが?

貰った当初は困惑したが、リノが設計したと聞いて納得したもんだ。

その時にリノからお手製アーマーのキャプテンユニオンのコスチュームで一緒に写真撮影会をしたのはお約束である。

目をキラキラと輝かせて俺にポージングを頼みながら、一緒に写って来たので揶揄おうとお姫様抱っこしてみたら顔を真っ赤にしながら縮こまってしまった彼女はやたらと可愛かったな。

 

「それは最早ただのバイクなのでは?」

 

「リアクターを起動してないから今はただの自転車だな」

 

「その1台にいったいどれ程の技術が詰め込まれているのか………もしやセイレーンの技術も?」

 

「そこまでは俺にも分からんよ。でもリノ達がそれを悪用するなんて考えてないしな」

 

「………閣下はお優しいのですね」

 

苦虫を噛み潰したような表情でため息を吐くアーク・ロイヤル。

まぁあまりいい気はしないのだろう。

明らかなオーバーテクノロジーはセイレーンの技術からきているという発想になっても仕方の無いことだ。

だいたいアイツらのテクノロジーは未来的過ぎて、本当の意味で行き過ぎた化学は魔法と変わらないを地でいく連中だからな。

でもリノ達が俺の為にと作り上げてくれたコイツを手放す気はサラサラ無い。

 

「さて、休憩は終わったか?水分をしっかりと補給しておけよ?」

 

「まだ走るんですか……さすが超人の閣下ですね。とりあえず水分補給を………あれ?もう飲み干してしまったようです」

 

「む?それはいかんな………ほら、これをやるよ。俺のヤツなんだが、まだ口を付けてないからな」

 

「ありがとうございます閣下。ではありがたく……」

 

アーク・ロイヤルは俺の渡した予備のスポーツボトルに口を付けて飲んでいく。

余程喉が渇いていたのだろう、喉を鳴らしながら飲み干していく。

だがアーク・ロイヤル、それは頂けないぞ?

お前が空を見上げるように背筋を反らして飲んでいるから立派なお胸様が俺の方に飛び出てやがる。

しかも喉を鳴らしながら飲む度にプルンプルンと震える瞬間を俺の目に焼き付けていくんだよ。

う〜ん、今日も息子がSTAND UP!!してきたゾ?

これは隠さなきゃな(確信)

 

「うん?どうかなさいましたか閣下?」

 

「………いや、そんなに消耗していたんなら次の外周は俺一人でも」

 

「それはダメです閣下。誘った私が閣下の速度に着いて行けないのは充分理解しておりますが、それでも一応ですが護衛も兼ねているのですよ?それに何かあれば艦載機を飛ばしてすぐに応援も呼べるように手配しておりますから」

 

「了解したよ。そこまで考えているんなら俺からは何も言わないさ。だが無理はするなよ?」

 

「はい、自分のペースで行かせてもらいますよ」

 

本当に有能なんだよなぁアーク・ロイヤル。

仕事で部下や上司に居れば本当に助かる人材だろう。

 

「はっ!?あそこに居るのは駆逐艦の妹達ではないか?申し訳ありません閣下、少し妹達の様子を見て来ます」

 

「………迷惑を掛けない程度にな」

 

「はい!!妹達よ!!!今行くぞ!!!

 

「……………はぁぁぁ」

 

少し先でダンスの練習をしているロイヤル所属のC級駆逐艦のシグニット達が見えた瞬間これだ。

アーク・ロイヤルの悪癖とも言える駆逐艦に対しての情熱的な………いや、明らかに変態的な愛がこの母港での彼女の評価を凄まじく下げているのは明白である。

 

「あれが無ければなぁ………とんでもなく有能なんだが………」

 

苦笑しながらそう言いつつも全速力でロードバイクを漕ぐ、アーク・ロイヤルのふくよかで柔らかそうなお尻を見てしまう。

プリプリとしたそのお尻は揉みごたえがありそうでとても魅力的だ。

なんなら股間の紳士が反応して困るまである。

ピッチリとしたインナーと短パンのお陰で、くっきりと浮かび上がっている形の良いお尻に俺の煩悩指数は急上昇中だぞ?

そしてロードバイクを降りてシグニット達に絡みに行ったが………

 

「あ、ベルファストに見つかったな」

 

有能なメイド長がシグニット達に絡む変態淑女を見つけてその場で正座をさせているのが見えた。

ここからでも分かる程の凄まじく威圧感を持った笑顔でアーク・ロイヤルに説教をするベルファスト。

………まぁご愁傷様ってヤツだな。

 

「さて、そろそろ助けてやるか」

 

アーク・ロイヤルの性癖は今に始まったことでは無いし、シグニット達のダンスの練習も滞ってしまっている。

それにアーク・ロイヤルは一応俺の護衛も兼ねているのだからここで拘束されたら………あれ?

 

「もしかして俺の護衛がベルファストに変わってしまうのか?」

 

それは困る。

今日はアーク・ロイヤルからの誘いでサイクリングに来たのに、それでは意味が無い。

確かに普段の生活態度に問題がある彼女なのかもしれないが、今日という日を楽しみにしていたのも彼女自身なのだ。

その楽しみが奪われるのはいけない事であるし………多分、ベルファストに護衛が変わったらロイヤルメイド隊全員からの手厚い介護を受けながらサイクリングする羽目になりそうだ。

 

「………車で着いて来てすぐ側でペース配分の調整されながらそのまま給水されて、休憩タイミングなんかも全部管理されそうだ」

 

極限まで筋肉を使う事で対話する為にサイクリングしているのに、そこまで管理されるのはちょっとな?

前輪のブレーキをかけた状態で大腿四頭筋と下腿三頭筋に力を込め、ペダルを力強く踏み込んで後輪を地面に空転させる。

そしてそのまま少し後輪側を横にパワースライドさせた所で前輪のブレーキを外して発進した。

 

「………まったく、貴女という方は」

 

「はい、申し訳ありませんでした」

 

眉間に皺を寄せるベルファストにしょぼくれるアーク・ロイヤル。

その二人を遠目から見ているシグニット達の場所へ、辿り着いた俺は自転車から降りてその側まで近寄って行く。

 

「これはご主人様。その御格好は………アーク・ロイヤル様?」

 

「ヒッ?!ち、違うんだ!!決して、決して閣下との用事や護衛を疎かにした訳では無いのだ!!」

 

戦場では艦隊を鼓舞し、勇猛果敢という言葉が誰よりも似合うアーク・ロイヤルだが、ロイヤルのメイド長にはどうも頭が上がらないらしい。

どうしたら良いのか分からずオロオロするシグニット達も可哀想だし、そろそろ本格的に助け舟を出してやらないとな。

 

「その辺で許してやれベルファスト。それにほら、いつものアレを拗らせてはいるが、ちゃんと俺の護衛はしてくれているぞ?」

 

「っ!?確かに確認しました………はぁ、今回はこれで終わりますが、しっかりとご主人様の護衛をお願いしますね?」

 

俺が指さした方角にアーク・ロイヤルのソードフィッシュ中隊が上空警戒していたのをベルファストは確認した。

その武装として250ポンド爆弾2発を搭載しており、すぐにでも爆撃できる構えを取っている。

しかも更にその中隊よりも上の空には警戒用のソードフィッシュが一機控えているのだ。

まさに万全の警戒態勢といえるだろう。

ベルファストからの念押しにアーク・ロイヤルは真剣な表情となり、何度も頷きながら……

 

「勿論だとも!!閣下には指一本……いや、敵の視線が閣下を捉えるよりも前に全てなぎ払おう!!」

 

「…………そこまでするのか」

 

「その認識でよろしくお願い致しますねアーク・ロイヤル様」

 

「ああ!!」

 

何やらめちゃくちゃ物騒な事を言っていた。

俺の護衛って見 敵 必 殺 ! !(サーチアンドデストロイ)………なのか?

まぁ指揮官が俺しか居ないから護衛も過剰になるのだろうけどな。

あとはシグニット達にもフォローを入れてあげないと………

 

「ダンスの練習の邪魔をしてすまなかった。今度のライブは俺も仕事を終わらせて応援に絶対に行かせてもらうから、それでアーク・ロイヤルの事は許して貰えないか?」

 

「う、うちはびっくりしただけだから大丈夫。指揮官が来てくれるのは嬉しいよ♪」

 

「え!?指揮官が来てくれるの!?絶対だよ!絶対に見に来てね!!」

 

「ま、まあアンタみたいな奴でも来てくれるのは嬉しいから………絶対に来なさいよね」

 

上からシグニット、コメット、クレセントである。

皆俺みたいな奴が応援来るのは大丈夫らしい。

少し冗談めかして言ったんだが、肯定的な感じで助かったわ。

というか彼女達C級駆逐艦の皆は近代化改装が終わっていてとても華やかな見た目をしているのだが、ダンスの時にミニスカートでとてもアグレッシブに動くから、特等席と呼ばれる最前列に一人だけ座らされる席で3人娘のパンチラを見せられるのは股間の息子に悪いというかなんというか………

 

まぁそこは役得という事で。

 

だが俺は知っている。

彼女達の改装の際に優雅卿からの資材や資金の融資があった事を………

いや、フットさぁ………シグニットが好きなのは分かるけど、わざわざロイヤル陣営から改装用の資材や資金をもぎ取ってくるの止めようか?

お陰で改装予定だったウォースパイトの資材が届くの少し遅れたんだからな?

さてフォローも入れ終わった事だし、そろそろお暇しますか。

 

ちょうどアーク・ロイヤルも正座を終えて立ち上がろうと………ん?

ありゃ足が痺れてフラついてるな?

まったく、しょうがないなぁ………

 

「それじゃ……よっと。行くぞアーク・ロイヤル」

 

「へっ?!あ、ちょっ、閣下ぁ!?

 

「「「「えっ!?」」」」

 

なんだか最近KAN-SEN達をお姫様抱っこする機会が多いな。

後ろから驚愕するような声が聞こえてきたが、多分セクハラとか思われてんのか?

………もしそうだったらショックだし、見ないようにしておこうか。

 

まあ変態淑女なアーク・ロイヤルとはいえ見た目は女性だからな、おんぶとかよりはこっちの方が良いだろう。

おんぶだとその立派なお胸様が俺の背中にダイレクトアタックを仕掛けて、このライダースーツでピッチリとした股間をモッコリさせる羽目になってしまって俺の社会的死が確立しちまう。

それにこういう時のKAN-SENって結構大人しくなるから持ち運びに割と便利なんだよなぁ………

 

「か、閣下」

 

「ん?どうしたアーク・ロイヤル」

 

「わ、わたし、私は……重くありませんか?」

 

「羽みたいに軽いぞ?いつまでも抱えていられそうだな」

 

そ、そうですか………

 

顔を真っ赤にして湯気すら幻視出来そうなアーク・ロイヤルは、大人しく俺に運ばれて自転車を置いている場所まで戻る。

そしてそんな彼女を俺の自転車………いや、クランクを外したリアクターバイクの後ろに乗せた。

 

「あの?閣下?」

 

「実はまだリアクターを稼働した状態でタンデム走行試験をしてないんだ。少し付き合って貰えるか?」

 

「………私でよろしいのですか?」

 

「忌避の無い公平な評価が欲しい。それにはお前が一番だよ………やってくれるか?」

 

「はい、喜んで!!」

 

やはりコイツは狡いよな。

あれだけ変態淑女とかなんとか散々言っていたんだが、美人の笑顔ってのは綺麗なもんだわ。

気を取り直してバイクに跨った俺はリアクターを稼働させて出力を徐々に上げていく。

 

「しっかり捕まってろ。風になるぞ!!

 

「はい、何処までもお供致します!!」

 

アーク・ロイヤルが俺の腰に手を回して密着してきた。

服越しに感じる柔らかなたわわに股間パワーMAXにしながらアクセルを吹かす。

 

 

 

軽くウイリーしながら発進した俺達は加速する事で作られる風を感じながら母港の外周を疾走した。

 

 

 

風を切るってのは本当に気持ちが良いもんだ。

 

 

 

………背中のお胸様もあって最高だな!!

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

「はぁ、今日は閣下に助けて頂いてしまったなぁ………」

 

ロイヤル寮の自室にて普段着へと着替えた私は、今日の出来事を振り返りながらそう呟く。

思わず額に手を当てて思い悩んでしまう程に後悔していた。

というよりも自分の性癖をどうしても抑えられないのが原因なので、本当に閣下には申し訳がないというのが現状なのだが………

 

「そこに駆逐艦の妹達がいるのだ………抑えようがないじゃないか」

 

閣下はその事がよく分かっているのか寛容なのだが、必ず一言迷惑だけは掛けるなと言われている。

本当に大切な言葉なのだけれども、抑えが効かない自分が恨めしい。

 

「閣下は私の事を良い部分も悪い部分も含めて公平に見てくださる。私も閣下の期待に応える為に精進していかねばならない」

 

机の引き出しから複数の書類を取り出してじっくりと精査していく。

内容は反KAN-SEN団体についてだ。

彼等は私達KAN-SENの在り方や存在理由に否定的で、人類に対していつかセイレーンのように牙を剥くと叫ぶ人達だ。

その実態はKAN-SENの登場で職に溢れた造船業の人達や戦争が小康状態となって再就職出来なかった軍人、はたまた現在のアズールレーンやレッドアクシズの在り方に不満を持っている者など………中には閣下やその部下に汚職や揉み消した裏側を追求されて失墜した元権力者等もいる。

 

「いつの世も争いの種は消えない………か」

 

汚い面ばかりが人類の全てでは無いと閣下を通じて知ってはいるが………これはあまりにも酷過ぎる。

ロイヤルだけでも事前の調査や捜査で既に検挙された件数だけでも優に70件を越えているのだ。

その中にはテロリズムに訴えようとした民間人を巻き込むような卑劣な計画まであった。

 

「度し難いものだな………どうしてここまで酷くなれるのだ………」

 

我々KAN-SENは軍艦の化身であり通常の携行兵器では勝てないからといって、民間人という自身より弱い立場の者を犠牲にするテロなんて間違っている。

そもそも狙いたいなら堂々と我等を狙えばいい。

全く関係のない市民を狙うからテロリストと混同されて民衆の支持すら得られないのだ。

 

「………だからこそ非道になれるのかもしれないな」

 

振り上げた拳の先にあるのが、逆に拳を痛めるような硬い石と柔らかな薄い板なら板の方を狙うのは彼等にとっては必然の事なのだろう。

 

 

 

閣下とは真逆の人間性を持った存在………それは果たして守護する価値があるのだろうか?

 

 

 

清濁併せ持つのが人間なのだとすれば、濁り切った存在が人間として在るべき形から離れた一種の病気とも言える存在なのではないのだろうか?

KAN-SENとして生を受けてこの世界で様々な者達を見てきた。

しかし、一方で依然として人の持つ欲や感情といったモノを自身でコントロールする事すら出来ないのだから彼等の事を一方的に非難する立場に私はなれないだろう。

 

「その上で閣下にお仕えしているのだが………本当に精進あるのみだな」

 

この肉体を得て閣下の偉大さを知り、他の者達と共に学びながらより良い世界を作り上げていく。

それこそが私達、今を生きるKAN-SEN達の使命ではないのかとふと思う。

だがそこで思考を停止してはいけない。

そこで止まってしまえば私も彼等と同じく一方的な考えに堕ちてしまうだろう。

 

「公平である事のなんと難しい事か………」

 

誰にでも分け隔てなく接することの出来る閣下は、本当に偉大な御方なのだとつくづく感心させられる。

故に迷ってしまうのだ。

 

 

 

今日のズリネタに駆逐艦の妹達の写真集を使うのか、それとも非売品である閣下の肉体美を写した写真集を使うのか。

 

 

 

「実に…………迷う」

 

本当に迷ってしまう………閣下と出逢う前ならば駆逐艦の妹達の写真集こそが至高だと思っていたのだが、閣下の鍛えられ傷付きながらも進む事を止めなかった機能美溢れる筋肉と漢気を感じさせるトレーニング風景や日常を写した写真集。

ブーメランパンツ一丁の閣下の姿など、最早私達KAN-SENの理性を破壊する戦略兵器なのではないのかと思う事がある。

 

「実際に見た重桜の一航戦はよく耐えられたものだ」

 

反KAN-SEN団体の資料を入れていた引き出しの二重底の中から、閣下の写真集と駆逐艦の妹達の写真集を取り出してじっくりと吟味する。

双方の表紙にはにこやかに笑うユニオンのフレッチャー姉妹の姿と上半身裸でアブドミナル・アンド・サイのポージングを取る閣下。

公平な審議を脳内で行う。

駆逐艦の妹達の可憐さや微笑ましさと閣下の肉体美とセックスシンボルとしての素晴らしさ。

どちらも捨て難い素晴らしいモノで甲乙つけ難い。

 

「………しかし、今のこの滾ってきた性欲を使うならば」

 

今日のオカズは決まった。

閣下の写真集だ。

私のこの滾っている想いは駆逐艦の妹達には受け止めきれないかもしれないが、閣下なら全てを受け入れてくれるような気がする。

駆逐艦の妹達の写真集はティータイムの時にゆっくりと微笑ましい気持ちで読ませてもらうとしようか。

ならば早速使わせて貰おう。

ベットの頭元には既にティッシュも準備完了している。

 

 

 

「ふふふ………ああ、閣下………私のこの想い。どうか受け止めて下さい」

 

 

 

ベットに寝転んで表紙を舐めるように視姦する。

 

 

 

やはり閣下は最高だ!!!

 

 

 

今日の夜はこの昂りを鎮めて貰うまでは寝られない!!!

 

 

 

その日の夜、近所迷惑レベルの嬌声を上げてしまいロイヤル寮でメイド長に正座で説教を受けた空母が居たとか………

 

 

 





という訳で作るお話だったね!!

最近作者は同僚を誘ってマッソー同好会を立ててみたよ!!

作者と同僚の二人だけだけどね!!

他の人にも声をかけたけど、『暑苦しいのはちょっと………』って言われたよ!!

何でだろうね!!

それじゃ今回はここまで!!

それでは皆もマッソーマッソー!!

友人にアズレン小説書いてるのがバレて言われた一言「史実側、宇宙人に侵略されている歴史にも居るんでしょこの指揮官?それってどんな感じなん?」これはいる?

  • いる
  • いらない
  • マッソー

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