指揮官はつらいよ~美女美少女ばかりの職場でいかに性欲を発散するか~   作:サモアの女神はサンディエゴ

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そろそろ冬だマッソー!!

寒さがやって来て仕事がツライ!!

そんな時こそ癒やされる何かが欲しいよね!!

今回はそんな癒やされる事だよ!!

それではレッツマッソー!!



第46話 天城(?)のお手伝い

 

指揮官です。

 

今日は大人しく書類仕事を頑張っております。

というか最近筋肉との対話をしていたら、何故かピンチになる事が多いので、今日は張り切って仕事だけをしていようと思っている次第であります。

さて、修理用の資材の備蓄倉庫の目録は何処だったか………

 

「ケホケホ……指揮官さま、こちらをどうぞ」

 

「ああすまない。ありがとうな」

 

「わわっ?!こ、子供扱いしないでください!!」

 

「ははっ、すまんすまん」

 

「もう………」

 

そうは言ってもなぁ………

そう思ってつい頭を撫でてしまう俺は悪いのだろうか?

執務室で書類仕事をする俺と一緒にいるのは、重桜の戦艦 天城。

あのヤベンジャーズレッドの赤城の姉であるが性格は冷静沈着、素晴らしいまでに冴えた頭脳を使って重桜陣営を影から支え続けた参謀役である。

身体が弱くなければ重桜の総旗艦となっていたとまで言われる程にとても優秀なKAN‐SENだ。

………どこで姉と妹が違ってしまったのだろうか?

 

赤城と同じく栗色のとても長い髪で、やはり姉妹揃ってスタイルが良い………というか普通にモデルでも真っ青なダイナマイトボディの持ち主である。

黒い着物に重桜の韻が入った帯を締め、赤い上着を着た優しいお姉さんな気質の彼女なのだが………

 

今の俺と書類仕事をしている彼女は違う。

 

執務用の机に一緒に仕事をしているのだが、その天城は椅子に座る俺の膝の上に座っているのだ。

普通なら俺の主砲が暴発しようと仰角を向こうとするのを止めるのだが、今の彼女にそんなリビドーを感じる事はない。

何故なら………今の彼女は睦月型のように小さく、というよりも幼くなってしまっているのだ。

 

原因は既に判明している。

 

またあの銭ゲバ緑猫がメンタルキューブを無断でちょろまかして研究し、思うように進まなかった事から癇癪を起こして謎レーザーで切断して中を見ようという暴挙に出た際…………爆発した。

前回はベルファストが巻き込まれてベルちゃんが生まれてしまったというのに、明石が何故その歴史を繰り返したのかを考えると頭が痛い。

そのせいで、最近リトルシリーズが母港に増えているというのに。

そして忙しい赤城の代わりに日用品を買いに来ていた天城が、明石が売店に居なかったので探しに店の奥へ入った事で爆発に巻き込まれたのだ。

 

「………明石、生きてるよな?」

 

「どうしましたか指揮官さま?」

 

「いや、なんでもないよ」

 

「そうですか?」

 

振り返って不思議そうにこっちを見る天城に、曖昧に笑いながらそう言って思考を断ち切る。

いや、決して、そう決して敬愛する姉をこんな事故に巻き込んだ明石に、ガチギレする般若や夜叉といった鬼よりも恐ろしい表情で連行して行った赤城の事を思い出した訳ではない。

明石が三味線になる程度で済めばいいのだが………

 

「………っと、これで今日の分の仕事は終わりだな」

 

「お疲れさまでした指揮官さま。お早いお仕事で天城もあまりお手伝いする事がありませんでしたよ」

 

「いやいや、一人で細かい所をしっかり見ていたらもっと時間がかかったさ。これも天城のおかげだな」

 

「それは良かったです!わぷっ、もう、子供扱いしないでくださいよ指揮官さま!!」

 

「ははっ、すまない」

 

「もう!!」

 

プンプンという擬音が付きそうな怒り方をする天城。

だがしょうがないだろう?

だって褒められた瞬間にムフーって感じのもっと褒めて欲しいってオーラが出てたから、ついつい頭を撫でてしまったのだ。

褒めると目をキラキラさせてはしゃぐ幼い天城を見ると、なんかこう………もっと甘やかしてあげたい感覚が湧き上がってくるというか………

 

「そうだ、確か朝に貰った栗饅頭があったな」

 

「おまんじゅうですか!!」

 

「ああ、一緒に食べよう」

 

「はい!!」

 

甘い饅頭のお誘いに今日一番の笑顔で頷く天城。

うん、やっぱり滅茶苦茶甘やかしたい。

そう思いながら膝の上の天城を腕に乗せて立ち上がり、栗饅頭を仕舞ってある戸棚へと向かう。

これも子供扱いしているかと少し思ったが、当の天城は饅頭の事で頭がいっぱいなのかニコニコ笑顔のままで何も言わなかった。

それどころかフサフサした九尾の尻尾が、俺の胸を撫でるように振られていて少々こそばゆい。

 

「………ふふ」

 

「?」

 

「いや、饅頭は何処だったかな?」

 

不思議そうにこちらを見る天城を誤魔化すように饅頭を探し、特に指摘する事もなく俺はお目当ての栗饅頭を取り出してそのままソファーの方へ向かった。

ちなみに栗饅頭が出てきた瞬間の天城の表情は、写真を撮っておけば良かったと後悔する程に期待に輝いた笑顔だった。

 

「それじゃ、いただきます」

 

「いただきます!はむっ………ん〜〜〜♪」

 

ソファーに座る俺の膝の上に座った天城は、合図と共に両手で持った饅頭に勢い良く齧り付き、言葉にならない喜びを表していた。

主に尻尾で。

俺の腹を何度も何度も勢いのある振りが襲い、こそばゆくて笑いを堪えるのに必死だ。

それでも甘味を前に大きく口を開けることなく、一口ずつ上品に食べるのは育ちの良さ故か。

眉の所で切り揃えられた前髪やその愛くるしい容姿も相まってまるで人形のように可愛らしい。

 

なんというか………俺の父性を刺激する。

 

こう……なんだ?

俺に子供が居たらこんな風に甘やかし過ぎて奥さんに叱られる………そんな未来が見えそうな………

そんな俺の考えを他所に、一生懸命饅頭をパクつく天城。

 

「癒やされるな………」

 

「指揮官さま?」

 

「いや、なんでもないぞ?ほら、この饅頭も食べると良い」

 

「良いのですか!?ありがとうございます!!」

 

「………やはり癒やされるな」

 

俺からさらなる饅頭を受け取った天城がそれに齧り付く。

満点の笑顔で食べる天城の何とも言えない可愛さに俺は、新手のヒーリングサロンに居るのではないかという錯覚を起こしそうだ。

 

 

 

………だが俺の危機はまだ去っていない。

 

 

 

どういう事かというと………その、なんだ………滅茶苦茶ムラムラする。

天城にリビドーは感じていない。

それは確かだ。

だが………その前の出来事と今日の俺の状態が関係しているのだ。

 

それは………天城がリトル化する少し前の時間から説明しなくてはならない。

 

今日は備品を入れ替えたり、ルーム内の機械のメンテナンスの為にトレーニングルームを使えない日である。

仕方なく母港の外周を走ろうと思ったらこの天城の事件で状況確認等をする為に走れず。

そして私室にある用具で軽く済ませようと思ったら………私室前に大鳳が居た。

しかも隼鷹と二人で睨み合いをしているのだ。

厄介事の匂いしかしない。

俺は被っていた軍帽を深く被り直し、やれやれと首を降ってその場を後にした。

 

そんな訳で一切筋肉との対話が出来ない現在の状況は………非常にムラムラが収まらないのだ。

 

だってよぉ………大鳳も隼鷹も下着にネグリジェで立ってたんだぜ?

童貞魔法使いには刺激が強過ぎんよ。

あのまま私室に行ったら俺の主砲が最大仰角で二人に敵う筈ないだろが発動してたって。

ベットでぴょんぴょんするんじゃぁ〜ってなってたって。

それかベットで指揮官のリビドーを促すダンス(意味深)が行われていても不思議じゃなかった。

 

「クールに去るのがやはりベストだったな」

 

「くーる?」

 

「いや、独り言だ」

 

「?」

 

饅頭を食べ終わった天城が振り返って不思議そうに俺を見上げる。

そんな動作も可愛らしいのが本当に癒やされるわ。

………でも大鳳と隼鷹が着てる意味あんのかっていうくらいスケスケのネグリジェに、大事な場所以外が全部紐な下着で立ってるのは目に毒過ぎた。

 

「な、なんで頭を撫でるんですか?」

 

「そうだなぁ………撫でたいからだな」

 

「ふぇ?」

 

ああ、こんな情けない指揮官で許して欲しい。

だから今だけは、今だけはお前を愛でる事を許してくれ。

それもこれもムラムラしてる時にエロい格好で俺の前に現れた二人が悪いんだ!!

癒やし………圧倒的な癒やしが俺の心を落ち着かせてくれるんだ。

 

「お辛いのですか指揮官さま?」

 

「本当にお前が癒やしだよ天城」

 

「むぅぅぅぅ………なんだかよく分かりませんが、指揮官さまがそういうなら特別に撫でるのを許します」

 

「ありがとうな天城」

 

不満げではあるものの、何かを察したような天城の優しさが染み渡る。

こんなに嬉しい事はない。

俺は優しく丁寧に天城の頭を撫で続ける。

艷やかで指通りの良い綺麗な栗色の髪は、撫でていて本当に心を落ち着かせる効果を実感する。

 

………髪を撫でるのがこんなに良いならば、この頭にある耳はどれくらい触り心地が良いのだろうか?

 

そんな疑問がふと頭を過ぎった。

フサフサとした柔らかそうな毛に覆われた三角のケモ耳。

重桜のKAN‐SENはケモ耳に尻尾を標準装備している事が多い。

別にケモナーとかそういう訳ではないのだが、柔らかそうなその毛並みを見たら少し触ってみたくなってしまったのだ。

 

「なあ天城、その耳………少し触ってみてもいいか?」

 

「え?」

 

「いや、とてもとても綺麗な毛並みをしているから少々触ってみたくなってな?」

 

「う〜ん、指揮官さまになら………特別にいいですよ?」

 

「おお、ありがとう。では早速」

 

突然のお願いに少し悩みながらも、こちらを見ながらふんわりとした笑顔で了承してくれる天城。

そして天城が前を向いて耳を触りやすくピンッと立ててくれたのを見て………付け根の部分からゆっくり指でなぞる様に触れていく。

 

「んぅっ!?」

 

「おお、柔らかくて指ざわりが良いな」

 

「はぅっ!?っあ……ん…………はぁ………」

 

「ここはこんな風に………凄いな」

 

こんなの………あぅぅ………何か………何かキちゃう……だ、だめなのに……ーーーっ!!!!?????!!!!?」

 

あまりの触り心地の良さに感心して一心不乱に両手で天城の両耳を触り続ける。

耳の裏を優しく揉みほぐすように触ってみたり、その縁から先端までゆっくりと扱いてみたり。

耳の内側の綿毛にも触れて、耳の中に指を入れないように気を付けながらも大胆に触りその気持ち良さを堪能していく。

初めて触る感触に溺れていたと言ってもいい。

それはまさにずっと触っていたいと感じられる魔性を秘めていた。

 

どれぐらいの時間をそうして過ごしていただろうか?

 

触るのに夢中で時間を忘れてしまっていた。

気が付けば感じていたムラムラも何処かへすっ飛んでしまっている。

いや、本当に凄いなコレは。

また筋肉との対話が行えない時にはお願いしたいくらいだ。

そう思い、天城にお礼を言おうとした。

 

 

 

そう、言おうとしたのだ。

 

 

 

耳から手を離した瞬間………天城にその手を握られた。

 

 

 

「天城?」

 

「……………アハ♪」

 

その嗤い声はとても幼い子供が出す声とは思えなかった。

驚く俺を他所に天城は、俺の膝の上でこちらに向くように足を開けて跨がるように座り直す。

そして、俺の両手を自身の耳に当てると

 

 

 

「はぁぁ……もっと………もっとお願いします指揮官さま♪天城は……天城はこんなの知りません♪もっと教えて下さい♡ほら、早く早く♡」

 

 

 

妹である赤城を思わせる淫靡で危険な表情を浮かべて嗤っていた。

俺はいったい何を目覚めさせたのだろうか?

ただ耳を触っていただけなのに………

暴走状態とも呼べる今の天城は、その身をくねらせながら俺が耳に触れるのを今か今かと待ち望んでいる。

熱を孕んだ吐息は早く浅く、赤く染まる頬は緩み更に淫靡さを増しているのだ。

 

ケモロリが発情してるとかエロくない?

 

しかもとびきりの美幼女が身体を擦り寄せながら上目遣いにおねだりとか………

落ち着いてきた筈の主砲に熱と硬さが増していってしまうだろこんなの。

俺は天城に促されるままにまた耳を触る。

すると天城は待っていたとばかりにその身を震わせて、自身の両頬に手を当てながら恍惚の表情を浮かべていた。

 

ダラしなく開いた口からは唾液と、可愛らしい赤く小さな舌が出てきて脱力寸前である事が分かる。

こんなのただ一匹の雌だと言われても仕方がないような乱れ方だ。

触る部分を変えるとその度に跳ねる身体は、もはや本人の意思を全て手放しているといってもいい程に暴れまわっている。

まるでヤバい薬でもキメたかのよう乱れっぷりだ。

誰がこんなエロい構図を想像できただろうか?

 

「ふぁぁぁ♡……ふー……ふー………もう少し………もう少しでまた………あっ♡………そこですぅ……しきかんさまぁ……そこがいいですぅ………」

 

なんとも可愛いおねだりだ。

人形のように整った顔を喜悦に歪ませて、ソレを一心不乱に感じ取ろうとする姿は………俺の嗜虐心を刺激してしょうがない。

どうやら天城は親指で耳の内側の先端からゆっくりと、綿毛の生える部分に向かって撫でられるのが気に入った様子である。

それを繰り返せば顔を仰け反らせて白く柔らかそうな喉を見せながら、幼く可愛らしい甲高い声が執務室に更に高く響き渡らせるのだ。

この頃になると俺も段々要領が掴めてきたので、欲しがりさんな天城を尚更激しく攻めたてる。

 

「あっ♡あっ♡あっ♡はげしっ♡はげしすぎます、しきかんさまぁ♡だめ…だめぇ……またクる………キちゃうよぉ……あ………ーーーーっ??!!?!!!?」

 

小さい身体をピンッと反り返らせた天城は、舌も唾液も出し続けていた口を大きく開いて目を見開く。

そしてそのまま俺の胸に脱力してしまった。

抱き起こせばその目は焦点が合っておらず、蕩けた表情を浮かべながら時折身体を震わせて余韻に浸っている。

こんなに可愛らしいのにエロい。

そんなロリコンというモノについて悟ってしまう瞬間だった。

 

 

 

………落ち着け俺。

 

 

 

こんな思考ただの変態だ。

というか何してんだ俺。

ついムラムラっときてヤッちまったけど………これどうしよう(震え声)

もしかして婦女暴行罪に入るのかコレ?

俺はただケモ耳を触って癒やされようとしていた筈なのに………

何故だ………何処で間違えた………

 

「ど、どうする………」

 

思わず口から漏れる焦りの声。

ケモ耳美幼女の耳を触っていかがわしい事をする指揮官。

明らかに犯罪臭しかしないのだが?

ああ……どうすればいい………どうすればいいのだ………

 

 

 

マッソーよ………マッソー神よ………俺を………罪深き俺はどうすれば良いのでしょうか?

 

 

 

「しきかんさま♡」

 

 

 

「っ!?………天城?」

 

動揺して執務室内に視線を彷徨わせていた俺に、天城が味を知って蕩けてしまったような声で呼んできた。

彼女は両手を胸元に当て、色気すら感じさせる笑みを浮かべて俺に囁いてくる。

 

 

 

「もっと………もっといっぱいください♡あまぎをこのままめちゃくちゃに♡…………ここにはあまぎと………しきかんさましかいませんから♡」

 

 

 

それは悪魔の囁きだった。

期待した笑みを浮かべて身を震わせる天城の目から俺は視線を離せない。

まさに捕食者でありながら非捕食者という矛盾した存在を今、彼女は体現していたのだ。

もはや逃れる術は残されていないのだろうか?

我慢していたムラムラは、彼女の乱れる艶姿を見て最高潮に達しようとしている。

 

 

 

天城の顔がゆっくり焦らすように近づいてくる。

 

 

 

唾液に濡れて輝り、柔らかそうで薄い桜色の唇が俺へと向かってくる。

たぶんこれを受け入れたら俺は………後には引けなくなるだろう。

そのまま貪り散らかして彼女の全てを奪い尽くすまで止まらない事になる。

それが分かっていながら………俺の身体は動かない。

我慢し続けていた俺の身体は、筋肉との対話すら行えないこの極限状態に限界を迎えようとしているのだ。

 

両腕が彼女の身体を抱きしめてしまおうするのを止めるのが今出来る最後の砦である。

それだけじゃない、天城のキスを受け入れようと下がり掛ける頭を胸鎖乳突筋や斜角筋、肩甲挙筋に頚板状筋に力を込める事で止めているのだ。

これ以上はもはやどうすることも出来ないという詰みに近い………いや、詰みだった。

 

 

 

 

「出来たにゃーーー!!!天城を元に戻す装置が出来たのにゃーーー!!!!」

 

 

 

「良くやった明石!!!なんていいタイミング……じゃなくて良くやったぞ、うん」

 

「………もう少しでしたのに

 

「んにゃ?どうしたのにゃ?」

 

それはまさに天からの救いだった。

ノック無しにドアを勢い良く開けた明石。

その瞬間、俺はその詰みの状態からの呪縛から解き放たれたのだ。

とっさに反応した身体は、天城を抱きしめようとしていた手を彼女の頭を撫でる行為に変わり、キスに応じようとしていた頭は背筋を伸ばす事で回避した。

 

いまいち状況を明石は飲み込めていなかったので、しきりに首を傾げているが、俺にとっては本当に救いの神。

今度売店に行く時はしっかりダイヤを落としていってやろう。

 

いや、本当に危なかったマジで………

 

 

 

その後天城は明石の装置で見事に天城とリトル天城に別れたのだった。

 

 

 

あの猫マジで一度三味線にしてやろうか………

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

「コホコホ………もう少しでしたね」

 

「そうですね。あと少しでした」

 

二人の天城は自室で卓袱台を挟み、互いに向き合いながら淹れたてのお茶を飲みながら妖しく嗤う。

そこに意思の齟齬はなく、ただ同じ想いと願いだけが存在した。

 

 

 

指揮官の欲望を解放する事。

 

 

 

ただそれだけがこの二人の天城の願い。

筋肉や仕事で我慢する指揮官の溜まりに溜まった欲望は、どれ程のものか自身の他者より少し回る程度の頭では想像つかない。

しかし、確実に溜まっているソレは………今回の策でかなり表面化しそうではあったが失敗してしまった。

妹の赤城に絞りに絞られた明石が、想定を越えた仕事ぶりを発揮した為に計算が狂ってしまったのだ。

あと少し………そう、あとほんの少しでも明石の仕事が遅れてくれれば良かったのにと思わずにはいられない。

 

「しかし、よく分かりましたね?幼くなっても私だという事ですか」

 

「はい、赤城が私に記憶が残っているのか確認する為、この部屋につれてこられた時に、置かれていた日記を読ませて頂きました。そこに記された文章のちょっとした不自然さで分かりましたよ………暗号化された文字を読み解くのはとても楽しかったですね♪まさか日記が幼くなった私に対して、大きな私からの作戦指令書となっていたなんて誰にも予想できないでしょう」

 

クスクスと嘲笑い合う二人。

 

 

 

そう、何を隠そう今回の騒動は仕組まれた物だった。

 

 

 

秘密裏にキューブを用意し、それを自分が流したと分からぬように第三者………ここでは怪しまれないように赤城に偶然見つけた体を装いその管理を頼み、赤城であれば母港の物資や貴重な品を倉庫番である明石に渡すのを天城は知っているので、後にコッソリ明石にカマをかけるようにあのキューブはその後どうしたのか確認したのだ。

 

その時の慌てようですぐに確信できた。

 

元々キューブに対して並々ならぬ興味を持つ明石が、偶然発見された誰の物でもないキューブを見ればどう思うか?

商売だけでなく研究意欲の高い明石の事だ、元々無かった物だからバレないと盗みを働く可能性がとても高く、そしてそれは的中した。

後は明石の研究がどこまで進んだかを確認して指揮官を取り巻く環境の変化を記したスケジュールをチェックしていくだけ。

 

そうすれば指揮官の限界を迎えようとする時期を確認しながら、効果的に欲望の開放を行えるようになる。

あのロイヤルのメイド長の幼い姿をしたベルちゃんや他のKAN‐SEN達のリトルと呼ばれる存在………つまり指揮官に対して普段とは違う幼い姿であれば彼の普段は聞けない事や知らなかった面について触れる事ができるのだ。

 

もしも記憶が継承されていない事を懸念して、日記(指示書)を保険として用意しており、全てを予測、保険まで用意した用意周到で自分の性格をしっかりと把握している天城だからできた作戦だった。

そう計画しての行動だったのだが………

 

「予想外だったのは指揮官様の手淫で完全に理性を飛ばしてしまった事ですね」

 

「あれは耐えられるものではありませんでした」

 

その場面を思い出し、二人して熱を孕んだ吐息を出す。

あまりにも情熱的で深く、そして優しさを含みながらも激しさを混在させるあの触り方が、官能的過ぎて天城の理性を飛ばしてしまったのは仕方のない事である。

しかし、一方で自身の推論が間違っていない事を確認する事ができた。

 

「明らかに私達の耳に癒やしを求めているご様子でしたね?」

 

「ケホケホ………筋肉にも仕事にも頼れない。そんな時に縋れるモノを用意する」

 

「そうですね………相応しいモノを御用意できれば………」

 

そうして二人は口の端を吊り上げて嗤う。

溺れさせればいい。

全てを忘れる程に溺れさせられる欲望の捌け口を用意する。

筋肉や仕事は個人で完結してしまう事が多い。

それは己を追い込む自分との戦いなのだから。

しかし、それではいけない。

それではいずれ耐えられなくなってしまうのだから………

そうなる前に、傷ついて頑なに心を広げない彼への荒療治。

自ら急進派に属してその音頭を取り、大切な妹にすら教えていない計画の数々を頭の中に思い浮かべては実行可能な物をリストアップしていく。

 

 

 

全てはただ一人愛する御方のために。

 

 

 

二人は揃って居室の窓の外を眺める。

 

 

 

その視線の先は母港にある指揮官の私室。

 

 

 

「身も心も全てを捧げる」

 

 

 

「そう御伝え致しました」

 

 

 

「「貴方様が硬く閉ざし続けるのなら………こちらから私を……この天城の全てを使って御救いさせて頂きます」」

 

 

 

怪しく嗤う九尾のKAN‐SENが二隻。

 

 

 

その笑みは妹の赤城と瓜二つである事はその夜の月と星々しか知らないことであった。

 

 

 




 
という訳で癒やされる事だったね!!

作者は筋トレしながら動物系のジ○リ映画見るのとか凄く癒やされるし、ちょうど筋トレする時間を測れていいよ!!

皆もどんな癒やしを求めているかな!!

今回はここまで!!

それじゃあ皆もマッソーマッソー!!

友人にアズレン小説書いてるのがバレて言われた一言「史実側、宇宙人に侵略されている歴史にも居るんでしょこの指揮官?それってどんな感じなん?」これはいる?

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