指揮官はつらいよ~美女美少女ばかりの職場でいかに性欲を発散するか~ 作:サモアの女神はサンディエゴ
このお話はエイプリルフールイベントマッソー!!
もしかしたらあったかもしれないけれど、エイプリルフールイベントマッソー!!
指揮官の受難を微笑ましくご鑑賞していって下さい!!
何故、こうなった…………
「「「「「指揮官様ぁぁぁぁぁ!!」」」」」
「「「「「指揮かぁぁぁぁん!!」」」」」
特設会場に設けられたステージに立つ俺を包む大歓声。
今日がエイプリルフールであるからと、巫山戯てユニオンのアイドルであるサンディエゴに前の日から極秘にコーチングして貰っていたのがいけなかったのだろうか?
しかし、ここまで来たらやるしかない。
俺はマイクスタンドを掴んで引き寄せる。
そしてマイクに顔を寄せ………
「楽しんでいけよお前ら」
不敵な笑みを浮かべてそう言った。
再び起こる大歓声。
赤城や大鳳、愛宕に隼鷹といったヤベンジャーズ達は恍惚の表情で指揮官LOVEと書かれた大きな団扇を振っている。
ああ、本当に不幸だ………
こうなりゃヤケクソだ!!
全部出し切る勢いでやってやろうじゃねぇか!!
「俺の歌を聴けぇぇぇぇええええええ!!」
かかり始めた軽快なミュージックと共に俺はステップを踏む。
アイドルとして妥協を許さないサンディエゴが監修した振り付けが身体に刻み込まれて、俺の身体は止まらない!!
この日の為に用意したボタンの無い紺色のジャケットが翻りながら俺の身体に風を吹かす。
特注で作ったこの衣装が緊張で流れる汗を吸いながら、俺の身体を曝け出す。
そう、このジャケットの下は何も着ていない。
鍛えに鍛えた大胸筋に腹筋が外気に晒された状態。
下は同じ色のスラックスと革靴を履いているだけで、ジャケットの下には肌着もシャツも着ていないのだ。
サンディエゴ曰く
「指揮官はぁ、筋肉が一番見栄えするんだけどぉ………衣装も大胆な方が受けると思うんだよねぇ♪」
との事で、こんな大胆な格好になってしまったのだ。
振り付けもそれを意識しての身体を大きく見せるように大振りが多く、それを見ているKAN‐SEN達は更にヒートアップしていく。
そして再びマイクスタンドを握り近づけて歌うのは………生足で魅惑過ぎるマーメイドな歌。
前世で好きだった西○の兄貴リスペクトだ!!
もう何度カラオケで歌ったか分からないレベルで本当に好きな歌手だから、歌詞が見えなくてもそのまま唄えるぜ!!
季節感が無くて現在は夏でもなんでもない春なんだが、候補に上がった中でも最初にインパクトのある曲でいこうというコーチからの言葉で決定した。
まぁ少しセンシティブな歌詞が含まれているが、歌だから大丈夫な筈だ。
だが選曲は正解だったのだろう。
KAN‐SEN達はこれ以上に無いほど盛り上がっているのがステージ上からも分かる。
ここまで楽しんでくれると、こっちまで嬉しくなるな。
そんな興奮と共に一曲目が終わった。
キャーキャーと楽しげな悲鳴が上がっている。
だが、まだまだ彼女達には楽しんでもらわないとな!!
「おいおい………まだ始まったばかりだぞ?そんなんで着いて来れるのか?」
俺はニヤリと笑いながら皆を見渡す。
KAN‐SEN達は一曲で終わるものだと思っていたらしく、次があると分かると更なる興奮が高まってざわめいていく。
「さあ、俺に着いて来い!!」
そう言って右手を頭上に掲げると歓声が上がった。
ああそうだ、普段は任務や委託なんかで不満が溜まっているだろう彼女達の鬱屈とした気持ちを吹き飛ばしてやるぜ!!
次の曲は凍えそうな季節に温め合う歌だ。
これもまた兄貴の曲だ。
というかカラオケで兄貴の歌以外を唄った事が無ぇ!!
その代わりに採点機能付きのカラオケで、95点以下を取った事が無いのが俺の自慢でもある。
あの特徴的な振り付けを更に大きく腕を振りながら行う。
今の俺には兄貴が着ていた衣装のような長いスカーフは無い。
ならば動きで皆を魅せる必要があるのだ。
サビを迎えてボルテージは最高潮に。
そして俺も満足のいく振り付けを皆に披露出来た事で、ある種の達成感に浸っていた。
だが、まだまだ、もっともっと熱くしなくては。
そう思いながら頭から流れる汗を左手で髪を掻き上げるようにして拭って、こちらを見つめるKAN‐SEN達に声を掛ける。
「まだ寒いな………もっと熱くだ。もっと熱くもっと盛り上がっていけよお前等ぁ!!」
このセリフもコーチからのアドバイスだ。
自分達KAN‐SENは、指揮官からのちょっと強めの言葉かけなんかに弱いと。
だから引っ張っていくような言葉で扇動してあげれば、もっと盛り上げる筈なのだと。
会場からは破れんばかりの歓声が響き渡る。
あのアドバイスは本当に正解らしい。
正直、俺が圧倒されそうなレベルの熱気がここに渦巻いている。
だが…………ここで俺が負ける訳にはいかない。
ここまで楽しんでいる彼女達に、水を差すような真似なんか出来ないからな!!
「次行くぞぉおおおおお!!!!!」
「「「「「キャァァァァァァァァ!!!」」」」」
俺はKAN‐SEN達の大歓声を受けながらジャケットを脱いで左手で襟を持ち、そのまま肩に掛けて右手にマイクを引き寄せて歌い出す。
俺が兄貴を初めて知った歌………種の機動戦士の第一期OPを!!
その後も唄い続けてアンコールも含めた全8曲を披露した俺は気持ちの良い高揚感を感じたまま、ステージを後にした。
兄貴の歌しか唄えない俺ではあったが、あの熱い歌が俺の心を昂らせて、そのまま筋トレを普段の4倍に増やそうか迷う程の気分の良さだ。
「………大成功みたいだな」
いまだに聞こえるKAN‐SEN達からのアンコールが、俺に笑顔を与えてくれる。
最初は本当にどうしたものかと思ったが、始まってみるとそんな事を気にする余裕すら無い程に興奮していた。
でもそれも今は心地良い。
「エイプリルフールでやってみたが、まあ、悪くはなかった」
控え室の窓から外を見れば、もう夕日が沈み始めている。
明日もまた早い、今日はこのままシャワーを浴びたら夕食を摂って休むとしようか。
「お疲れ様でしたご主人様」
「ん?ああ、ベルファストか」
控え室にノックをして入って来たのはロイヤルが誇る瀟洒なメイド長。
片付けが終わって呼びに来たのか?
そう思って外を見ていた窓から彼女へと視線を移したら…………何か持ってる。
「ベルファスト?………あー、それは何だ?」
「こちらでしょうか?」
「ああ、その手に持っているやつだ」
ベルファストの手にあるのは………俺のブロマイド。
明らかにステージで唄っている時のやつだ。
というかいつの間にそんな写真撮ったんだろうか?
「ええ、ご主人様のアイドル活動をされている記念すべき最初の一枚ですから、ご主人様にお仕えしているメイドとして、そしてお慕いしている個人としては手に入れないという選択肢はございませんでした」
「えぇ………」
大事そうに胸に俺のブロマイドを抱きしめる彼女の表情は、まるで恋する乙女のようで………って
「あのなベルファスト?今日はエイプリルフールだぞ?アイドルをやるのは今日だけ………」
そこまで説明した所で思い出した。
エイプリルフールの大まかな内容を。
エイプリルフールで嘘が許されるのは午前中までだった筈で、それ以降に付いた嘘は現実に、真実にしなければならないという事を。
慌てて窓の外を見る。
残っていた夕日はすでに沈んで、静かな夜がやってきていた。
「……………スッー………あー………ベルファスト?」
「はい、何でしょうかご主人様?私としましても、これからのアイドル活動のスケジュール管理などを任せてくださるというご相談でしたら、喜んでお受けさせて頂きます♪」
キラキラとした目で俺を見つめるベルファストに、俺は否定の言葉が出せなかった。
いや、こんなにワクワクしているベルファストに、言える訳ないだろ?
そうして暫く悩んで、悩み抜いて………
「次回の活動予定は未定だ!!!」
先延ばしにする事にした。
未来の事はきっと………きっと未来の俺が素晴らしい考えで回避してくれる筈だ!!
笑顔で頷くベルファストを尻目に俺はそう願った。
もうエイプリルフールなんて懲り懲りだぁぁぁぁ!!!!
という訳で今回はエイプリルフールイベントだったマッソー!!
短いのは本当にごめんなさい………リアルが忙し過ぎて執筆時間が2時間しか取れなかったマッソー。
今月は落ち着きそうなので、いっぱい更新する予定マッソー!!
皆の感想が作者のマッソーに作用して、筋トレと執筆の原動力になってるマッソー!!
それでは今度は本編でお逢いしようね!!
それでは皆もマッソーマッソー!!
友人にアズレン小説書いてるのがバレて言われた一言「史実側、宇宙人に侵略されている歴史にも居るんでしょこの指揮官?それってどんな感じなん?」これはいる?
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いる
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いらない
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マッソー