指揮官はつらいよ~美女美少女ばかりの職場でいかに性欲を発散するか~ 作:サモアの女神はサンディエゴ
寒過ぎるマッソー!!
仕事仕事でモチベーションが上がらないのに寒さで更に下がってしまったよ!!
望むならストーブで暖を取りながらゆっくりみかんでも食べたいね!!
今回はそんな望む事だよ!!
それではレッツマッソー!!
指揮官です。
冬に入って寒さが続いていく我が母港です。
ダウナー系のKAN‐SENなんて暖房の効きまくった部屋から出ようとしない時期がやってきました。
正直に言えば俺も身体を暖める為にトレーニングルームに引き籠もりたい。
「………そうはいかないんだがな」
目の前に広がる透き通る海を見ながら、ビーチパラソルの下にあるビーチチェアに座りながらそう呟く。
何故なら俺の視線の先には、満点の笑顔で海を見つめるKAN‐SENが一人………
「夏にゃ!!海にゃ!!そして……………ダンナさまぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
「………チェシャー?俺は夏の風物詩の一つじゃないぞ?それにもう1月なんだがな………」
呆れたようにそう言うとロイヤル巡洋艦 チェシャーは弾けるような笑顔のままこちらに近寄り、ロイヤルとしては大きめになる胸を弾ませてくびれた腰に手を当てる。
そのエメラルドグリーンの瞳はキラキラと輝き、左右に一房ずつある瞳と同じ色のメッシュの入ったボブカットの黒髪には先に海に入っていたのか水滴を滴らせ、どこかウキウキとした雰囲気を醸し出していた。
というかフリルのアクセントが入った紫ビキニにトレードマークのネコミミカチューシャな彼女は、ちょっと目のやり場に困る。
胸の中央部分の谷間を強調する隙間の空いたブーツの紐のようなソレとか、横がほぼ紐な下部分の水着はめちゃくちゃヤバい気がするぞ?
「ダンナさま!!ダンナさま!!ここは鉄血の技術を結集して作ったシミュレーションルームの中の常夏の母港!!だから夏の海なんですよ?ダンナさまと一緒の海なんですよ?しかも二人っきり…………きゃ〜ん♪一夏の経験をしちゃうにゃ〜♪」
「そ、そうか…………」
スタイルの良い自身の身体を自分で抱きしめながらイヤンイヤンと首を振るチェシャーのノリに、俺は全くといって良いほどついて行けない。
まぁ彼女のテンションが高いのも分からなくもないがな。
シミュレーションルーム内とはいえ夏と聞くと不思議なもので、何故か気分が高揚してくる。
俺なんて普段より筋肉のキレが良く感じて、水着のブーメランパンツに着替えたまま鏡の前でポージングを繰り返したくらいだ。
夏という言葉にはそれくらい開放的になってしまう不思議な魔法があるのは確かだろう。
「だからと言って………はしゃぎ過ぎじゃないか?」
苦笑しながら俺がそう言うとチェシャーが頬を膨らませながら怒る。
「むー!そんな事言っちゃダメにゃ!!チェシャーはダンナさまと一緒に居たくて触れ合いたくてしょうがなかったのに………長期任務に編成されていたから出来なかった分を今取り戻している最中…………にゃ!!」
「うおっ!?いきなり飛び込んで来るなんて危ないじゃないか!!」
「んにゃ〜♪ごめんなさい〜♪スリスリ〜♪サワサワ~♪」
怒っていたかと思えば、急に座っていたビーチチェアに居た俺目掛けて笑顔で飛び込んできたチェシャー。
驚きながらも注意する俺の言葉なんて話半分も聞いちゃいない。
お目当てらしき俺の腹筋や大胸筋に満面の笑みを浮かべ、頬ずりしながら撫でている。
というか蕩けた表情………いや、今の表現はかなりオブラートに包んだ言い方だ。
ちょっと他の人にはお見せできない表情で俺の筋肉達を愛でている。
俺としては筋肉を褒められているようで悪い気はしないのだが………例えるならマタタビを貰って蕩ける猫だろうか?
それでもまだまだオブラートに包みまくった言い方かもしれない。
…………身近で例えるなら最推しのてぇてぇから放たれた波動に全身どころか魂まで焼かれたオタクというのが適切だろう。
「すぅぅぅぅぅぅっ♡はぁぁぁ♡すぅぅぅぅぅぅっ♡はぁぁぁ♡」
「チェ、チェシャー?」
「ふぁあああああ♡ダンナさま成分を身体の中に取り込んでるにゃぁ♡幸せにゃぁ♡もうコレ無しには生きられない………っ!?♡♡♡♡」
俺の脇腹に顔を近寄らせて深呼吸するチェシャーにちょっと引いてしまった。
………身体がビクビクとか腰がカクカクしているのは匂いだけで達したとは思いたくない。
匂いだけで達したとか………ポートランド以来の変態が生まれたことになるのだが………
「ふぅ~、ダンナさま成分を補給完了にゃ♪」
「そうか…………」
そう言って顔を上げた瞬間には何時も通りのチェシャー。
ヤバい、本当にポートランドと似ているかもしれない。
何とも言えない感じに俺がなっているのとは裏腹に、チェシャーのヤりきった感が凄すぎる。
「………チェシャーが涙ながらにお願いしてきたから断りきれなかったが、早まったか?」
そんな呟きをポツリ。
本当にこの言葉に尽きる。
いや、チェシャーが着任してきた時からこの気配は確かにあったんだ。
それを放置するような形で練度を上げる為に長期の委託や、他の艦隊からはぐれたセイレーンのいる海域への討伐派遣任務に従事させ続けた俺の責任か?
しかし、小康状態とはいえまだ戦時中なのだから、仕方がなかったというのが正直なところなんだが………
顎に手を当てて考え込んでいると
「にゃん♪」
「……あ?」
どこかご機嫌な甘えるような鳴き声と共に、俺の膝の上に何かが置かれた。
それに気が付いて視線を下げると…………何やら見覚えのある紫色の三角形が…………
「…………は?」
一瞬頭が理解を拒否した。
視線をズラしてチェシャーを見るとニコニコと微笑んでいる。
しかもその笑みはますます深くなっていくのが分かった。
「おま………コレ…………」
「ふふ〜ん♪ダ・ン・ナ・さ・ま?チェシャーはもう待てないよ?」
ウキウキとした雰囲気の彼女に俺は観念する。
チェシャーとはそういう約束だった。
だから…………
俺は…………その紫色のソレを…………
紫色の"ネコミミカチューシャ"を頭に乗せた。
「きゃ〜ん♡ダンナさまぁ♡すっごく似合ってる♪これでチェシャーとお揃いだね♡」
「………そうだな」
想像してほしい。
マッソーなおじさんがブーメランパンツ一丁にネコミミカチューシャを付けている様を。
シュールを通り越してもはや事故である。
目の覚めるようなスタイル抜群の美女が隣で絶賛している光景なんて………もはや居た堪れない気持ちでいっぱいだ。
「最高だよダンナさま♡とっても、とっっっっっっっっても似合ってるにゃ♡」
「おぅ………」
サンサンと降り注ぐ日差しを遮るビーチパラソルの下で、ビーチチェアに二人で隣り合って座るネコミミ美女とネコミミマッソーおじさん。
…………穴があったら入りたい。
「やっぱりダンナさまもネコミミが似合う♪チェシャーの目には狂いはなかったよ♪」
「似合って………いるのか?」
俺的にはミスマッチもいい所だと思うんだが?
そんな思いとは裏腹にチェシャーの笑顔は蒼天の空の真上で、暑さを撒き散らしている太陽のように眩しく輝いている。
…………チェシャーが嬉しいならいいか。
「まぁネコミミが本当に似合うチェシャーには負けるさ」
「…………にゃ」
…………急にチェシャーが俯いて黙ったぞ?
どうしたんだ?
「ダンナさまぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「どわぁっ!?」
心配してたら思い切り抱きつかれた?!
むしろ抱きつかれたというより絡みつかれてスリスリされてる!?
ああ止めろ、そんなに柔らかくてスベスベした肌を擦り付けられたら………俺の半身が飛び起きちまう!!
「ダンナさま、良いの?そんな事言われたらチェチャーはもう………スリスリしちゃうんだからね♡」
「ど、どういう事だ!?」
「チェシャーのお口から言わせちゃうの?や〜ん♡ダンナさまったらド・エ・ス♡」
「意味が分からんぞ?」
俺にはチェシャーの考えている事が少しも分からん。
ただ今分かっている事は、チェシャーのお胸様が凄いフワフワで肌がスベスベしている事くらいだ。
上機嫌なんてレベルをぶち抜いてご機嫌なチェシャーが、ずっとスリスリし続けたら………俺の半身がムックリ来ちまうだろうが!!
「ねぇ、ダンナさま?」
「ん?どうしたチェシャー?」
湧き上がるリビドーをどうにか抑えれないかと筋肉に相談しようとしたその時だった。
あれだけ上機嫌に俺の体にスリスリしていたチェシャーが、ギュッと抱きついたまま俺を呼ぶ。
その表情も先程までの笑顔から、どこか遠くを見つめるかのような表情を浮かべてなんとも言えないアンニュイさを醸し出していた。
「チェシャーはね?今こんなに幸せで良いのかなって思うの………それが嫌じゃないんだよ?嫌じゃないけど………研究所で製造されたチェシャーがこんなに幸せいっぱいでいいのかなって思っちゃう」
「チェシャー………」
チェシャーは少し震えながら俺を抱きしめる手の力を強めた。
そんな彼女を観た俺は、ゆっくりと抱き締め返しながら
「俺はチェシャーに幸せでいて欲しいと望んでいるよ」
そう話した。
ハッとしたような表情を浮かべて俺を見つめる彼女に笑いかけて俺は話を続ける。
「俺はなチェシャー?あの研究所からチェシャーを連れ出した時に思ったんだ。幸せになってもらいたい、笑顔で過ごせるようになって欲しいって」
「…………ダンナさま」
「俺達は生きているんだ。生きている限り辛い事や悲しい事が沢山ある。でも俺は戦友に恵まれ、君達に出逢って、嬉しい事や楽しい事も沢山経験出来たんだ………押し付けるような身勝手な考えなんだけどさ、俺が経験した時以上に幸せで楽しい日々を送って欲しいと望んでいるよ」
「…………ダンナさまっ!!」
そこまで語り終えた時に、チェシャーは涙を零しながら笑顔で俺に抱きつき直してきた。
そんな彼女の頭を撫でながら俺は苦笑する。
「ダンナさま!ダンナさまがそう言ってくれるならチェシャーは幸せでいいんだよね?これからも………これからもいっぱい、いーっぱい幸せになるよ?良いの?」
「ああ、俺が望んだんだ。いっぱい幸せになってくれ」
「大好きだよ!!ダンナさま!!」
目尻に涙を浮かべながらも、太陽のような笑顔でそう言う彼女は眩しかった。
こうして母港の日常がまた過ぎていく。
その先にある幸せを望んで。
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「ダンナさまは卑怯だにゃ。チェシャーの言って欲しい事ばっかり言ってくれるんだもん」
口ではそう言っているが、口元が緩むのが止まらない。
それもこれも全部ダンナさまのせいなのだから仕方がないのだ。
母港の寮の自室でベッドに寝転がり、ダンナさまと撮ったツーショット画像をタブレット端末から見続けて幸せな気持ちを噛み締める。
これをプリントアウトしてラミネート加工し、額縁に入れて壁に飾ろう。
幸せな思い出はいくつあってもいい筈だ。
ダンナさまがチェシャーの幸せを望んでいるのだから、もっともっと幸せにならなくてはいけないのだ。
その為の第一歩がこの画像。
「これからもっともっと増えていくんだろうにゃあ………」
周りを見回せば、可愛い小物に溢れたチェシャーだけの自室が目に映る。
自分色に染め上げたその部屋に………今度は幸せな思い出が追加されるのだ。
その幸せが呼び水となって、更なる幸せを呼び込んでくれる事になるだろう。
今思えば数奇な運命だったと思う。
特別計画艦として研究所で建造されて、テスト以外はベッドの他に何も無い無機質な部屋に押し込められていた頃とは雲泥の差だ。
何も映していないガラス玉の様な目でこちらを無遠慮に観察してくる研究員達に、24時間監視される毎日が日常だった無機質な日々。
「あんな日常………もう嫌」
もう耐えられないだろう。
繰り返されるテストと一方的な質問に、味の無い栄養面のみ考えられた食事。
どれも幸せとは程遠かった。
しかし、そんな無色の日々は突然崩れ落ちた。
あの瞬間は………目を閉じれば直ぐに思い出せる。
「君がチェシャーか?俺は………アズールレーン本部 元帥直属の指揮官だ。俺と外に出よう!もっと広い世界を見てみないか?」
抵抗する研究員達を拳で弾き飛ばし、数度の蹴りで外から鍵を閉めるタイプの金属製のドアを蹴り飛ばしたダンナさまがチェシャーに手を差し出したのを。
あの時は驚き過ぎて固まってしまったけれど、真っ直ぐな眼差しで優しく手を差し伸べられた瞬間………恋に落ちた。
チョロいと言われるのは分かっている。
でも……………恋に落ちてしまったのだからしょうがない。
カッコイイと思ってしまった…………今ではどんな姿でもカッコ良く見えたり、お茶目に感じたりと胸の高まりが止まらなくなってしまうのだからどうしようもないのだ。
後で聞いた話ではチェシャーの居た研究所は人間至上主義派閥の研究所であり、研究解析が終わったら無力化されてそのまま好色家達のパーティーでオークションに賭けられる予定だった事も分かっている。
寸前でダンナさまの戦友がその情報を突き止めて強制突入、制圧逮捕に至ったという経緯もあり………チェシャーはダンナさま以外の男性は目に入っただけで気分が悪くなってしまう。
「チェシャーには………ダンナさまが居るもんね」
もしもという考えを振り払い、ダンナさまと居るという幸せで全てを切り替える。
結ばれなくてもいい。
貴方の傍に居させて貰えるなら。
それだけでチェシャーの望む幸せは、いっぱいいっぱい出てくるのにゃ♡
だから………また、一緒にデートしても良いですか?
という事で望む事だったね!!
作者は仕事ばかりで休みが無くてたまらないよ!!
本当にコタツやストーブで暖まりながらみかんを食べたいよ!!
そして更新頻度がかなり遅くなってしまってごめんね!!
モチベーションを保てる程の環境じゃなかったんだ!!
皆の感想を見ながら何とか1月の間で更新出来て良かったと思っているよ!!
モチベーションさえあれば2日に1本更新出来るほどのネタがいくつもプロットとして上がっているんだけど………無理はダメだよね!!
そんな感じでまた不定期更新になるけど、頑張っていくからゆっくり待ってて欲しいよ!!
それでは今回はここまで!!
次回も皆でマッソーマッソー!!
友人にアズレン小説書いてるのがバレて言われた一言「史実側、宇宙人に侵略されている歴史にも居るんでしょこの指揮官?それってどんな感じなん?」これはいる?
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いる
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いらない
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マッソー