「今日はあそこに行くぞ。」
「私も同行しましょう。」
「……僕も行くんですか?」
「んだよ水くせぇ事言うなよバイソン!」
「あんまり気乗りしないんですし、また後で酷い目に合いますよ……アンセルもいいの?」
「えぇ、今からワクワクしますね。」
「……最初のイメージと違うなぁ。」
「諦めて気持ち良くなろうぜ?」
「所で今日はどこに行くんですか?」
「ふっ、任せろ。ちょっと頼まれ事をした店だ!」
なんでも自信の無い子がいるらしい。
普通は風俗でそんな事があったならなんでこの仕事をしてるんだ、と思うだろうが職が選べない子なんてたくさんいるんだ。だから店側、というかそういうグループで負担を減らそうって話になった。つーかした。
「ちょっと頼まれ事って、そういう店でなんで頼まれるんですか?」
「一応、あの辺りは統治、いや、任されてる?
まあ、そんな感じだ。そういう地域は適したやつがやるのが一番なんだと。」
たまに困り事を個人的に聞いてただけなのに、あのジジイめ。
「任された?」
「あの忌々しいネズミのジジイだよ。分かってると思うけど俺はジジイ程強くねぇし、権力もねぇからお飾りみたいなもんだ。
まあ、こっちもかなり好き勝手やらせてもらってるし、押し付けられた事ももう気にしてないけどな。
よし、この話終わり!まずは腹拵え行くぞ、ステーキ奢ってやる!」
「やった!」
アンセルがガッツポーズをする。お前こういう時アホになるよなぁ……好きだぜ。
「おら、何ぼーっとしてんだバイソン。肉食いそびれるぞ。」
「あ、ま、待ってくださいよ!」
「私はヒレが良いです。」
「てめっ、ちょっと高いの選びやがって。」
「油っこい物だと胃もたれするんですよ。」
「あー……そういやそうだったな。」
こいつ体弱かったわ。
「バイソン、サーロインで良いか?」
「あ、はい。」
「そうそう、にんにくは止めとけよ。一応後で口臭消すタブレット使うけど一応な。」
アンセル作の安全安心、しかも自分で実験として使って風俗行ったからなこいつ。
「うめぇ!流石高いだけあるな!」
いや、もちろんシェフの腕も良いんだろうけどな。
「お、美味しい……!」
「むぐむぐ。」
「お前ら金は気にすんなよ。持って来てるから。」
「「はーい!」」
「あ、もう一枚頼む!」
「僕もお願いします!」
「二人とも、食べ過ぎですよ。ついでに私のもお願いします。」
お前だって頼んでんじゃねぇか。
「さてと、ここが目的地だ。」
「あの、本当に行くんですか?」
「当然。」
「もちろんです。」
扉を開けて目の前の受付に向かう。
「ああ、ラックさんと、最近噂になっているお医者様ですね。」
「噂の医者?アンセル、何かやってんのか?」
「たまに怪我の治療や簡単な事しているだけですよ。」
「へぇ、やるじゃねぇか。
もしもロドス出たらここで病院開けるんじゃねぇか?」
この辺りの人間は警戒心が高いからな。医者もそれほどいないし。
「んで、俺は話にあった子だろ?どの子だ?」
「こちらの子です。」
写真を見せてもらうと、ウルサスの女性が写っていた。
「良い子なんですが、最初のお客様に緊張してしまい、お客様に怒られたみたいで。」
「なるほどな。」
「本当は明るい子なんですが、あれから落ち込んでしまいまして。」
「まあ、出来る限りやってみる。つってもヤるだけなんだけどな。
お前らどうする?」
「私は……あれ、この天使と悪魔パックって何でしょう?」
「そちらはサンクタとサルカズの二人と同時に遊ぶパックですね。実はその二人は付き合ってまして、まあ、そういう趣味もあるみたいです。」
「随分とまあ……なんだ、濃いな。」
いや、人の趣味にどうこう言うつもりはねぇけどさ。それにしてもサンクタとサルカズって随分珍しい組み合わせだな。
「なるほど、聞いた事あります。NTRと言うんでしたっけ?では、私はこれのマットコースで。」
「お前、最初に引き入れたの俺だけどポテンシャルすげぇな。」
しかし、天使と悪魔パックは俺も気になる。ちょっと羨ましいな。
「こっちのやつは初めてなんだけど、おすすめの子とかいるか?」
「そうですね……全員おすすめ、と言いたい所ですが、ここは同じ種族の子などは如何でしょう?」
そう言って見せられた写真には強気っぽいフォルテの女性が写っていた。
「この子は積極的な子ですから、初めての方や受け身な方におすすめですよ。」
「どうだ、バイソン。」
「え、あ、じゃあ、この人で。」
「かしこまりました。では、お楽しみください。」
「あ、あの……よろしくお願いします……。」
小柄でショートカットの女の子がやって来た。確かに見た目の印象は元気っ子に見えるのにおどおどしてるな。
「ああ、よろしくな。お嬢さん。」
「あの、シャワーに。」
そう言って服を脱がされる。緊張しているのか手が少し震えてる。
「緊張しなくても良い。」
女の子の手を両手で包むように握る。
「は、はい……。」
そのまま手を繋いでシャワーに向かう。
「温度は、どうですか?」
「ん、丁度良いぜ。」
お湯の温かさもあって、少し緊張が解けてきたか?
ボディソープで体を洗ってもらうと湯船に浸かる。
「あの、前失礼しますね。」
女の子も湯船に入って対面に座る。
「君の事、店長から聞いたぜ。」
そういうと女の子が体を震わせた。
「ああ、いや、怒ってる訳じゃねぇよ。悪く思わないでくれ。」
「わ、私はどうしたら……。」
「別に罰とかそういうのじゃねぇ、とりあえず俺で慣れてみねぇか?ヤるのが緊張するとかなら、手を握る所からでも良い。」
手を差し出す。さっきは俺から握ったから、今度はこの子から握ってもらわねぇと。
控えめに手を握られる。
「そうそう、良い感じ。」
そう言うと少し微笑んだ。ちょっとは慣れてきたか?時間も限られてるからこの子には悪いけど急がねぇと。
「次はハグしてみよう。出来るか?」
腕を広げて待つ。
「えっと、その……。」
「ゆっくりで良いぞ、待ってるから。」
するとチョンチョンと触りながらゆっくりと抱き着いてきた。
俺も腕を後ろに回して、背中を撫でる。
「大丈夫そうか?」
「……ま、まだ少し怖いですけど、頑張ります。」
「よし、その意気だ。」
いやー、これでなんとかなってなかったらスッキリ出来なくてやばかったぜ。いや、出来なくて怒ったりはしねぇけどさ。
そのままベッドに行き、軽くキスをする。
お楽しみはこれからだ。
「こ、この子、見た目の割に触り方がすごい……。」
ローションの塗られたマットの上に転がると、サンクタとサルカズの二人の女性が体に乗る。ぬるぬるとしたローションと柔らかな体で幸せな気分になれます。
そのまま輪っかや角という特徴的な部分に触れていく。
ふむふむ、サンクタの輪っかはグミの様な触り心地。
「そ、そこはだめぇ……。」
サルカズの角は根元に近い程敏感な感じでしょうか?個人差もあるのかもしれません。
「味もみてみましょう。」
噛んだり舐めたりしても味は無し。なるほど、予想通りですね。
「あっあっあっあっ……!やだ、噛まないで……!」
「あ……あの子の大切な所食べられてるぅ……。」
サルカズの女性がサンクタの女性を見て興奮して息を荒らげる。
今度は角に齧り付く。こっちも無味ですね。
「頭の中削られてるみたいぃぃ……。」
触る度に顔が蕩けていく変化を見るのは楽しいですね。
「ちゅー、ちゅーしよ!」
「ええ。」
サンクタの女性が飛びつくようにキスをしてくる。
天使と揶揄されるけれど、今の姿は天使には見えませんね。
すると、サルカズの女性が震え始めた。
「あ、あたしの彼女だもん……。」
涙目でこちらを見てくる。……きゅんとしました。こちらが天使では無いでしょうか?
「ごめんねっ、ごめんねっ。こにょ人がとっても気持ち良くひてくれひゅからつい。」
そう言いながらもキスが止まらない。むしろその顔を見て笑みを深める。
「んっ……大丈夫ですよ。私があなたの相手をさせてもらいますから。」
「あっ……うん……。」
サルカズの女性にキスをすると、嬉しそうに首に腕を絡めてくる。
「あ〜!私が先だったのにぃ!」
「ふんっ……知らない。この人の方が優しいもん。」
「む〜……!」
「喧嘩しないで。一緒に気持ち良くなりましょう?」
「やった!」
二人の胸が体に当たり形を変えつつぬるりと滑る。
ローションプレイ……良いですね!!
「あんた、初めてなんだって?あたしがバッチリ筆おろししてやるよ。」
ちょっと言葉遣いが荒くて緊張と相まって体が縮こまってしまう。
一度は体験した方が良いとは思ってたけど、大丈夫かなぁ?
「よ、よろしくお願いします……。」
「縮こまってるんじゃないよ。ほら、脱がしてやるから腕上げな。」
少し強引に服を脱がされる。……あれ、でも意外と手つきは優しいかも。
「先に風呂入るよ。来な。」
後ろから抱き締められてお風呂の方に向かう。
わ、わわ、胸が背中に……!!
「なんだ、おっぱいが気になるのか?体洗う前に触ってみろよ。」
手を掴まれてお姉さんの胸に手を沈められる。
「や、柔らかっ……!」
ふにゅんと指がどんどん沈んでいく。
うわっ、すご……。
「夢中になるのも良いけど、時間があるからとっとと洗うぞ。」
手のひらで丁寧に洗ってもらう。やっぱり優しい……?
風呂に入るとお姉さんも入ってきて、顔を胸に埋められる。
「んむっ……!?」
「後だとこういう事出来ねぇからさ、今のうちに堪能しておきな。」
背中を優しく撫でられる。なんだかほっとするかも。
「ほら、キスしようか。一応聞いとくけど、した事あるか?」
「……いえ、まだ。」
目を逸らしてしまう。やばい、顔が熱い。
「ふふっ、恥ずかしがらなくても良いよ。大丈夫、他にもそういう人はいたからね。
じゃあ、まずはあたしがお手本みせてあげるよ。」
そう言うとキスをされた。
「んっ……!!」
「ん……ほらぁ、リラックスして……ちゅっ……。」
言われた通りにリラックスをすると口の中に意識が集中する気がする。気持ち良いかも……。
「……ん、さ、やってみな。失敗しても良いから思い切りやってみな。」
「は、はい……んっ。」
「はむ……んんっ……ちゅる。」
口の中にお姉さんの舌が入ってくると、僕の舌に蛇のように巻き付いた。
「ん……んぐっ!」
「ふふっ……。」
少しして口を離すとなんだかぼーっとしてふわふわした気分になってきた。
「じゃ、ベッド行こうか。」
「……はい。」
……悪くないかも。
「あの……ありがとうございました!私頑張りますから。また来てください!」
「ああ、頑張れよ。」
女の子と最後に軽くキスをして別れる。もう大丈夫そうだな。それにしても……本当に良かった!途中から明るくなっていって、積極的に奉仕してくれたし、こっちのして欲しい事をしてくれた。仕事とか抜きにまた来よう。
「先生、またね。」
「絶対また来てよね!」
アンセルが出てきた。……やっぱ天使と悪魔パック良さそうだなぁ。
「どうだった?」
「えぇ、最高でしたよ!」
ビシッとサムズアップする。やはりか!
「この後お酒飲むんでしょう?その時に感想も言いますよ。」
「いや、今回はちょっと変えて、レビュー書いてみようぜ。流行ってるらしいぞ。」
「なるほど、良いですね。」
話しているとふらふらとバイソンが出てくる。
「また来なよ。」
「あ、ありがとぉ、ございましたぁ。」
最後にディープキスをして……長いなおい、やっと離れたか。こっちに合流した。
「あ、お待たせしましたぁ〜。」
「よっ、その様子だと良かったみたいだな。」
「はい、お姉さんがとっても優しかったし、たくさん「おっと、それはまた後でな。」わかりました。」
「んじゃ、今日は俺の部屋に行って飲もうぜ〜。」
「おー!」
「おぉ〜……。」
「う、うぅ……頭が痛い。」
昨日お店から帰ってどうしたんだっけ……あ、そうだ、酒を飲んだんだっけ、後何か書いたような……。
「……食堂行こう。」
薬か、飲み物とか貰おう。
食堂に着くといつもよりも騒がしくて、僕が食堂に入るとチラチラと見られているように感じた。
「あー!バイソンも行ったんかぁ。最初はウチが貰ったろ思ったのになぁ。」
あれ、僕の話をしているのかな?
「ほう、天使と悪魔。」
「ラックもおすすめだってよ。」
「バイソンも男になったんだなぁ。」
……んん?
「あの、それどうしたんですか?」
一番近くにいたノイルホーンさんに声をかけてみる。
「ん?おお、来たか。お前らのレビュー見てたんだ。」
……れ、レビュー?
掲示板を見ると確かに昨日の店のレビューが書いてあった。
「あ……あああぁぁぁぁ!?」
なんでこんな事になってるのーーーー!?
「……よー、アンセル。お前どうだ?」
「ふふ、そうですね。縄に縛られるのも案外悪くありませんよ。しかも裸で放置プレイだなんて、初めての経験ですね!」
「うっ……わ、お前すげぇな。」
なぜかチェン達に捕まってしまった。レビューを貼っただけなんだがなぁ?
アンセルは今の通り、全裸で亀甲縛り。俺は腕を後ろで縛られて片足だけで天井から吊り下げられ重りを乗せられている。
「未体験の快感と言うべきでしょうか。廊下の冷たさが肌を刺して興奮してきました。」
「は、はは……そうか。……なんか、悪かったな。」
「いえ、私は感謝してますよ!」
「……そうか。」
俺は取り返しがつかないことをしてしまったかもしれない。
・今日のレビュー
サンクタ
ラック
今回はとある依頼で頼まれた子と遊んできたぜ!
あまり経験がないから気持ち良くなれるか不安だったが、とんでもない。緊張が解れてきてからが本番で、こっちが搾り取られるかと思ったぞ。
これからの成長に期待して八点だ!
コータス
アンセル
私は天使と悪魔パックと言うのにマットコースでチャレンジしてみました。初めてのマットでしたが、ローションが思ったよりも肌触りが良く、体温で人肌に暖まっていて夢見心地でした。
嫉妬ではぶてているサルカズの女性がとても可愛く、サンクタの女性はかなり誘って来る方で天使と悪魔は逆なのでは?と思いましたね。
素晴らしくてまた行きたいです。九点です。
フォルテ
バイソン
僕は初めてで緊張しましたが、同じフォルテのお姉さんが相手してくれました。喋り方とは反対にとても丁寧に相手をしてくれて、色々な事を教えてもらいました。
なんというか、ふわふわしてて、気持ち良くていい匂いがしていて、現実味が無い感じがします。
基準が分からないですけど、とても気持ち良かったので9点です。
今週アップルパイを生地から作ってみます。
それと俺はマットコースやった事ないんで同人誌、AVからの妄想的なあれです。今年か来年ヤってみます。
今後の読みたいと思う内容
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ラックの過去話や異格イベ等
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このままで構わん