「本日も満天の星空!いざ、風俗へ!」
「満天の星空って……龍門の光で見えませんよ。」
「やれやれ、そこは雰囲気ってもんだぜ?」
「さあ、行きましょう!」
「まあ、慌てんなっての。」
焦らすように懐からチラシを取り出して二人に見せる。
「今日行くのはここだ!新しい店らしいぞ。名前は分からんが、地図が乗ってる。」
「怪しさ満載じゃないですか!?そんなのどこで貰って来たんですか!?」
「え、いや、分かんねぇけど。起きたら机の上にあったし、酔った所を受け取ったんじゃねぇの?」
「すごく不安だ……!」
なんて失礼なやつなのだろうか。
「全く、師匠として嘆かわしいぜ。」
「いつ師匠と呼んだんですか。」
最近バイソンが冷たい……。
「うぉぉん、アンセルー。」
「ふふ、大丈夫ですよ。私は受け入れますので。」
「……やっぱなんでもない。」
アンセルに頼ったらダメにされそうだからやめとこ。
「んんっ!さてと、気を取り直して行くか!」
「いらっしゃいませ。」
看板も無いとは……随分変わった店だ。
入ると男が受付に一人立っていた。
「あー、チラシ貰ったんだけど、ここで合ってる?」
「ええ、ラック様ですね。お待ちしておりました。」
「んじゃあ、早速女の子を……。」
そう言うと手で止められた。
「申し訳ございません。女の子はこちらで決めさせてよろしいでしょうか?」
「え、珍しいな。でも、やっぱ写真見て決めたいっつーか……。」
ある程度好みはあるし。
後ろの二人を見るとバイソンは不安そうにしていた。アンセルは……なんでも良さそうだ。楽しけりゃ良いんだろうなぁ。
「私共としても、女の子には自信がありますので。もし、満足頂けなければ全額返金致します。」
「う〜ん、そこまで言うなら……。」
それだけ自信があるんだろうな。
「バイソン、どうだ?」
「……これも経験と言う事で。」
「ん、じゃあ、頼む。」
「畏まりました。そちらの待合室でお待ちください。」
「どうな子が来るんだろうな?」
「ちょっと不安ですね……。」
「私としては、綺麗系の子が来て欲しいですけど、こだわってはいません。」
受付の男が出してくれた紅茶を飲む。やけに美味い。
けど、どこかで飲んだ事があるような……?
「んぎっ!?」
「がっ!?」
「うっ……。」
唐突に体が痺れた。まさか、罠!?いや、でもそんな気配は無かったし、受付の男からも敵意はまるで……。
と言うか、なんで薬物に耐性のある俺が痺れてるんだ?そこらの薬じゃ痺れるなんて……いや、ロドスで一度あった。
「まさ……か……?」
「悪く思うな。」
男が三人やって来た。一人は受付の男、見た目を変えているがよく見りゃクーリエじゃねぇか。そしてもう二人はエンシオにエンカクだった。
こいつらあとでころす。
やられた。あれから三人分断され、別々の部屋のベッドに置かれた。なんなんだ。
くんっ、と匂いが鼻につく。……嫌な予感がする。こいつはロドスで俺が特に好きな匂いだ。そんでもって、その匂いがする人物と言えば。
「にゃあ。」
当然、メランサだ。
「な……んで……?」
痺れた口を懸命に動かすが、返事がない。
う〜ん……なんかあったっけ……?
ふと視線を天井に向けると、文字が書かれていた。
『発情期の為、発散をお願いします。
ドクター』
……なんで?いや、そう言うの抑制する薬とかあるだろ。シュヴァルツとかが言ってたような気がするぞ。
とりあえず、ドクターは後で殴る。
するするとメランサが服を脱ぐ。やばい、ここで墓場にゴールインなんて洒落にならねぇぞ。俺はまだ遊びたい。
必死で首を横に動かす。せめてゴムは着けてくれ。
「大丈夫ですよ……ラックさんが結婚したくないのは知ってますから。」
ほっ、と一安心━━━━━
「ゴムはたくさんあります。けど、無くなっちゃったら仕方ないですよね?」
━━━━━箱に入ったお徳用のコンドームを取り出した。
え、待って、流石にそんなに出ない。
「んっ……ちゅぷ。」
「ん……?」
メランサが何かを口に含んでキスをしてくると口移ししてきて、涎を流し込まれて飲み込む。
おや、急に体が熱くなってきたぞ?
「アンセルさんの作った、精力剤です。これで、たくさん出ます……。」
アンセルゥゥゥ!!貴様ァアアアアアア!
「……いきます。」
ここはどこでしょう?クーリエさんに運ばれたて部屋に入れられてから少し時間が経ちましたが、誰も来ません。
放置プレイでしょうか?……ふふ、興奮してきました。
「……ぅわんっ!」
大声が聞こえて視線をなんとか向けると、カーディがいました。……まさか、発情期?
「アンセルく〜ん、体が熱いよぉ。」
ふぅふぅ、と息を荒らげながらカーディが邪魔だとばかりに服を脱ぐ。……良い体付きですね。
いえ、それよりもこれはまずいのでは……?ラックさん程ではありませんが、私も遊びたいと言う気持ちはあります。ここで失敗する訳にはいきません。
「はっはっ……ねぇ、アンセルくん……しよ?」
「むぐっ……!?」
何かを口に入れられる。驚いて飲み込むと急に体が熱くなってきました。
……これ、あれですね。私が作った精力剤です。
仕方ありません。後でカーディには避妊薬を渡しましょう。
「あはっ!」
う……少し頭が痛い。エンカクさんに雑に投げられて打ったかな……。
ラックさんは後で文句言わないと。
「むっふっふ〜。」
……聞こえてない、クロ姉の声なんか聞こえてない。
「やっと、二人きりになれたなぁ。」
……なんでいるのさ。
「シルバーアッシュの旦那さんの話に乗って良かったわ〜。
あ、ちゃんとラックとアンセルの方にもいってるから安心し。」
全然安心出来ないんだけど。
あーもう!ラックさんの話に乗るんじゃなかった!!
「なんや、その目〜。女の子に迫られて嬉しくないん?」
嬉しくない訳じゃないけど、こんな状況じゃ喜べないでしょ。
「まあ、諦めたほうがええよ。」
口に薬を入れられて水で流し込まれる
なんだか体がポカポカしてきた。
「せっかくなんやし、気持ち良くなりたいやろ。」
それはそうだけど……。
クロ姉が上に乗ってくる。え、ちょっと、ゴムはないの!?
「当たったら、し〜っかり責任取ってもらうで?」
ちょ、ちょっと!待って!?
「むっふっふ〜。」
どのくらい時間が経ったんだ、メランサに絞られ過ぎてやばい。
これ今日死ぬんじゃないか?
……おっ、体が動くようになってきた。これ絶対アズリウスの毒だったろ。
「メ〜ラ〜ン〜サ〜?」
クルッと上下を入れ替える。
潤んだ瞳が目に入る。
「あんま、調子乗んな。」
メランサをベッドに押さえ付ける。
ふーふーと息を荒らげたままメランサが俺を見る。
ゾクゾクしてくる。
「もうこんなのいらねぇよな。」
ゴムの箱を投げ捨てる。
後でアンセルから避妊薬を貰おう。
うぅ……流石にこうも長いと疲れてしまいます……。
しかし、そろそろ痺れが取れてもおかしくはないはずです。ラックさん程ではありませんが、私も医療オペレーターとして、自分で実験をしたりしているから耐性はあります。
「……カー、ディ。」
ギュッとカーディの尻尾を掴む。
「わふっ!?」
「こんなにして……いけませんね。」
肩を掴んで抱き締めると、耳に触れる。
さて、彼女達との練習の成果を見せてあげましょう。私の耳触りテクは中々良いですよ。
ざわざわと食堂の掲示板の前に人集りが出来る。
掲示板の前ではロープで巻かれて、足を括られて天井から吊り下げられたエンシオとクーリエとエンカクがいた。
「うぅ……。」
「どうしたバイソン。」
机に突っ伏したバイソンを見ながらコーヒーを飲む。隣じゃアンセルがでっかいパフェを食っている。体力使ったんだろうなぁ。
「どうもこうも、ラックさんのせいですよ!クロ姉に気絶するくらいにやられたんですからね!?」
「んな事言っても俺だってやられたぜ?
まあ、痺れ取れてからはやり返したけどな。アンセルもだろ?」
アンセルが頷く。
口元に付いてるクリームを指で取って食べる、あっまい。
「バイソンもまだまだだな。」
「納得いかない……!」
コーヒーでクリームの甘さを流す。ん〜、良い。
「今度はちゃんとした店行くか?」
「………………はい。」
たっぷり悩んだな、おい。
・今日の一幕
「お願いだからあたしの探検隊に入ってよー!」
椅子に座って本を読んでいるとマゼランがのしかかって来た。どうもドクターや子供達に龍門に居座る前の旅していた頃の話をしているのをこっそり聞いていたらしい。
まあ、そんな事よりも、いつものゴテゴテとした装備をしてないからいつもは隠れているナイスなおっぱいの感触がダイレクトに頭に伝わる。素晴らしい。
「いや、だから俺はあんまり龍門から離れたくないんだって……。」
配達で数日なら大丈夫だけど、探検ってなるともっとかかるだろ。
「困ったな……。」
長く開けるとジジィがうるせぇんだよなぁ。
「むー、じゃあ切り札を使うよ!」
「は?切り札ァ?」
今?いや、何か俺を頷かせるような言葉でもあんのか?
「……エッチな事、しても良いよ?」
「ぶっ……!」
思わず吹き出す。もっと他にメリットでも提示するのかと思ったら、体を出して来やがったぞこいつ。
いくら女性にだらしないとは言え、流石の俺でも……しかし、ふぅむ……悪くないって俺がいるのも事実だ。
「ねーねー、ダメ?」
ふにふにと後頭部に柔らかい感触が伝わる。
「……分かった分かった。どっかで纏まった休みが取れたらな。鼠のジジィに聞いてみねぇとな。」
しゃーねぇな、と息を吐く。
いや、別に?マゼランの体に釣られた訳じゃねぇかんな。俺だって男の子だし?探検とか好きだし?……女性の体の探検とか。
「本当に!?やったー!!ありがとう!大好き!」
「おぶっ……。」
喜びを表現するように顔に抱き着いてきた。好きって言葉もおっぱいも素晴らしいけどさ、大好きって言われた瞬間から背筋に冷たいものが通ったんだけど、これって心霊現象?テレビに投稿したら良いのか。
「じゃあ早速専用の防寒着を作らなきゃ!」
「え、今から?」
「早く早く!」
そう言って俺の手を引いて歩き出す。
その姿が愛らしく。夢に向かって真剣に取り組んでいるんだと感じられた。
……龍門でやる事が無くなったら本当に探検隊に入っても良いかもな。
この内容は……セーフか?
ところでR-18版って読みたいですか?後でアンケートでも出してみるんで良かったら投票してみてください。
今後の読みたいと思う内容
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ラックの過去話や異格イベ等
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このままで構わん