二番目の主役   作:ぷりんたまご

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原作が中途半端でモヤモヤしたのでこれを機に書いてみました
初めての試みなので色々と不安な点がありますがどうぞよろしくお願いします

ちなみに千世子派です




プロローグ編
しーん1 帰還


主演(しゅえん)とは 映画・演劇において 

主要な役を演じること またはその役者

(主役、主人公)である

 

数多くの役者たちはこの主演の座を目指している

 

助演(じょえん)とは

映画や演劇において主役以外の役を演じること

「主役の演技を助けて演じること」

という意味を持つ

 

数多くの役者たちは主役になれず

脇役として一生を終える

 

主演を演じることはその作品において 

一番であることを示す

誰もが主演を求めるこの業界で

 

ある一人の役者はいつも

口癖で言っていた

 

 

「助演を希望します」

 

 

---

 

 

「眠い。」

「おまえさっきまでめっちゃ寝てたろ。」

 

駅の前に二人の男いる。一人は周りの目を気にしないのか上下ジャージ姿でサングラスをかけて、もう一人はスーツをきて丸メガネをかけている。

 

「てかなんでおまえは、スーツなんか着てんだ?」

 

(ジャージ男)が疑問を口にする。

 

「東京って言ったらそりゃスーツだろ。」

 

(スーツ男)はそう答える。

「は?」

「いや冗談だって、実は今ハマってる漫画のキャラのマネしてるんだ。」

 

(スーツ男)(ジャージ男)の覇気に気圧されさっきの発言を撤回するように早口で言う。

 

「ふーんそうか.......でもそれ似合ってないぞ。」

「えっ」

 

(スーツ男)はショックを受け項垂れていると、ふとビルの広告が目に入った。

「あっ、千世子だ。」

 

自然と(スーツ男)が口にする。

 

「ん?どっかにいんのか?」

「そうじゃなくてほら。」

 

(スーツ男)が指差したところには、今を生きるトップ女優である百城千世子の姿がビルの広告に写っていた。

 

「いやぁ〜かわいいなぁ。」

「そうか?」

「は?なに『オレはモテてるから別に百城千世子ぐらいどうも思わねぇよ』アピールしてんだ?」

(ジャージ男)は心の中でため息をつきながら。

 

「んでこっからどうすんだ?」

「へ?なにが?」

 

無視されたと悲しんでいた(スーツ男)は返答する。

 

「ここからどこに行くかって聞いてんだよ。」

「えっと、お世話になったとこだけどくる?」

 

すると(ジャージ男)は首を振り

「あー、いやめんどいからいいわ。」

 

そう言って歩き出した。

 

「行く宛あんの?」

「オレはお前より稼いでるからな。」

 

(ジャージ男)は振り返らず

手を振って人混みに紛れていった。

 

「ほんと、そうゆうとこだぞ。」

 

(スーツ男)は呆れたのかそう呟いた。

 

 

---

 

 

「やっぱたこ焼きにはマヨだよなあ〜」

俺は駅前にあったたこ焼きの店でたこ焼きを買った。

 

「マヨネーズが一番合うのになぁ〜」

 

俺の知り合いはたこ焼きを食べるときマヨネーズはつけず食べていた。その事で少し一悶着があったのだ。

 

「いや〜くだらないことで喧嘩したわ。」

 

喧嘩といっても俺が一方的に喚いていただけだけどね。いい奴なんだけど、俺と正反対な所が少しあるからなぁ。俺より顔良いから余計ムカつくいて火がついちゃうんだよ。このスーツをプレゼントでもしよっかなぁ。あいつがダサいって言うほどだから、それほど似合ってないんだろう。

 

「はぁ〜」

 

 

 

 

 

そんなこんなで歩いていると子供の泣き声が聞こえた。おっと結構泣いてるな、こうゆう時は助けた方がいいのだろうか。助けを求めてたら助けるし、大丈夫そうならそのままスルーでいっか。

 

 

 

 

おっ見つけた、二人いるな。う〜んどうやらケガしてるみたいだけど....

俺今バックの中に絆創膏なんか持ってないんだよなあ、てか今どき持ってる人いるんか?

なんて考えながら泣いてる声の方へ歩いた。

なんて声を掛けようか

あんまり変なこと言うと不審者扱いされるから ふつうにいこう

ふつうに...

『よぉガキども、なに泣いてぇんだ?』

流石にないわこれ、こんなん言われたら通報案件だわ。もっとふつうに...

『お二人さん、なにを泣いているのですか?』

いや堅すぎるわ!ふわふわ系のお嬢様かよ。

「スゥーハァ」

よし落ち着け俺、久しぶりに戻ってきて

ちょっとハイになってただけだからな。

じゃ声掛け.......

「そこのおじさんたすけて!!」

 

---

 

「なるほどねつまり、転んで擦りむいたと。」

俺は痛々しくケガをしたところ見ながら言った。

この二人は兄弟で弟がケガしたらしい。

 

「うん、だからなおしてよ。」

 

いやムリだろ。ていうか

 

「その前に俺は『おじさん』じゃない『お兄さんだ』わかったか?」

 

俺まだ18歳なんだけど...

俺って老け顔?

 

「うん、わかった。だからはやくなおしてよ。」

 

うんうん、この子は聞き分けの良い子だ。

 

「おじさん。」

 

前言撤回、こいつは悪ガキだ。わざとだろ、わざとなんだろ?二秒前ぐらいのことだぞ。

まぁそれほど焦ってるてことか。でも

 

「お兄さんはケガを治すことは出来ないぞ。」

 

「えっ?」

 

やめろ、そんな目で俺を見るな。使えないなぁみたいな顔をするな。普通に考えて直せるわけないだろ。アニメの見過ぎだぞ。

 

まったく、仕方ないなぁ。

「ケガを治すことは出来ないけど、それ以外なら出来るかもしれないぞ。」

 

こう言っとけばなんとかなるっしょ。

何せこの言葉は『出来る()()しれない』だからな。

たとえ変な無茶振りされても、『それは出来ないんだ。』と言えば大丈夫ってことだ。いわゆる保険だな。まぁおそらく『いえまでおんぶして。』みたいな楽なやつだろうから、こんな魔法の言葉使わなくて済むけどな。

「じゃあ、ウルトラ仮面をよんでよ!」

 

は?

 

「おとうとはウルトラ仮面がすきだから、よんでくれればげんきがでるとおもうんだ。」

 

その子は自分の弟を撫でながらそう言った。 

 

「できないの?」

 

何かを期待している目で俺を見る。でもムリだ。出来ない。仕方ないからあの魔法の言葉を...

 

「助けてくれないんだ...」

 

そう呟いたあの子の目は、もう俺を見てはいなかった。分かってる。出来ないって分かってるけど。弟があんなに泣いていて、兄が助けようとしてるんだ。俺はこの子たちを救いたい。俺はこの子たちの期待に応えたい。

だからこそ別の方法で助ける。俺にはそれができるんだ。

 

「まかせろ。」

 

お前の弟、笑かしてやるよ。

 

 

 

---

ある子供side

 

今日は弟と二人で遊んでたんだ。

ほんとははもう二人来るはずだったけど来れなくなったらしい。 

それでも弟がいたから外であそぶことにしたんだ。でも二人でできるあそびなんて少ししかない。だからずっとかけっこをしてて弟が転んじゃって大声で泣き始めちゃった。

僕はどうにかして泣き止ませようとしたけど僕には出来なかった。

するとそこに男の人が歩いてきたんだ。スーツを着ててなんかぶつぶつ言って怖かったけど、学校の先生から大人に頼りなさいって言われてるから僕は大きな声で助けを呼んだんだ。

 

「そこのおじさん助けて!!」

 

---

 

おじさんは『まかせろ』と言ってたけどどうするんだろう?

もしかしてほんとにウルトラ仮面を呼んでくれるのかな?

僕は弟がウルトラ仮面を好きと言ったけど本当は僕も好きなんだ。

だからウルトラ仮面がいればきっと弟も泣き止むと思ったんだ。

だからあのおじさんを信じてる。

まかせろと言ってくれたあのおじさんを。

 

「やぁ君達こんなところでなにしているんだい?」

 

でもそこに現れたのは

あの人と同じスーツで

同じ声で

顔はタオルで隠れているけど

僕にはわかるあれはおじさんだ。

 

僕を裏切ったんだ。

あの人は...

 

 

---

 

 

 

 

はっきり言って最悪の気分だ。

たまたま通りかかっただけなのになんで俺はこんなことをしてるんだ? おまけになんか呼んでって言われたけど俺ウルトラ仮面知らねえから!今の流行なのかそいつは!!まぁ名前的に仮面ライダーみたいだけど

はぁ、でも子供にあんな顔されたら引くに引けないよな。まったく知らないし何もわからないけど俺がやるしかねえよな。

だって

 

「やぁ君達こんなところでなにしているんだい?」

 

 

これでも俺は役者だから。

 

 

 

---

ある子供side

 

 

「もういいよおじさん。

そんなのいらないから。」

 

僕は今とてもムカついてる。

 

「おや?君は怪我してるじゃないか!」

 

僕の言葉が聞こえなかったのかおじさんはまだ続けてる。

 

「だからもういいって!

そんなの見たくないよ!

もうやめ...」

 

「危ない!!」

 

気付くと僕は土の上に倒れていた。隣には僕と同じように倒れ込んでいる弟がいた。僕らはおじさんに突き飛ばされたのだ。僕は文句を言おうとしておじさんを見ると

 

 

 

え?

 

おじさんがケガしてる。

血は出ていないけど、だけどどこか苦しそうにしてる。近寄ろうとすると。

 

「近寄るんじゃない!!」

 

今まで聞いたことのない

大きな声で僕は初めておじさんを怖いと思ってしまった。

 

「で、でも...」

 

「でもじゃない早くここから逃げるんだ!!」

 

また大きな声が響いて僕は2、3歩後退りした。

するといきなりおじさんが横に吹っ飛んだ。まるで何かに殴られたように。

 

「おじさん!!」

 

僕はつい叫んでしまう。

 

「は、やくにげ、ろ。」

 

 

何が起きたかまったく分からないけど、おじさんは僕たちを逃がそうとしてる。何かから僕はお兄ちゃんとして弟を守るために弟の手を取り思いっきり引っ張った。けど弟は逃げようとしない。

 

「はやく!走るよ!」

 

僕はいつの間にか泣き止んでる弟にそう急かす。でも弟は動かない。

こうなったら力ずくてやるしかない。僕がそう決心したとき、ふいに弟がいったんだ。

 

「あのひとはくるしそうだよ?ウルトラかめんだったらたすけるのに...

 

でもウルトラかめんがいないなら、ぼくがたすけるんだ!!」

 

僕はひどく驚いて気付いたんだ、弟はウルトラ仮面がただ好きなわけじゃない。憧れているんだ。ウルトラ仮面みたいに誰かを助けたいんだ。

 

 

僕は僕が恥ずかしい弟はこんなにも戦おうとしてるのに、兄である僕が逃げようとするなんて僕は兄失格だ。でももう大丈夫、僕も分かったからウルトラ仮面がなんであんなにもかっこいいのかを、あの人が僕たちを逃がそうとしたその意味も。

 

僕と弟であの人(おじさん)を助けて

 

「今行くよ、おじさん!」

 

あの人(ヒーロー)と一緒に三人で、見えない何かを倒すんだ!!

 




ということでとりあえずこんな感じになりました
ぶっちゃけ原作の間にオリジナルストーリーの話を入れたりするのでテンポは悪いです
出来るだけ長く書いていたいのでご了承ください
不定期更新になります
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