プリキュア4   作:皆笠

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こちらは第5話です。
今回だけの話では楽しめないと思いますので、時間に余裕がございましたら、第1話から順に読んでいただけると良いと思います。


プリキュア4 #05《 Rest of soldiers 》

「ようこそ、我がベルベットルームへ」

いつか見た青い部屋。

「お客様は困難を乗り越え、更なる絆を手に入れました」

「絆とは不可視のもの、実感は持ちにくいでしょう」

「しかし、その絆は必ずあなたの力となる」

「今は来るべき時のために絆を強め、力を溜めることを推奨いたします」

「では、また再び見える時まで、ごきげんよう」

 

次第にイゴールさんとマーガレットさんから遠ざかる感覚に襲われる。

妙な浮遊感を感じ、視界はブラックアウトした。

 

………

 

 

【SmilePrecure!×Persona4】

 

 

The fifth episode.

《 Rest of soldiers 》

 

 

………

 

[4/18 月]晴→[4/19 火]晴曇

 

………

朝は少し早くあかねちゃんの家を出て、自宅から鞄などを回収してから学校に行った。

 

登校途中、隣を歩くあかねちゃんはんー、と背伸びをした。

「どうしたの?」

「いやー、 れいかも助けられたし、気持ちも天気もサニーで気持ちええなって」

白い歯を見せながらの笑顔を向けられる。

その気持ちは自分もしっかり理解出来た。

だから私もマネをするように、んー、と背伸びをして、日の光を一身に浴びて気分を晴れさせた。

 

ガラガラ、と教室に入ると、なおちゃんの姿はあったが、青木さんの姿はなかった。

まだ登校してないだけなのかと思ったが、あの青木さんのことだから、その説はすぐに捨てることにした。

 

「れいかは疲労困憊でちょっと体調を崩しちゃってるらしいから、今日は休むってさ」

聞けば、なおちゃんはそう答えた。

テレビの中はこちらの者にとっては負担が大きく、疲労も溜まりやすい。

そこに二日以上も留まっていたのだから、それも仕方ないのかもしれない。

 

 

「ふー、終わった~」

机に突っ伏して、帰りのHRの終わった後の慌ただしい教室をぼんやりと眺めた。

クラスメイトの話は様々で、帰りにどこか寄る?だの、部活ってあったっけ?だとか。

そうしていると、前の席のあかねちゃんは荷物をまとめ、体操服の入った袋を持ち立ち上がった後、こちらを向いた。

「みゆきはなんか部活には入らへんの?」

 

部活……考えたこともなかった。

前の学校では図書室に通うだけで、特に部活には入ってなかった。……そもそもの理由として野球部やバレー部、バスケ部と三つくらいの運動部しかなかった、と言うのも大きかったのだけれど。

転校した結果、この学校では多くの部活があるらしいし、少し考えてみるのも良いかもしれない。

 

その日は運動系の部活しているグラウンドを眺め、あかねちゃんやなおちゃんが部活を頑張っているのを見てから、一人で帰宅した。

………

 

[4/19 火]晴曇→[4/20 水]曇

 

………

朝から天気は曇り、春だと言うのに少し肌寒かった。

 

時間には余裕を持ったつもりで校門を通り抜けると、花壇の花に水やりをする青木さんの姿を見つけた。

後ろから近づき、片手を上げながらの挨拶。

「おはよう、青木さん。もう大丈夫なの?」

青木さんは振り向いて、対面するようにしてからお辞儀をし、

「おはようございます、星空さん。……流石に万全とは言えませんが、少し疲れている程度なので大丈夫ですよ」

そう返してきた。

私は安堵の息を吐いてから、

「そっか」と言った。

 

聞けば、青木さんは誰に頼まれるでもなく毎朝水やりをしているらしい。

やろうと思えば、それほどの手間ではないが実際にやる人は少ない。

「青木さんはどうしてやってるの?」

と聞けば、青木さんは困った様に、

「何でなんでしょう?」

と答えた。

気づけばやり始めていたらしい。

なんとなく私も鞄を置いて手伝うことにした。

 

 

水やりを終え、ジョウロを片付けた。

「さて、教室に行こっか」

「はい……あの、手伝ってくださってありがとうございました」

青木さんは頭を下げ始めた。

「あわわっ、何で頭下げてるの!?」

やりたいからやっただけ、礼を言われるなんて考えてなかった。

「そもそも、青木さんは本来やらなくても良いことをやってるんでしょ?ならおんなじじゃない」

「私は……生徒会ですから……」

「……」

そう言えばそうだった。

生徒会か………。

少し考え始めた頃、

 

キーンコーンカーンコーン

 

鐘がなった。

「あ」

視界に置かれた鞄が映り込む。

本当は遅刻じゃないけど、校舎に入ってはいないので遅刻は確定だろう。

転校早々遅刻……やらかしたな……。

 

 

職員玄関から入り、教室に急いで向かう。

横に開く扉を開けた時、クラスメイトの視線が一身に集まる。

転校初日にも感じたあの独特の注目される緊張感が思い出された。

「遅れてすみません。事情がありまして……」

さあ、ダメでもともと、思う存分言い訳でもしてみよう。

 

 

「そういうことだったのね」

事情を話せば分かってもらえた。

むしろ、クラスメイトから褒められた。

隣に青木さんがいて、説明を補助してくれたのも大きかったかもしれない。

「でも、今度からは気をつけて。いくら良いことをしたとしても、そういうところで信頼を損なってはダメだからね」

はい、固く心に誓います。

席に戻るとHRが再開された。

 

担任の話を軽く意識に留めながら、窓の外を眺める。

空は灰色に染まって、気分がどんよりと落ち込んだ。

 

 

放課後は文化系の部活を眺めることにした。

部活名だけじゃ訳の分からない様な部活なんかもあって、この学校のユニークさをたっぷりと感じることが出来た。

……だが、どこに入るか、とかは一切考えなかった。

まだ部活はいいや。

 

開放されている屋上に一人向かった。

今日は風が少し強く感じる。

柵に寄りかかりながら、パクトを取り出して、じっくりと眺める。

そして、心だけのつもりが、考えが口から出てしまった。

「プリキュアって何なんだろう……?」

それに、ペルソナも……。

分からないことだらけで抱えた大きな問題。

今までは知り合いだからこそ助けることを決意出来た、でも……

「そうじゃない、『知らない』他人だったら」

あそこは危険な場所だ。

わざわざ行く必要なんてない。

パクトをしまいながら、グラウンドで部活に勤しむ友達を眺めた。

あの二人は……それに、青木さんを加えて三人はそんなとき、どうするんだろう……?

 

色々考えを巡らせ、思考がパンクしかけたころに、

「うわっ」

ブワッと風が一際強く凪いだ。

その風はどこか私を叱る様で、大切なことを思い出させた。

 

……そっか、そうだっけ。

「どうせ考えたって分からないよ。こんな浮かない顔してたらハッピーが逃げちゃう」

パンッと自分の両頬を思いきり叩く。

 

いつかは考えなければいけないことかもしれない。

でも、今じゃない。

そんなことはそんなときに考えれば良いのだ。

だから、だからこそ、今はハッピーでなければならない。

問題の先延ばし、と言う解決にならない結論を出し、私は屋上を後にした。

 

 

その日も一人で帰った。

………

 

[4/20 水]曇→[4/21 木]雨曇

 

………

雨が降ると気分が下がる。

新しい傘を持ってみたが、なかなかハッピーパラメータは高まらなかった。

 

 

あかねちゃん、なおちゃん、青木さんの三人と昼休みを共にし、東屋まで来た。

なんとなくの世間話の流れから、部活に入るつもりがないことをあかねちゃんに伝えると、

「委員会なんてどうでしょうか?」

と、青木さんが提案をしてきた。

委員会……か。

「どんなのがあるの?」

「保険に栽培、行事に放送、あとは飼育に図書委員だっけ?」

「せやな、みゆきは本好きやし、図書委員とか良いんでない?」

「委員会に入るのを希望するときは、担任からプリントを貰って、委員会の担当の先生に提出してくださいね」

「うん」

 

 

その日は青木さんと二人で校舎を回ることにした。

二人は今日も部活らしい。

大会が近く、抜けられない、とのこと。

その一環として、図書室に行くことにした。

着くなり、青木さんは私に両手を合わせて、軽く頭を下げる。

「あの……少し図書委員に用事があるので、星空さんはその辺で時間を潰して待っていて下さいませんか?」

断る理由も見つからず、二つ返事で答えて、一旦別れることにした。

 

前にいた中学よりも広い図書室、様々な本が本棚に収納されている。

その一つ一つに異なる世界が詰まっている。

その想像をするだけでワクワクと心が踊ってきた。

 

そうしているうちに私は奥の方に来てしまっていたらしい。

カウンターからは他の本棚で死角となっており、また、見渡しても辺りには誰もいない。

本棚に視線を戻すと、本が一冊欠けた部分が光を発した。

そこを導かれるように右に。

次に一列下の段が光出し、そこを左に動かす。

すると、本棚の中央が光だしたので、そこを両手で切り開く。

その時、カチャリと鍵の開く様な軽い音がした。

 

直後本棚に光の穴が開き、吸い込まれるように光へ入っていった。

 

 

眩い光に目を閉じ、ようやく慣れて開くまで数秒掛かった。

眼下に広がるのは、大きな広間。

中央には二階建ての小屋が一つあり、それを囲む様に木々が生い茂っている。

眼下から左右へと視線を移すと、ここが大樹の中の様にも思われた。

大樹の中の壁は本棚の様になっていて、色とりどりの本が収められている。

ふと、背後にもある本棚から一冊本を抜いてみた。

「……」

 

『シンデレラ』

 

私の一番好きな絵本だった。

最初は不幸な目に会うけれど、その辛いことも頑張って乗り越え、最後は笑顔で終わる、このハッピーエンドが私は堪らなく好きだった。

努力は報われる、そういうのを私は信じてるから。

 

「そこで何してるクル?」

聞き覚えのある声が聞こえた。

「キャンディ?」

背後にいた妖精はコクりと頷く。

「みゆきはどうしてこんなところにいるクル?」

「こんなところ……ねぇ、ここってなんなの?」

キャンディは少し躊躇った後に口を開いた。

「ここは……『ふしぎ図書館』クル」

 

 

『ふしぎ図書館』

確かに、謎だらけだな、と思った。

こんな場所は知らない。

こんな変わった場所は知らない。

 

「ふしぎ……図書館……?」

「そうクル、ここはあらゆる絵本が収められた図書館クル」

でも、とキャンディは続ける。

「でも、ここは普通の人は来れない筈クル。来るためには特殊な方法を取らなければならないし、それもテキトーにやって出来るものじゃないクル」

キャンディは悩み込むように頭を抱えた。

「なんか本棚が急に光出したから導かれるようにやっただけだけど……」

正直に話すと、キャンディは口を開いた。

「みゆきは……ペルソナやプリキュア以外にも、色んな意味で選ばれた存在なのかもしれないクル」

なんとなく、意味はわからなかったけれど、

「そうなのかな?」

と答えた。

 

 

ふしぎ図書館をキャンディに案内されながら回る。

数十分程観光した後、中央にある小屋に入った。

 

小屋の中は広く、すぐにでも生活出来るだけの設備は整っていた。

「みゆきは何を飲むクル?」

キャンディは冷蔵庫の様なものの前に立って、聞いてくる。

「何があるの?」

「水にお茶にオレンジジュースクル」

どこから調達してくるのか分からないが、オレンジジュースにすることにした。

 

氷の入るガラスのコップに注がれた冷えたオレンジジュースはさっぱりとしていて、のど越し爽やかなものだった。

一口程飲んでから、キャンディに向き合う。

「さて、ねぇ、キャンディ?」

「なにクル?」

「戻り方を教えてくれないかな?」

長居しすぎた、青木さんは心配していることだろう。

そろそろ帰らなくてはならない。

「戻り方は来たときとおんなじクル、帰りたい場所を思いながら本を動かす、それだけクル」

「うん、分かった」

それから、オレンジジュースがなくなるまで、少しだけ話してから、私は戻ることにした。

 

 

光の先にあるのは本棚。

左右を見回して、ここが図書館と確認する。

どうやら戻ってきたようだ。

「星空さんっ!!」

青木さんが慌てた様に駆け寄ってきた。

「どこに行ってたんですか?探しても見当たらなくて、すごく焦ったんですよ?」

簡単に要所だけをまとめて説明した。

時間が経つのはあっちでもこっちでも変わらないことを一つ覚えた。

 

「そうだったんですか……」

感心するように青木さんは言った。

「驚かないの?」

「はい、星空さんは嘘を吐いている様には見えません。それに状況が証拠を言っているようなものです」

「そっか」

正直、信じてもらえるとは思ってなかった。

 

 

帰宅後、そっと、自分の本棚に手を置く。

一度全体を眺めてから、一冊の本を抜いた。

 

『シンデレラ』

 

あの図書館にあったような新品同然のものではなく、かなり風化してしまっている古びた絵本。

大切にしていたが、何度も何度も読み返し、心をときめかせた結果ぼろぼろになってしまった絵本。

私は大事に、その一冊を抜き取った。

壊さない様に注意を払って、表紙をめくる。

話は全て暗記した。

一言一句、同じく言える。

それでも、一枚、また一枚とめくっていく。

懐かしさが溢れ、心を満たしていくのを感じた。

 

ただの絵本、だから、すぐに読み終えてしまう。

裏表紙に手をそっと置いてから、一息を吐き、その後に大事に本棚に戻した。

 

その時、一冊の絵本が心に引っ掛かり、どこか気になった。

「あの本……」

どこか忘れてはならないような気がする。

でも、思い出せない。

この感覚に違和感を持ちながら、布団に入った。

………

 

[4/21 木]雨曇→[4/22 金]晴曇

 

………

その日は珍しく晴れたが、午後からは曇るらしい。

朝ごはんの前に本棚の前に立つ。

左、右、中央と本を動かす。

直後、本棚が光り、穴の様なものが現れた。

吸い込まれるのを、大きく後ろに戻ることで回避。

光はすぐに消え、いつもの本棚に戻る。

結論その一、どの本棚からも行ける。

結論その二、光の吸い込みはすぐに消える。

これから先、移動には悪くないかもしれない。

テレビでも設置出来れば、あの場所へも行き来が楽に出来るかもしれない。

流石にあかねちゃん家からいつも行くというわけにもいかないしね。

一つ考えておこう……。

 

 

放課後を過ぎ、今日は残る理由も特に無いので、早々に帰ることにした。

鞄をまとめ、席を立った時、

「ん?みゆきはもう帰るん?」

前の席のあかねちゃんが訪ねてきた。

「うん、残る予定も特にないしね」

「そっかー……んで、みゆきは部活や委員をどうするんか決めた?」

「まだ保留にすることにしたよ」

この学校には魅力的な場所がたくさんありすぎる。

 

「それに、キャンディとの約束もあるしね」

いつでも動ける人間も一人は必要だろう。

 

だが、その言葉が引き金だったのか、

「………せやな。よし、みゆき」

あかねちゃんは少し考えた末に口を開いた。

「明日、昼頃にうちに来てや」

 

めでたく、明日に予定が組まれました。

………

 

[4/22 金]晴曇→[4/23 土]曇

 

………

曇りは気分を曇らせる。

私は昼前に家を出た。

 

 

「はむ……美味い」

「せやろっ」

前はタダで頂いていたが、今日はしっかりとお客さんとしてお金を払ってあかねやでお好み焼きを食べている。

トッピングも付けたりして、少しリッチ気分に浸ってみたり。

「確かに、あかねのお好み焼きは美味い………せやけど、おとうちゃんに比べたらまだまだやけどなっ!!」

あかねちゃんのお父さんは笑顔で言う。

「えぇもん、すぐに追い越したるから」

拗ねた様に返事をする。

だが、すぐに、クスッと笑いだし、親子揃って笑い合っていた。

 

その姿がどうにも眩しく、これが親子なんだな、という感じがして……

 

少し寂しくなった。

 

 

しばらくすると、なおちゃんと青木さんもやって来た。

何も聞かされていない私は、良い偶然だな、くらいに思ったのだが、

「よし、やっと来たな」

とあかねちゃんは言い、私たちを自分の部屋へと連れていった。

 

「んで、何かあるんでしょ?ただの話ならあそこでも何にも問題無いわけだし」

なおちゃんは腕を組みながら、片目を閉じてあかねちゃんに問いた。

対するあかねちゃんはニヤリと口元を斜めに引き上げながら笑う。

「勘がええな、なお」

「当然でしょ?私のモットーは直感勝負だからね」

「それを言うなら直球勝負やろー!!って、それはさておき」

さておくんだ。

青木さんはただ笑顔で見てるだけだし。

 

スッと笑いから、真面目な顔になったあかねちゃんを見て、場に緊張が走り始めた。

「うちらはとある問題について考えないとあかん。ただし、これはうちら以外には漏らしたらあかんのや」

「テレビのことですね」

「そ、うちらはテレビに入り込み、戦う力がある。せやけど、普通の人はそんなん信じるわけもない」

「だろうね、それこそ、子供の冗談程度にしか思わないだろうさ」

「せやから、うちたちはうちたちで動かなきゃいけないんや」

「うん」

それは今までも分かっていたことだ。

「マヨナカテレビについても色々考えなきゃならないよね」

「だね、何でマヨナカテレビに映るのか、その謎は分からないし」

「そのことなのですが、少しよろしいでしょうか?」

なんだろう、青木さんは何か心当たりがあるらしい。

「これを見てください」

スッと鞄から出てきたのはA3サイズの紙。

これは……見覚えがある。

「七色ヶ丘中学新聞?」

「そうです。あ、これは星空さんの来る前でしたね」

両面刷りのそれは、見開きもある、意外としっかりしている新聞だ。

内容は旬なネタを用い、読者に飽きさせないような仕様となっていて、トップニュースがあれば、号外も出されるらしい。

作っているのは新聞部、委員会や生徒会では無いことにはしばしば驚かされたものだ。

半月につき一枚発行されるらしいそれを、まだ私は一枚しか持っていない。

確か、その時は……

「青木さんが特集組まれてた!!」

青木さんは頷く。

「れいかはこれに載った人が写るって言いたいの?」

「はい、この前の号では、亡くなったご老人の名前が載っていました」

「で、でもそれなら先輩はどうなるんや?先輩は新聞なんかに特集されたことなんて……」

青木さんはもう一枚取り出した。

「これは、職員室の前にわずか二十枚のみ置かれていた号外です。号外は数も少なく、限られた場所に突然置かれるんです。これはあの老人の遺体の第一発見者を特集したもの。すなわち……」

「広瀬先輩だね」

つまり、

「これからはこの新聞をチェックしなきゃあかんな。マヨナカテレビだけでなく」

「だね」

何の因果関係があるのかは分からない。

でも、何かある。

もしかしたら……

「もしかしたら、新聞部の誰かが犯人かもしれない……」

思わず口から出ていた。

それを周りはコクりと頷く。

だが、

「でも、証拠も無いのにただ押し付けるのはよくないよね。違ったときは相手が相手だから面倒だし」

「必ず特集が組まれますね……」

「せやな……」

そう、まだ何にも出来ない。

後手に回るようで悔しいが、ひとまずは救出を続けよう。

そうすれば、いずれ犯人はボロを出す。

何か特定のヒントを残す筈だ。

そう、信じよう。

 

#05《 Rest of soldiers 》fin

 

………

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………

 

『 絵、得意なの? 』

『 みゆきは絵、得意? 』

『 責任……取ってね…… 』

「歪んだ悪は逃さない 正義の戦士 ミラクルピース参上!! 」

 

#06

《 How to change those shy girl 》




大変遅れてすみません。
定期更新の予定でしたが、多忙とスランプにより、何も書けないような状態に陥っていました。
かなりの時間を要してしまいましたが、なんとか完成したので、投稿した次第であります。

最近は書くスピードもかなり落ちているので、やはり定期更新には出来そうもありません。
確実に不定期更新になりますが、お付き合い下されば幸いです。
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