BLDTroiaSの日常 アライさん編第一話 作:アライさん
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ブリーフィングからあっという間に一週間。一週間彼等は作戦を練るでも無く自機の調整をするでも無くただフォースネストで駄弁り三馬鹿は三馬鹿で血で血を洗う内ゲバに勤しむ何時も通りの穏やかな日常を無駄に過ごしていた。アライさんは相変わらずお茶菓子をモグモグしたり探索ミッションで釣りや昆虫採集に走り回っていた
ミッションカウンターで受注しMSハンガーに向かうBLDTroiaSの面々
BLDTroiaSは基本的には各々が好みの機体を製作し使用する。だいたい拘りが強過ぎて癖が強過ぎるんじゃ。状態になる事もあるけどガンプラは自由だし、この気持ちまさしく愛である…
ハンガーには、タヌベロスの機体【ブラッディアストレイ】アライさんの機体【GMIII BLACK HOUND】ユートの機体【パーフェクトストライクノワール】ハナホジイツワの機体【ヅダ】が鎮座していた
アライさんはこのハンガーが好きだった。1/144スケールのガンプラがGBNでは1/1そしてそれに乗り込み尚且つ動かし戦える
アライさんがボーッと眺めている間にタヌベロスからの搭乗指示があったらしく各々が自分の機体に乗り込む準備を始めていた。アライさんも急いで搭乗準備を進めた時に隣のヅダに微妙な違和感を感じた
アライさんはBLACK HOUNDに乗り込み通信回線を繋いだ
『なぁ、ヅダ変だと思うのだ、なんか変』何が変だか伝えれない語彙力。『んだと、てめぇヅダの何処が変なんだよ、あ゛あ゛あ゛?』チンピラ激おこ。タヌベロス、眼鏡は遠くを見ている…刻が見えるのだ?
そんなやりとりをしている間に発進シークエンスに進みカウントダウンが始まる。
『BLDTroiaS、出撃』タヌベロスの号令の下四機がカタパルトから射出され宇宙へと飛び出して行く。この四機のなかで一番センサー範囲が広いBLACK HOUNDが敵戦力を分析する『捉えたのだ、敵は今のところジンがワラワラと展開、Xナンバーは作中通りの戦闘してるのだ』報告を聴きタヌベロスは『前回のブリーフィング通り迎撃に専念するよ』と短く指示を出し帰り血を浴びた様な真っ赤なアストレイを駆りジンの集団へと突撃した。ユートのパーフェクトストライクノワールはその名の通りパーフェクトストライカーパックを装備したストライクノワールは超高インパルス砲アグニを構えタヌベロスの背後に迫るジンに狙いを付けトリガーを引いた。コロニーの外壁すら貫通する威力のビームはジンに直撃し跡形も無く溶解させ撃破した。『ユーちゃんやりますネェ』とチンピラが賞賛か煽りか分からない台詞を吐きCEには似合わないヅダを加速させた。狙いは正面のジン。120mm口径マシンガンを構え突撃する姿にアライさんは違和感の正体に気付く。『あ…あのヅダ…関節嵌り甘いしちゃんとパーツ組まれてないのだ』と言った瞬間、ヅダの腕や脚が引き千切れ始めた。加速に不完全なパーツが耐えられず自壊を始めた。爆発寸前『はぁぁぁぁぁ!なんでぇぇぇぇぇ!』イツワはそう言い残し宇宙の塵となった…『『一機も墜とせずに自爆…』』タヌベロスとユートは思わずハモり、『だから変って言ったのだ?』と道端に落ちている犬のうん○を見る表情で切り捨てた
アライさんのBLACK HOUNDは最前線には出ず後方からチェンジリングライフルで狙撃に徹していた。スコープを覗きながら射撃する中ユートのノワールが苦戦して居るのを発見し援護の為、一発ビームを放った。放たれたビームは急に動いたノワールの脇腹を掠めジンへと命中した。『危ねぇだろうがボケぇぇぇぇぇ!本当に墜とすつもりかぁぁぁぁぁ!』元気よく講義する眼鏡。『いやぁ勝手に射線に入るからのだ?クールは見た目だけのだ?』謝る気0煽るアライさん。しかし彼は気付いていなかった。背後から忍び寄る影を…
言い返せず八つ当たり気味にジンを撃ちまくるユート。二機、三機と順調に墜としていく。チマチマ背後から撃たれるビームに当たらぬ様細心の注意を払いながら。対艦刀シュベルトゲーベルでジンに斬り掛かろうとした瞬間ノワールのコンソールには大量の警告が表示された。慌てて通信をするユート『なんか良くわかんねーけど警告表示されてるから一旦下がる!』と叫び、後退するべくスラスターを吹かした瞬間…機体各所から小規模な爆発が起きた。断続的に続く爆発はやがてバッテリーにまで行き大爆破を引き起こした。呆気に取られ呆然とするタヌベロス、『バニングか?バニング大尉かよ、ウヒャヒャヒャヒャー』とキャラを忘れ馬鹿笑いするアライさん。その馬鹿笑いが急に途絶えた。タヌベロスモニターに映ったBLACK HOUNDを見て唖然とした。漆黒のGM IIIに背後から深々とビームサーベルを突き刺すブリッツ。コクピットを貫かれミンチより酷い状態であると悟ったタヌベロスは一機でも多く墜とす為にブラッディアストレイを敵陣深くまで斬り込ませた。しかし数的不利は覆せず善戦虚しく撃墜
ミッション失敗の文字が表示されレコードが続いて表示される
タイム4分
撃墜スコア
タヌベロス十機、ユート三機、アライさん二機、イツワ0
GBNロビーで呆然とするタヌベロスとユート。リプレイを見るアライさん。タヌベロスのお腹を枕にダラけるチンピラ。
『疲れたけど割と楽しかった。味方がまともなら絶対楽しい奴…』放心状態でボソッと呟くタヌベロス。反応に困る二馬鹿。『アークエンジェルってデカイのだぁ。知ってたけどデカイのだ』ネジ2、3本無いのかなぁ?と思うタヌベロスだった
『さぁーて、そろそろアライさんは上がるのだ、お疲れー』と手をぶんぶん振りエントランスに向かうのだった
BLDTroiaSの面々と別れエントランスに向かう途中アライさんは独特の口調の男性…?に声を掛けられた
『あーら、アライちゃん奇遇ねー。なぁに?ミッション帰り?それともリアルにお帰り?』長身でスラリとした筋肉質のオネェさん。有名ダイバーのマギーさんだ
『はい、さっきフォースの面子でクリエイトミッションして来て惨敗したばかりですよ。これから少し新機体のガンプラを買いに行こうかなぁって』普段のアライさんとは別人の様なしっかりとした口調。謎語尾も無し
『あらあら、負けちゃったのね。楽しそうだったから快勝したと思ったわぁ。じゃあ、またウチのお店にいらっしゃいな。ウチの子たちもアライちゃんとバトル一緒にしたいって言ってたわよー?』『それは嬉しいお誘いありがとうございます、では近々お邪魔しますね、では失礼します』ペコリと頭を下げてリアルに向かうアライさんを見送りながらマギーは『BLDTroiaSねぇ…このぐらいGBNを楽しんでる子たちの方が初心者講習会に丁度良いかしら…リーダーはタヌベロスちゃんね、とりあえず連絡してみましょう』