ビルドダイバーズ Re:rise after mison   作:CBガッデス

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この二人が話しているところを見てみたいと思ったので


ヒロトとサラ

この日ヒロトは元祖ビルドダイバーズのフォースネストがある島を訪れていた

以前大規模チャレンジミッションの際話のあった合同ミッションの打ち合わせのためだ

船を模した建物の前に立つ

「えっと………」

「開いてるよ」

扉をノックしようとしたヒロトに誰かが声をかける

声の聞こえた方を見ると上のデッキからサラがこちらを見ていた

「サラさん………」

「いらっしゃい、ヒロト、今そっちに行くね」

 

サラが玄関の扉を開けるとヒロトは困ったように彼女を見ながらゆっくりと口を開いた

「今日は他のメンバーは………」

「モモが後から来るよ、ちょっと用事があって遅れてる」

「えっと、じゃあ、俺は外で………」

「大丈夫だよ、上がって」

 

リビングでサラと座って待つヒロト

その間特に話しかける様子もなく沈黙が続いていた

「………」

「?」

やがてヒロトの方が気まずそうにサラを見る

「その………あー………」

「ヒロト?」

煮え切らない様子のヒロトに首を傾げるサラ

「ふぅ………すいません、どうしても踏ん切りがつかなくて」

「………イヴ姉さんのこと、だよね、気づいてたよ」

ヒロトの言葉を聞きサラも視線を落とす

「頭ではわかってるんです、何も知らなかったサラさんを責めてちゃいけないって………それでも」

「私もね、何度もあきらめそうになった………このまま消えてしまえば………第二次有志連合戦の時、何度もそう思った………でも、リクたちは諦めなかった」

「今ならわかる気がします………あの時の俺と貴方達の違いが………俺にももし、信頼できる仲間がいれば………」

「でも、今はそうじゃない、だよね、ヒロト」

今はヒロトにも信頼できる仲間がいる

「そうですね」

「よかった、ヒロト、やっと笑った」

サラの言葉に続くように二人は笑いあった

「サラさん、ちょっといいですか?」

 

はるか遠く離れたエルドラの聖地、ミラーグの祭壇でひとり羽を休めていたクアドルンだったが

「ふむ………」

召喚台からヒロトとサラが姿を現すと顔を上げてそちらを見た

「珍しい客を連れているな」

「ああ、どうしてもエルドラを見せてあげたくてな」

「初めまして、サラです」

「む?その者は………」

挨拶を交わすサラの姿にクアドルンは目を細めた

「まさかな………」

「クアドルン?」

「いや、何でもない、挨拶が遅れてしまったな、クアドルンだ」

顔を上げたクアドルンを見上げていたサラはふとその翼に気づく

「それ………」

「これか?」

「うん、クアドルンがその翼を大切にしているの、私にはわかる」

サラの言葉にクアドルンが照れ臭そうに顔をそむける

「案外気に入ってたんだな」

 

コアフライヤーで村までやってきたヒロトたちをフレディが出迎えた

「ヒロトさん、そちらの方は?」

「か………」

「「か?」」

「可愛いー!モフモフ~!」

フレディを見たサラは抱き着いて頬ずりを始めた

「あのー、サラさん………」

 

サラを引きはがしつつ自己紹介を終えたサラとフレディ

「サラさんもガンプラをお持ちなんですか?」

「うん、いろいろあるよ」

「いろいろ?」

フレディの質問に答えたサラの言葉に首を傾げたのはヒロトだった

サラがモビルドール以外の機体を持っていることに驚いたからだ

「レンタル用に作ったガンプラ、コーイチに頼まれて時々テストしたりしてるの」

「今は何を?」

「えっと、今日持ってきてるのは、ファルシアにエルメスにクシャトリヤ、それからガッデスにデストロイガンダム………」

「何その悪意しかないラインナップ………」

「悪意?」

ヒロトの言葉の意味が分からずフレディは首を傾げていた

 

サラが子供たちと楽しそうに遊んでいるのをヒロトは遠くで眺めている

ふと、サラが何かに気づき空を見上げた

「………」

「サラさん?」

「あ、ううん、何でもない」

彼女の様子が気になったヒロトが声をかけるとそういって空を見上げ始めた

「(本当に何でもないんだろうか………)」

「それより、ヒロトもこっち来てあそぼ」

サラに言われヒロトはゆっくりと腰を上げた

なんだかんだで彼女にかなう気がしなくなってきたのだ

 

「ヒロト」

「ん?」

「ありがとう、ここに連れてきてくれて」

「気に入ってくれたならよかった………俺たちと………彼女が守ってくれたこの世界を、どうしても直接見せたかったんだ………」

そういって村を見下ろすヒロトにサラも自然と笑顔になる

「ヒロト、よかったら今度ガンダムベースにも遊びに来て」

「サラさんも、Gカフェに来てくれたらきっとケンさん喜ぶよ」

二人が笑い合い時間が過ぎていく

 

「あ!モモさん!」

「あっ!」

「?」

思い出したかのように声を上げるヒロトとサラの様子にフレディは首を傾げていた

 

フォースネストのリビングではモモが一人で机に顔をつけ項垂れていた

「う~、サラちゃんまでどこに行っちゃったのよ~」

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