コメント評価ありがとうございます!
今回も誤字たっぷりです、治らないんだよな……
僕と絶唱アカデミア! 前回の3つの出来事。
一つ、USJに到着して13号に出会う
二つ、13号の有難い説明を聞きながら3人目教師がいない事に疑問を抱く
三つ、ヤバい奴らが襲撃してきた
「ヴィランッ!?」
誰かの驚く声が響き渡り俺達の目の前にある光景が現実の事だと自覚させる。次々と多種多様なヴィラン達が黒の渦かれ出現、広場へと散らばり始める。
俺はその光景を見ながら空いている左手をコスチュームに取付けてあるポーチへと伸ばして有無を確認する。これがあればとりあえず俺意外の皆は何とかなるか?
「ヒーローの学校に入り込んでくるなんてアホすぎるぞ!」
まったくその通りだぜ切島。だけどな、そんな非常な行動をやるのがヴィランと言う者達なんだよ。犯罪と言う非常な行動を常日頃からやっててこれぐらいの事屁でもないだろうさ。
俺は思考を並列化させて複数の脱出手段を考え始める。
13号によるとこの建物にも侵入者用センサーがあるらしいんだけども今回はどう見てもそれが機能してない。つまりそのセンサーを無効化した奴がいるって事だ。それに加えあの黒い渦の個性、見たところワープやそれに準ずる個性のようだから俺達が避難しようとしているところを確実に何らかの形で邪魔してくるだろ。俺達を逃がしても追加のプロヒーローを呼ばれてとっ捕まるのが目に見えてるからな。つまりは現在脱出手段がない手詰まりの状態、あの黒い渦をどうにかしない限り俺達はもうお天道様を見る事は叶わないってワケダ。
偶々入っていた携帯端末で外へと連絡を取ろうとするけど……ダメ、繋がらない。
皆の様子を見てみる。俺の変化に気付いた緑谷、爆豪、それとその爆豪から警告された切島以外は現在の状況が分かってないみたいで騒然としている。
あ、でも轟は悠長に話し出したな。
「現れたのはここだけか、学校全体か。……何にせよセンサーが反応しねぇなら、向こうにもそういうこと出来る個性がいるってことだな……こいつらバカだがアホじゃねぇ」
あぁーも! そんなこと言う暇が暇あったらさっさと脱出方法考えなされ!
ヒーローたるもの予想外のピンチの時こそ迅速かつ適切に行動しないといけないのに。委員長もメガネなんだから早くクラスをまとめてまとめて、時間はないゾ!
俺は飯田のケツを蹴り上げた。
「いった!?」
「委員長しっかりしろ、メガネ割るぞ」
「あ、あぁすまない」
俺が委員長を小突き、冗談を言いながら正気に戻すと自分のなすべき行動が分かったのかクラスのみんなを落ち着かせてまとめだす。その間俺は携帯以外で外へと連絡が取れそうなクラスメイトへと話しかけた。
「おい、上鳴」
「な、なんだ」
「お前の耳に付いてるそれ通信機だろ、それで外へと連絡は取れるかアプローチしてみろ」
「お、おう!」
上鳴の個性は電気系統だったはずだ。なら何かした連絡手段があると思って提案してやってもらっているが……え? ダメぽい? はぁ~、お前の特技は今、ナンパだけになったな。でもこれでハッキリした、恐らく相手側には通信妨害ができる個性持ちがいやがる。そいつが俺達の救援要請を邪魔しているんだな。
ハァ~、今の状況マジで積みだぜ俺達。目の前のヴィラン達をどうにかしない限りマジで生き残ることできないかも。
俺は3つ目の思考で今の状況を何処か他人事みたいに考えながらポーチの中にある物を取り出し左手でその四つの物を握りしめる。あんまし使いたくないけど緊急事態だから仕方ないがいざという時はこれを使うか。
その間飯田は避難行動を開始するためにまず皆を整列させ始めた。クラスメイト達は一部は混乱しているもののとりあえずは指示に従った方が良いと判断したのか直に指示に従っていた。そして様子を窺っていた相澤先生が叫ぶ。
「13号避難開始! 学校へと「ダメです! 電波妨害されてます」なら、上鳴の個性を使っ「上鳴も無理でした、完全に封じ込まれています」ッチ! 飯田、皆を集め避難させろ、13号はこいつらを守れ!」
相澤先生はそう言い残すと単身ヴィランの集団へと突っ込んでいった。相澤先生もといイレイザーヘッドは俺の知っている知識とは違い自身の個性である抹消を使いながら不得意である集団戦を行っていく。その姿はまさに一騎当千で流石はプロヒーローと言ったところだがしかし、そんな彼でもこのままだと厳しいと思う。あの薄黒いアイツ、タイマンなら俺でも本気でやればギリギリで勝てるかどうかわからない相手なのだが相澤先生の実力ならタイマンでの格闘戦を織り交ぜたバトルをしたら問題ないだろう。しかしそれが複数体となれば話は別だ、流石に先生でもあの4体の薄黒い脳ミソ丸見え野郎達と一気に戦うのは難しいと思う。
「すごい、多対一こそ相澤先生の得意分野だったんだ……」
違うぞ緑谷、あれは自分の不得意を技術でカバーしてるだけのただの瘦せ我慢だ、あんな自分に合ってない戦い方が長く続くはずが無い。その事を緑谷へと伝えようとしたが―――
「橘君に緑谷君、早く避難するんだ!」
―――飯田が呼びに来たためにそれを断念、大人しく緑谷と二人で皆と合流した。
さてさてこのまま無事逃げられるといいんだけど……
「させませんよ!」
出口に迫った瞬間、俺達の目の前に黒い渦が立ちふさがる。
やっぱり妨害へと来たかワープ持ち! だが相澤先生の隙を突いてこちらへと来るだなんて……やっぱり強い個性だ。
「初めまして我々は敵連合―――」
そのまま律儀に自己紹介をし出した。
余裕の表れか? それとも素人なのか? でもこれだけ隙があるなら色々とできらぁ!
俺は緑谷から受け取ったLiNKERを接収する。残りは学校から持って来た奴であと一本。
「―――僭越ながらこの度、ヒーローの巣窟雄英高校に入らせて頂いたのは平和の象徴オールマイトに息絶えて頂―――」
俺はこの隙のうちに素早く左手にある4つの物を空へと投げた。はっはっはぁ! これで逆転だ!
……
……あれ? 落ちてこない‥‥なんで?
試しに見上げて見るとちょうど俺のいる位置の上に13号を模した飾りが天井から吊り下げられており、その飾りに引っ掛かっている小さな赤、青、緑、黄とそれぞれ色分けされている四種のアンプルが見えた。
……や、やらかした。高く投げ過ぎた。
「なッ!? 勝手な真似を!」
素直に地面に叩きつけていれば良かったと思うがプラン変更! シンフォギアを纏って拳で倒す! その為にも胸に浮かぶ歌を紡ごうとしたのだが……
「今だ、おりゃッ!」
切島が単身突っ込んでしまう。それに俺は驚いて胸に浮かぶ歌が散ってしまった。マジか、これは予想外過ぎるぞ。
「な!? 赤鬼、勝手な真似をするな!」
勘ではあるがそれをカバーする為に爆豪も突っ込んでしまった。そして切島が勢い良く飛び回し蹴りを放ちその後から爆豪の爆破が続く。
「バカが! さっさと下がれ!」
「えぇ!? お前もっていだだだだだだ」
爆豪が切島の顔をアイアンクローで持ち上げると13号の後ろへと下がる。
「危ない危ない、そう……生徒と言えど優秀な金の卵だったことを忘れていました」
やべぇ、めちゃくちゃ嫌な予感が止まらねぇ……頭にガンガンとノイズが響きまくって頭、痛い。
頭痛は酷いが何とか俺の口は動いてくれた。
「13号、ダメだッ!」
「! 二人共下がって!」
俺はその嫌な予感に従って警告を出して、それに反応し13号が動き出すがそれも遅く敵の行動を許してしまう事になる。
「散らして、殺すッ!」
黒い霧上の靄が俺達へ向かって来ようとしている。それに一つ目の思考が驚いて思考を止めるが残り二つの思考が体を動かした。
「爆豪、天井に爆破ッ!」
「おりゃッ!」
爆豪は俺の言葉に反応して爆破を行った。その結果爆風で引っ掛かっていたアンプル達が地面に落ちるのを確認した俺は、散った歌ではなくもう一つの胸の歌を紡いだ。
「
そして霧に包まれる瞬間、歌ってはいけない歌を十種類の歌声で紡いだ。それにより自身の体が激痛と共に複数に裂ける感覚が全身へと走ったのだった。
ふぅ‥‥次回から忙しくなるなぁ……あと今回なんだか別の二次創作を読んだ後に書いたせいで一部めっちゃ似てる‥‥‥‥似てる……
次回予告
黒い霧に包まれそれぞれの場所へ飛ばされてしまう一部の生徒達。響輝は皆で生き残るための切り札として二つの手を使っていたのだった。
次回【USJⅣ】
次回もお楽しみに!
~どうでもいい設定~
天井の飾り
全長20mの13号を模した飾り。13号は面白いかなぁ~って感じで設置されていてこれのせいで遊園地感が増した。