僕と絶唱アカデミア!   作:サソリス

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キツイでヤンス‥…ふぁ!? ☆8から脱落しそうになっとるやろがい!
ヤバいお! 赤バーから脱落しそうで怖いお。

僕と絶唱アカデミア! 前回の3つの出来事。

一つ、調と切歌、轟と一緒にチンピラヴィランを撃退する
二つ、その後、脳味噌丸見えヴィランに襲われる
三つ、斬撃が通用せず、作戦を立てる事となった


USJⅥ

※※※

 

「あぁーっクソ、血が止まらね、痛てぇ」

「クソがぁぁぁぁ! ちゃんと狙え、牽制してないとまた攻撃が来るぞッ!」

「来た!」

 

あたし達は倒壊ゾーンのエリアを逃げ回ってた。

爆豪が暴言を吐きながら進む先に敵がいないか警戒しあたしが対空担当、切島が歩けないあたしを担いで運んでいた。

 

 

「GAAAAAAAAAAAA!!!」

 

 

脳味噌丸見えのヴィランはその大きな翼を広げて空を飛び、その全身から雨の様に攻撃を繰り出して来る。あたしは近付けさせまいと弾幕を張って攻撃するけど、クソッ。いつもならあれぐらいの回避機動、目を瞑っていてでも当てれるっていうのに。

 

「全部外れてんぞ!」

「そんなのわかってらぁ。こっちはイチイバルの特性上、弾丸一発一発の弾道の演算処理するから複数の人格が必要なんだよ!」

「なら早く接続しやがれって言ってんだろッ!」

「だ、か、らぁー! 今は接続不可能だって言ってんだろ! それに接続しようにも足に穴開いてるおかげでそれから発生する痛みで思考が定まらねぇんだよ!」

 

そう、あたしの足には敵の攻撃を受けて穴が開いている。手当はしているが押し付けているガーゼから血が滲んで真っ赤に染まっているほど出血が酷い。

この傷が出来た経緯を語るには数分前まで遡る、あたし達は転移後襲って来たヴィラン達をぶっ飛ばしていた。

 

「これで全部か、弱ぇな」

「確かになぁ、これじゃチンピラと変わらない」

「橘は射撃が得意なクリスのようだが意外と乱戦も行けるんだな」

「体力は無ぇけどな」

「うっせ!」

 

あたしは眉間をぶち抜いた……って言っても非殺傷モードだから傷自体は無く気絶したヴィランを横目に、クロスボウの形をした武器であるアームドギアを籠手へと戻す。そりゃ緑谷(アイツ)が個性、それも増強系の個性が目覚めたって聞いてどうせあたしが教えた格闘術を基礎に戦うって踏んで接近での乱戦にも対応できるようにガンカタを鍛えてたからな。爆豪とはそのガンカタ鍛えるときに手伝ってもらってたから連携事態は楽に出来が、そのかわり何度か切島へ誤射しかけてヒヤヒヤさせられたな。

 

「っし! 早くみんなを助けに行こうぜ。俺らがここに居るからして皆USJ内にいるだろうし、攻撃手段が少ねぇ奴が心配だ!」

 

確かに、一応は緊急用ユニゾンでアタシは複数人に分裂したからある程度は大丈夫だと思うが……何人別れて、誰が出て来たかは思考の共有に記憶の同期が回復しない限りわからねぇ。もしアンノウン組が出て来たりしていたら…‥あぁ、考えたくねぇ。また全裸男の処理をするのは嫌だぞ。

 

「俺らが先走った「おめぇが先走ったんだろうが」っぐぅ。ま、まぁそれはともかくその所為で13号先生が後手に回った。先生があのモヤを吸っちまえばこんなことになっていなかったんだ、男として責任取らなきゃ……」

 

男らしい発言だと思うがそれは愚策だと思うぞ。だってあのヴィランがいる限り同じ事の繰り返しだ。

 

「生きてぇなら一人でいけ、俺はあのワープゲートぶっ殺す!」

「ハァ!!?」

 

爆豪も同じ意見だな、やっぱり。あたしでさえ気付けたんだからあのセンスの塊である爆豪が気付かないはずないからな。

 

「あいつは敵の出入り口だ、いざって時逃げ出さねぇよう元締めを締めとくんだよ!」

「敵の逃げ道を潰すのは戦いの基本だぞ切島、そんなことも分からねぇのか?」

「それにあのモヤ対策もねぇって訳じゃねぇ」

 

マジか、流石は爆豪だな。完全物理無効の個性みたいだから今のあたし達じゃ手段が限られると思ってた。

 

「ってか」

 

アタシは右籠手であるアームドギアをリボルバーへと変形させて銃口を後ろへ向けてぶっ放す。弾丸は気絶しているフリをしてこちらの隙を狙っているヴィランの眉間を貫いた。

 

「つーか」

 

それと同時に爆豪の近くに出現したヴィランを爆破した。カメレオンか、良い個性だな。

 

「生徒に充てられたのがこんな三下なら大概大丈夫だろ」

「あたしも分裂して対応してる事だしな」

 

リボルバーの空薬莢を排出して弾丸を装填する……あれ? 弾丸何処やったけか。あ、胸に挟んでた事忘れてた。

 

「よっと」

 

谷間にある弾丸を弾き出し空の弾倉へと装填してはい、リロード完了っと。

 

「(揺れた)」

「(揺れたな)」

 

あぁ? なんで二人してあたしを見てんだ? 見世物じゃねぇぞ。

 

「「ッゴホン!」」

 

切島と爆豪は一度せき込む、二人共大丈夫か?

 

「つーかそんな冷静な感じだったけ? おめぇ」

「コイツは頭に血が上がりやすいが意外と頭の中は冷静だぞ」

「俺はいつでも冷静だ赤鬼とレッドガンマンが!」

「ダブル赤だな」

「俺らお揃いだぜ!」

 

確かに今気づいたが何気に切島と揃いだな……う、嬉しくなんかないぞ。お揃いとかやった事ないから初めてできたことに嬉しくなんて感じてねぇぞ! ホントだからな!

 

「じゃ、一人で行っちまいな。いくぞクリス」

「あぁ、そうだな」

 

爆豪は両手の籠手をチェックし始め、あたしはリボルバーを籠手へと戻す。

 

「待て待て、ダチを信じる……男らしいぜ爆豪に橘! 乗ったよおめぇに!」

 

そしてアタシ達はあの靄ヴィランを仕留めるべく動くため、建物から出たんだが。

 

「!? 危ない切島!」

「なッ!?」

「何が!?」

 

嫌な予感がした。だからあたしはその勘に従ってまだ硬化出来ていない切島を押し飛ばした。その直後、太もも辺りに何かが貫いたような感覚が走り焼けるような激痛が走る。このタイミングでこの攻撃、狙撃か!? 

アタシはその痛みでバランスを崩し倒れる途中だが咄嗟に叫んだ。

 

「くそ、爆豪ッ! 狙撃だ!」

 

「! 閃光弾(スタングレネード)ッ!」

「うおぉ!?」

 

爆豪が閃光を発生させて辺りを眩しく照らす。その光が広がるのと同時に誰かに抱えられた。この感触、爆豪か。

 

「クソが、誰か知らねぇが俺達の事狙ってやがったな」

「うぉぉぉぉぉいきなりどうしたんだ!?」

「うるせぇぞ赤鬼、そんな喋る暇があったら足を動かせッ!」

 

再度あるかもしれない狙撃を警戒して建物群の中へ逃げ込んだ。その最中アタシ達は途中の建物に取り付けてあった医療箱であたしの太ももに簡単な応急処置を施したが、歩けないので切島に楽な体制であるお姫様抱っこの形で担いでもらって再度移動を開始した。

クソが、狙撃手は一体何処だ? 上空を警戒していると滑空しているアイツ、あの脳味噌ヴィランを見付けた。

そして今の状況へと至る。

 

「すまねぇ俺が油断したから」

「おめぇは悔いる暇があったら揺らさずにあたしを運びやがれ! 余り揺らすと狙いがズレるだろうが!」

「くっ、俺なんかを庇ったばかりに……」

「この赤鬼が! だから悔いる暇があったら足を動かせ足をッ!」

「攻撃来るぞッ!」

 

「GAAAAAAAAAAA!!!」

 

敵は体中から銃口の様な、恐らく血管と思うそれをたくさん露出させるとそこから……ちょ! 

 

「あたしが弾幕貼ってるからってそっちも弾幕張る事ねぇだろうッ!」

 

無数の何かを射出してきた。あたしも片腕のガトリングで銃弾を発射してその無数の弾幕を弾幕で一発一発撃ち落とす。だけど、敵の弾道とあたしの弾道を同時に計算して撃ち落としてるから脳の処理速度が足りねぇ! 全部は防ぎきれない!

 

「クソがッ!」

 

空へと向かって爆豪が大きな爆発を空へと二度繰り返し撃ちだした!

あの爆発範囲、籠手を使ったな。

でも助かった!

ガトリングを長物のライフルへと変形させて敵へと狙いを定め銃口を向けた。

 

「RED HOT BLAZEだ! 食らいやがれッ!」

 

引き金を引くと同時に弾丸が銃口が発射される。それは爆豪の起こした煙を貫きながら敵の片方の羽を根本から吹き飛ばした。それによって浮力を失ったヴィランはそしてそのまま地面へと落下する。

 

「よし、逃げるぞ」

「逃げるって、えぇ!?」

「ぼっとしてないでさっさと走りやがれ! オラぁ!」

 

なぜ逃げるのかって? クリスの状態だと動体視力が良いから見ちまったんだよ、吹っ飛ばしたはずの羽が直後復活しようとしているところを。

ヤバいな、自己修復持ちだなんて無策で相手したらキリがないぜ。

爆豪もあたしと同じで見たんだろう。去り際にコスチュームに装備されているスモークグレネードを使用して姿を隠して先行する。ほんっと爆豪ってこういう時の判断早いよなぁ。

 

そう考えながら切島の揺れを感じるのであった。

 

※※※

 

「よし、赤ずきん改めうたずきん作戦で行こう」

「何がよしだ、なにがぁッ! 爆ずきんでもいいじゃねぇか!」

 

えぇ……何やってんのこの二人。

俺、雄英高校ヒーロー科 一年A組所属、切島鋭児郎には不思議で面白い友人がいる。

 

「爆ずきん最高じゃねぇか!」

 

爆豪勝己、個性爆破。A組の中でもトップクラスの実力を持ってるが発言に棘しかない男だ。棘しかないが話は分かる奴で何気に付き合いも良い、この間の休みの日も暇だから遊びに誘ったら文句を垂れながら来てた。あの時は何気にアイツが一番楽しんでたかもしれないなぁ。

 

「そんな爆発しそうな名前よりもうたずきんがいいだろう、絶対に!」

 

橘響輝、個性戦姫。なんと言うかその特異な個性のせいで色々と不明な奴、あと性別は一応男だ。

姿を変えたり分裂したり忙しい個性だけど、暴走の危険性も秘めていてカロリー消費も激しいらしい。性格はその姿で変わって元の男の時は何と言うか……テンション高めのいい奴……なのかな?

でも女の性格はそれぞれ癖はあるけど良い子ばっかで何と言うか上鳴の言う所。

 

"あれが男だなんてもったいない!"

 

だ、そうだ。

本人に言ったら緑谷曰く軽い鬱症状を出すらしいから言えないけど。まぁ、総評的に考えていい奴だと思う。

そしてその二人が……

 

 

「作戦名は爆ずきんでいいだろうが!」

「わからねぇ奴だな、うたずきんで決定って言ってんだろ!」

 

「なんで作戦名で喧嘩してんだ?」

 

切っ掛けはあのヴィランを倒すための作戦を立てた時だった。

 

「おい爆豪。あのヴィランの個性、第九寸劇ノートに書いてあるヴィランの個性にそっくりだ。だからあれをベースに作戦を考えてみないか?」

「確かにな、何気にあの寸劇ノートって無駄にレパートリーあるから参考にもなるな……ッチ! ムカつくことだがな」

 

どうやら作戦を立てるのに参考となる資料があるらしく作戦をスムーズに立て始める。

俺はそこまで頭回んないから途中の過程は少ししか聞けなかった……けど、いくら何でも参考資料がヤバくないか?

参考資料、まさかの童話赤ずきん。

あの爆豪も赤ずきんの童話を元に作戦建てに反対どころか賛成らしく、二人して真面目な表情で作戦を組み立ててるからビックリだ。

そしてその作戦名を決めるときに揉め始めてしまった。

 

「うたずきんだ!」

「爆ずきんだろ!」

 

こんな大変な状況なのになんでこの二人は喧嘩できるんだろうか……ってかその喧嘩も指相撲してるだけだし。

そういえばこの二人って緑谷も含めて幼馴染だったはずだから昔からこうなのか? 

俺は呆れながら二人の指相撲の決着を待つのであった。

 

「あたしの勝ち!」

「クソがぁぁ!!!」

 

あ、決着付いた。




なんで毎回作戦を立てる理由なんですが、彼女たちの思考の基礎は同じ人物なのでどうしても行動が似てくるですよね……

次回予告

足を撃ち抜かれたクリス(響輝)、一方その頃山岳ゾーンでも戦闘は始まっていた。

次回【USJⅦ】

次回もお楽しみに!

~どうでもいい設定~

寸劇ノート

様々なシチュエーションを用意して寸劇を用意していた為に作戦を立てるのになぜか役立っている……役立っているのか?

~どこに飛ばされたで章~

出入口前

???

セントラル広場

イレイザーヘッド(相澤)

水難ゾーン

緑谷、蛙吹、峰田、響輝()

土砂ゾーン

轟、響輝(切歌)響輝(調)

倒壊ゾーン

爆豪、切島、響輝(クリス)

山岳ゾーン

???

火災ゾーン

???

暴風・大雨ゾーン

???
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