前回の僕と絶唱アカデミア!三つの出来事!
一つ、眠たい作者
二つ、プリンを食べる
三つ、おいちぃ(脳死)
何だか火災ゾーンとガリィちゃん達を置いてきた場所からスッゴク嫌ぁ〜な予感がするけどそれでもわたしはへっちゃらです。
今わたしを含めてデクくんに峰田くん、梅雨ちゃんの合計四人は災難ゾーンで大きな船に乗ってどんぶらこぉどんぶらこぉとお魚さん達の特性を持ってそうな個性を持ってる
「次3時の方向、距離8、推定巡航速度約8ノットで移動中!」
「オイラの真の実力を見せてやる!」
なのでそれに対抗する為、それぞれの個性の特性を生かした作戦を練りました。
「峰田くん1時と4時の方向に交互に弾幕展開開始」
「グレイプラッシュ! オラオラオラオラ!」
それは……ボール投げ。
逃げ回るヴィランへと峰田くんはその紫色のぷにぷにとしたボールをいっぱい投げ、かなり早い速度で右往左往と泳ぐ目標の進路を狭める。
「響輝くん投擲準備」
「うん!」
わたしは峰田くんからもらった紫ボールを握りしめ目標の動きを観察、動きを予測。
「投擲!」
「ちゃ〜、しゅ〜、食べたいッ!」
デクくんの合図で握り絞める紫色のボールを投擲、そのボールはソニックウェーブを発生させながら真っすぐに飛んで泳ぎ続けるヴィラン頭上を通過した。水面は大きな波となり結果大渦が発生する。その後ヴィラン意識を刈り取ったのか後にはぷかぷかと複数漂うヴィランの姿が……とちょっと強過ぎたかな?
「ケロ!」
そのヴィランを梅雨ちゃんが回収して峰田くんが頭のもぎもぎを張り付けて拘束し積み上げればはい、おしまい。気絶して水上げされたヴィランともぎもぎサンドの出来上がり。
と、まぁこんな形でわたし達はヴィランを倒していった。
そして今回の作戦を簡単に説明すると。状況の分析が得意なデクくんを司令塔として指示してもらいヴィランが集まる場所を設定し、峰田くんのもぎもぎによる弾幕でそれを誘導またはもぎもぎにより捕縛。わたしはその指示された目標の付近へとボールを全力全開で投げて波を作り出しヴィラン達を弾幕によって浮かんでいたもぎもぎとかき混ぜ沈黙させてその後に意識を失ったヴィランを梅雨ちゃんが回収、拘束する。
これが今回の作戦。かなり無茶苦茶で拠点となる船を壊されたら破綻する作戦だけどデクくんが出した自分の指を犠牲にして敵を一網打尽する作戦よりは断然良い。杜撰な作戦だと思うけど今のわたしにはこれが精一杯、だけどデクくんの指を壊すよりはマシだと思う。
「しかし綺麗に作戦がハマったわね、橘ちゃん」
「だね。だけど峰田君への負担が凄いのは予想外だったよ」
「あ、頭ぁぁ……」
「峰田君包帯あるよ、巻く?」
「……巻く」
全てのヴィランを片付けたわたし達はまだ拘束が終わってないヴィラン達を峰田君のもぎもぎを使って拘束する。それにしても……
「わたしにもぎもぎがくっ付かないのはびっくりしたなぁ」
「ケロン、私の毒も効かないのには驚いたわ」
今回の作戦で試した結果始めて知ったけどまさか状態異常系の個性が効かないだなんて……やっぱりわたしの個性はまだまだ謎が多いなぁ……
確かに原作の戦姫絶唱シンフォギアに出て来たシンフォギアには触れることの出来ない敵である
「オイラのもぎもぎは便利だろ」
「うん! 色々なところに張り付けたり、全力で投げても耐える耐久性を持ってたり、楽しいねこのボール」
本当にいいボールだなぁ。
ギアを纏った状態で全力で握っても投げたりしても形を保ち、人へぶつけても意識を失わせるだけで怪我させたりさせない。今のわたしで投げると普通のボールならどんなに手加減しても相手に怪我をさせるから本当に最高にわたし好みの良いボールだ。
「だろぉ!」
「ちょちょ、峰田君動かないで、上手く包帯を巻けない……よし」
デク君が血だらけの頭に包帯を巻く。この船に緊急用の応急処置セットがあって助かった、そのおかげで峰田君に処置できるんだから。
それにしても……多種多様な個性を持ったヴィランを集めたなぁ……
わたしは積み重なったヴィランを見る。ぱっと見ただけでも色々な装備がいっぱいだ。壊れている装備もあるけどほとんどが長時間水中にもぐったりして行動する用の装備ばかり、その中にはヒーローコスチュームのような装備まで……。
「く、くそぉ。俺達が負け「えい!」ヘブシッ!」
今思い出したけれど昔、お父さん言ってた。ヴィランの中には闇のブローカーから違法なヒーローコスチュームを売買しているとか……
「このぉ!」
拘束されながらも抵抗するヴィランがわたしの足に噛みついて来た。
「ほがぁ!?」
うわぁ……痛そう。
わたしが個性で作り出したシンフォギアは全身を守る鉄壁の鎧。それに
硬い脚の装甲を噛んだ結果、歯が折れて血へを吐いているヴィランを足蹴にそのワニ口の中に無理矢理もぎもぎボールを入れた後に顎を蹴り上げ意識を散らす。
「橘ちゃん大丈夫?」
大丈夫だよ梅雨ちゃん。へいきへっちゃら、怪我はしてないよ。
証拠にと足を上げてIの字ポーズ。これやり過ぎると股関節が痛くなっちゃうんだよね……真上の目標を蹴り上げる時によくやってるけど。
「そう、ならよかったわ」
心配する梅雨ちゃんを横目にこれからの状況を考えようと思う、うん。
とりあえずは水難ゾーンでの戦いはこれで終わった、後はこのまま水場に沿って広場を避ければ最短で出口へ向かえると思うけれどそう事が上手くいくとは思えない。
「広間では今でも相澤先生が」
そう、それに相澤先生は現在不得意な戦いを強いられている。出しゃばりとはわかっているけれど、このままじゃヴィランが殲滅されるよりも相澤先生が倒される方が早い。
「ま、まさか……なぁ橘、嘘だよな!」
他のわたしの状況はあと数分もしたら分かる、だから情報を共有を再開してわたし達だけでも何とか援護しないと。
「ケロ……」
「確かに先生は響輝君の言った通り制圧するつもりだろうけど……僕らを守る為に無理をしていたんだと思う、だから僕はその意見には賛成だよ」
おぉ、流石デクくんだね。わたしと同意見だっただなんて幼馴染なだけあるよ。たまに思うけどデク君ってわたしの考えでも読めるのかな?
「みみみみ緑谷お前もか!」
「大丈夫、邪魔するつもりは無いよ。ただ、隙を見て少しでも相澤先生の負担を減らせればと思って……それに」
デクくんはそのままわたしの方を見る……? どうしたの?
「……響輝君を止める人間がいないと多分飛び出して行くと思うし」
「ケロォ…‥‥」
なんだかわたしに対して何かする予感がする……なんで?
こうしてデクくん達のヴィランとの戦闘は勝利と言う結果で幕を閉じた。けど、この勝利で自分の力が敵へと通じると過信してなきゃいいけど……あんなヴィランはただのチンピラ同然、本物のヴィランはこんなものじゃないのだから。
眠たい…無理…お休み‥‥zZ
次回予告
昔々あるところに赤髪の少年がいたそうな。その少年は爆ずきんと歌ずきんの友達がいて一緒に吸血蝙蝠を退治しているとか何とか……
次回【USJⅪ】
さぁーって次回もお楽しみに!