僕と絶唱アカデミア!   作:サソリス

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新年、あけましておめでとうございます!

ちょっとリアルの用事が忙しくて書く事が出来なかったので更新が滞ってましたが、最近余裕が出来たので更新を再開しようと思います。
久しぶりに書くために色々と違いはあると思いますが……目を瞑ってくださいな!


それでは久しぶりのこれまでの僕と絶唱アカデミア三つの出来事!

一つ、USJへと訪れたヒーロー科一年A組
二つ、突如として現れるヴィランにバラバラにされる生徒達
三つ、そしてそれぞれの場所に現れる脳無


USJⅪ

※※※

 

「GAAAAAA」

 

 その者は考える、エモノを撃つにはどうしたらいいのかを。

 石と砂の混ぜ物で構成され様々な崩れ形をした沢山の建物、その隙間を縫うように飛行しながら先ほど対峙した手負いのエモノを探す。3つとも自身が攻撃するために使う血のように赤く目立つ色をしていた、だから直ぐに見つかるだろう。だがどうやって撃つか……

 赤色のエモノは遠く離れた場所からでも攻撃が出来る、黒が混じった赤はあの熱くて風の強くなる攻撃を使ってくる、最後のエモノはどんな攻撃をしてくるのかはまだわからないけど油断はならない。

 

「GAAAAAAAAAAAA」

 

 それでも探す、羽をもいだ犯人を。許さぬ許さない許さぬ、これは()の怒りである。

 飛びながら探すと突如ヒラヒラと赤色のモノが動いているのが見えた。

 

 見つけた

 

 どのエモノか分からないがアレは確かにエモノだろう。

 体にある血管を浮かび上がらせてその先を向け狙いを定める。だがその動きは思ったよりも早く当たらないかも知れない。

 だから高さを落として出来るだけ近くで狙う事にする。エモノが抵抗できないギリギリの距離を保って……

 

 我は脳無、創造主より生み出されマスターにより使徒される怪物。

 

 あらかじめ溜めておいた血液を発射、赤を貫き赤は倒れる。

 あとは血を吸い取り弱らせて助けに来た他のエモノをゆっくりと撃つだけ……あぁ、楽しみ楽しみ楽しみ楽しみ楽しみ楽しみ楽しみ楽しみ楽しみ楽しみ楽しみ楽しみ楽しみ楽しみ楽しみ楽しみ楽しみ楽しみ楽しみ楽しみ楽しみ楽しみ楽しみ楽しみ楽しみ楽しみ楽しみ楽しみ楽しみ楽しみ楽しみ楽しみ楽しみ楽しみ楽しみ楽しみ楽しみ楽しみ楽しみ楽しみ楽しみ楽しみ楽しみ楽しみ楽しみ楽しみ楽しみ楽しみ楽しみ楽しみ楽しみ楽シミ楽シミ楽シミ楽シミ楽シミ楽シミ楽シミ楽シミ楽シミ……、コノエモノハドンナ味ガスルンダロウ? 

 

 赤の上へと着地して血管を伸ばす。あとはこれを刺して血を楽しむだけ……

 血管の先から針が現れて複数のモノを同時に、同時に突き刺した……だが。

 

 

「オラァ! 捕まえたぁ!」

 

 

 それは弾かれ血管の数本が掴まれた。油断した、エモノは分からないエモノだった。急いで離れて出直さないと。

 

「GAAAAAA!?」

 

 

 羽を羽ばたかせようするけれど左右同時に焼けるような痛みと同時に捥げた。そのせいで(オレ)はこの硬いエモノの上へと覆いかぶさってしまった。

 

「逃がさない、絶対になぁ!」

 

 そしてエモノがオレ()の体を掴んで離さない。嫌な気分だ、逃げないと逃ナイト逃ナイト逃ナイト逃ナイト。

 その思考も────

 

「ハウザー……」

 

 突如現れた光と熱さと頭への痛みで止められ────

 

「インパクトッ!」

 

 それが見た最後の光景となった。

 

 

※※※

 

「はぁ? 俺を囮に使う???」

「そうだ、この中ど唯一爆発的な攻撃力を持っていなくて尚且つ爆豪の全力の爆発にも1発なら耐えうる耐久性、そしてある程度素早い機動性を持つお前が囮としては適任だ」

 

 確かにそう言われると囮役にはピッタリだな、俺。

 二人が立てた作戦はシンプル・イズ・ベスト、俺を囮にして敵を誘い込みクリスが狙撃して敵の機動力を削いだ直後に俺がそのまま拘束。その後瞬間火力のある爆豪の必殺技で止め。

 これがうたずきんっつうふざけた作戦名の付けられたプランってんだからうけるよな。

 

 俺は爆豪の全力爆破の衝撃波に巻き込まれながらそう思い出す。ってか、一発は耐えれるって言ったがここまで強力だなんて聞いてないぞ爆豪! おかげで腕とかボロボロじゃねぇか。

 痛む全身に鞭をうち何とか立ち上がって辺りを見渡す。そこは完全にクレーターと化していて俺が巻き込まれた爆発の威力を物語っていた。

 

「……本当にオレ、よく耐えたな」

 

 俺は自信の個性に感謝しながら爆豪を探すけど……あ、いた。

 

「おいおい大丈夫かアイツ」

 

 爆豪はクレーターの隅で転がっていて見た目で分かるぐらいにボロボロ。すぐさま駆け寄るとボロボロなのは見た目だけで本人はただ気絶しているだけにも見えるけど……大丈夫か? 

 

「おい爆豪、起きろ!」

 

 ゆさゆさと揺する。すると意識が回復したみたいで右腕を抑えながら何とか立ち上がった。

 

「おい赤鬼、アイツはどこ行った」

「さぁな、あの爆発をもろに受けたんだからどっかに吹っ飛んだと考えるしか……」

 

 その時、俺は見た。

 

「マジかよ……」

 

 クレーターの真ん中、瓦礫によって最初は分からなかったが何かが、形容しがたい何かがどんどんと膨張している。

 

「籠手の機構も使った俺の出せる最大火力のハウザーインパクトだぞ、化け物か!」

 

 そしてそれは──―

 

「GAAAAA!」

 

 雄たけびを上げ──―

 

「GAAAAッ!?」

 

 突如として頭が吹き飛んでしまった。

 

「っな!?」

「ッチ、最後はアイツが持ってたか」

 

 そのままヴィラン……っていうより化け物は動かなくなってしまった。し、死んだのか? 

 

「コイツ、まだ生きてやがる」

「!?」

 

 マジかよ、頭が吹き飛ばされて生きてるとか本当に人間かよ……

 

「おーい、誰かアタシを運んでくれ~!」

 

 クリスの叫ぶ声を聴きながら個性の可能性に恐怖を感じたのだった。

 

※※※

 

 どうやらあたしと爆豪が考えた作戦は上手くいったようだな……最後のあれは、あの肉塊になってまで復活するのは流石に予想外だったがけど。アタシはライフルの形態となったアームドギアを松葉杖代わりにして使い、歩て二人の元へと向かうんだけど結構ツライな。

 それと今回の作戦を思いついた切っ掛けなんだが寸劇ノートの一つに今回のヴィランにそっくりの個性を使った敵相手に今回の様な作戦を使って撃退すってシーンもある。そしてその元となったのが赤好きの童話なんだ。時代によって内容の細部が違うんだけどその一つにおばあさんと赤ずきんを食べた狼を猟師が撃ち殺すってものがある。そして今回はその二つを合わせて考えた結果、今回のうたずきんって作戦になったわけだ。

 あと囮役であり赤ずきんに該当する切島がなんとなく赤ずきんに見えたってのもあるな……って言うかそれが8割ぐらいの理由を占める。

 

「っく……中々出血が止まらねぇな」

 

 足が痛い。一応応急処置キッドに入っていた止血剤を使ったんだが何故か出血が止まらねぇ。アイツの個性か何かなのか、だとしたら厄介だな。

 

「おーい、誰かアタシを運んでくれ~!」

 

 二人の姿が見えたので声をかけると爆豪がすっ飛んできた。

 

「うぉ!?」

「っで、足はどんな感じだ?」

 

 お、今回の爆豪はツンデレとかやってる余裕がないほど焦ってるな。まぁ友達が大怪我負ってんだから当たり前なのか? 

 でもなぁ~あの爆豪だしなぁ~。

 

「んぁ? なんだ、痛むのか?」

 

 ん~……ま、心配してくれるのは素直に嬉しいもんだな。

 

「いいや、なんでもない。それよりもお前こそその腕、大丈夫なのか?」

 

 爆豪の腕、見た目ではあんまりわかんないけど多分もう一回ハウザーインパクトを撃つと折れると思う。あの威力は最後に見た物よりも強力だったしあんなの鍛えていても生身の腕が何度も耐えれるモノじゃない、本人は隠してるみたいだけどアタシにはバレバレだ。

 

「ッチ……赤鬼には喋るなよ」

 

 確かに、切島に話すと無駄に心配かけそうだ。ただでさえアタシが庇った事を気にしてそうだし、これ以上心配かけるは得策じゃない。

 

「分かってるって」

 

 お前はホントツンしかないツンデレだな。

 

「おーい! クリスー、そっちは大丈夫だったかぁー!」

 

そんな事を考えながらこちらへと走って来る切島を眺めるのであった。ってか、爆豪よ。無言でおんぶしないでくれ、ビビるから。

 




次回予告
二つの不死鳥の翼は敵を切り裂く為に羽ばたく。
それは仲間を守るため、強力な敵を相手に歌い戦姫は舞う。

次回【USJⅫ】

次回もお楽しみに!
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