僕と絶唱アカデミア!   作:サソリス

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また続いてしまった…

単純に息抜きで書いてるんだけどね‥‥

前回のシンフォギア!・・・って、これヒロアカだった
前回をぜひぜひ見てくださいな。



ヒーローへの道

 次の日アタシはイチイバルモード用に買っておいた制服を取り出してそれを着て登校するんだけど…なんだ緑谷の様子がおかしい。登校時いつもアタシは迎えに行って一緒行くんだけど。

 

「ブツブツ…ブツブツ…」

「お、おい」

「ブツブツ…っは!何?どうかしたの???」

「さっきから大丈夫か?」

「う、うん大丈夫だよ」

「そ、そうか」

 

こんな風にブツブツとさっきから分析モードになってんだよな…一体どうしたんだコイツ?

いつも通り昨日見たヴィランの分析かと思ってたんだが学校に戻っても解けないし。

 

「退け退け!風紀員のお通りだぁ!」

 

日常的に起こる風紀違反を取り締まっている時も―――

 

「大人しくお縄に付きやがれ!」

「っく、くそぉ…今日こそはあの子のスカートの中にある神秘を見る事ができると思ったのに…くそぉ!」

「おめぇ個性で念写しやがって、女子達の苦情が堪えないんだよ」

「そういえば今、お前は女だったよな…念し」

「寝てろ!女の敵が!」

「っぐっは…無念…」

 

何時ものごとく違反者を気絶させて生徒指導の先生への元へ連行していたに見かけたときも。

「あ、おーい緑谷ぁ!」

「ブツブツ…」

「き、聞いてねぇ…」

 

アタシの声も聞こえないほどの集中力で何かを考え分析し続けている、おいおいホントに大丈夫かアイツ。

そしてその状態が10か月以上も続いていた、えぇ。そしてその期間中体を鍛えている姿も見かけ確信する、あれかな? 雄英高の試験対策かな?

そっか…やっぱり本気なのか、雄英受ける話って。なら、そろそろ俺も鍛え始めるか。

それから試験当日まで俺達は頑張った。あいつのトレーニング中はカラオケ屋に通い歌唱力、持続力、肺活量を鍛え続け、それが終わった後はトレーニングを終えた緑谷をあいつの家で待ち伏せ勉強を叩き込んでやって俺自身の復習もする、その繰り返しだった。だがアイツの体は筋肉が付いてくるのと同時にだんだんと生傷が増えていき見てるこっちも心配となる。一応緑谷のお母さんにも高校受験の対策だと説明するけど俺も詳しい事は知らないからなあんまり詳しくは言えないなぁ。

そして受験当日あいつと俺は―――

 

「頑張るぞ緑谷!」

「うん、絶対に受かろう!」

「うるせぇぞ!馬鹿どもが!」

 

二人…ではなく三人して雄英高の門を跨いでいた。

元々俺は雄英高のヒーロー科受験は記念として受け本命は他の高校のヒーロー科だったが、何というか緑谷に触発されて記念ではなく本気で受けようと思った。

 

「流石に緊張するな~、詳しい試験内容のはなんだろう?」

「雄英高の試験内容は毎年違うからわかんないだよね…」

「マジか、対策しようがないじゃねぇか」

「だよね、実技試験が戦闘メインだとかなり厳しいかも」

「む、無個性だもんなお前…」

「っぐ、それは言わないお約束と言うやつだよ」

 

二人して試験の説明を受けるために校舎へと歩いていると緑谷が―――と言うより二人して

 

「あ」

「ふぁ?」

 

転んでしまった。視界が反転して体が重力に引かれ倒れていく、ってかやべぇ。後ろに倒れ始めてるから起き上がる事できねぇ。

痛みに耐えるために目をつむってしまったのだが…あれ?痛みが来ない。

 

「はぁ、危なかった」

「はえ?」

「?」

 

痛みが襲って来ずその代わりに声がする。不思議に思いその方向へと目を向けるとそこには丸顔の女の子がいた。

 

「大丈夫?」

「え?えぇえええええ!?」

「か、体が浮いているっだと!?」

 

そのその女の子は体が浮いているのに対して驚いている俺達を他所に俺達の体を正しい体勢へ修正するとニコニコと笑いながら喋り始める。

 

「私の個性、ごめんね勝手に。でも、転んじゃったら縁起悪いもんね」

 

女の子は何と言うか…すっごく眩しかった、純粋って意味で。

 

「緊張するよね~」

「緑谷…あの子から溢れ出すナゾットゲインで目が開けられないほど眩しいんだが、俺はここまでのようだ」

「えっあっえぇ…っと」

「お互い頑張ろう!じゃ」

 

そのまま会場へと向かう眩しすぎる女の子。やべぇ、今の世の中あんなに眩しい人がいるんだってしらなかったなぁ。

緑谷は緑谷でなんだかうれしそうにしてるし…おーい、そんな奇声あげてたら変な子判定されるぞぉ~。俺はそう考えながらコイツの背中を押して会場へと急いだのであった。

試験説明会場では受験者番号が配られ、その割り振られた番号順に席に座るようになっていた。そして早い順から横へと座っていき爆豪、緑谷、俺の順番で座ることとなった。

 

しばらくすると正面のステージに誰かがやって来るって…あ、あれは!

 

「受験生のリスナー、今日は俺のライブにようこそ! エブリバディ・セイ・ヘイ!

 

恐らく説明担当だと思われる先生、って言うよりもプロヒーロー。プレゼント・マイクの掛け声を合図に盛り上がるかと思いきや会場は静まり返ったままだ。

 

「コイツはシヴィ―」

 

その静まり返った雰囲気も物ともせずに説明を続けるマイク先生。

 

「なら受験生のリスナーにさくっと実技試験の概要をプレゼントするぜ。アーユーレディ? イエェー‼

 

そして再び静まりかえる会場…無理すんな先生、今の雰囲気じゃそんなノリに付いて行くのは不可能だってば。隣の友はその様子を見てもなんだか感動してるし。

 

「ボイスヒーロー プレゼント・マイクだ!すごぉーい!ラジオ毎週聞いてるよ、感激だなぁ~」

「ちょ、緑谷少し静かに」

「雄英の講師はみんなプロヒーローなんだ~」

「うるせぇ」

 

思わず爆豪の突っ込みが入るほどに緑谷のテンションは爆上がりしていることが分かる。いや、気持ちは俺もわかるぞ。俺も一部似たような個性持ちだからお手本とするためにあの人が出した本とか買って勉強してるし緑谷と同じ様に毎週ラジオ聞いてるから。でも今は静かにしようや…。そんな緑谷を置いてプレゼント・マイクは内容説明を説明し始めた。

 

「入校要項どおりリスナーにはこの後、10分間の模擬市街地演習を行ってもらうぜ!」

 

そしてプレゼント・マイクの後ろに設置されたモニターに映し出される説明。

要約すると会場はAからGまでの7種類に分かれていて、生徒がそれぞれにその割り振られた会場へと向かいそこで演習を行うってこと。そして知り合い同士で協力させないための処置なのか番号が隣合わせでも同じ会場にはしていないのか…

 

「つまりダチ同士で協力させねぇってことか」

「受験番号連番なのに演習会場ちがうね」

「見んな殺すぞ」

「うっ…」

「爆豪がいつも通り緊張してなくて草しか生えないんだけど」

「チッ てめぇらを潰せねぇじゃねえか」

 

何か爆豪は言っているみたいだが声が小さすぎて聞こえねぇ。ってか会場が違うのなら緑谷1人ってことか…大丈夫か?

俺の心配をよそにさらに続きが話される。どうやら演習場にはポイントが振り分けられた仮想ヴィランが三種類設置してあってそのポイントをより多く集める事が試

験での点数になるようだ。ってか試験は戦闘なのか、あれ? でもプリントには4種類書かれているしなんでだ?

 

「質問よろしいでしょうか!」

「オーケー」

 

丁度同じことを考えていたのかメガネの男子が立ってプレゼント・マイクへ質問する。

 

「プリントには4種のヴィランが記載されております、誤載であれば日本最高峰の雄英において恥ずべき痴態!」

 

うわっすっげぇ―真面目君だなぁ。俺、ああゆう堅苦しいの苦手だな‥‥だって歌えないし。

 

「我々受験生は規範となるヒーローのご指摘を求め、この場に座しているのです!」

 

でも言ってる事は正しい。ただ選ぶ言葉がいちいち堅苦しすぎて喉が詰まりそうだ。

俺はなんとなくポケットに忍ばせておいたカロリー摂取用の高カロリーのど飴を取り出し口へ放り込む。む~、声を使うものほど喉が一番大切ってね、ってかめちゃくちゃスゥースゥーする~。

のど飴選びを失敗したと感じていると。

 

「ついでにそこの縮れ毛の君と何かを食べている君!」

「えっ?」

「ほへ?」

 

あれ?何故こちらへヘイトが向いているんだ?

 

「先ほどからボソボソと気が散る、物見遊山のつもりなら即刻ここから去りたまえ!そして物を食べながら話を聞くだなんて言語道断、即刻辞めたまえ!」

 

あ、なるほどなぁ。真面目君だからこそヘイトがこちらへ向いてしまったかのか。

 

「すみません」

「個性を維持するのに必要だから食べてるだけなのでお気になさらず~、俺だってこんな場で好き好んで食べたくないっての」

 

緑谷の謝罪と俺の言い訳を話すと周りの生徒はくすくすと笑っている。しかたねぇじゃん俺に至っては喉痛めると個性使えなくなるしカロリー蓄えてないと後から大変なのよ。

 

「オーケー、オーケー受験番号7111君、ナイスなお便りサンキューな!」

 

プレゼント・マイクはその真面目君に聞かれた質問を答えだす。どうやらその記載されてない四種類目は0ポイント、つまりはお邪魔虫らしく倒しても意味のないとのこと。各会場に一体は出現して大暴れしてるらしい。倒せないこともないけれど倒しても意味がないんだと。

 

「ありがとうございます、失礼しました!」

 

真面目君は疑問も晴れたのかそう言って再び座り直す。ふむ…0ポイントのステージギミックか…でもなんかあるな、防人としての感覚がそう告げてる。

先ほどから防人センサービンビンに反応してそのギミックが合格の鍵だと感じているが真意は会場入りしてからだな。

 

「最後にリスナーへ我が校、校訓をプレゼントしよう。かの英雄ナポレオン・ボナパルトは言った。真の英雄とは人生の不幸を乗り越えていく者と。」

「さらに向こうへ―――」

 

 

Plus (プルス) Ultra(ウルトラ)‼」

 

 

最後の言葉によって絞められる説明会、さてさて受かるつもりではあるが…まぁ、そこらへんは時の運ってね。

その後二人と別れ会場入りする俺。ついでに言っておくと爆豪がA、緑谷がB。そして俺がC…ではなくF会場だった。なんでやそこCにするとこやろがい!

皆それぞれの動きやすい服へと着替え会場の門の前へと集まるんだが…やっぱ目立つよね、この格好。俺の服装は本来なら動きやすさ重視の服なのに対して逆でひとふた回り大きいスーツに身を包んでいる。それによって他の受験者から白い目で見られてるんだが…まぁ、俺に関しては服装とか関係ないし、一番気合が入る恰好になりたかったってのもあるからな。

 

「スタート!」

 

そして突如始まる実習試験。入口近くにいた人たちは我先に会場へと走るが俺は…

 

「さてさて、いっちょ頑張りますか」

 

首に下げているペンダントを握り絞め、胸に浮かぶ聖詠を紡ぐ。

 

Imyuteus amenohabakiri tron(イミュテウス アメノハバキリ トロン)

 




なんか続いた。

次回予告

聖詠を紡ぐよってアメノハバキリを纏い仮想ヴィランを次々と切り伏せる響輝、しかし順調だったのもつかの間、あの0ポイントの個体が立ちはだかる。

次回【ヒーロー=防人】

次回もお楽しみに!

~どうでもよくない設定~

ペンダント

ただの人口ルビーで制作されたペンダントだったが、個性の力でギアペンダントの様デザインに変更された。
何ら効果のないものだが個性を使う際は無意識中にこれを握りしめてしまう。

高カロリーのど飴

カロリー消費を必要とする個性持ち専用に購入が許される飴玉。
味はいいが鼻がやたらとスゥースゥーするらしい。普通の人が食べたら死にかけるほど苦しむ。
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