それでは本編をどうぞ。
部活にはたくさん種類がある。有名なものからマイナーなものまで。
僕ももちろん部活に所属している。今はその部室に向かっている。部室は教室から近くの部室棟にある。僕は部室につきドアを開けると一人椅子に座って雑誌を読んでいる人がいた。その人は僕が入って来ると挨拶をしてきた。
「やあ、高木(たかぎ)くん」
「どうも、六月(むつき)先輩」
この人はこの部活の部長の六月先輩。容姿端麗で綺麗な黒髪が特徴的な人だ。
「今日は先輩一人ですか?」
「そうだね今日は私と高木くんだけだ」
「二人で部活って久しぶりな感じがします」
「高木くんが入部したての時以来だね」
「あの時はなんの部活かわからず入りましたからねびっくりしましたよ」
あれは1年前の入学式の日のことだった。
入学式が終わった後に部活紹介が行われていた。僕も校内と外にある部活紹介を見ていた。
僕は運動ができる方ではなかったので文化部を中心に見ていた。
「そこの君!」
まさか自分が呼ばれているとは思わず他の部活紹介を見ようとした時、後ろから掴まれた。
「君だよ君!」
「ぼ、僕ですか?」
「君以外の新入生はいないだろ」
そう言われてあたりを見渡すと僕以外の新入生はいなかった。
「本当だ。僕以外の新入生は…うぁぁ!」
「早速なんだけど部室に行こうか!」
「ちょ、ちょっと待っぁぁぁぁぁ!」
僕はそのまま部室に引っ張られていった。
「あ、あのここは一体どんな部活なんですか?」
「見て分からないかい?」
そう言われたので周りを見て当てることにした。
周りを見ると棚には結婚式などの情報が書いている雑誌が沢山あり。机など至る所にブーケが置いてあった。それらから導き出される答えは。
「結婚コーディネートとか?」
「ちょっと違うかな」
「じゃあここはどんな部活なんですか?」
「ここはね」
その時の時刻は夕方。部室の中はオレンジ色だった。
「ケッコン部だよ」
「ケッコン…部」
その時の部長は綺麗で目を引かれた。多分その時に部長に一目惚れをした。
「ようこそケッコン部に」
「は、はい…」
そしてなぜか入部が決まっていた。
あれから一年経ったが僕の思いは伝わらない。いや一年間伝えてない。
こんな自分が情けないよ。でもあと一年ある。僕はその一年で絶対。
「高木くん今年も一年よろしくね」
「今年もよろしくお願いします、先輩」
絶対この想いを伝えるんだ。先輩と過ごせるのはあと一年だけなんだから。
「先輩!ちゃんと教室で待っていてくださいよ!せっかく迎えにいって一緒に行こうとしたのに!」
こ、この声は!
「い、犬鳴さん」
「こんにちわ、犬鳴さん。今日は二人だけだと思っていたけど来てくれて嬉しいよ」
「もう先輩方、私のことは苗字じゃなくて下の名前で呼んでくださいって言ってるじゃないですか!」
この子は犬鳴さん。今年の新入生なんだけど。
「それはそうと先輩。私のことを置いてったんで罰として私と付き合ってください!」
犬鳴さんは僕のことが好きならしい。
次からはここに人物紹介していきたいと思います。