木葉の幻想郷日記   作:バスタオル

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古明地さとりと矢巾光輝 ①

ある日…

 

チュンチュン…

 

木葉「ふぁー…あぁー…」

 

パキパキ…

木葉は首をポキポキと鳴らした。

 

木葉「んー…ん?」

 

木葉は隣を見た。

 

霊夢「スゥースゥー」

 

木葉「霊夢…珍しいな…俺より遅く起きるなんて」

 

木葉は布団から出て朝食の準備をした。

 

木葉「あー眠い…眠すぎる…寝不足じゃないと思うが…」

 

霊夢「あら…木葉。起きてたのね」

 

木葉「お〜う。起きてたぞ〜」

 

霊夢「なら、おはよ」

 

木葉「はいよ。おはよ」

 

バシャバシャ

霊夢は顔を洗う。

 

木葉「霊夢〜今日の朝飯食えるか?」

 

霊夢「えぇ、大丈夫よ」

 

木葉「少し時間置いてから食べるか?今食べるか?」

 

霊夢「じゃあ今食べるわ」

 

木葉「おうけい」

 

トントントン…ゴポゴポゴポ…

木葉は手際よく料理した。

 

木葉「すぐできるから座ってて」

 

霊夢「分かったわ」

 

それから少し時間が経った。

 

木葉「はい。できたよ」

 

霊夢「ありがとう。いただきます」

 

木葉「どうぞ。俺もいただきます」

 

カチャカチャカチャ…

霊夢と木葉は一緒に朝食を食べる。

 

霊夢「ご馳走様」

 

木葉「お粗末様」

 

カチャカチャ…

霊夢は食器を持っていこうとする。

 

木葉「あー食器は置いといて。まとめてするから」

 

霊夢「いいわよこれくらい。私が洗うわ。木葉のもあとで持ってきて」

 

木葉「そっか。ありがとう」

 

カチャカチャ…

木葉も自分の食器を持っていった。

 

ジャーーーーーー

霊夢は自分の食器と木葉の食器を洗う。

 

木葉「霊夢。冷たくないか?」

 

霊夢「平気よ。慣れてるから」

 

木葉「そっか。じゃあ俺は掃除してくるわ」

 

霊夢「じゃあお願いね」

 

木葉「お〜う」

 

スタスタスタ

サッサッサッ…

 

木葉(あ〜体が重いなぁやっぱり大勢であっちの世界に行くと疲れるなぁ…次は霊夢と2人だけで行きたいもんだ)

 

ザッザッザッ…

 

霊夢「木葉。掃除できた?」

 

木葉「ううん。もう少し〜」

 

霊夢「ならお茶を用意するから終わったらこっちに来て」

 

木葉「はいよ〜」

 

ザッザッザッ…

霊夢は神社に戻った。

 

木葉 (平和だ)

 

その後木葉は掃除を終え、霊夢のところに向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所…縁側

 

 

木葉「霊夢〜どこにいるんだ?」

 

霊夢「ここよ」

 

木葉「あ、いた」

 

霊夢「ほら、お茶を用意したからお団子と一緒にどうぞ」

 

木葉「いただきます」

 

パクッ…ズズズ…

 

木葉「はぁ〜落ち着く…暖かさが染み渡るわ〜」

 

霊夢「そう。それは良かったわ」

 

と、ここまでが霊夢と木葉の日課みたいなもの。朝早く起きた方が朝食を作って、作ってもらった人が食器を洗う。食器を洗っている間はもう1人は手が空いているため掃除をする。食器を洗い終わったら、掃除が終わるタイミングを見てもう1人がお茶を入れる。そして、2人でお茶のひと時を過ごす。

 

霊夢「…平和ね」

 

木葉「あぁ、平和だ」

 

霊夢「久しぶりね。こんなに朝が平和なんて」

 

木葉「確かに。最近はここまで平和じゃなかったからな〜」

 

霊夢「…そういえば木葉」

 

さとり「おはようございます。お二人さん」

 

木葉「ん?おや、あなたは」

 

2人の前に地霊殿の主 古明地さとりがいた。

 

霊夢「珍しいわね。あんたがここに来るなんて。それで、何か用?」

 

さとり「はい。でも今回は霊夢さんではなく木葉さんに用があるんです」

 

木葉「え?俺に?」

 

さとり「はい。とりあえず話を聞いてくれませんか?」

 

木葉「お、おう」

 

さとり「実は木葉さんのお仲間である矢巾さんの事なんですが…」

 

木葉「光輝の事?」

 

さとり「はい。矢巾さんが1度地霊殿に来た時の話なんですが…」

 

木葉「矢巾が1度地霊殿に来た時…それっていつ?」

 

さとり「3人の女の子が中心になった異変の時ですよ」

 

木葉「あー小夜ちゃん美穂ちゃん琴音ちゃんの事だな」

 

さとり「そうです。その時に1度、矢巾さんは立花さんと一緒に地霊殿に来まして、その時に私のペットたちやこいしが矢巾さんを気に入りまして」

 

木葉「ほうほう」

 

さとり「それで、もう一度矢巾さんに会わせてもらえないでしょうか」

 

木葉「んー…」

 

木葉は透視の能力でさとりの心を読んだ。

 

木葉「!!」

 

木葉 (なるほど…そういう事…)

 

木葉は顔色変えずに答えた。

 

木葉「いいですよ」

 

さとり「ほんとですか!」

 

木葉「えぇ、1度光輝に連絡入れてみます。そんでもってこっちに来るよう言ってみます」

 

さとり「ありがとうございます!」

 

さとりは立ち上がった。

 

さとり「それではよろしくお願いしますね!」

 

そしてさとりはそそくさと地霊殿に帰っていった。

 

木葉「あらあら…」

 

霊夢「木葉?どうしたの?」

 

木葉「霊夢。この事は誰にも言っちゃダメだよ」

 

霊夢「え?なんの事?」

 

木葉「ふふふ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さとり (木葉さんありがとうございます!また矢巾さんに…矢巾さんに会えますね…ふふふ…楽しみですね…あの子たちも喜ぶと良いですね)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃木葉は矢巾と連絡を取っていた。

 

木葉「なぁ光輝。聞こえるか?」

 

矢巾「光さんですか?どうしたんです?」

 

木葉「ちょっと光輝にある事を伝えようと思ってな」

 

矢巾「僕にですか?」

 

木葉「そうそう」

 

矢巾「何ですか?」

 

木葉「今日時間あるか?」

 

矢巾「はい。ありますよ」

 

木葉「じゃあちょっと幻想郷に来てくれないか?」

 

矢巾「え?僕だけですか?」

 

木葉「そうそう」

 

矢巾「何かするんですか?」

 

木葉「要件はこっちに来てから話すよ。流石に口外はできないからね」

 

矢巾「分かりました」

 

木葉「それじゃあよろしくな」

 

矢巾「はい。分かりました」

 

木葉「それじゃあ」

 

矢巾「はい」

 

そして木葉は連絡を終えた。

 

霊夢「ねぇ木葉。一体何するつもりなの?」

 

木葉「ん〜上手くいけばいいなぁ…」

 

霊夢「え?どういう事よ…」

 

それから少しして矢巾が来た。

 

矢巾「霊夢さん。おはようございます」

 

霊夢「あらおはよう。木葉なら中にいるわよ」

 

矢巾「霊夢さんは中に入らないんですか?」

 

霊夢「ちょっと外に出ててって言われたのよ」

 

矢巾「そうですか」

 

霊夢「さ、上がって」

 

矢巾「分かりました」

 

スタスタスタ

矢巾は神社に入った。

 

矢巾「光さん?ここですか?」

 

木葉「やぁ光輝。さぁ、座って」

 

矢巾「はい」

 

矢巾は座布団の上に座った。

 

矢巾「それで、ある事ってなんですか?」

 

木葉「…光輝はさとりの事は覚えてる?」

 

矢巾「さとりさん?あぁはい。覚えてますよ」

 

木葉「そのさとりに今朝光輝に会わせて欲しいって言われたんだ」

 

矢巾「さとりさんが僕に?」

 

木葉「あぁ、さとりはペットやこいしが光輝の事を気に入ったらしいって言ってたんだ」

 

矢巾「そうですか」

 

木葉「それで光輝に会いたがってたから地霊殿に顔を出してもらえないか?」

 

矢巾「僕一人でですか?」

 

木葉「途中までは一緒に行くけどそこからは1人だね」

 

矢巾「分かりました。地霊殿に行きましょう」

 

木葉「そう言ってもらえて助かるわ」

 

矢巾「それで、いつ行くんですか?」

 

木葉「一応今から連絡取るからいつ行くかはその後で」

 

矢巾「分かりました」

 

木葉「それじゃあ行ってくるわ。光輝はここにいて」

 

矢巾「はい。分かりました」

 

スタスタスタ

木葉は部屋を出た。

 

霊夢「あら木葉。話はもういいの?」

 

木葉「あぁ、もう大丈夫。ちょっと地霊殿に行ってくるわ」

 

霊夢「分かったわ。気をつけて」

 

木葉「はいよ」

 

ビューーーーーン!

木葉はそのまま地霊殿まで飛んでいった。

 

矢巾 (さとりさんが僕に…何かあるのかな…)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所…地霊殿

 

 

スタッ!

 

木葉「ふぃ〜着いた」

 

勇儀「おや?あんたは」

 

木葉「やぁ、勇儀の姉ちゃん久しぶり」

 

勇儀「あーお前思い出したぞ!結構前に挨拶に来たやつだろ!」

 

木葉「まぁ、多分合ってる」

 

勇儀「あの時はヒョロヒョロしてて大丈夫かと思ったが今は大丈夫そうだな」

 

木葉「あぁ、今は大丈夫だ」

 

勇儀「で?どうした?こんな所に来て」

 

木葉「実はある人に話があってな」

 

勇儀「ある人?それは誰だ?」

 

木葉「まぁこれは言えないな〜」

 

勇儀「まぁまぁケチケチすんなって誰か教えろよ〜」

 

木葉「ダメだって」

 

勇儀「しゃーねーなぁーじゃあいつかお酒付き合えよ?」

 

木葉「はいはいまたいつかね」

 

勇儀「おう!」

 

スタスタスタ

木葉は地霊殿に歩を進めた。

 

木葉「おーい猫さーん!」

 

お燐「おや?あなたは」

 

木葉「博麗木葉です」

 

お燐「にゃに!?じゃああんたが…霊夢と…」

 

木葉「えぇ…まぁ…そうですね」

 

お燐「にゅふふ〜色々聞きたいところですが何か用があってここに来たんですよね?もしかして…矢巾さんの件ですか?」

 

木葉「えぇ、そうですよ」

 

お燐「なら早速さとり様の部屋に案内しますよ!こっちです!」

 

木葉「おおっと」

 

お燐は木葉の服を引っ張ってさとりの部屋に案内した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所…さとりの部屋

 

お燐「ここがさとり様のお部屋になります」

 

コンコン

お燐はドアをノックした。

 

さとり「誰ですか?」

 

お燐「さとり様〜私です!お燐です!」

 

さとり「いいわ。入って」

 

ガチャ

お燐は部屋に入った。

 

お燐「失礼します〜」

 

木葉「失礼するよ」

 

さとり「おや、木葉さん。先程ぶりですね」

 

木葉「あぁ、さとりに話があってな」

 

さとり「分かりました。お燐、お茶の用意をして」

 

お燐「分かりましたー!」

 

ガチャ

お燐はお茶を用意しに行った。

 

さとり「それで、どうでしたか?」

 

木葉「今光輝は博麗神社にいる」

 

さとり「!!」

 

木葉「つまり、OKだと言うことだ」

 

さとり「それは良かったです」

 

木葉「それでなんだがいつここに連れてきたらいいんだ?」

 

さとり「今日でも構いませんよ」

 

木葉「よし分かった。じゃあ今日連れてこよう」

 

さとり「じゃあお昼以降にお願いしますね」

 

木葉「はいよ」

 

ガチャ

 

お燐「さとり様〜お茶が入りましたよ〜」

 

さとり「あらお燐。ありがとうね」

 

お燐「いえいえ〜」

 

お空「さとり様〜誰か来てるんですか?」

 

木葉「お?確か君は…」

 

お空「私は空!君は誰ですか?」

 

お燐「お空…木葉さんでしょ…」

 

お空「あぁ!思い出した!挨拶に来た人だ!」

 

木葉「そうそう正解!」

 

お空「やったぁ!じゃあ何か頂戴!」

 

木葉「じゃあこれどうぞ」

 

お空「これは?」

 

木葉「クッキーだよ。猫ちゃんと一緒にどうぞ」

 

お空「やったぁー!」

 

お燐「ちょっとお空!お礼言いなさい!」

 

お空「ありがとー!」

 

木葉「はいよー!」

 

お燐「それでは私もこれで」

 

さとり「えぇ、ありがとう」

 

ガチャ

お燐とお空は部屋を出た。

 

木葉「なぁさとり」

 

さとり「はい」

 

木葉「もしかして、あの子たちに言ってない?」

 

さとり「…はい。言ってませんよ」

 

木葉 (やっぱり)

 

さとり「…」

 

木葉「じゃあもしかして…」

 

さとり「…そうですね。木葉さんが考えてる通りですよ」

 

木葉「そっか…じゃあ尚更だな!」

 

さとり「え?尚更とはどういう事ですか?」

 

木葉「こうなりゃ成功させなくちゃな!」

 

さとり「あ、あーそういう事でしたか…なにからなにまでありがとうございます」

 

木葉「良いってことよ!はーこれは面白くなりそうだ!」

 

しばらくして木葉はさとりとの会話を終え、神社に帰った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所…博麗神社

 

 

木葉「霊夢ー!光輝ー!帰ったぞー!」

 

霊夢「あらお帰り木葉」

 

矢巾「光さん。どうでしたか?」

 

木葉「今日のお昼地霊殿に行くぞ!」

 

霊夢「え?今日のお昼?」

 

木葉「おう!まぁ、行くのは光輝だけなんだけどな」

 

矢巾「分かりました」

 

 

それから数時間後

 

木葉「よーし光輝ー!行くぞー!」

 

矢巾「分かりましたー!」

 

霊夢「木葉。気をつけて」

 

木葉「あぁ、行ってきます」

 

矢巾「霊夢さん。お邪魔しました」

 

霊夢「いいわよ。行ってらっしゃい」

 

矢巾「はい」

 

ビューーーーーン!

木葉と光輝は地霊殿に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所…地霊殿

 

スタッ!

木葉と光輝は地霊殿の前に着いた。

 

矢巾「久しぶりですね。ここに来るのは」

 

木葉「だろ?」

 

矢巾「それで僕たちはどうすれば?」

 

木葉「もう少ししたら猫ちゃんが出迎えてくれるよ」

 

矢巾「猫ちゃん?」

 

すると、前からお燐が歩いてきた。

 

お燐「木葉さん!矢巾さん!来ましたね!」

 

木葉「やぁ猫ちゃん」

 

矢巾「あー猫ちゃんってお燐さんの事でしたか」

 

木葉「あぁ、まぁな」

 

お燐「さとり様がお待ちですよ!ささ、行きましょう!」

 

木葉「さ、行っておいで光輝」

 

矢巾「は、はい…」

 

スタスタスタ

光輝はお燐と一緒に地霊殿に向かった。

 

木葉 (光輝…さとり…上手くいきますように)

 

木葉はそう願い神社に戻った。




〜物語メモ〜

・矢巾光輝
第九星座 射手座の十二天星。彼の星座はサジタリウス。千里眼と妨害を操る天宮で能力が覚醒すれば未来予知とコントロールを使用できる。
基本デバフを得意とする。
射手座を受け持っているため、弓道部に所属している。
矢巾はまだ学生だがもう少ししたら学生を終了する。
年齢は十二天星の中では2番目に若い。
体型は細身で筋肉が発達している。
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