矢巾「えー!?」
倉本「えー!?」
矢巾と倉本は初めて聞いたことに驚いていた。
ルナ「あら、サジタリウスとピスケスに聞かなかったんですか?」
矢巾「え、あ、はい…」
倉本「ピスケス?そうなの?」
ピスケス「え、うん。そうだけど」
倉本「え…」
ルナ「じゃあここで十二星座が誰から生まれたかを教えておきましょうか」
ルナはそのまま話し始めた。
ルナ「まずは第一星座 牡羊座のアリエス。彼はサンとラトによって生み出されました」
アリエス「うんうん」
ルナ「次に第二星座。第二星座の牡牛座はボーガンとヒンメルによって生み出されました」
タウラス「あぁ、そうだな」
ルナ「そして第三星座 双子座。彼女はサンと私によって生み出されました」
ジェミ「うんうん」
ジェニ「うんうん」
ルナ「第四星座 蟹座はボーガンとジマと私によって生み出されました」
キャンサー「あぁ。確かそうだったな」
ルナ「第五星座 獅子座はサンとラト、ヒンメルの3人によって生み出されました」
レオ「…」
ルナ「第六星座 乙女座はメルとエア、ジマと私の4人によって生み出されました」
ヴァルゴ「うん」
ルナ「第七星座 天秤座はサンと私によって生み出されました」
ライブラ「…」
ルナ「第八星座 蠍座はメルとヒンメル、オータムとジマの4人によって生み出されました」
スコーピオ「…あぁ」
ルナ「第九星座 射手座はメルとオータムによって生み出されました」
サジタリウス「…」
ルナ「第十星座 山羊座はサンとヒンメル、ラトとジマの4人によって生み出されました」
カプリコーン「…えぇ、そうね」
ルナ「第十一星座 水瓶座はメルとジマと私の3人によって生み出されました」
アクエリアス「そうね」
ルナ「最後に、第十二星座 魚座は私とメル、ラト、オータムによって生み出されました」
ピスケス「…懐かしいわね」
ルナ「とまぁ、こんな感じです」
矢巾「へぇー」
倉本「全然知らなかった」
ピスケス「この世に生きているものは全て親が存在するのよ。私たち含めてね」
倉本「なるほど。私十二星座は勝手に生まれるものだと思ってた」
ピスケス「そ、そうなのね…」
ルナ「さて、私たちの話は終わりましたがあなた方は何かありますか?」
長津「いえ、私たちは特にないですね」
エア「待ってルナ」
ルナ「何?」
エア「ひとつ忘れてるよ。第七星座の」
ルナ「え、あ、そっか」
長津「光(こう)が何か」
ルナ「えぇ、少し聞きたいことがあるんです。他の人は外で待っててください」
長津「分かりました。じゃあ行こうかみんな」
スタスタスタ
光以外の十二天星は部屋を出た。
ルナ「それで話なんですが、あなた最近、この世界からいなくなってますよね」
光「!」
ルナ「私はライブラを生み出した存在の1人です。ライブラの信号は常時キャッチしています。ですが、時々その信号が途絶えるんですよ。しかも長い間。そして今日、その信号をキャッチすることができました。これは一体どういう事なんでしょうか?」
光 (なるほど…幻想郷のこと知らないのか)
ルナ「幻想郷…ですか」
光「!!」
ルナは光の心を読んでいた。
ルナ「幻想郷。それは異世界か何かですか?」
光「…あぁ」
ルナ「うーん…まぁその世界に行ってもこの世界の均衡が崩れないのは何かそちらの方で手を打ったからでしょうね。それに関しては大丈夫です。ですが…」
ボーガン「おい。この世界の陸を司っている俺から言わせてもらうとな、そうやって知らねぇところで知らねぇやつと暮らしてるのが問題なんだよ」
光「…」
ルナ「ボーガン。口がすぎますよ」
ボーガン「普通に考えてみろよルナ。この世界の陸と海、空はそれぞれ一定の領域を持っている。だが第七星座が知らねぇところに行けばまたその領域が侵される可能性がある」
ここで空を司っているシエロ・ヒンメルが喋った。
ヒンメル「だがボーガン。今は実害がない。別にどこに暮らしても問題ないだろ」
陸を司っているグランド・ボーガンはそれに対抗する。
ボーガン「今は…だろ。いつ均衡が崩れるかもわからねぇのに均衡を監視してるやつが均衡の崩壊を誘発させるようなことをしてどうなるか分かるだろ」
ヒンメル「…」
光はこの時、口喧嘩を聞きたくないと思い、話を切り出した。
光「…で、俺にどうしろと」
ボーガンがすぐに答えた。
ボーガン「お前が言った幻想郷とやらには二度と行くな」
光「…」
ルナ「ボーガン!」
ルナはボーガンに怒りの言葉を放った。
ボーガン「均衡が崩れれば俺たちは終わりなんだぞ!ルナ!」
ルナ「…」
ルナは何も言えなかった。
光「…それはできない」
光はボーガンを睨んだ。
ボーガン「あ?できねぇじゃねぇよ」
光「幻想郷には俺の大事な人がいる。俺はこの世界と幻想郷を見ている。それのどこが悪いんだ」
ボーガン「あ?そんな世界知るかよ。こっちの世界が崩れたらどうするんだよ」
光「俺は監視であってあなた方がこの世界の均衡を保っているのでしょう?なら何も問題ないで…」
ボーガン「ふざけんじゃねぇ!てめぇそれでも第七星座か!お前がいねぇと誰がこの世界の均衡を監視するんだよ!」
光「…だから俺は幻想郷にいてもこっちの世界の均衡を監視している。なぜ幻想郷に行くのを制限されなければならない」
ボーガン「てめぇ…まだ分からねぇのか」
グググ…
ボーガンは拳を握った。
サン「ボーガン。やめなさい」
ボーガン「!」
サンは怒気を含んだ声でボーガンに喋った。
それは二刻神ながら凄まじい気を放っていた。
光「…」
光は声が出なかった。
サン「この人たちに手を出すんなら僕が君をボコボコにするよ」
ボーガン「…」
光「…」
サン「ねぇ第七星座。君は向こうの世界に大事な人がいるって言ってたよね」
光「…あぁ」
サン「あなたとどういう関係かな」
光「…彼女だ」
サン「!?」
ルナ「!?」
光「…彼女だ」
光は大事なことだから二度言った。
サン「…なら、僕たちが止める理由はないよ」
ボーガン「サン!」
サン「ボーガン。いい加減にして。確かに彼の言う通り天秤座はただ監視しているだけ。均衡を保っているのは僕たちだ。そして、彼は幻想郷に住んでいてもこちらの世界の均衡を監視している。止める理由がある?」
ボーガン「三領保神の力の均衡はどうなるんだ!」
サン「三領保神の力はそれぞれの領域を吸収することで得られる。つまり、君が幻想郷とやらの大地を吸収しない限り、君の力は今のままだ」
ボーガン「…」
サン「さて、他に何か言うことある?」
ボーガン「…ねぇよ」
サン「じゃあこの話は終わりだね」
光「…」
サン「それで第七星座さん」
光「?」
サン「僕もその世界に行ってみたいんだけど、お願いできるかな」
光「…あなたが?」
サン「うん」
光「…いいんですか?」
光はルナを見た。
ルナ「…はぁ、良いですよ。サンの分は私がやっておきますので」
光「…そうですか」
サン「やった!じゃあこれ持ってて」
光はサンから黄色の石のようなものをもらった。
光「…これは?」
サン「まぁ名付けるなら…君と僕を繋ぐもの…かな」
ルナ「…ダサい名前」
サン「…」
サンは少し落ち込んだ。
サン「ルナ…それは思ってもいいけど…口にして欲しくなかったな…」
ルナ「さぁ?なんの事か…」
光は一刻も早くこの部屋を出たいがために話を切り出した。
光「ではそろそろ行きます」
サン「はい!行く時は事前に連絡入れるからね!」
光「はい」
ギィィィィィィィィ…バタン
光はその部屋を出た。
サン「…ボーガン」
ボーガン「!」
サン「あまり困らせないで」
ボーガン「…あぁ。すまない」
三柱との会話を終えた光はみんなのところに行った。
長津「やぁ光。何を話していたんだい?」
光「幻想郷のことを聞かれたよ」
長津「それで?」
光「二度と幻想郷に行くなって言われたよ」
長津「!!」
光「だがまぁ、色々あって許可されたよ」
長津「なんだ…良かった…」
光「だが二刻神の太陽が幻想郷に行きたいって言ってこれを渡してきた」
長津「これは?石?」
光「さぁ?」
長津「え、ていうかあの方が幻想郷に?」
光「あぁ」
長津「ま、まぁ…光なら大丈夫でしょ」
光「んー…分からん」
長津「まぁ、今は家に帰ろうか」
光「そうだな。俺も幻想郷に帰らねぇと」
十二天星たちは帰宅した。
光「全く…今日は酷い一日だわ…」
パキン!
光は結晶を使った。
シュゥゥゥゥゥゥゥゥ……
そして、幻想郷に帰っていった。
〜物語メモ〜
三柱の強さ
三柱には力関係が存在する。
二刻神(太陽、月)が最も強く、
次に三領保神(大陸、深海、天空)、
次に四季宝神(春、夏、秋、冬)。
強さで順位をつけるなら
1位 サン・ソレイユ(太陽)
2位 ルナ・ムーン(月)
3位 シエロ・ヒンメル(天空)
4位 メル・メーア(深海)
5位 グランド・ボーガン(大陸)
6位 ジマ・タルヴィ(冬)
7位 エア・ヴェスナー(春)
8位 ラト・エスターテ(夏)
9位 オータム・フォール(秋)
十二星座を生み出した三柱
十二星座は二刻神、三領保神、四季宝神の三柱によって作られた。
各十二星座を作った三柱は以下の通り。
第一星座 牡羊座 アリエス
二刻神 太陽 サン・ソレイユ
四季宝神 夏 ラト・エスターテ 計2名
第二星座 牡牛座 タウラス
三領保神 大陸 グランド・ボーガン
三領保神 天空 シエロ・ヒンメル 計2名
第三星座 双子座 ジェミニ
二刻神 太陽 サン・ソレイユ
二刻神 月 ルナ・ムーン 計2名
第四星座 蟹座 キャンサー
二刻神 月 ルナ・ムーン
三領保神 大陸 グランド・ボーガン
四季宝神 冬 ジマ・タルヴィ 計3名
第五星座 獅子座 レオ
二刻神 太陽 サン・ソレイユ
三領保神 天空 シエロ・ヒンメル
四季宝神 夏 ラト・エスターテ 計3名
第六星座 乙女座 ヴァルゴ
二刻神 月 ルナ・ムーン
三領保神 深海 メル・メーア
四季宝神 春 エア・ヴェスナー
四季宝神 冬 ジマ・タルヴィ 計4名
第七星座 天秤座 ライブラ
二刻神 太陽 サン・ソレイユ
二刻神 月 ルナ・ムーン 計2名
第八星座 蠍座 スコーピオ
三領保神 深海 メル・メーア
三領保神 天空 シエロ・ヒンメル
四季宝神 秋 オータム・フォール
四季宝神 冬 ジマ・タルヴィ 計4名
第九星座 射手座 サジタリウス
三領保神 深海 メル・メーア
四季宝神 秋 オータム・フォール 計2名
第十星座 山羊座 カプリコーン
二刻神 太陽 サン・ソレイユ
三領保神 天空 シエロ・ヒンメル
四季宝神 夏 ラト・エスターテ
四季宝神 冬 ジマ・タルヴィ 計4名
第十一星座 水瓶座 アクエリアス
二刻神 月 ルナ・ムーン
三領保神 深海 メル・メーア
四季宝神 冬 ジマ・タルヴィ 計3名
第十二星座 魚座 ピスケス
二刻神 月 ルナ・ムーン
三領保神 深海 メル・メーア
四季宝神 夏 ラト・エスターテ
四季宝神 秋 オータム・フォール 計4名