神社に帰った2人は縁側でお茶を楽しんでいる。
霊夢「ねぇ木葉」
木葉「ん?」
霊夢「最近…何かあったの?」
木葉「何かって?」
霊夢「何でもいいのよ。最近起きたことを聞きたいのよ」
木葉「んー…直近だと十二宮会談と三柱に会ったことくらいかな」
霊夢「三柱?」
木葉「あぁ、俺たちが住んでいる世界の均衡を司っている人たちだ」
霊夢「あれ?確か木葉も…」
木葉「あぁ、俺も均衡を保つ役割を担っている。でも俺はあくまで監視だけだよ」
霊夢「監視?」
木葉「そう。俺は監視で三柱が修正するんだ。まぁもちろん俺ができる範囲なら俺が修正するんだけどね」
霊夢「そうなんだ」
木葉「うん」
霊夢「じゃあその十二宮会談?っていうのはどうだったの?」
木葉「…前にも言ったけど、あまり言われたくないことを言われたな。他にも十二天星を辞めさせられそうになったし」
霊夢「え!?そうなの!?」
木葉「うん」
霊夢「え、大丈夫だったの?」
木葉「あぁ、なんとかな」
霊夢 (もしこれだけなら十分ストレスが溜まってもおかしくない…)
木葉「でもね…」
霊夢「?」
木葉は少し間を置いて言った。
木葉「なにより、霊夢との生活を邪魔されるのが腹立たしい」
霊夢「!!」
木葉「最近、現代に戻ったりこっちに戻ったりで全然落ち着いて生活できない。1回なら別にいいけど2回も短期間で帰ることになるなんてね。しかも帰れば色々言われるし」
霊夢 (これだ…木葉のストレスが溜まっている原因…それに、あの医者も言ってたわね…今は安静にしなさいって…木葉も休みたいって思ってる…)
霊夢はここで木葉に聞いた。
霊夢「ねぇ木葉」
木葉「ん?」
霊夢「今日は…いいよ」
木葉「え?どういう事?」
霊夢「…一緒の布団で寝よ?」
木葉「………え!?」
木葉は突然のことに上手く反応できなかった。
木葉「ど、どどどどどどどどういう事!?」
霊夢「私が木葉のして欲しいことしてあげるから…ね…お願い」
木葉「…」
木葉は少し考えた。
木葉「…なら」
霊夢「!」
木葉「もう少し…このまま2人で過ごしたいな」
霊夢「…いいわよ。木葉がそうしたいなら」
木葉「うん…」
木葉と霊夢はお互いに肩を合わせて座った。
木葉「霊夢…」
霊夢「…何?」
木葉「その…今日は2人で寝よ?」
霊夢「…えぇ、いいわよ」
木葉「…やった」
霊夢「ふふっ…」
しばらく座っていたが、2人とも寝てしまった。
???「おやおや?これはこれは…」
木葉と霊夢が縁側で寝ているところに誰か来た。
文「お二人が見せる隙ですね〜。それでは…」
射命丸 文だった。
文「激写!」
カシャ!
文はカメラを構え写真を撮った。
霊夢「ん…んー」
文「おっとと…こんな小さい音でも反応するんですね。これは即時退散ですね」
ピューン!
文は霊夢が起きる前にその場を離れた。
文「ふぅー危ない危ない。バレたら終わってましたね♪次の記事はこれにしましょうか♪」
文は気分上々で帰っていった。
霊夢「ん…」
すると、霊夢が起きた。
霊夢「あ、あれ…寝てたのかしら…」
霊夢は横で寝ている木葉を見た。
霊夢 (幸せそう…これで少しは軽くなったかな…)
ザッザッザッ
霊夢「!!」
霊夢が木葉の顔を見ていると誰か来た。
霊夢「…何しに来たの?」
フラン「…木葉に会いに来たの」
フランだった。
霊夢「何で?」
フラン「聞きたいことがあったから」
霊夢「…木葉は今寝てるわ。もう少し待ってちょうだい」
フラン「…うん」
霊夢 (やけに素直ね…)
フラン「んしょ」
フランは霊夢の横に座った。
フラン「…ねぇ、霊夢」
霊夢「何?」
フラン「木葉…どうだった?」
霊夢「よくなってるらしいわよ。あの医者が言うにはね」
フラン「そうなんだ…」
霊夢「…どうしたのよ」
フラン「私…今まで木葉に色々わがまま聞いてもらった…だから何かしてあげたいの…」
霊夢「…そう」
フラン「ねぇ、どうしたらいい?」
霊夢「…それは木葉に聞きなさい」
フラン「…」
木葉「ん…」
霊夢「!」
フラン「!」
木葉が寝返りを打った。
フラン「…起きた?」
霊夢「起きてないわね…」
フラン「…」
霊夢「今すぐ聞きたい?何して欲しいか」
フラン「…うん。早い方がいいかな」
霊夢「分かったわ」
霊夢は寝ている木葉を起こした。
霊夢「ねぇ木葉。起きて」
木葉「…ん…なに」
霊夢「フランが話したいことあるって」
木葉「フランが?」
霊夢「そうよ。ほら、早く起きて」
木葉「ん…」
木葉は体を起こした。
木葉「フラン…どうしたの?」
フラン「…木葉は」
木葉「ん?」
フラン「私のわがまま…嫌だった?」
木葉「ん?何で?」
フラン「聞きたかったの…私が木葉を苦しめてるんじゃないかって思って…」
霊夢「…」
木葉「…いいや、全く」
フラン「…ほんと?」
木葉「あぁ、俺はこの世界の人のわがままなら喜んで聞けるよ。俺があぁなっちゃったのは向こうの世界で起きたことが原因なんだ」
フラン「向こうの世界?何かあったの?」
木葉「まぁね」
フラン「そうなんだ…」
木葉「フラン。おいで」
フラン「うん」
フランは木葉の前に行った。
木葉「ほら」
木葉は手を差し伸べた。
フラン「?」
フランは分からないまま手を伸ばした。
グイッ!
フラン「!!」
木葉はフランの腕を引っ張った。
ドサッ!
フランはそのまま倒れたが、木葉が下敷きになっていた。
フラン「こ、木葉…大丈夫?」
ギュッ…
フラン「!」
木葉はフランを優しく抱きしめた。
木葉「…温かい?」
フラン「…うん。温かい」
木葉「これが俺の気持ちだよ。みんながわがままだとか無理難題だとか言ってても俺からすると全然そうは思わない。今フランが感じてる通りのことを俺はその時感じるんだよ。だから大丈夫。わがままならいつでも言って」
フラン「…うん」
木葉「よしよし。分かってくれたなら結構だ」
フラン「うん…」
霊夢「…」
霊夢はその光景をずっと見ていた。
霊夢 (私にもしてほしいな…)
それから少しの間話をして夕方になった。
フラン「あ、もう暗くなりそうだね」
木葉「そうだな」
フランは縁側から降りた。
フラン「木葉!」
木葉「ん?」
フラン「いつか遊びたい!弾幕ごっこしよ!」
木葉「…あぁ、いいぞ」
フラン「やった!約束だからね!」
木葉「あぁ、約束だ」
フラン「やった!じゃあね!」
木葉「気をつけてな」
フラン「うん!」
するとフランは紅魔館へ帰っていった。
木葉「…少し」
霊夢「!」
木葉「…心が軽くなったよ」
霊夢「…そう。良かったわ」
木葉「霊夢」
霊夢「何?」
木葉「今日はその…一緒に寝てくれるんだよね…」
霊夢「…えぇ…まぁ…」
木葉「やった…嬉しい」
ギュッ…
木葉は霊夢に抱きついた。
ドクン!ドクン!ドクン!
霊夢の鼓動が速くなる。
霊夢 (こ…これじゃあ…バレちゃう…)
木葉 (霊夢の鼓動…速くなった…嬉しいのかな…そうだと…いいな…)
その後2人はいつものように2人同じ布団で寝た。
〜物語メモ〜
木葉のストレス
木葉は基本、十二宮会談があると決まってストレスが溜まる。
他のことでもストレスは溜まったりするが、十二宮会談がある時だけ異常にストレスが溜まる。
木葉が幻想郷に行く前は第十星座 山羊座の風和瀬に頼んでストレスを消してもらってたが、今は幻想郷にいるため、それができず、結局倒れてしまった。