木葉の幻想郷日記   作:バスタオル

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本庄…卵が勝手にヒビを入れたぞ…

俺は条乃 和人 (じょうの かずと)。

 

今は訳あって料理の勉強をしている。

 

正直料理は苦手だ。

 

てか、嫌い。

 

あんなちまちました作業は性にあわない。

 

もっと派手なことをしたい。

 

だが、それだとあいつに負けたままになる。

 

いつになってもあいつに勝てる部分が見つからない。

 

だから俺は、一番手っ取り早く、尚且つ技術でどうにかなる料理を選んだ。

 

だが…料理は難しい。

 

そう思った俺はある場所に向かった。

 

十二天星の炊事を担当しているあいつの家に…

 

今は十二天星たちは休暇中でそれぞれの家に帰っている。

 

だから俺は、これを機にあいつに料理を教えてもらうことにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所…本庄家

 

 

 

ピンポーン

 

突然、本庄家のインターホンが鳴った。

 

 

 

本庄「あら、誰でしょうか」

 

付き人「お嬢様。私が見て参りますので」

 

本庄「あ、じゃあお願いしますね」

 

付き人「はい」

 

 

 

ギィィィィィィ…

 

 

 

本庄の付き人は玄関へ向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ギィィィィィィ…

 

 

 

付き人は玄関を開ける。

 

 

 

付き人「はい」

 

???「本庄…いるか?」

 

付き人「!!」

 

 

 

そこにいたのは身体の大きな男性だった。

 

 

 

付き人「あなたは…条乃家の…」

 

条乃「あぁ…条乃 和人だ」

 

 

 

その人物は十二天星 第二星座 牡牛座の条乃 和人だった。

 

 

 

付き人「本日はどのようなご用件で来られたんですか?」

 

条乃「…本庄いるか?」

 

付き人「お嬢様でしたら自室におられますよ」

 

条乃「そうか…失礼するぞ」

 

付き人「お待ちください」

 

 

 

付き人は家に入ろうとする条乃の前に立ちはだかった。

 

 

 

付き人「ご用件も伺ってない方を家に上げるのは許されません。ですので、家に上がるならご用件を」

 

条乃「…それは本庄に直接言う」

 

付き人「なりません」

 

 

 

付き人は条乃の目をまっすぐ見た。

 

自分より身体の大きな男性を前にして少し怯えているが、それを押し殺している。

 

 

 

条乃「…分かったよ」

 

 

 

条乃は付き人の目を見て折れた。

 

 

 

付き人 (ホッ…)

 

 

 

付き人はホッと肩を撫で下ろす。

 

 

 

条乃「実はな…」

 

 

 

ガサゴソ…

 

条乃は持ってた袋からあるものを出した。

 

 

 

付き人「これは…」

 

条乃「料理本。本庄に料理を教えてもらおうと思ってな」

 

付き人「…そうですか。分かりました。お嬢様のお部屋にご案内します」

 

条乃「…あぁ、頼む」

 

 

 

ギィィィィィィ…バタン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スタスタスタ

 

付き人と条乃は廊下を歩いている。

 

 

 

付き人「条乃様はどうしてお料理の本を持っているんですか?」

 

条乃「料理を習いたいからだ」

 

付き人「ではどうして料理を習いたいんですか?」

 

条乃「…あいつに勝つためだ」

 

付き人「あいつ…とは」

 

条乃「天野 光。十二天星 第七星座 天秤座の」

 

付き人「天野様ですか」

 

条乃「あぁ、あいつは男ながら料理ができる。対して俺は料理ができない。あいつと対等に渡り合うためには料理ができなくちゃあなんねぇ。だから料理を習いたいんだ」

 

付き人「仮に料理を習ったとして、どうされるおつもりですか?」

 

条乃「光に俺の料理を食べさせるんだ。そしてギャフンと言わせてやるんだ」

 

付き人「…そうですか」

 

 

 

付き人と条乃は本庄の部屋についた。

 

 

 

付き人「少しお待ちを」

 

条乃「あぁ」

 

 

 

コンコン

 

付き人は本庄の部屋の扉をノックする。

 

 

 

付き人「お嬢様。客人をお連れしました。どうやらお嬢様にご用件があるそうですよ」

 

本庄「分かりました。入ってもいいですよ」

 

付き人「では、失礼します」

 

 

 

ギィィィィィィ…

 

付き人は本庄の部屋の扉を開けた。

 

 

 

付き人「お入りください」

 

本庄「!!」

 

 

 

条乃は本庄の部屋に入った。

 

 

 

本庄「条乃さん!?どうしたんですか?」

 

条乃「あーなんだ…その…お前に料理を習いたくてな」

 

本庄「…え?料理ですか?」

 

条乃「あぁ…」

 

本庄「そ、それはいいですけど…どうしたんですか?」

 

条乃「何がだ」

 

本庄「今まで料理の『り』の字も無かった条乃さんが急に料理を教えて欲しいって…どういう風の吹き回しですか?」

 

条乃「いやまぁ俺自身、光に勝つためだ」

 

本庄「光さんですか?」

 

条乃「あぁ、そうだ」

 

本庄「なんでまたそんな事を?」

 

条乃「あいつに俺の料理を食わせてギャフンと言わせるんだ!」

 

本庄「な、なるほど…なんとなく話は見えましたよ…」

 

条乃「じゃあお願いできるか?」

 

本庄「…分かりました。料理なら任せてください」

 

条乃「感謝するぜ本庄!」

 

本庄「ただし、料理はとても難しいですよ。それでもいいんですか?」

 

条乃「あぁ、やってみるさ」

 

本庄 (…意思は固いようですね)

 

条乃「じゃあまず何すればいい?」

 

本庄「そうですねぇ…まずは何を作るかを決めなければなりませんがその前に…」

 

条乃「?」

 

本庄「アクエリアスさん。出てきてください」

 

 

 

本庄がそう言うと、本庄の体からアクエリアスが出てきた。

 

 

 

アクエリアス「何?姫乃」

 

本庄「アクエリアスさん。条乃さんと私の体を清めてもらえませんか?」

 

アクエリアス「え、うん。いいけど…」

 

 

 

するとアクエリアスは水の能力を使って条乃と本庄の体を清めた。

 

 

 

アクエリアス「もういいわよ」

 

本庄「ありがとうございます」

 

条乃「??」

 

本庄「では条乃さん。早速取り掛かりましょうか」

 

条乃「お、おう…?」

 

 

 

条乃はさっき何されたのか全く分からなかった。

 

その後2人は厨房へ行った。

 

 

 

アクエリアス「…タウラス」

 

 

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ…

 

アクエリアスがタウラスを呼ぶと、目の前にタウラスが現れた。

 

 

 

タウラス「…なんだ?」

 

アクエリアス「私の主とあんたの主は一体何をしようとしているの?」

 

タウラス「あぁ、さっきのね。俺の主がお前の主に料理を教わりたいそうなんだ」

 

アクエリアス「料理を?」

 

タウラス「あぁ。てかお前は体の中にいても聞いてるだろ?」

 

アクエリアス「私さっきまで寝てたんだけど…」

 

タウラス「はぁ?もうすぐ昼だぜ?」

 

アクエリアス「仕方ないじゃない。休暇中なんだから」

 

タウラス「まぁ確かにそうだが…」

 

アクエリアス「それで、あんたの主って料理できたっけ?」

 

タウラス「…壊滅的だぜ」

 

アクエリアス「え…」

 

タウラス「調味料は間違えるわ分量は計らないわ手順も間違えてるわで散々だぜ」

 

アクエリアス「あんた…よく止めなかったわね…」

 

タウラス「まぁ、自分の主が成長するのは俺としてはいい気分なんだ。最初が悪くても最終的に良かったらそれでいい。『終わりよければすべてよし』だからな」

 

アクエリアス「なるほどね…」

 

タウラス「あんなに頑張って身につけようとしてる奴を、俺は止めることなんてできねぇよ」

 

アクエリアス「…そうね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、条乃と本庄は…

 

 

 

本庄「じゃあまずは卵焼きから始めましょうか。あれなら卵を割ってフライパンで作るだけですので」

 

条乃「お、おう…」

 

本庄「じゃあまずは…卵を割るところから始めましょうか」

 

 

 

本庄は卵を出した。

 

 

 

本庄「卵は円形ではなくて片方が少しだけ尖ってます。これが上だとして、卵は横に倒してから割ります。こんな風に…」

 

 

 

コンコン…パキッ

 

本庄は慣れた手つきで卵を割った。

 

 

 

本庄「あとは割った卵をここに入れます。じゃあまずはそこからしましょうか」

 

条乃「お、おう…」

 

 

 

条乃は卵を持った。

 

 

 

条乃「こ、こうやるんだよな?」

 

本庄「はい。そのまま卵にヒビが入るくらいの力で割ってみてください」

 

条乃「お、おう…卵にヒビが入るくらい…」

 

 

 

コンコン…コンコンコンコンコンコン…

 

条乃は何度も卵を割ろうとしたが、一向にヒビが入らない。

 

 

 

条乃「…本庄。この卵…強えぇぞ…」

 

本庄「条乃さん…それじゃあ弱すぎますよ…もう少しだけ力を入れてください」

 

条乃「お、おう…」

 

 

 

パキン!

 

卵にヒビが入った。

 

 

 

条乃「本庄…卵が勝手にヒビを入れたぞ…」

 

本庄「条乃さん…それはあなたの握力で入ったヒビですよ」

 

条乃「なぬ…じゃあこれはどうすれば…」

 

本庄「それをこれに入れてください」

 

 

 

本庄はボウルを出した。

 

 

 

条乃「おう。ほらよ」

 

 

 

条乃は殻ごとボウルに入れた。

 

 

 

本庄「条乃さん…殻ごと入れるなら割る意味なんてないですよ」

 

条乃「え!?じゃあどうすれば…」

 

本庄「もう一度するので見ててくださいね」

 

条乃「おう…」

 

 

 

本庄は卵を手に取った。

 

 

 

本庄「まずこうやって持ちます」

 

条乃「おう…」

 

本庄「そして…割ります」

 

 

 

コンコン…パキッ

 

 

 

条乃「おぉ…」

 

本庄「あとは、この中身をこれに入れます」

 

条乃「おぉ!!」

 

本庄「これでおっけーです」

 

条乃「おぉ!!!俺もやる!」

 

本庄「どうぞどうぞ〜」

 

条乃「まずはこうやって…」

 

 

 

条乃は卵を手に取って本庄と同じようにやってみた。

 

 

 

条乃「卵を割りますー」

 

 

 

コンコン…パキッ

 

条乃の卵にヒビが入った。

 

 

 

条乃「本庄!!卵にヒビが入ったぞ!俺はやったぞ!」

 

本庄「上手ですよ条乃さん!ではその卵の中身をこれに入れてください!」

 

条乃「おう!」

 

 

 

条乃は不器用ながらも殻を割り、黄身と白身をボウルに入れた。

 

 

 

条乃「っし!」

 

本庄「上出来ですね!じゃあこれを混ぜましょう!」

 

条乃「おう!」

 

本庄「まずはこれを持ってください」

 

条乃「ん?何だこれ…」

 

 

 

本庄が条乃に渡したのは食事をする時に使う箸より少し長いものだった。

 

 

 

条乃「本庄…まさか…この卵をそのまま食べるんじゃないだろうな…」

 

本庄「え?食べませんよ?これは混ぜるためのものであってご飯を食べる時のお箸とは少し違うんですよ」

 

条乃「お、おう…そうなのか…」

 

本庄「ではこれを混ぜますので、見ててくださいね」

 

条乃「おう…」

 

 

 

カッカッカッカッカッ

 

本庄は慣れた手つきで卵を混ぜる。

 

 

 

本庄「卵は混ぜるとこんな感じになります」

 

 

 

本庄は自分のボウルを条乃に見せた。

 

 

 

条乃「なんか…黄色いな」

 

本庄「黄身というこの黄色いのが混ざるとこうなるんですよ」

 

条乃「ほぇ〜」

 

本庄「では条乃さんも混ぜてみましょうか」

 

条乃「よっし!」

 

 

 

カッカッカッカッカッ

 

条乃も本庄と同じように混ぜた。

 

 

 

本庄「はい!これでいいですよ!」

 

条乃「おぉ…本庄と同じだな」

 

本庄「そうですね!じゃあ今度は…」

 

 

 

本庄はフライパンを出した。

 

 

 

本庄「これを使います」

 

条乃「ん?ちょっと待て本庄」

 

本庄「はい。何ですか?」

 

条乃「それはなんだ?」

 

 

 

条乃は本庄の持っているものを指した。

 

 

 

本庄「フライパンですよ」

 

条乃「何か小さいし細くないか?」

 

本庄「あー普通のフライパンでやると卵焼きって難しくなるんですよ。なのでこれを使います」

 

条乃「そうなのか」

 

本庄「ではまずは…これを使ってやるんですが…ここからはとても難しくなるのでよく見ててくださいね」

 

条乃「…」ゴクリ

 

 

 

すると本庄は油を敷き、卵を入れ始めた。

 

 

 

本庄「卵焼きってやり方を覚えれば割と簡単にできるんですよ。なので、条乃さんもやり方を覚えれば作れますよ」

 

条乃「この俺がか?…調味料やそのフライパンや卵の割り方を知らねぇ俺が…」

 

本庄「初めはみなさんそうなんですよ。何かをするにあたってそれを熟知した状態でする人なんていませんよ。仮にいたとしたらその人は熟知するために練習を重ねた人ですよ。つまり、その人は"初めてやる人"ではなくなるんです」

 

条乃「本庄もか?」

 

本庄「私だって最初は卵の割り方すら知りませんでしたよ。今の条乃さんみたいに。ですが、母から色々と教わり、何度も練習して身につけました」

 

条乃「…俺も本庄みたいに…なれるか?」

 

本庄「!!」

 

 

 

本庄は少し驚いた。

 

条乃の目はいつにもなく真剣で、普段の条乃からはかけ離れていた。

 

本庄はそんな条乃を見て応援したくなった。

 

 

 

本庄「なれますよ!きっと!」

 

条乃「そっか…」

 

本庄「さて、ここまでできたらあとは巻くだけですね」

 

条乃「おう!」

 

 

 

本庄はその後、卵焼きを作り、条乃に見せた。

 

 

 

本庄「とまぁ、これで卵焼きの完成ですね!」

 

条乃「本庄?」

 

本庄「はい。何でしょうか?」

 

条乃「これ…卵焼きにしては長くないか?俺が知ってる卵焼きはもっと小さかったぞ?」

 

本庄「あーそれなら…」

 

 

 

本庄は包丁を出して切り始めた。

 

トントントン

 

 

 

本庄「はい!これで完成ですね!」

 

条乃「おぉ!」

 

 

 

本庄の作った卵焼きは綺麗な色をしていた。

 

 

 

本庄「食べてみますか?」

 

条乃「おう!」

 

 

 

パクッ!

 

条乃は本庄の卵焼きを食べた。

 

 

 

条乃「おぉ…いつもの卵焼きだ…」

 

本庄「条乃さんもやってみますか?」

 

条乃「よしっ!俺もやってみるぜ!」

 

本庄「私が横で教えるので安心してくださいね!」

 

 

 

そして、条乃と本庄は卵焼きを作り始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それを見守る影が二つ…

 

 

 

タウラス「驚いた…」

 

アクエリアス「何が?」

 

タウラス「和人のやつ…あんなに楽しそうに料理してる…」

 

アクエリアス「え…普段はどうやってたのよ…」

 

タウラス「あいつは失敗続きで柄にもなく落ち込んでてな…俺がアクエリアスの主に料理を教えてもらえば?って言ったらほんとに教わりに行ったわ。そして、今に至る」

 

アクエリアス「なるほどね…だから…」

 

タウラス「卵すらまともに扱えないやつが今では上手に卵を割って上手に料理してる…アクエリアスの主の助けがあってこそだが、何もできないよりも誰かから教わってできるようになった方が身につく。和人は誰かから教わることを酷く嫌っていた。プライドが高いんだろうな。だが今回はそんなプライドを捨てて教わっている。あいつは…成長しようとしている」

 

アクエリアス「あんた…意外にも主に甘いのね」

 

タウラス「な!?」

 

アクエリアス「さっすが第二星座ね」

 

タウラス「…からかわないでくれ」

 

アクエリアス「ふふっ」

 

 

 

本庄「ではここで卵を巻いていきましょうか。こうやって少しずつ巻いていくんです」

 

条乃「こ、こうか?」

 

本庄「そうです!そうです!上手ですよ!あとはそのまま最後まで巻いて…」

 

 

 

条乃は諦めずに最後まで料理した。

 

 

 

条乃「ど、どうだ本庄…」

 

本庄「条乃さん!綺麗にできてますよ!初めてにしては素晴らしいですよ!」

 

条乃「そ、そうか…」

 

 

 

条乃は褒められて照れた。

 

 

 

タウラス「和人のやつ…照れてやがる…」

 

アクエリアス「初めて見たわね。あんたの主の照れ顔」

 

タウラス「あぁ、あいつの星座の俺ですら初めて見たわ…いい顔しやがって…」

 

アクエリアス「いい主ね」

 

タウラス「お前の主もな」

 

アクエリアス「ふふっ…」

 

 

 

本庄「じゃああとはこれを切っていきましょう!」

 

条乃「おう!」

 

本庄「切る時は手をこうやって丸めるんですよ!」

 

条乃「何でだ?」

 

本庄「切る時に指を伸ばしていると指を切っちゃう可能性があるんですよ」

 

条乃「なるほどな…」

 

本庄「あとはこうやって…」

 

 

 

トントントン

 

本庄は少しだけ卵焼きを切った。

 

 

 

本庄「こんな感じでやってみて下さい!」

 

条乃「おう任せろ!」

 

 

 

条乃は包丁を手に持ち卵焼きを切った。

 

トントントン

 

 

 

条乃「で、できたぞ…」

 

本庄「じゃあ味見しますね」

 

条乃「おう!」

 

 

 

パクッ!

 

本庄は条乃が作った卵焼きを食べた。

 

 

 

本庄「うん!美味しいですよ条乃さん!」

 

条乃「よ…よかったぁ…」

 

 

 

条乃は脱力し、座り込んだ。

 

 

 

本庄「凄いですよ条乃さん!初めてなのに!」

 

条乃「ま、まぁな!俺は凄いからな!」

 

本庄「はい!凄いですよ!」

 

 

 

アクエリアス「…全く。微笑ましいわね」

 

タウラス「…だな」

 

 

 

本庄「あ、じゃあこれをアクエリアスさんたちにも食べてもらいましょう!あとは私がなにか作りますよ!」

 

条乃「おう!タウラスのやつ頬っぺどころか体が溶けるだろうよ!」

 

 

 

タウラス「それじゃあ俺死ぬじゃねぇか…」

 

アクエリアス「あっははは!だね!」

 

 

 

本庄「アクエリアスさーん!タウラスさーん!ちょっと来てくださーい!お昼ご飯を食べますよー!」

 

 

 

タウラス「さて、主がお呼びだぜ?アクエリアス」

 

アクエリアス「そうね。行きましょうか」

 

タウラス「おう」

 

 

 

物陰から見ていたアクエリアスとタウラスは卵焼きを含めたお昼ご飯を四人で一緒に食べることになった。




〜物語メモ〜

タウラス
タウラスは結構な世話好き。
いつも条乃の面倒を見ている。
今回は料理に挑戦した条乃をずっと見守っていた。
条乃が挫けそうになった時には背中を押し、できたら褒める。
タウラスは最後まで諦めずやり通すそんな主のことが大好きだ。
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