プロローグ
俺は
はずだった…
俺は今、見たこともない空間にいる。周りには無数の目があり、こちらを見ているようにも見える。正直に言うと気持ち悪い。しかもなんか頭が痛い。しばらく周りを見渡すと、出口らしい出口は見つからなかった。途方に暮れていると、どこからか声がした。
???「あら、やっとお目覚め?」
その声は後ろから聞こえた。振り返るとそこにはいかにもその声の主であろう人がいた。そしてその人は話し始める。
???「あなたずっと気絶していたのよ?ちょっと殴った程度なのに。起こそうと叩いても起きなかったからあなたが起きるまで待ってたのよ」
光「誰、お前」
???「私は八雲紫。妖怪よ」
光「ふーん八雲紫ね。俺は…」
八雲紫「
俺は驚いた。初対面のやつに名前を当てられた。
光「…なんで俺の名前を知ってるんだ」
八雲紫「それは言えないわね。ただ、ひとつ言えるとしたら…やっぱ言わないでおくわ」
光「じゃあひとつも言えることないな」
八雲紫「まぁ、それはさておき」
光「おくなよ」
八雲紫「単刀直入に言うわ。幻想郷を救って欲しいの」
光「幻想郷?」
八雲紫「そう。幻想郷よ。私のような妖怪やあなたのような人間、他にも神や魔法使いなど色々な種族が共に生きている世界」
光「ふん。で、疑問なんだが何故人間よりも強そうな神や妖怪がいるのに俺を頼る?正直その人たちで救えるんじゃ?」
八雲紫「まぁ、厳密に言うと救うってよりかは
光「元に戻す?」
八雲紫「そうよ。元に戻して欲しいの
光「俺の能力…知ってるのか?」
八雲紫「えぇ。知ってるわ。だから無理やりあなたを連れてきたのよ」
光「…身勝手過ぎだろ。なら聞くけど、俺が現実世界から離れたら現実世界はどうなるか知ってるか?」
八雲紫「えぇ。知ってるわ」
光「知ってるのか。ならなおさら難しい話だな。助けてあげたいけど俺は現実世界から離れられない」
八雲紫「…仕方ないわね」
光「悪いな。助けてあげたいけど俺が離れるt…」
八雲紫「もう少し寝てて」
ドカッ!
その瞬間視界が揺らぎ、俺はその場に倒れ込んだ。微かな意識の中うっすらと声が聞こえた。
八雲紫「あの子たちをお願いね。
そして俺は2回目の気絶を決め込むのだった。