ある日…
霊夢「木葉〜」
木葉「え?何?」
霊夢が部屋に入ってきた。
霊夢「ちょっとお買い物行ってきてくれない?」
木葉「いいけど何買うの?」
霊夢「今日の夜ご飯の分かな」
木葉「メモある?」
霊夢「はい。これ」
霊夢はメモを渡した。
木葉「はいよ。行ってくるわ」
霊夢「お願いね」
木葉「おう」
木葉は買い物に出かけた。
霊夢「!」
霊夢は机の上にあるものに目がいった。
霊夢「何かしら…」
霊夢はそれを拾った。
霊夢「綺麗ね…これは石?…にしては透き通ってるわね」
シュゥゥゥゥゥゥ…
霊夢「!!」
突然霊夢の持ってるものが光り始めた。
霊夢「な…なに…」
シュゥゥゥゥゥゥ…
それは徐々に光を強め、次第に…
パキン!
霊夢「!!」
それは砕けた。
霊夢「あ、え、ど、どうしよう…これ木葉のだったら…」
霊夢がどうしようか迷ってるその時…
???「大丈夫だよ」
霊夢「!!」
突然、どこからともなく声が聞こえた。
霊夢 (今の…誰の声かしら…)
???「僕の声だよ」
霊夢「!?」
霊夢は自分の心の中で思っていたことを答えられて焦っていた。
霊夢 (私の考えてることが…読まれてる?)
???「はい。読んでるよ」
霊夢「!!」
ザッ!
霊夢は外に出て戦闘態勢に入った。
霊夢 (さっきからこの声…誰の声なんだろ…)
???「そこまで殺気立たなくてもいいじゃないですか」
霊夢「…誰よ。姿も現さずに」
???「え?君の目の前にいるじゃないですか」
霊夢「?」
霊夢は前を見たが何も見えなかった。
???「さっきから君の前でずっと喋ってるよ?もしかして見えてない?」
霊夢「えぇ。見えてないわね」
???「あ、じゃあ…」
パチン!
???は指を鳴らした。
霊夢「!!」
???「…」
指がなった音が聞こえたと同時に目の前に男性が現れた。
霊夢「な、誰よ…あんた…」
サン「僕は三柱の二刻神 太陽 サン・ソレイユと言います」
霊夢「二刻神…」
サン「はい」
霊夢「…何しに来たのよ…」
サン「んーあの子から聞いてない?」
霊夢「あの子って…木葉のこと?」
サン「そうだね。君が木葉と呼んでいるあの子のことだね」
霊夢「…知らないわね」
サン「あら、そうなんですね」
霊夢は警戒していた。
霊夢 (何…この感じ…手が出せない…出したら…殺られる…)
サン「あ、大丈夫ですよ?何もしませんから」
霊夢「…」
霊夢はさらに警戒心を強めた。
サン「…やっぱり警戒しますよね…」
霊夢「!」
サン「実は初めて会った十二天星の子たちにも警戒されてるんだ…」
霊夢「…」
サン「何でだろうね」
霊夢「…さぁね」
そうこうしていると木葉が帰ってきた。
木葉「霊夢〜買ってきたよ〜」
霊夢 (あ、木葉)
サン「おや、来たようですね」
魔理沙「おーっす霊夢!遊びに来たぜー!」
木葉「!」
魔理沙「?」
木葉と魔理沙はサン・ソレイユを視認した。
木葉「あなたは…」
魔理沙「ん?誰だ?」
サン「僕はサン・ソレイユ。三柱の二刻神 太陽です」
魔理沙「サン?三柱?二刻神?なんだ?それ」
木葉「…数日ぶりですね。三柱様」
サン「三柱様だなんて呼ばないで欲しいな。ちゃんとサンって呼んで欲しいな」
木葉「…サン様」
サン「うっ…ま、まぁ、一応進歩してるからいいや…」
木葉「それで、どうしたんですか?」
サン「前に君が来た時に話したじゃん!幻想郷っていう異世界が存在するって!だから僕も行ってみたいなって!」
木葉「あぁ、言ってましたね」
サン「だから来ました!」
木葉「…そうですか」
サン「第七星座さん!ここを案内してください!」
木葉「…じゃあ」
サン「?」
木葉「俺の事を木葉と呼んでくれたらいいですよ」
サン「木葉?君の名前は木葉だっけ?」
木葉「いえ、
サン「とすると君が博麗霊夢かい?」
霊夢「…そうよ」
サン「そっか…」
ギュッ
霊夢「!!」
木葉「!!」
サン・ソレイユは霊夢の手を握った。
サン「君のおかげで今の天秤座が生きています。あなたには感謝しかないですね」
霊夢「ちょっ…」
サン「ありがとうございます」
霊夢「…私だって木葉には助けられてるわ」
サン「…そうですか。お互いに助け合って生きているんですね」
霊夢「そうよ」
サン「分かりました」
サンは木葉の方へ振り返った。
サン「第七星座…あ、…博麗木葉さん」
木葉「…なんですか」
サン「ここを案内してください」
木葉「…はいはい。分かりました」
サン「やったー!」
木葉「では早速行きますか」
サン「GO!GO!」
そして木葉はサン・ソレイユに幻想郷を案内した。
魔理沙「な、なぁ霊夢」
霊夢「何?」
魔理沙「なんだ…あの人は…」
霊夢「気づいた?」
魔理沙「あぁ、あれは手を出しちゃいけないやつだ…」
霊夢「魔理沙も気づいたならいいわ」
魔理沙「教えてくれ…あれは、誰だ?」
霊夢「さぁ?分からないわ。でもあの人には手を出さない方がいいわね」
魔理沙「あ、あぁ…」
その頃木葉とサン・ソレイユは…
サン「木葉さん」
木葉「…なんでしょう」
サン「霊夢さんの事…どうですか?」
木葉「どうですかとは?」
サン「あの人の事ちゃんと守れてますか?」
木葉「…分かりません。ですが、そうであってほしいです」
サン「…今の君を見る限り守れてそうですけど」
木葉「…だといいですね」
サン「…木葉さん」
木葉「…なんでしょう」
サン「先日はボーガンが失礼な態度を取ってすいませんでした」
木葉「…構いませんよ。あなた方は三柱。俺たちの上司なんですから」
サン「…正直」
木葉「?」
サン「三柱という立場は…嫌いですね」
木葉「…」
サン「三柱とつけばみんな頭を下げます。僕はみんなと笑い合えるくらいの仲になりたいんです。みなさんは礼儀がなってますからその辺はしっかりしてます。ですが、僕からすればとても居心地が悪いですね」
木葉「…そうですか。でも仕方ないです。目上の人にタメ口はとても難しいですので」
サン「…それでも構いません。タメ口が難しいなら敬語でも構いません。ですが今だけは…友達として振舞って貰えませんか?」
木葉「…友達として」
サン「はい…」
木葉「…分かりました」
サン「!」
木葉「ここにいる間はそうしますよ。ですが、元の世界に戻ったら十二天星と三柱という関係でいいですか?やっぱりその辺の立場はハッキリさせとかないと失礼なので」
サン「うん!いいよ!それで!」
木葉「分かりました。ではこの世界を案内しますね」
サン「うん!」
その後、木葉とサン・ソレイユは幻想郷を見て回った。
数分後…
木葉「霊夢ー!戻ったよー!」
霊夢「あら、おかえりなさい。大丈夫だった?」
木葉「あぁ。何も心配はないよ」
霊夢「そう。良かったわ」
サン「霊夢さん霊夢さん」
霊夢「はい」
サン「この世界を見守っている人はどこにいますか?」
霊夢「紫ならこの世界のどこかにいるわ」
サン「…分からないんですか?」
霊夢「えぇ。あいつは用事がないと来ないから」
サン「そうですか…」
木葉「あなたなら透視でどうにかなるのでは?」
サン「あ、そっか」
サンは透視を使った。
サン「あ、見つけた。では行ってきますね」
木葉「1人で平気ですか?」
サン「はい!平気ですよ!では!」
ピューン!
サン・ソレイユは紫がいる冥界に向かった。
霊夢「ねぇ木葉」
木葉「何?」
霊夢「あの人のこと教えてくれない?」
木葉「え、うん。いいけど」
霊夢「ありがと。さ、来て」
木葉「お、おう」
スタスタスタ
霊夢と木葉は部屋へ行った。
スーッ
霊夢は襖を開けた。
魔理沙「お?戻ったか?」
木葉「あぁ。戻ったよ」
魔理沙「霊夢から話は聞いてるか?」
木葉「あぁ、聞いてるよ」
魔理沙「じゃあ話してくれ。あいつの事を」
木葉「おう。いいぞ」
木葉は座ってサン・ソレイユについて話し始めた。
サン「ここだね」
サン・ソレイユは異様に長い階段の前にいた。
サン「すごい階段だね。でも、飛べば問題ないよね」
ヒューッ
サンは空を飛んで階段を上がった。
サン「!」
サンはあるものを目にした。
妖夢「そこの者!立ち止まってください!」
サン「はい。何でしょうか」
妖夢「あなた…ここの人ではないですね…」
サン「はい。違いますよ」
スッ
サン「…」
妖夢は刀を抜いた。
妖夢「…異様な気配。ここで排除しないといけない気がします」
サン「すいませんが戦う気は無いので通してください」
妖夢「…それで通すとでも?」
サン「…どうしてもダメですか?」
妖夢「…私を倒したらいいですよ」
サン「…すいませんが痛めつけたくないので先に進みますね」
サンが妖夢を無視して通り過ぎようとしたら…
ザッ!
カチッ!
サン「…」
妖夢「…私を倒したらいいですよ」
サン「…」
妖夢はサンに刀を向けた。
サン「…その選択…後悔しますよ?」
妖夢「主を守るのが従者の役目です」
サン「紫って人はあなたの主なんですか?」
妖夢「…私の主は幽々子様です。紫様は幽々子様のご友人です」
サン「そうですか。僕は紫って人に用があるので失礼しますね」
ザッ!
妖夢はサンの前に立ちはだかった。
サン「…すいませんが通してください」
妖夢「通しません。この異様な気配…あなたを通せばどうなるか分かりません」
サン「…ただ話を聞きたいだけなんですが」
妖夢「ですから私を倒してから行ってください」
サン「…後悔しませんね?」
妖夢「初めからそんなのないです」
サン「…分かりました。やりますよ」
妖夢「では…参ります!」
サン「いつでもどうぞ」
妖夢は刀を構えた。
妖夢「!」
妖夢は異変に気づいた。
妖夢 (な…体が…)
サン「おや?来ないんですか?」
妖夢 (体が…言うことを…)
サン「固まってたら死にますよ?あなた」
妖夢 (な、なぜ…)
サン「当然ですよ。動けないようにしたので」
妖夢 (!)
サン「僕は言いました。戦わないと」
妖夢 (くっ…)
サン「どうしますか?あなたはこのまま動けない。僕はあなたを殺せるほどの力を持っています。あなたに勝ち目はありますか?」
妖夢 (こ、これは…)
サン「…降参してください。今ならまだこれだけで済ませてあげます」
妖夢 (誰が…降参なんか…)
サン「口も動かせないのに流石ですね。では…ほんとに痛めつけますよ?」
妖夢 (これは…ダメ…体が…)
サン「…なぁんて。あなたを痛めつけたりしませんよ」
パチン!
妖夢「!」
サン・ソレイユが指を鳴らした途端、妖夢の体が動けるようになった。
妖夢「な、なんですか…この力は…」
サン「さぁ?何でしょうね」
妖夢「…」
サン「どうしましたか?」
妖夢 (私に気づかれないように能力を発動した…しかもこっちが手詰まりになるように…この人…)
サン (ふふふ…やっと気づいてくれましたね)
妖夢「あなた一体…」
サン「ふふふ。それは、木葉さんに聞いてください」
妖夢「木葉さんに?」
サン「はい。さ、あなたの主さんの所に案内してくださいね」
妖夢「…はい。分かりました」
〜物語メモ〜
サン・ソレイユと妖夢の戦闘
サン・ソレイユは妖夢が刀を構えた時点で能力を発動していた。
妖夢はそれに気づかず攻撃しようとした。
だが、自分の体が動かないことに気づき、勝ち目がないと悟った。
サン・ソレイユは相手に気付かれずに能力を発動できるので、三柱の中で最も相手にするのが難しい人。
ちなみに昔、条乃和人が戦いを申し込んだ時、相手になったのはサン・ソレイユ。
サン・ソレイユは条乃に一度も触れさせずに勝利した。
条乃が三柱の事をトラウマに思っているのはサン・ソレイユの力を身をもって体験したから。