場所 白玉楼
幽々子「…紫」
紫「…えぇ。何なのかしら。この気配」
幽々子「妖夢…大丈夫かしら…」
紫「藍」
藍「はい。なんですか」
紫「ちょっと妖夢を見てきてくれない?」
藍「かしこまりました」
スーッ
藍は部屋を出て妖夢を見に行った。
紫「…外の世界ってこんな異様な気配を放つ人もいるのね」
幽々子「…」
紫「…」
橙「?」
サン「ところで、あなたのお名前はなんて言うんですか?」
妖夢「…魂魄妖夢です」
サン「魂魄さんですね。分かりました」
妖夢「…その呼び名は聞き慣れませんね」
サン「では呼び方を変えた方がいいですか?」
妖夢「いえ、そのままでいいですよ」
サン「分かりました」
ザッザッザッ
妖夢「!」
前から藍が歩いてきてた。
妖夢「藍さーん!」
妖夢は藍に向かって手を振った。
藍もそれに応えるかのように手を振り返した。
サン「彼女が紫って人ですか?」
妖夢「いいえ違いますよ。あの方は八雲 藍さん。紫様の式ですよ」
サン「式?」
妖夢「はい。式です」
サン (…なにそれ)
藍「…妖夢さん」
妖夢「はい」
藍「平気ですか?」
妖夢「え、はい。平気ですよ?」
藍「…」
藍はサン・ソレイユを見た。
サン「さ、サン・ソレイユと言います…」
サンはお辞儀した。
藍 (この人が異様な気配の正体…なるほど)
サン (な、なんかやったかな…)
藍「サン・ソレイユ様。なにか御用でしょうか」
サン「あ、えっと…紫って人に会いに来ました」
藍「紫様…ですか」
サン「はい」
藍「…分かりました。こちらです」
藍はサンを先導した。
サン「魂魄さん魂魄さん…」ヒソヒソ
妖夢「はい。何ですか?」ヒソヒソ
サン「彼女…怒ってますか?」ヒソヒソ
妖夢「いえ、怒ってないと思いますよ」ヒソヒソ
サン「そ、そうですか…」ヒソヒソ
藍と妖夢とサンは紫のいる部屋に向かった。
藍「紫様。客人のようです。紫様に用があるそうですよ」
幽々子「紫に用事?」
紫「何かしら…いいわよ。入って」
スーッ
すると、襖が開き、3人が姿を現した。
紫「…」
幽々子「…」
サン「サン・ソレイユと言います。以後お見知り置きを」
紫 (…この人が)
幽々子 (危険な人ね…)
紫「それで、何か用かしら」
サン「はい。この世界を見ているあなたに聞きたいことがあります」
紫「分かったわ。とりあえず入って」
サン「失礼しますね」
スーッ
藍と妖夢、サンは部屋に入った。
紫「それで話って?」
サン「はい。あなたが管理するこの幻想郷という世界について、この世界は異世界か何かでしょうか?」
紫「…まぁ、外の世界の人からすればそうなるわね」
サン「ここに天秤座…いえ、木葉さんがいますよね」
紫「木葉…
サン「はい」
紫「いるわね。霊夢のところに」
サン「彼はあっちの世界とこっちの世界の面倒を見ていると聞きましたが本当ですか?」
紫「そうね。私たちと一緒に結界を管理してるわ」
サン「彼はどうですか?」
紫「…とても優秀な子よ。以前の異変で助けて貰ったこともあるし」
サン「そうですか」
紫「それよりあなたは?」
サン「僕ですか?」
紫「えぇ。あなた、見たところ只者じゃないわ。なぜ…いや、どうやってこの世界に?」
サン「…私は木葉さんにあるものを渡しました。それは、私と木葉さんを繋げるもので、私はそれを使ってここへ来ました」
紫「…そう」
サン「大丈夫ですよ。ここにいる人たちには手を出しません」
紫「そう」
幽々子「あなた…ここへ何しに来たの?」
サン「お礼を言いに来ました」
幽々子「お礼?」
サン「はい」
幽々子「なぜ?」
サン「あの子を助けていただいたので」
幽々子「?」
紫「私たち…何もやってないわよ?」
サン「いいえ。やってなくてもあの子がそう思っていますよ」
紫「どういう事かしら」
サン「あの子がこの世界にいても私たちの住む世界の均衡は保たれています。それはこの世界にいる誰かがそうさせているのではないかと思い…」
紫「あ、そういうことね」
サン「はい」
紫「それはあの子がそうしたいって言ったからしたのよ」
サン「それでもあなたが力を貸してくれたおかげで今世界は成り立っています。ありがとうございます」
紫「そう。それは良かったわ」
サン「…それでは私はこれで失礼しますね」
紫「もういいの?」
サン「はい。この世界はあの子に任せようと思っていたので」
紫「そう。分かったわ」
サン「それでは…」
スッ…
スタスタスタ
サンは立ち上がり、襖に向かった。
スーッ
スーッ…パタン
そして、その部屋を出た。
紫「…意外に冷静ね」
幽々子「そうね」
紫「…あれほどの力を持っていてあんな態度を取るなんてね」
幽々子「…そうね」
紫「藍」
藍「はい」
紫「あの人の監視をお願いしてもいいかしら?」
藍「監視…ですか」
紫「そう。監視よ」
藍「…分かりました」
スタスタスタ
藍はサンのあとを追った。
紫「あの人…この世界で力を使えばこの世界はどうなるのかしら…」
幽々子「…分からないわね」
妖夢「幽々子様」
幽々子「何?どうしたの?」
妖夢「私、あの方と少しだけ戦いました」
幽々子「どうだったの?」
妖夢「それが…戦いが始まった瞬間、私はその場を動けませんでした」
紫「…」
妖夢「口も目も、指すらも動かせませんでした。あの人はすごい力の持ち主です。このまま生かしておくのは…」
幽々子「…なら尚更あの人には手を出さないことね」
紫「えぇ。あの人もここの人たちには手を出さないって言ってたし」
幽々子「そうね」
場所 博麗神社
木葉「来て…三柱」
シュゥゥゥゥゥゥ…
木葉がそう言うと右手に三柱と呼ばれる剣が出現した。
ボーガン「…さぁ、来な」
木葉「はぁっ!」
ヒュッ!ヒュッ!ヒュッ!
木葉「!?」
木葉の剣はボーガンを捉えている。
だが、ボーガンには変化はなかった。
木葉「…」
木葉は様子見のために距離を置いた。
木葉 (ライブラ)
ライブラ (はい)
木葉 (あいつ…確かに剣を受けたよな)
ライブラ (ですね。まるで剣が効かないように見えました)
木葉 (剣じゃダメか…)
ライブラ (恐らく…)
木葉「…」
シュゥゥゥゥゥゥ
ボーガン「!」
木葉は三柱をしまった。
木葉「…いくぞ」
ボーガン「…早くしろよ」
木葉「〜♪〜♪〜♪」
ボーガン「…」
木葉は音の能力で防御力を下げた。
木葉「幻力
ヒュッ!ヒュッ!ヒュッ!
木葉の体から六門九門たちが現れた。
銀神「どうしましたか。主」
炎天「おいおい…なんであいつが…」
アクア「…」
キル「まさかこいつを…」
ルグレ「…」
木葉「みんな…あいつを止めるよ」
六門九門「!?」
六門九門たちは驚いた。
風神「あ、主…私は…自信ないです」
シヴァ「…私も」
刹那「あいつは…三領保神の大陸 グランド・ボーガン」
トガミヒメ「ですね。三柱の」
銀神「…いや、無理だろ」
木葉「止めるだけでいい…お願いだ…」
すると、1人の声が響いた。
炎天「…あぁ、いいぜ。力を貸してやる」
木葉「炎天…」
炎天は一歩前に出た。
ボーガン「…」
炎天「止めてやる。俺たちでな」
スッ
炎天はボーガンを指さした。
炎天「おいお前」
ボーガン「あ?」
炎天「俺がてめぇをぶっ潰す。覚悟しな」
ボーガン「…全く。弱いやつってなんでこうもうるさいんだ?」
炎天「
ゴォォォォォォォォォ……
炎天は炎に包まれ、自分の力を解放した。
炎天「さぁ、やろうか」
刹那「待て炎天」
炎天「…んだよ」
刹那「俺も手伝おう」
炎天「!」
刹那「俺も主を守るうちの一人だ。主が困ってるなら…手を貸そう」
刹那は炎天の横に立った。
刹那「
ヒュォォォォォォォォ…
刹那は力を解放した。
ルグレ「なら…俺たちも…」
風神「わ、私も…」
トガミヒメ「私もやりましょうか」
シヴァ「なら私も…」
キル「当然俺もな」
銀神「私も力を貸そう」
アクア「私もやるわ」
他の六門九門たちも賛成した。
ルグレ「
風神「よ、
トガミヒメ「
シヴァ「
キル「
銀神「
アクア「
他の六門九門たちも力を解放した。
ボーガン「…」
炎天「…お前ら」
銀神「いくぞ」
炎天「…あぁ」
六門九門「はぁぁぁぁぁぁぁ!」
六門九門たちはボーガンに攻撃しに行った。
ボーガン「…なんだ。もう終わりなのかよ」
ドゴォン!
炎天「ごふっ…」
風神「!!」
ボーガンは炎天の腹を殴っていた。
ボーガン「その程度で止められるとでも?」
炎天「くっ…」
ガシッ!
ボーガン「?」
炎天はボーガンの腕を掴んだ。
銀神「はぁぁぁ!」
ドゴォン!
銀神がボーガンに攻撃した。
風神「はぁぁぁ!」
アクア「はぁぁぁ!」
トガミヒメ「はぁぁぁ!」
ジジジ!
ボーガン「あ?」
風神、アクア、トガミヒメはボーガンの動きを止めようとした。
ボーガン「なんだぁ?これ」
バリン!
トガミヒメ「!?」
ボーガンはその攻撃を封じた。
キル「おらぁぁぁぁ!」
ルグレ「はぁぁぁぁ!」
ドゴォン!バゴォン!
ボーガン「…なんだ…弱すぎるだろ。本気か?」
キル「な…」
ボーガン「おらぁ!」
ゴォン!
炎天「ぐぁぁぁぁぁぁ!」
キル「ぐぁ…」
ルグレ「かっ…」
ボーガンは腕に捕まっていた炎天をキルとルグレに向けて叩きつけた。
キル「いっつ…」
ルグレ「いてぇな」
ボーガン「休んでんじゃねぇ!」
キル「!?」
ボーガンはすかさず3人を攻撃しに行った。
ボーガン「おらぁ!」
銀神「お前ら!」
ゴーン!
ボーガン「…」
銀神は鉄壁の守りで3人をボーガンから守った。
銀神「3人とも…大丈夫か…」
キル「銀神!」
ボーガン「邪魔だな…お前」
ガシッ!
銀神「ぐぁっ…」
ボーガンは銀神の首を掴んだ。
ボーガン「お前から始末してやる」
グググ…
ボーガンは力を強めた。
銀神「がっ…あぁぁぁぁぁぁ…」
木葉「
ドゴォン!
ボーガン「…その程度かよ。第七星座」
木葉「な…剛撃を発動しているのに…」
ボーガン「弱ぇよ!」
ドゴォン!
キーン!
ボーガン「あ?」
木葉は六門九門の結界に守られた。
アクア「これで死になさい!」
アクアは水の力でボーガンの顔を水で覆った。
ボーガン「…」
アクア「これであなたは呼吸出来ないわ。そのまま死になさい!」
ボーガン「…」
ビュン!
アクア「!?」
突然消えたボーガンはアクアの目の前にいた。
ボーガン「…」
ドゴォン!
ボーガンはアクアに攻撃した。
アクア「あ…あ…」
アクアはボーガンの攻撃を受け、よろめいていた。
パチン!
アクアが作った水が消えてしまった。
ボーガン「…鬱陶しいな。お前」
ボーガンが拳を握った。
ボーガン「死ねよ」
ヒュッ!
ボーガンが拳を振った。
ドゴォン!
アクア「!」
ボーガンが拳を振ったが、ルグレ、キル、炎天によってそれは防がれた。
炎天「大丈夫か…アクア…」
アクア「大丈夫よ…」
ボーガン「失せろ。お前ら」
ガシッ!
炎天「!」
ルグレ「!」
ヒュッ!ドゴォン!
ボーガンは炎天とルグレを掴み、地面に叩きつけた。
炎天「がっ…」
ルグレ「ぐっ…」
ガシッ!
キル「!?」
ドゴォン!
ボーガンはキルを掴み、同じように地面に叩きつけた。
キル「かっ…」
炎天、キル、ルグレはあまり攻撃を受けてないが、この時点で瀕死状態。
ボーガン「…さぁ死ぬ覚悟は…」
バリバリバリ!
ボーガン「…あ?」
刹那「…俺を忘れてもらっちゃ困るな」
ボーガン「お前も死にたいのか?」
刹那「いや、お前を倒すんだよ」
ボーガン「口だけは達者だな」
シヴァ「
ヒュォォォォォォォォ!
パキパキパキ!
ボーガンはシヴァのダイヤモンドダストで凍った。
シヴァ「ありがとう刹那。隙を作ってくれて」
刹那「あぁ」
ピシッ!
パキパキ!
氷にヒビが入った。
パキン!
ガシャン!ガラガラガラ…
氷塊は地面に落ちた。
ボーガン「…1人ずつ相手にするのは面倒だ。まとめてさよならしてやる」
刹那「は…何言ってんだ」
グォン!
刹那「!?」
いきなり重力が傾いた。
刹那「な!?」
ドン!ドン!ドン!
重力に引き寄せられた六門九門たちが1箇所に集められた。
ボーガン「死ねや」
キィィィィィィン…バゴォン!
ボーガンは集めた六門九門たちを爆発させた。
木葉「お、お前ら…」
ボーガン「地面ってのはな熱を持ってるんだ。俺は大地を司る力を持っている。その熱を膨張させて爆発させることくらい容易いもんだ」
木葉「あ…あ…」
バリン!
木葉「!?」
六門九門がやられ、木葉に張られていた結界は全て破壊された。
木葉「な…」
ボーガン「これで終わりだな。第七星座!」
ビュン!
ボーガンは木葉に近づいた。
木葉「ライブラ!やる…」
ドゴォン!
木葉「ごほっ…」
ボーガンの攻撃は木葉に当たった。
ボーガン「おっと…休ませねぇぞ」
ヒュッ…ドゴォン!
木葉「がぁぁぁぁぁぁぁ!」
ボーガンは木葉の服を掴み、地面に叩きつけた。
ボーガン「へっ…てめぇ、それで俺に勝てるとでも思ったか?」
木葉「うっ…くっ…」
木葉は痛みに耐えていた。
ボーガン「まだ動けるのか。タフだな。お前」
木葉「倒れない…ここには…俺の大事な人が…」
ボーガン「なら死ねよ」
ライブラ「光極 エターナル・ヘヴンズ!」
ジジジ…バリバリバリ!
ボーガン「ぐぉ…」
ライブラは木葉の体から力を少し貰い、技を放った。
ライブラ「主には…手を出させません!」
ボーガン「ライブラ…てめぇ…」
木葉「待って…ライブラ…」
ライブラ「大丈夫です。私に任せてください」
ヒュッ
ライブラはボーガンに近づいた。
ライブラ「はぁぁぁぁぁぁぁ!」
ボーガン「おらぁ!」
ドゴォン!
ボーガンはライブラに攻撃を当てた。
ライブラ「これで…よし…」
ボーガン「あ?」
ヒュォォォォォォォォ…
周囲に低下の能力が拡散された。
ボーガン「なんだ…これは…」
ライブラ「私の低下の能力です!」
ライブラはすかさず攻撃をした。
ライブラ「剛撃 雷怒魂!」
ドゴォン!
ライブラの攻撃はボーガンに届いた。
ボーガン「はぁ…この程度で…」
ライブラ「!!」
ボーガン「俺が死ぬとでも?」
ライブラ「な…」
ドゴォン!
ライブラ「ぐっ…」
ボーガンはライブラに攻撃を入れた。
ボーガン「おらぁ!」
ボーガンはライブラを後方遠くに吹っ飛ばした。
ズサー…
ライブラはそのまま動かなかった。
ボーガン「…手間かけさせやがって…」
木葉「浄穢!」
ヒュゥゥゥゥゥゥ…
木葉の右手に浄穢が出現した。
ボーガン「あ?」
木葉「
キィン!
木葉の剣技はボーガンには通用しなかった。
ボーガン「お前…バカか?さっき効かなかっただろ?」
木葉「な…」
ドゴォン!
木葉「ぐっ…」
ドサッ…
木葉はボーガンの攻撃を受けて倒れた。
ボーガン「チッ…さっさと潰れろよ。お前」
木葉 (ごめん霊夢…ちょっと…限界かも…)
霊夢「木葉!」
木葉「…!」
木葉が見た先に霊夢が立っていた。
霊夢「木葉!しっかりして!」
木葉「霊…夢…」
霊夢「そうよ!私よ!」
魔理沙「マスタースパーク!」
魔理沙がボーガンに向かってマスタースパークを放った。
ボーガン「ぐっ…また知らねぇやつが来たか…しつこい…ぞ!」
ガシッ!
魔理沙「!?」
ボーガン「おらぁ!」
ドン!
ズサー…
ボーガンは魔理沙を地面に叩きつけた。
魔理沙「いっつ…な!?木葉…」
木葉「大丈夫…魔理沙」
霊夢「え…木葉?」
先程自分の目の前で倒れていた木葉が知らない間に魔理沙を助けていた。
魔理沙「ご、ごめん木葉…痛かったか?」
木葉「大丈夫だ…これくらい…なんとも…」
木葉は立ち上がった。
ボーガン「うぜぇぞ。お前」
ドゴォン!
木葉「ぐっ…」
ドサッ…
木葉はボーガンの攻撃を受け、倒れた。
霊夢「木葉!あんた…よくも…」
霊夢はスペルカードを発動した。
霊夢「霊符 夢想封印!」
ドゴォン!ドゴォン!ドゴォン!ドゴォン!
霊夢の夢想封印がボーガンに当たった。
ボーガン「ぐぁぁぁぁ!」
魔理沙「き、効いてる…」
ボーガン「いってぇな…なんだ…この力は…」
霊夢「私の木葉に…手出しさせないから!」
ボーガン (こいつか…)
霊夢「覚悟しなさい!」
霊夢は弾幕を展開した。
霊夢「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
ドカドカドカドカドカドカ!
霊夢は弾幕をボーガンに当てる。
ボーガン「ぐっ…痛てぇぞ…お前!」
ドゴォン!
霊夢「うっ…」
ズサー…
ボーガンの攻撃を受けた霊夢はそのまま動かなかった。
木葉「あ…れ、霊夢…霊夢ー!」
魔理沙「霊夢!」
タッタッタッタッ
魔理沙は霊夢に近づいた。
ボーガン「お前も始末してやる」
ビュン!
ボーガンは魔理沙に近づいた。
木葉「やめろボケがぁぁぁぁぁ!」
ドゴォン!
木葉「ぐぁっ…」
木葉はボーガンの攻撃を受けた。
魔理沙「木葉!」
木葉「魔理沙…ここにいて…絶対に手を出させないから…」
魔理沙「わ、分かったぜ…」
木葉「お前…霊夢を…」
ボーガン「あ?なんだ?」
木葉「お前…お前…お前!!」
ヒュォォォォォォォォ!
木葉は堕落を使った。
木葉 「堕落
ジジジ…バリバリバリ!
木葉は真実の天秤 ラディアとなった。
ラディア「こ、こここ…殺してやる…」
ボーガン「…これが堕落ってやつか?第七星座の」
ラディア「消えろ…ボーガン」
ラディアはボーガンに攻撃した。
ラディア「おらぁ!」
ドゴォン!
ボーガン「…」
シュゥゥゥゥゥゥ…
だが、ボーガンには効いていなかった。
ボーガン「俺には勝てねぇよ。お前程度じゃ」
ラディア「フゥーッ…フゥーッ…」
ラディアはボーガンだけを見ていた。
魔理沙「こ、木葉…」
ラディア「跡形もなく消し飛ばしてやる…」
ラディアは天秤座の力を使った。
ラディア「言霊…"圧"」
ブォン!
ボーガンの周りの圧がボーガンを包んだ。
ボーガン「…」
ラディア「!?」
だが、全く効いていなかった。
ボーガン「なんだ?何かしたか?」
ラディア「な…なんで…言霊が…」
ボーガン「効くかよ。アホか」
ラディア「…魔理沙」
魔理沙「な、なんだぜ…」
ラディア「ごめん…霊夢を…よろしく頼む」
魔理沙「え…それって…どういう…」
ラディア「ライブラ。ごめん…奥義…使うよ」
ラディアは倒れているライブラに向かってそう言葉を残した。
スッ…
ラディアはゆっくり立ち上がった。
ラディア「…これで、最後だ」
ボーガン「お?なんかやるのか?やってみろよ。ほら」
ラディア「くっ…」
ヒュォォォォォォォォ!
ラディア「これだけは使いたくなかった…でも…霊夢が傷つかないなら俺は…これを選ぶ」
ボーガン「だからやってみろって」
ヒュォォォォォォォォ!
ラディアは奥義を発動した。
ラディア「奥義…」
ボーガン「…」
ラディア「
ヒュォォォォォォォォ!
ボーガン「…」
木葉の力の流れが凄まじい速さで巡回する。
木葉「がっ…あぁ…」
木葉は痛みに苦しんでいる。
木葉「がぁぁぁぁぁぁぁ!」
ドゴォン!
木葉はそのままボーガンに攻撃した。
シュゥゥゥゥゥゥ…
だが、ボーガンには全く効いていなかった。
ボーガン「…なんだこいつ。お前も
木葉「がぁぁぁぁぁ!」
ドゴォン!ドゴォン!ドゴォン!
木葉はボーガンに連撃を入れる。
ボーガン「チッ…厄介な能力だ」
木葉「がぁぁぁぁ!」
ドゴォン!
木葉は何度も攻撃したが、意味がなかった。
ボーガン「…お前には無理だ。お前は"神力"を持っていない。さっきの赤い服の女は神力を持っていたのか攻撃が通った。だが、お前はどうだ?神力を持たねぇお前が俺たちにダメージを与えられるとでも?」
木葉「がぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
ドゴォン!ドゴォン!ドゴォン!
木葉は何度もボーガンを攻撃する。
ボーガン「話を聞かないのか…やはり…こいつは…」
木葉「がぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
木葉はボーガンに近づいた。
ボーガン「消しておく必要があるようだな」
ドゴォン!
ボーガンは迫ってくる木葉を攻撃した。
木葉「が…あ…」
木葉は重い一撃を受け、地面に倒れ込んだ。
魔理沙「木葉!」
木葉「ぐっ…がぁぁ…」
ボーガン「…まだ立つのか」
木葉「がぁぁぁ!」
立ち上がった木葉はボーガンに攻撃しようとした。
だが…
シュゥゥゥゥゥゥ…
木葉「がっ…」
ドサッ…
木葉の奥義が時間切れになり、木葉は倒れてしまった。
ボーガン「…なんだ。もう終いか」
木葉「…」
木葉は奥義を使った反動でまともに喋ることもできなかった。
魔理沙「木葉!しっかりしろ!」
魔理沙は霊夢から離れないよう木葉に言われたため、その場から木葉を呼びかける。
木葉「…」
木葉は返事をしなかった。
魔理沙「お、おい…冗談だろ…木葉…」
ザッザッザッ
魔理沙「!!」
魔理沙は目の前にボーガンがいることに気づいた。
ボーガン「あとはお前だけだな」
魔理沙「こ…木葉…」
ボーガン「ここの連中はみな弱いな。10人以上で俺に歯向かったが誰一人として勝っていない。唯一ダメージを与えたとしたらそこの女だな」
ボーガンは霊夢を指さした。
ボーガン「こいつは神力を持っているからか俺にダメージを与えた。これは賞賛に値する。さぁ…お前もこいつらのように抗ってみるか?」
魔理沙「ぁ…こ…木葉…」
木葉「…」
ボーガン「…怖いのか?なぁ?怖いだろ?」
魔理沙「ぁ…ぁ…」
ボーガン「これが三柱。俺の力だ。お前たちのように弱くない。俺は強い。お前たちを簡単に捻り潰せる程にな」
魔理沙「ぁ…」
魔理沙は恐怖で動けなかった。
ボーガン「さぁ…お前もそろそろ退場しな」
ボーガンが魔理沙に手を伸ばした。
魔理沙「!!」
魔理沙は霊夢を守るようにして立った。
魔理沙「お前は…私が…」
ボーガン「…やってみろよ。ほら」
魔理沙「…」ガタガタ
魔理沙は震えていた。
ボーガン「チッ…弱者が」
ボーガンが魔理沙に手を伸ばした。
しかしその時…
???「"伏せろ"」
グォン!
ボーガン「!?」
ドシン!
ボーガンは急激な負荷に耐えられずその場に倒れ込んだ。
ボーガン「な…なんだ…この力は…」
ザッザッザッ
誰かが近づいてくる。
???「…君…何している」
ボーガン「!!」
魔理沙「!!」
魔理沙とボーガンの視線の先にはある人物が立っていた。
???「…僕が紫さんと話している間に…君は…ここで何している…ボーガン」
ボーガン「な…なぜ…」
???「…君…何したか分かっているのか…」
ボーガン「なぜお前が…サン!」
サン「…」
サンはボーガンを睨んだ。
サン「…君…ここの人たちに手を出したのか」
ボーガン「…」
サン「手を出したのかって聞いてるんだ!」
ドゴォン!
ボーガン「がぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
サンはボーガンに攻撃した。
ボーガン「がっ…あぁ…がぁぁぁぁぁ…」
ボーガンは痛みに苦しんでいた。
サン「…この程度の痛み…この人たちに比べたら小さいだろ…演技をするな…腹立たしい」
ボーガン「ぐっ…」
魔理沙「な…一体何をした…」
スタッ
魔理沙「!」
魔理沙の目の前に藍が降り立った。
魔理沙「お、お前は…」
藍「…これは一体どういう事ですか」
魔理沙「どうって…」
藍「…」
藍は辺りを見渡した。
サンとボーガンの周りには木葉やライブラ、六門九門たちが倒れていた。
藍「…何があったんですか」
魔理沙「そ、それは…あいつが…」
サン「…藍さん」
サンが藍の方を向いて呼んだ。
藍「…はい」
サン「…うちの者が勝手な真似をしてすみませんでした。あなた方にここの人たちには手を出さないって約束したのに…これは私たちの問題です。ここに倒れている人たちは私がなんとかします。もちろん、そこに倒れている赤い服を着た女性も一緒に」
藍「分かりました。この事はどうしますか。伝えますか?」
サン「…伝えてください。私の失態です」
藍「…分かりました」
サンはボーガンの方に振り返った。
ボーガン「サ、サン…お前…なぜ…」
サン「黙れ」
グググ…
サンは圧力を高めた。
ボーガン「がぁぁぁぁぁぁぁ!」
サン「君には分からないのか…ここの人たちが受けた痛みを…」
ボーガン「ぐっ…」
サン「…君。自分の力を何だと思ってるの」
ボーガン「…」
サン「僕たち三柱は世界の均衡を保つために能力を行使している。それをあろう事か人を傷つけるために使うとは…ボーガン…いい加減にして」
ボーガン「だがサン!ここを吸収すれば俺はもっと強くなれる!」
サン「君が強くなって…」
ギギギギギギ……
ボーガン「がぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
サン「どうなるっていうの…ねぇ?」
サンはどんどん圧力を強めていく。
サン「僕の大事な"友達"を怪我させて…僕が黙ってると思ってるの…ねぇ」
ボーガン「ま、待て…サン…俺はただ…」
サン「俺はただ…何?それで許されると思ってるの…ねぇ?思ってるの?」
ボーガン「ぐっ…」
サン「ボーガン…君は僕の友達を傷つけただけではなく、この世界の人にも手を出した。これは重罪でしょ」
ボーガン「だ、だが!」
サン「"黙れ"」
ゴキッ!
ボーガン「がぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
サンはボーガンの足の骨を折ってしまった。
サン「まだ僕が話してるでしょ。人の話を遮るなんて…君も偉くなったね」
ボーガン「…」
サン「ボーガン。君には失望しましたよ。人を守るための力を人を傷つけるために使うなんて」
ボーガン「…すみません…すみませんでした」
サン「謝る人を間違えてるでしょ。分からない?」
ボーガン「…」
サン「…藍さん」
藍「…はい」
サン「…この人は僕が連れて帰ります。後日謝罪に伺います」
藍「…分かりました」
サン「さぁボーガン。帰ろうか。君の処分はルナと話し合って決めます」
ボーガン「…」
サン「"失せろ"」
ヒュッ!
すると、一瞬でボーガンが消えた。
魔理沙「な、何が…」
サン「…すみませんでした。あなた方に危害を加えてしまって」
魔理沙「…」
サン「これは私からの謝罪の気持ちです」
サンは能力を発動した。
サン「"恵"」
シュゥゥゥゥゥゥ…
すると、木葉やライブラ、六門九門、霊夢が受けた傷が回復した。
サン「…あとはこのまま安静にさせてください。藍さん」
藍「はい」
サン「ここの人たちを…よろしくお願いします」
藍「…分かりました」
ヒュッ
すると、サンは姿を消した。
魔理沙「な、なぁ…あの人…」
藍「…魔理沙。あの人は怒らせないでくださいね。紫様や幽々子様ですら警戒していましたので」
魔理沙「わ、分かったぜ…」
藍「…さぁ、ここの人たちを運びましょうか」
魔理沙「お、おう…分かったぜ…」
その後、藍と魔理沙は木葉とライブラ、霊夢、六門九門を神社に運んだ。
〜物語メモ〜
三柱
三柱にダメージを与えるには「神力」が必要。
神力がないとどんな攻撃も意味をなさない。
十二天星や十二星座が三柱に勝てないのは神力を持っていないから。
仮に神力を持っていたとしても三柱に勝つことは難しい。
三柱にダメージを与えたいなら他の三柱を呼んで戦ってもらった方が早い。