シヴァの提案で三柱の所へ行くことになった光たちは三柱が集まる
刻領宝殿とは三柱たちが集まり、会議を行うところである。
そして、二刻神の太陽と月が住んでいるところでもある。
普段三柱たちはこの世界のどこかにいる。
三領保神(大陸、深海、天空)に関してはそれぞれの領域があるため、自分の領域以外にはあまり足を踏み入れない。(刻領宝殿は例外)
三柱たちは自分たちの領域を示すことで対立を防いでいる。
光たちはそんな刻領宝殿にいる太陽 サン・ソレイユと月 ルナ・ムーンに会いに行くことにした。
光「えーっと…ライブラ」
ライブラ「はい。何ですか?」
光「刻領宝殿ってどこにあったっけ?」
ライブラ「…知らないんですか?」
光「ま、まぁ…いつもは智志が案内してるからいいかなーって思って…」
ライブラ「はぁ…こういう緊急事態の時を想定して道ぐらい覚えててくださいよ…」
光「ごめん…」
ライブラ「はぁ…では皆さんを運ぶので集まってください」
すると立花と本庄、
ライブラ「では運びますね」
ガシャン!
するとライブラは鳥籠のようなものを作りみんなを中に入れた。
光「ライブラ…これは?」
ライブラ「みなさんを運ぶために作りました。何か問題でも?」
光「いや…無いです」
ライブラ「お似合いですよ。主」
光「なぁ…お前は俺をなんだと思ってるんだよ…」
ライブラ「犯罪者?ですかね」
光「ライブラも咲夜さんに似てきたなぁ…」
ライブラは鳥籠のようなものを作り、刻領宝殿に向かった。
場所:刻領宝殿
ガシャン!
ライブラは鳥籠のようなものを解除した。
光「はぁ…」
ライブラ「どうしたんですか?主」
光「少しの時間だけ牢獄に入れられた気分だったよ」
ライブラ「そうですか」
スタスタスタ
ライブラは無視して歩き出した。
光 (無視?無視なの?何も言うことないの?俺死ぬよ?)
光たちは刻領宝殿の中に入っていった。
場所:刻領宝殿 玉座
ガチャ…ギィィィィィ…
ライブラが玉座の扉を開けた。
するとそこには本棚があり、ぎっしり書物が置かれていた。
まるでパチュリーの大図書館のようだった。
サン「おや?ライブラ?どうしたの?」
そこではサン・ソレイユとルナ・ムーンが仕事をしていた。
ライブラ「実はお話がありまして」
サン「僕に?」
ライブラ「お二人にです」
サン「分かった。ルナー!ライブラが話があるってー!」
ルナ「はいはい」
コツコツコツ
奥からルナが歩いてきた。
ルナ「話とは何ですか?ライブラ」
ライブラ「実は先程、主が幻想郷に帰ろうとしたんですが何故か帰れなくなっていたんです」
ルナ「で?」
ライブラ「こちらには帰る手段が無いのでお二方にお願いできないかと」
ルナ「私たちがその…幻想郷?とやらにあなたたちを送ればいいの?」
ライブラ「はい」
ルナ「残念ですけど、それは無理です」
ライブラ「…何故ですか?」
ルナ「私はその世界を知りません。故に送ることはできません」
ライブラ「でも
サン「!?」ギクッ
ルナ「それはどういう事でしょうか」
ライブラ「先日、
ルナ「これはどういう事でしょうか…サン」
サン「!?」
ルナは怒った顔を浮かべていた。
ルナ「そういえばあなた…先日ここを空けましたよね。理由は確か…他の三柱の調整…だったはずです」
サン「…」
ルナ「それなら別にいいと思い私は許しましたが、まさかあなた…」
サン「…」
ルナ「幻想郷とやらに…行ってたんですか?」
サン「…その…」
ルナ「ねぇサン。正直に答えて。私に嘘をつくと後々面倒なことになるってあなたが1番よく知ってますよね」
サン「…はい。幻想郷に…行きました…すみません」
ルナ「…はぁ」
サン「すみません…すみません」
ルナ「お聞きします。何故幻想郷とやらに帰れなくなったのでしょうか」
ライブラ「…それは、幻想郷を管理している八雲 紫という人物が私たちを現代に戻し、幻想郷に入れさせないようにしたからです」
ルナ「その原因は何ですか?」
ライブラ「三柱の三領保神 大陸 グランド・ボーガン様と私たちが戦ったからです」
ルナ「ボーガン…なぜあの人が幻想郷に?」
ライブラ「分かりません。ですが彼は幻想郷の大地を取り込むことでさらに強くなろうと思っていたそうなんです。恐らく十二宮会談のあとに会った時に幻想郷の存在を知ったんだと思われます」
ルナ「…なるほど。そうですね。あの時私たちは天秤座の主に幻想郷について聞きました。あの時ですか…」
ライブラ「恐らく」
ルナ「なるほど…ようやく分かりましたよ…サン」
サン「!!」ビクッ!
ルナ「何故あなたがボーガンの処分を迫ったのかようやく分かりましたよ」
サン「えっと…その…」
ルナ「あなたは大事なことを後になってから言いますよね。あなたの悪い癖です」
サン「すみません…」
ルナ「おかしいと思いましたよ。ここの書物に不可解な記録があったんですよ」
ライブラ「不可解な記録?」
ルナはある書物を引き寄せた。
ルナ「これは最近の出来事を記録している書物です。この書物は一日の出来事を自動的に記すもので、私たちはこの書物を見て問題がないかチェックしています。ですが、ここを見てください」
ライブラ「?」
ルナは不可解な記録があるページを開いた。
ルナ「サンがここを空けた日の出来事です。サンがここを空けるまでの記録はありますがその後の記録は一切ありません。次の記録はサンが帰ってきた時の記録ですね」
ライブラ「…確かに」
ルナ「私は不思議に思いました。何故ここだけ記録が無いのか…この書物の間違いかとも思いました。ですが、あなたの話を聞いて確信しました」
ルナはサンを見た。
サン「!」ビクッ!
ルナ「サン。あなた…この書物から記録を消しましたね?」
サン「ぅっ…」
ルナ「二刻神ともあろう者が記録を抹消するなんて…恥ずかしくないんですか?」
サン「すみません…すみません…」
ルナ「…はぁ」
ライブラ「それで
ルナ「何でしょう」
ライブラ「ボーガン様は…どうされたんですか」
ルナ「…まだ処分は言い渡していませんよ。ですが、今の話を聞いて改めてボーガンの話を聞いてから言い渡します。恐らく一時的に三柱の力を遮断する事になるでしょうね」
ライブラ「そうですか」
ルナ「それで幻想郷に行く方法なんですが、私はその世界を知らないので送ることができません。ですが、サンは知っています。本来ならサンを行かせるところなんですがそれは許しません」
サン「ぅ…」
ルナ「それよりも私たちが送らなくても大丈夫だと思いますよ?」
ライブラ「それは…どういう…」
ルナは能力を使って光の懐から結晶を取り出した。
光「あ…それは俺の…」
ルナ「知ってますよ。少しお借りしますね」
光「え…あ、はい」
ルナ「…」
ルナは音の能力を使って結晶の中を響かせた。
ルナ「…恐らく使えますよ。これ」
光「え!?」
ルナ「はい。どうぞ」
光はその結晶を見た。
光「あれ…ほんとだ…使えるようになってる…」
本庄「ということは帰れるってことですか?」
ルナ「はい。恐らく」
光「良かったぁ…」
ライブラ「良かったですね。主」
光「うん…」
ルナ「ライブラ」
ライブラ「はい」
ルナ「その世界に私も連れてってもらえないでしょうか」
ライブラ「…え?」
サン「!?」
光「あなたが?」
ルナ「はい。身内の謝罪も兼ねて1度幻想郷とやらを見ておきたいと思いまして」
光「だ、大丈夫かな…」
ライブラ「うーん…」
ルナ「何か問題があるんですか?」
ライブラ「ボーガン様と私たちが戦った時に幻想郷に住む博麗霊夢さんという方を怪我させてしまったんです」
ルナ「…」
ライブラ「八雲 紫さんは私たちの力を恐れて追い出したと思われます…そしてあの場には
ルナ「…分かりました。ではやめておきましょうか。私が行って謝罪をと思いましたが話を聞く限り私たち三柱が行けばそのお方は警戒するでしょうし」
ライブラ「…」
光「いや、来てもいいよ」
ライブラ「!?」
ルナ「…」
サン「!?」
ライブラ「主。また追い出されるかも知れませんよ」
光「大丈夫。俺から話を通しておくから」
ライブラ「ですが、主も追い出されたうちの一人です…話が通るかどうか…」
光「大丈夫。任せて」
ライブラ「…」
ルナ「…どうなんでしょうか。私は行ってもよろしいのでしょうか」
光「あぁ。来てもいいよ」
ルナ「分かりました」
光「ライブラ。今から戻る?」
ライブラ「そうですね。早い方がいいかと」
光「じゃあちょっと待ってて」
ライブラ「はい」
光は本庄たちのいるところに行った。
ルナ「ライブラ」
ライブラ「はい」
ルナ「ごめんなさいね。うちの者が」
ライブラ「…構いませんよ」
ルナ「ボーガンに関しては任せて。日を追って処分を考えますので」
ライブラ「…はい」
本庄「光さんどうでしたか?」
光「帰れるようになったよ」
立花「おぉ!良かったな!光!」
光「あぁ…ほんとに良かった…」
アクエリアス「一体何話したのよ」
光「ほとんどサン様が怒られてたよ」
アクエリアス「あの人…」
キャンサー「相変わらずだなあの人も」
アクエリアス「そうね」
本庄「光さん!今から帰られるんですか?」
光「まぁ、そのつもりだな」
本庄「では帰ったら霊夢さんのことよろしくお願いしますね!」
光「あぁ。任せてくれ」
ライブラ「主ー!そろそろ帰りますよー!」
光「分かったー!…それじゃあ色々とありがとうな本庄、悟、キャンサー、アクエリアス」
本庄「いいですよ!」
立花「あぁ。達者でな」
キャンサー「また顔を見せてくれよ」
アクエリアス「怪我には気をつけなさいよ」
光「おう」
タッタッタッ
光はライブラの所に戻った。
光「お待たせ」
ライブラ「さ、帰りましょうか」
ルナ「お願いしますね。第七星座の主さん」
光「はいよ…あ!待って!」
ライブラ「どうしたんですか?」
光「おーい!
ルナ「誰のことですか?」
ライブラ「主が使役している眷属みたいな人たちですよ。六門九門って言います」
ルナ「そうですか」
光「どこにいるんだー!」
銀神「主」
光「!」
突然横から声が聞こえた。
銀神「お話は終わりましたか?」
炎天「長かったなー…」
アクア「アンタはもっと気長に待てないのかしら」
シヴァ「ここにいるよ…主…」
風神「わ、私も…ここに…」
キル「んー初めて見たな」
ルグレ「あぁ。特に中はな」
トガミヒメ「ずっと主様の近くにいましたよ」
刹那「姿は消してたけどな」
トガミヒメ「まぁ…そうですが…」
光「良かったぁ…さ、帰るよ」
銀神「はい」
炎天「よぉーし!やっと一息つける…」
光「さ、ライブラ。帰ろうか」
ライブラ「はい。分かりました」
光は帰る準備をし始めた。
ルナ「サン」
サン「な、何…」
ルナ「第四星座とその主、第十一星座とその主を家に送り届けてください」
サン「わ、分かった…」
ルナ「それでは…」
光「じゃあいくよ」
ライブラ「はい」
パキン!
シュゥゥゥゥゥゥ…
光たちは結晶を使って幻想郷に帰っていった。
サン「…さて、あの人たちを送り届けようかな」
〜物語メモ〜
刻領宝殿
刻領宝殿は三柱が会議するために集まる場所。
普段はサン・ソレイユとルナ・ムーンが住んでいて、2人はここで仕事をしている。
ここにはこの世界の歴史や現在の出来事などが記された書物などが数多く存在する。
普段は入るために許可がいるが、緊急事態だったため許可無しで入った。